2次障害については資料がほとんどない

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かいわれ
記事: 23
登録日時: 2013年5月25日(土曜日) 07時20分
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2次障害については資料がほとんどない

投稿記事 by かいわれ »

みなさん こんばんは

 元(自称)場面緘黙症児のかいわれです。
 社会不安症状もある私は40歳で転職――公務員になった際にウツになりました。
 今でも療養中の皇太子妃雅子様と同じ「適応障害における抑うつ状態」と言うのが最初の診断でした。
 これらは場合によると場面緘黙症の2次障害かも知れないと思っています。 
 (ちなみに私は精神科ソーシャルワーカーも経験した精神保健福祉士資格所持者です)

 しかし、場面緘黙症関連の後遺症や2次障害に関してエビデンス(学術的裏付けのあること)のある論文と言うのは、現在ほとんど存在しません。
 今後研究者により研究が続いて行くと、様々なことが解明されていくものと思われます。
 
 皆さんの中でも、場面緘黙症の後遺症や2次障害と思われる症状で苦しんでおられる方はいらっしゃいますか。
 宜しければお話をお聞かせ(書き込み)ください。

 管理人の富重さんもご自身のブログに書いておいでです。
 私も少しずつ書こうと思います。
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富条
管理人
記事: 2176
登録日時: 2013年5月14日(火曜日) 21時10分
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Re: 2次障害については資料がほとんどない

投稿記事 by 富条 »

確かに研究が進んでいませんね。 :|
元緘黙児で、何らかの精神疾患を持っている人が
少なくないことは学術文献でも取り上げられてはいるのですが。

※ 私が書いた元緘黙児の追跡調査に関する記事
緘黙基礎知識 - 後遺症は
http://smjournal.com/kanmoku_kiso_lasting.html

以前ブログで取り上げた米国の緘黙の手記は
大学を出て以降の話が全体の半分以上を占めているのですが、
その中で、青年期以降も不眠症やうつで苦しんだ話が盛り込まれており、
後遺症についての貴重な証言でした。

※ 米国の緘黙体験記
http://smjournal.blog44.fc2.com/blog-entry-684.html
ユーザー登録をなさってない方へ。記事の編集・削除は、こちらで受け付けております。
http://smjournal.com/bbs/viewtopic.php?f=3&t=7
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かいわれ
記事: 23
登録日時: 2013年5月25日(土曜日) 07時20分
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Re: 2次障害については資料がほとんどない

投稿記事 by かいわれ »

富重さん こんばんは

 ありがとうございます。
 貴重なブログ記事へのリンクを張っていただき感謝します。
 
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かいわれ
記事: 23
登録日時: 2013年5月25日(土曜日) 07時20分
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Re: 2次障害については資料がほとんどない

投稿記事 by かいわれ »

みなさん こんにちは

 以前、『場面緘黙症Journal』(旧掲示板)でも大人の場面緘黙症(いわゆる後遺症)について話題になったことがありました。
 その治療は社会恐怖や社会不安障害のそれに準ずる形で、薬物療法や認知行動療法が適用されることになるようですが、
明確に書かれた文献はこれまた無いようです。

 話題になったスレッド『場面緘黙症からの二次障害について』
 http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=120
一番星
記事: 41
登録日時: 2013年5月27日(月曜日) 11時52分
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Re: 2次障害については資料がほとんどない

投稿記事 by 一番星 »

虹橋です。
本日はとてつもなく憂鬱な気分です :|

たしかに研究は進んでいないですよね。
そもそも、「(純粋な)大人の緘黙」の当事者は自分が研究対象になんかされたくないと思うんですよ。
研究対象にされること自体屈辱だと感じるのではないかな?

2ちゃんねるにならたくさん声が載ってるのですけどね :D
(これももうすぐ過去スレにいくかな・・・)
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1350687353/

「大人の緘黙(または後遺症)」に関しては、〈かんもくの会〉が熱心な印象を受けます。
かんもくネットの情報は、会員構成の影響もあり、「こども」と「学校」に特化しすぎていて、「どうさせるか」ばかりで
意識があまり大人本人に向いていない気がしますし。(:_;)


でも、これ(2ch)を見ると、大人(当事者)向けの情報のニーズ(需要)は確かに存在すると感じるのだけど・・・。
たとえば、「マックの買い方を教えてほしい」ならば、《ウィキ》を利用して、情報を寄せ合ったらどうかと読んでいて思いました。
ウィキのページに、いろんな立場の人(当事者、元当事者、保護者、etc.)が
実際の方法、経験則、アドバイス、上達のコツ(?)などを寄せ書きをしていくことで、当事者ならではの需要に応えていくというのはどうだろうかと・・・
孤立気味で相談できない状況の人には意外と重宝するかもと思ったのですが・・・

もしかしたら、実際の当事者のニーズは、「認知行動療法が~」というような大きな枠組みのものではなくて、
「〇〇のやりかた・手順(またはその経験談)」といった、もっと細分化された、具体的なものなのではないかと感じたりもします。

欲を言えば、こういうものをYouTubeみたいな
よりイメージしやすい(臨場感のある)メディアを使って提供する人が出てくれば面白そうなのですけど。
そういうアクションを起こしてくれる人はいないかなあ・・・

こういう土台があれば、スカイプやLINEなどのコミュニケーションツールも
今以上に練習用ツールとして活かしやすくなるんじゃないかと感じます。
(そこで気づいたポイントやコツを掲示板などにフィードバックできれば尚よい)


コミュニティ全体を今一度大きくデザインしなおしてみるのもおもしろいかなと感じたりはします。
Thank you
一番星
記事: 41
登録日時: 2013年5月27日(月曜日) 11時52分
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Re: 2次障害については資料がほとんどない

投稿記事 by 一番星 »

あとは、場面緘黙症Journalや2ちゃんねるでも何度か紹介されているので
今さら改めて紹介するほどではないかもしれませんが、
ダイヤモンド・オンラインの緘黙関連記事は大人の緘黙をテーマにしていましたね。

大人しい優等生タイプを社会に出てから苦しめる
“大人の緘黙(かんもく)症”のリアル
http://diamond.jp/articles/-/20747

家では話せるのに学校・会社では話せない
“大人の緘黙(かんもく)症”の知られざる苦悩
http://diamond.jp/articles/-/18693


自分のことながら今さら気づいたのですけれど、緘黙の人は「2回目以降(の対面)」がつらいみたいです。
1回目はなんとか不安をのりきって喋ったりもできたりするけど、そのコミュニケーションを終えて独りになった時につらくなる。
終わった後になって「ああだったのではないか」「こう思っていたのではないか」と悩みだして、
それが次に同じ人に対面するときの不安になって、喋りづらくなり、2回目以降は徐々に喋れなくなっていく。
こういう意味での「トラウマティック」な感じ取り方をしやすいのだなと思いました。
「〇〇さんに対して変な印象を《焼き付けてしまった》かも」という認識をしやすいことが緘黙症状の発生原因なのかも・・・

要は、変に後悔しすぎで、自意識過剰ということなのでしょうが・・・

このことは、ある程度しゃべれるようになってきた高年齢の緘黙の人のほうが実感しやすいかもしれません。
学校で最初から100%喋らない子はそういう状態に気づけないかも・・・

********************************
ちなみにーー
以前こんな署名活動があっりました。

「対人恐怖症、社会不安障害(SAD)の方々のための専門学校、専門企業を作る。」
http://www.shomei.tv/project/notice.php?pid=1064
Thank you
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