●追記
>各民族のセロトニントランスポーターの働きか何かについての比較があったのを読んだことがあった気がしますが、それによると、日本人はアメリカ人などよりもセロトニンを再取り込みしやすいみたい・・・・・とある事情から、「5-HTTLPR(セロトニントランスポーターに関する情報の転写に関わるプロモーター領域の多型」に関するWikipedia(英語)の記事を読んでいました。すると、セロトニントランスポーターの働きについてではないのですが、遺伝子の長さと国民性に関する論文(
pubmedへのリンク)が引用されていました。ちょうど良いと思い、この提示版に書き込みしています。
この論文によれば、やはり、東アジアの人たちは5-HTTLPRに関わる遺伝子が短いらしい。図2によると、日本や韓国の人が、5-HTTLPRに関わる短い遺伝子をもつ割合が約80%。一方、南アフリカや欧米諸国は50%ほど。特に、南アフリカは約30%。だとすると、南アフリカでは鬱病や自殺が少ないのかな?
さらに、図2によれば、5-HTTLPRに関わる遺伝子が短い人の割合が高い国ほど、個人主義ではなく、集団主義の傾向が強いらしい。
実は、要約と図しか見ていないので、上に書いたことは間違っている可能性があります。ご注意を!!
しかし、集団主義傾向と個人主義傾向ってどのように決めたのでしょう?この論文を詳しく読まないといけませんね。
オンラインでこの論文を読めるようになったのが、2009年。この論文が雑誌に掲載されたのが2010年。英語版のWikipediaって、すごい迅速に最近の研究結果を引用してます。いったい、誰が書いているんだろう??
ちなみに、Google scholarで引用元の件数(2011/02/07時点)を調べると、24件!。最近公刊された論文にしては多すぎます。