緘黙症の後遺症

概説

明確な定義はありませんが、緘黙の後に続発症として他の精神疾患を発症したり、 子どもの頃に言語コミュニケーションを積む経験が少なかったため、 緘黙克服後も言語コミュニケーションが苦手だったりするなど、 緘黙ではなくなった後も何らかの問題を引きずり、日常生活に支障をきたしている状態のこと。

コメント

主にネット上で、緘黙の経験者の間から広まった言葉です。専門的な文献ではなかなか見かけない言葉ではありますが、「かんもくの会」ウェブサイトにもこの表現が見えますし、ネットスラングというほどでもないと思います。

英語圏では、lasting effect(永続効果、持続効果)という言葉を見かけることがあるのですが、これが日本で言う緘黙症の後遺症に近いですね。一方、日本で緘黙症の永続効果とか持続効果といった言い方は見かけません。

緘黙症の後遺症について、詳しくは下記リンクをご覧ください。

リンク

◇ 後遺症は?(場面緘黙症Journal)

↓ 長野大学の高木潤野准教授による後遺症の解説が、「【2】大学生(20代)の当事者からの質問」にあります。
◇ 「かんもくフォーラム」Facebook ページ 9月9日22時56分