06/27/2009

  • 「広告について」を編集。「広告収入は、サイト運営のための収入源になっています」の一部を、諸事情により削除しました。

06/23/2009

  • ブログ更新(2009年に出ている日本の緘黙関連論文(確認分))。

06/21/2009

  • 論文情報・高木(1952)の詳細情報を追加。
  • ブログ記事の内容を訂正(22歳前後の元緘黙児33人を調査)。
  • ブログ記事の内容を訂正(緘黙児の親のことも、調べる)。

06/16/2009

  • ブログ更新(緘黙を自力で治す方法?)。

06/14/2009

  • 論文情報・高木(1951)「小学校における精神衛生上の問題について」の詳細情報を追加。

06/09/2009

  • ブログ更新(こうした体験が、緘黙が治るのに役立った)。

06/07/2009

  • 論文情報・高木(1951)「口をきかない子供」の詳細情報を追加。

06/02/2009

  • ブログ更新([緘黙] 不良に絡まれる [ストーリー])。
  • ブログ更新([緘黙] 登場人物紹介(中3編) [ストーリー])。

06/01/2009

  • 拍手ランキングを更新。
  • 論文情報・調査対象文献に1件追加。追加した文献は以下の通り。中山ら(2009)。

05/26/2009

  • ブログ更新(元緘黙少女、音楽の道へほか)。

05/23/2009

  • 論文情報・Elizurら(2001)の詳細情報を追加。

05/18/2009

  • ブログ更新(緘黙は自分のアイデンティティだ!治さない!)。

05/16/2009

  • 特選記事を更新(行動療法は、昔の古い治療法?)。

05/13/2009

  • ブログ更新(場面緘黙症の治療法の展望)。
  • 関連書籍・一般向けを更新。Helping Your Child With Selective Mutism は韓国語版も出ています。

05/08/2009

  • ブログ更新(シンガポール最大の新聞に緘黙が)。
  • 関連書籍(独語)に1件追加。追加した書籍は以下の通り。Schweigende Kinder
  • 論文情報・星野ら(2001)の詳細情報を追加。

05/05/2009

  • 調査対象文献に2件追加。追加した文献は以下の通り。松浦ら(2009)、平田(2002)。

05/01/2009

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・いじめに遭う)。
  • 拍手ランキングを更新。
  • 論文情報・椎名ら(1998)の詳細情報を追加。

04/25/2009

  • ブログ更新(発掘!教師が書いた緘黙児教育の実録)。
  • 論文情報・相場(1991)の詳細情報を追加。
  • 論文情報「Behavioral Inhibition の研究」を更新。具体的には、Kagan(1989)と Kagan ら(1989)を追加。
  • 論文情報・河井ら(1994)の引用状況を更新。具体的には Sage ら(2009)を追加。

04/20/2009

  • ブログ更新(『場面緘黙へのアプローチ』読みました、見ました(後編))。
  • 調査対象文献に1件追加。追加した文献は以下の通り。Sage, R. and Sluckin, A. (Eds.). (2009). 場面緘黙へのアプローチ-家庭と学校での取り組み- (杉山信作 and かんもくネット, Trans.). 田研出版. (Original work published 2004)
  • 英語文献の引用状況をいくつか更新。具体的には、Dummit ら(1997)、Black ら(1995)、Dow ら(1995)。

04/18/2009

  • 関連書籍に3件追加。追加した書籍は以下の通り。 『ほら、こんなにも美しい世界が』、Class TalkCommunication Difficulties in Childhood
  • 「この本にも」のページを2ページに分割。
  • 緘黙基礎知識・「治療法は?」を編集。編集した内容は以下の通り。
  • [変更前]

    ■ ご注意

    ここでは、一般的な治療法を解説しています。

    また、筆者の研究対象が今のところ欧米の緘黙関連が中心のため、 ここでご紹介する治療法は欧米流のものに偏っています。

    ■ 薬物療法

    SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ剤が治療に採用されることがあるようです。 脳内の神経伝達物質の分泌がバランスを失うと不安が強くなると考えられていますが、 こうした抗うつ剤はその分泌量を調節します。

    海外では様々な抗うつ剤が発売されており、中でもプロザックについては場面緘黙症の専門家の間でよく試され、 治療に効果を上げた例が多数報告されています。(例えば、Dummit et al., 1996; Berger et al., 2002)。 しかし、プロザックは日本では認可されていません。 日本で認可されているものは、パキシル、ルボックスなどです。

    こうした薬物には場面緘黙症児の不安を和らげる働きがありますが、それだけで症状が治るとは限りません。 行動療法との組み合わせは効果的だという報告もあります(Shipon-Blum)。

    ただし、学術的にはまだ十分に効果が立証されたとは言えません。

    ■ 行動療法

    行動分析では、場面緘黙症は学習された行動と考えます。不安を回避し、 特定の場面で話さないという行動をとり続けると、その行動パターンが強化されます。

    行動分析に基づいた治療法は、場面緘黙症児に不安な場面に敢えて暴露(エクスポージャー)させる方法をとります。 暴露は段階的に行ったり、時に褒めるなどのごほうび(好子)をあげたりします。 具体的には系統的脱感作療法、シェイピング法、トークンエコノミー法などです。

    Mcholm, E.A., 氏らが著した Helping Your Child With Selective Mutism(邦訳書『場面緘黙児への支援』)は、 行動療法による場面緘黙症児への介入のノウハウを凝縮したもので、評価が高いです。

    行動療法を使った場面緘黙症児への介入の有効性は、近年、欧米で 立証されつつあります(Cohan, et al., 2006)。

    ■ 認知行動療法

    行動療法と似た名称ですが、認知行動療法は患者の認知(考え方)を変えることが目的です。例えば、何かの状況に対して極端な恐怖を抱いている子どもの場合、そうした不安がかたよったものであることを認知させるわけです。

    認知行動療法が場面緘黙症の介入に効果を挙げたという研究報告があり、有望な治療法と見られていますが、 行動療法に比べればその効果がまだ十分に立証されたとは言えず(Cohan, et al., 2006)、今度の研究が待たれるところです。

    ■ 家族療法

    家族療法は、家族がうまく機能していくように家族の力を引き出すという考え方に基づいた治療法です。

    子どもの緘黙が治すためには家族の力は重要で、臨床家は治療の計画・実行に家族の参加を促します。

    なお、虐待などの家族病理に焦点を当てた家族療法が特に古くは行われてきましたが、 家族病理と無関係な多くの緘黙症児の家庭には意味をなしません(Dow, et al., 1996)。

    ■ その他

    他にも、遊戯療法、箱庭療法などが行われているようですが、詳しいことについては、筆者はまだ勉強中です。

    日本では、遊戯療法はよく行われてきたようです。

    ※ 言語療法(スピーチセラピー)

    特定の場面で話せないとなると、思わず言語療法をすすめたくもなります。 こうした療法は言語障害を持つ子には有効ですが、場面緘黙症児のうち、 実はそうした問題を抱えている人はそれほど多いわけではないのではないかという主張が専門家からはあります (例えば、Schwartz, et al., 2005)。

    [変更後]

    ■ ご注意

    ここでは、一般的な治療法を解説しています。

    また、筆者の研究対象が今のところ欧米の緘黙関連が中心のため、 ここでご紹介する治療法は欧米流のものに偏っています。

    ■ 行動療法

    行動分析では、場面緘黙症は学習された行動と考えます。不安を回避し、 特定の場面で話さないという行動をとり続けると、その行動パターンが強化されます。

    行動分析に基づいた治療法は、場面緘黙症児に不安な場面に敢えて暴露(エクスポージャー)させる方法をとります。 暴露は段階的に行ったり、時に褒めるなどのごほうび(好子)をあげたりします。 具体的には系統的脱感作療法、シェイピング法、トークンエコノミー法などです。

    Mcholm, E.A., 氏らが著した Helping Your Child With Selective Mutism(邦訳書『場面緘黙児への支援』)は、 行動療法による場面緘黙症児への介入のノウハウを凝縮したもので、評価が高いです。

    行動療法を使った場面緘黙症児への介入の有効性は、近年、欧米で 立証されつつあります(Cohan, et al., 2006)。

    ■ 認知行動療法

    行動療法と似た名称ですが、認知行動療法は患者の認知(考え方)を変えることが目的です。例えば、何かの状況に対して極端な恐怖を抱いている子どもの場合、そうした不安がかたよったものであることを認知させるわけです。

    認知行動療法が場面緘黙症の介入に効果を挙げたという研究報告があり、有望な治療法と見られていますが、 行動療法に比べればその効果がまだ十分に立証されたとは言えず(Cohan, et al., 2006)、今度の研究が待たれるところです。

    ■ 薬物療法

    SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ剤が治療に採用されることがあるようです。 脳内の神経伝達物質の分泌がバランスを失うと不安が強くなると考えられていますが、 こうした抗うつ剤はその分泌量を調節します。

    海外では様々な抗うつ剤が発売されており、中でもプロザックについては場面緘黙症の専門家の間でよく試され、 治療に効果を上げた例が多数報告されています(例えば、Dummit et al., 1996; Berger et al., 2002)。 しかし、プロザックは日本では認可されていません。 日本で認可されているものは、パキシル、ルボックスなどです。

    こうした薬物には場面緘黙症児の不安を和らげる働きがありますが、それだけで症状が治るとは限りません。 行動療法との組み合わせは効果的だという報告もあります(Shipon-Blum)。

    ただし、学術的にはまだ十分に効果が立証されたとは言えません。

    薬物療法はアメリカではよく行われていますが、イギリスではあまり好まれていません(Sage and Sluckin, 2009)。

    ■ その他

    他にも、遊戯療法、箱庭療法などが行われているようですが、詳しいことについては、筆者はまだ勉強中です。

    日本では、遊戯療法や箱庭療法はよく行われてきたようです。

04/15/2009

  • ブログ更新(『場面緘黙へのアプローチ』読みました、見ました(前編))。

04/14/2009

  • ブログ更新(文字サイズの投票、ありがとうございました。)。

04/12/2009

  • 特選記事更新(緘黙ストーリー・あらすじ(中学生の頃) )。

04/09/2009

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・なんだ、この修学旅行は)。

04/04/2009

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・何も話さない男と同じクラスになって、何が楽しいのか)。
  • ブログ更新(目次(2009年1-3月分))。
  • 論文情報・流王(1965)の詳細情報を追加。
  • 論文情報・緘黙症の代表的論文・書籍(日本編)を更新。流王(1965)と佐藤(1963)を追加しました。

04/03/2009

  • 「広告について」を更新。 以下の内容を追加しています。

    ■ Smart-C

    携帯用ブログの広告には、Smart-C 社が提供するものも含まれています。 この広告を通じて何らかのアクションが行われると、場面緘黙症Journal 管理者に報酬が支払われる場合があります。

04/01/2009

  • 関連書籍に、『場面緘黙へのアプローチ』を追加。
  • 拍手ランキングを更新。

03/30/2009

  • ブログ更新(情緒障害特別支援学級⇒自閉症・情緒障害特別支援学級)。

03/28/2009

  • 論文情報・佐藤(1963)の詳細ページを追加。
  • 南ら(1987)の論文は、「選択性緘黙の社会適応に関する研究」ではなく、「選択緘黙の…」の誤りでした。お詫びして訂正致します。

03/24/2009

  • ブログ更新(「大丈夫!明けない夜はない」と言って良いかどうか)。

03/21/2009

  • 特選記事更新(インターネットで場面緘黙症を知った!)。
  • サイトQ&A更新。

03/19/2009

  • ブログ更新(緘黙児の保護者の負担)。

03/15/2009

  • 関連書籍「この本にも」に2冊追加。追加した書籍は次の通り。『話し方トレーニング』、『絵で診る心のサイン』。

03/14/2009

  • ブログ更新(ブログの文字サイズ(パソコン向けページでご覧の方へ))。
  • 論文情報・深谷ら(1970)の詳細ページを追加。

03/08/2009

  • ブログ更新(22歳前後の元緘黙児33人を調査)。
  • 論文情報・畠瀬(1978)の詳細ページを追加。
  • 緘黙症の代表的論文・書籍(日本編)に畠瀬(1978)を追加。
  • 調査対象文献に竹内(1989)を追加。

03/03/2009

  • ブログ更新([緘黙] ただでさえ緊張するのに、先生が怖すぎ [ストーリー])。

03/01/2009

  • 拍手ランキングを更新。
  • 論文情報・内山(1959)の詳細ページを追加。

02/24/2009

  • ブログ更新(子どもが緘黙→母、仕事を辞める)。

02/21/2009

  • 論文情報・Yeganeh ら(2003)の詳細ページを追加。

02/19/2009

  • ブログ更新(効果的な治療法の研究に、11億ドル(米))。
  • Yahoo!ビデオキャスト終了のため、場面緘黙症Journal 制作動画を zoome でも公開。

02/14/2009

  • ブログ更新(緘黙児の言語能力、視覚記憶、社会不安)。
  • 論文情報・McInnes ら(2004)の詳細ページを追加。
  • 論文情報・Manassis ら(2003)の詳細ページを追加。

02/08/2009

  • ブログ更新(17歳の緘黙少女の話(米・オハイオ))。
  • 論文情報・内山(1959)の詳細ページを追加。
  • 一部のページで、「相場嘉明」氏と表記しましたが、これは「相場壽明」氏の誤りでした。お詫びして訂正致します。

02/03/2009

  • ブログ更新([緘黙] 私をいじめた、やんちゃ坊主 [ストーリー])。

02/01/2009

  • 拍手ランキングを更新。
  • 緘黙基礎知識・「原因は?」引用を編集。編集した内容は以下の通り。
  • [変更前]

    場面緘黙症の原因ですが、はっきり分かっていません。様々な要因が絡んでいると考えられているようです。

    ■ 日本で根強い親の養育態度に原因を求める考え方

    日本の研究者の間からも様々な要因が指摘されていますが、中でも、家族力動や親の養育態度に原因を求める考え方が根強いです。具体的には、拒否的な親の態度、溺愛・強制的な親の態度です(鈴木, 2004; 河井, 1994)。

    ■ 近年欧米で注目される生物学的素因

    欧米では日本とは異なり、近年、生物学的に媒介される気質や不安といった要素に関心が向けられています(Dow, et al., 1995)。

    特に不安については、場面緘黙症児のほとんどが社会不安障害や回避性障害の診断基準に当てはまることなどから、場面緘黙症は社会不安障害の一つの症状ではないかという見方が出ています(Kristensen, 2000; Dummit et al., 1997; Black and Uhde, 1995)。

    [変更後]

    場面緘黙症の原因ですが、はっきり分かっていません。様々な要因が絡んでいると考えられているようです。

    ■ 日本の研究動向

    様々な要因が研究者の間で指摘されてきました。 日本では、家族力動や親の養育態度が背景の一つに挙げられることが比較的多い点が特徴です(河井, 1994; 大井, 1979; 内山, 1959)。

    ■ 近年欧米で注目される生物学的素因

    欧米では近年、生物学的に媒介される気質や不安といった要素に関心が向けられ(Dow, et al., 1995)、 家族力動や親の養育態度は注目されなくなってきています。

    特に、場面緘黙症児のほとんどが社会不安障害や回避性障害の診断基準に当てはまることなどから(Chavira et al., 2007; Dummit et al., 1997; Black and Uhde, 1995)、 場面緘黙症は不安が関係していると考えられています。 社会不安障害の一つの症状ではないかという見方も出ていますが(Dummit et al., 1997; Black and Uhde, 1995)、 この点は議論の最中です。

01/29/2009

  • ブログ更新(緘黙児の親のことも、調べる)。
  • 緘黙基礎知識・「緘黙症って何?」引用を修正。修正した内容は以下の通り。「特に社会不安障害や回避性障害は、ほとんどの緘黙症児は合併しているという報告もあります(Kristensen, 2000; Dummit et al., 1997; Black and Uhde, 1995)。」→「特に社会不安障害や回避性障害は、ほとんどの緘黙症児は合併しているという報告もあります(Dummit et al., 1997; Black and Uhde, 1995)。」

01/24/2009

  • ブログ更新(緘黙児の家族のDNA)。
  • 論文情報・内山(1960)の詳細ページを追加。

01/22/2009

  • 特選記事更新(場面緘黙症の掲示板(日本))。

01/17/2009

  • ブログ更新(インドネシアの緘黙記事)。

01/16/2009

  • ブログ更新(15日の、米英の緘黙関連記事)。

01/14/2009

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・演歌に目覚める)。

01/12/2009

  • 論文情報・中山ら(1975)の詳細ページを追加。

01/08/2009

  • ブログ更新(緘黙経験者の社会適応)。

01/05/2009

  • 論文情報・「場面緘黙症の予後」を新設。
  • 論文情報・「場面緘黙症と不登校」を更新。具体的には、南ら(1987)を追加。

01/01/2009

  • ブログ更新(緘黙・新春インタビュー2009)。
  • ブログ更新(目次(2008年7-9月分))。
  • ブログ拍手を更新。