用語集は行
- 場所、人、活動(location, people, activities)
- 緘黙児が示す一般的な発話パターンを3つの要素から見たもの(McHolm et al. 2007)。
- 発達障害(developmental disorder)
- 脳の発達が先天的に通常と異なり、これが心身の発達に影響し、日常生活に支障をきたす障害。
知的障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など。
このうち知的障害は、発達障害者支援法など、行政上は発達障害に含まれません。
よく聞く「広汎性発達障害」「アスペルガー障害」もこれで、
米国精神医学会による最新の疾患分類 DSM-5 では、これらは自閉症スペクトラム障害に含まれます。
- 発達障害者支援法
- 発達障害の早期発見、発達支援に関して、国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、
学校教育における発達障害者への支援、発達障害者の就労の支援、発達障害者支援センターの指定等について定めた法律。
この法律でいう「発達障害」はかなり意味が広く、
厚生労働省の通知(平成17年4月1日付け 17文科初第16号 厚生労働省発障第0401008号 文部科学事務次官・厚生労働事務次官通知)によると、
その中には選択性緘黙も含まれます。
このように、理論上は、選択性緘黙は発達障害者支援法の対象です。
- 〜場面緘黙児 親の会〜(mixi コミュニティ)
- mixi の非公開コミュニティ。2008年6月4日開設。管理人はたかみぃ。メンバー数189人(2017年8月27日現在)。
- 場面緘黙症(selective mutism)
- 場面緘黙。発声器官に器質的障害がないにもかかわらず、特定場面で継続的に話ができない状態。
学校に通い初めて何か月とか何年といった長期間が経っているのに、
学校では全くあるいはほとんど何も声を出せないといった例が典型。
通常、不安がベースにあって話せない場合を指しますが、広義には発達障害などが背景にある場合も含みます。
米国精神医学会による DSM-5 や 世界保健機関による ICD-10 といった疾患分類が定める選択性緘黙は、発達障害などが背景の場合は除外。
- 場面緘黙症(2ch スレッド)
- 2ch メンタルヘルス板のスレッド。2003年6月16日に初代スレッドが立ち上がり、今日まで活発な投稿が行われてきました。
中でも、当事者や経験者によるものと見られる投稿が目立ちます。
荒らしが発生し、避難用スレッドが設けられることがあります。
- 場面緘黙症(mixi コミュニティ)
- mixi の公開コミュニティ。当事者寄り。速いペースでメンバー数を増やし、現在に至るまで活発な交流が行われています。
2010年02月10日開設。管理人はまんさく。メンバー数906人(2017年8月27日現在)。
- 場面緘黙症Journal
- このウェブサイト。学校など特定場面で話せない場面緘黙症(選択性緘黙)に関する情報サイト。
2005年11月16日開設のブログ「ニートひきこもりJournal」の緘黙コンテンツを、
2006年1月14日に独立して開設。管理人は富条洋。
- 場面緘黙症専用
- ウェブサイト。
場面緘黙症の原因や症状の解説、正しい対応を専門用語を使わずに分かりやすく解説。
個人の「ホームページ」が流行していた頃、
場面緘黙症の専用のホームページがないという問題意識から開設。
Yahoo!Japan のカテゴリが大きな影響力を持っていた当時、カテゴリ登録に成功(現在は登録されていません)。
「場面緘黙症の人に30の質問」は、緘黙関係のブロガーの間で長く支持を得てきました。
2004年には開設されていた様子。管理人は俊太。
- 場面緘黙症を知っていますか?/私、学校では話せない子供でした
- フリーライター・山口幸映氏の、宣伝会議編集ライター養成講座卒業制作。優秀賞受賞。
- 場面緘黙を考える会 富山
- 「場面緘黙について考える会 富山」とも。
公式ホームページによると、
「場面緘黙(選択性緘黙)の症状がある子どもや大人、経験者、家族、教師、専門家が協力し合い、活発な情報交換と正しい理解の促進を目的とします」。
2013年7月頃設立か。
交流会を開催しています。設立間もない頃には、かんもくネット代表の角田圭子氏を招いて講演会を主催しました(2013年8月7日)。
地元メディアで何度も取り上げられています。
- プレイセラピー(play therapy)
- ⇒遊戯療法
- プログ村
- ⇒日本ブログ村
- 北海道かんもくセミナー
- 北海道札幌市を拠点に「場面緘黙」啓発活動を行なっています。 2015年7月活動開始。 事務局代表は、学校心理士の柏木順(2016年5月現在)。
- ほほえむNEW!
- 選択性緘黙(場面緘黙症)の理解を広めるため、斜視の人を勇気づけるため作られた個人サイト。
管理人はぴろり。2000年に開設されましたが、2007年頃に閉鎖か。
緘黙に関する専門的情報の充実度は、当時の日本の緘黙サイトの中でも一、二を争う水準でした。
また、一時は9つの掲示板と5つのチャット、3つのゲームを有し、交流の場として賑わいました。
(08/17/2018)