旧掲示板過去ログ


場面緘黙症Journalトップへ


12 件の記事    1   2   
題名: 緘黙児は損?
投稿日時: 2006-11-12 19:45:44
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
こんな変な症状(緘黙症)って私だけだと思ってた。
自分は勉強もできなかったし運動もできなかったから緘黙の人は「できない」んだとおもってた。
*緘黙を知る前「こうだと思ってた」っていうことを書いてください。

*緘黙症は何でも損になりますね。
本当は出来るのにできない”
しょうがないんでしょうか?(普通学級でいいのか。)
これは障害ではないので普通学級にしなくてはならない。
だから、周りは理解しなければならない。
今まで障害ばかりでこういう症状で普通学級においておくっていうのは
珍しい。
周りはほとんどは理解しなくてよかったです。
理解できるのか?
理解の授業が必要になってきました。

(汗)この文章すら理解できないかもしれません(笑 :shock:


題名: 得体が知れませんでした
投稿日時: 2006-11-13 11:08:36
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
 みるもさん 良いお題ですね。早速レスします。

 1.「上手に説明できないけれど、自分は人と違う、この先きっと俺は上手に社会生活を送れない。結婚も子どもをもつ事もできない、ずっと人生の日陰を渡り歩いて生きていこう」と決めてました。
  (結婚もでき、子どもも持てましたが、人生の日向を歩いているかは?です)

 2.ここ1~2年は以下の診断ではないかと思いつつ、
   ①自閉症スペクトラム
   ②いずれかの人格障害
   ③Highly Sensitive Person
  ……①②は今ひとつ決め手に欠けたり、③は診断とは言えないので、「得体が知れない」と気持ちが悪かったのです。

 ○息子が幼稚園に入るときの面接で(私と幼稚園の先生の会話)

  「息子さんについて、どんなお子さんに育って欲しいと考えておいでですか?」
  「父親がちょっと変わっているので、息子にはそうでないように育って欲しいと……」
  「変わってるって、どんな風に変わっているんですか?」
  「うーん(困ったな)、どんな人とも平気で話ができないっていうか、人付き合いが苦手というか……」
  (となりでカミさんが「ああ、余計なこと言って……」という表情をしている)
  「はあ……」
  (そこまで話して、話題は変わりました)

 先生はちょっと困ってましたが、息子は希望の幼稚園に入ることができました。

 今なら言葉を知っていますので「私は元場面緘黙症なんです」と言うことはできますが、果たしてそのような場所ではっきり言った方が良いかどうかは迷います。
  「場面緘黙症って?こうして話してるじゃないの……」
  「そんな親御さんの子どもさんをお預かりしたら、どうなるかしら……」

 ――といったふうに、場面緘黙症の概念自体が、市民権を得ていませんので、マイナスの評価、印象を与えるのではないかとかんぐってしまいます。


題名: こんにちは♪
投稿日時: 2006-11-16 15:31:14
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
みるもさん かいわれさん こんにちは

二人とも 緘黙症について 否定的ですが
全て 物事に 裏表があるように
損ばかりじゃなくて 得なこともあるのではないでしょうか?

みるもさん 本当はできるのにできない・・・
理解されないと ホント 辛いですね。
でも わかってもらえない辛さ・悲しさは 身を持って 経験されてるでしょう?
これは 将来 人の気持ちが 理解できる大人に なれるじゃないですか。
人の心の痛みのわかる大人 素敵だと 私は 思うのですが・・・

かいわれさんにあたっては 結婚されて 子供さんも おられます。
きっと 奥様は かいわれさんの感受性の強い性格に ひかれられたのでは ないでしょうか?
(憶測で 申し上げて ごめんなさい!)

それに 何より 緘黙症だったからこそ
この掲示板に書き込まれ 同じ過去を持つ方と 交流できるのでは ないでしょうか?

私は 現在 緘黙児の母という立場でしか 参加できません。
同じ過去を共有される人達が 少し うらやましくも 思うのですよ(笑)

なんか すごく 偉そうなコメントになったかも しれません。
もし 気分害されたら ごめんなさい!
その時は 遠慮なく スルーしてくださいませ (*^_^*)


題名: Re: こんにちは♪
投稿日時: 2006-11-17 08:39:13
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 367
 のひめさん レスありがとうございます

全て 物事に 裏表があるように
損ばかりじゃなくて 得なこともあるのではないでしょうか?

 こと場面緘黙症であったことで、直接良い目にあったことはないと断言してしまいます。しんどいだけです。

きっと 奥様は かいわれさんの感受性の強い性格に ひかれられたのでは ないでしょうか?
(憶測で 申し上げて ごめんなさい!)

 なんとかプラスの面を引き出そうとして声をかけてくださることは嬉しい限りです。
 場面緘黙症に至る一つの要因であろう、感受性だとか感性の部分が人を惹きつけることはあるだろうと思います。

それに 何より 緘黙症だったからこそ
この掲示板に書き込まれ 同じ過去を持つ方と 交流できるのでは ないでしょうか?

 おっしゃるように、場面緘黙症であった私が、この掲示板に出会い皆さんと交流できることは、貴重な財産と思います。できれば、場面緘黙症に陥らず、この掲示板を非当事者として、眺められたらもっと良かったと感じます。

 ――と後ろ向きの反応ばかりしてみました。こういうモノの受け取り方も場面緘黙症の後遺症、または培ってきた素因の部分なのかと思われます。
 今、そしてこれからを見据えて生きていくことを考えています。それには、のひめさんのおっしゃるように、自分のおかれた境遇や幸せな部分に目を向けるべく、ポジティブに物事を捉えて日々送っていきたいと考えます。“泣いて生きても人生、笑って生きても人生”ですからね……。
 少しずつ“生きていき易い”自分に変えていきたいと思います。
 エールを送ってくださり感謝します。
 


題名: こんばんは♪
投稿日時: 2006-11-18 18:42:22
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
かいわれさん>知名度が低いからですね!
私も最近思います、「場面緘黙症」と知らせてもそんなにちゃんと
した体制がないからあまり意味のない対応してくるんじゃないかって。あ、私は誰にも緘黙症って伝えてません。間違った対応もされそうです。
一応伝えたほうが広まりますね。

のひめさん>緘黙症なんて悪いです・・と言ったら他の人にも悪く言ってしまいますね;
そうですね・・私も他のサイトの病気の人たちが私も って話してるところ
うらやましくなったりしてるときがある。でも、緘黙症にならないほうがいい。こういうのが緘黙症だってわかるほうがいい!人の気持ちが理解できる大人になるのはいいです。辛さは残ってる。



普通学級ではそういう子どもにはこれから個別に見ていくそうです。
私の住んでるとこの高校のことになりますが、10年後もしくはないかも
しれないけどこういうことが書いてありました。
○通常学級に学んでいる障害児やLD、ADHD等の子どもたちの
教育条件を整備すること。

それは場面緘黙も入るんだっけ?
LDとADHDとは違う種類・グループだったかな??


題名:
投稿日時: 2006-11-18 18:50:10
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 129
↑みるも


題名: こんにちは・・・
投稿日時: 2006-11-19 11:39:12
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 123
みるもさんへ

>それは場面緘黙も入るんだっけ?
>LDとADHDとは違う種類・グループだったかな??

うちが通級させている ことばの教室では 同じ扱いにしておられます。
教育センターの先生の方は 場面緘黙症は 昔 自閉症扱いだと言われてました。
現在は どうなんだろう?
どちらにしても 10年後と言わず すぐ してほしいですね そういう支援は! (笑)


かいわれさんへ

>少しずつ“生きていき易い”自分に変えていきたいと思います。

よく世間では 自分を変えていかなくちゃダメだと 言われますが
変えていくのは ホント 難しくて 辛いものです。
私なんて なかなか 変える事が できません 情けないです。
かいわれさんも どうぞ 無理なさらずに まずは 気持ちから♪

私もできれば 人生 笑って生きたいと思っています。
そのためには 相当 努力しなくちゃ ・・・・たぶん・・・・ (*^_^*)


題名: 場面緘黙症は得でも損でもありません
投稿日時: 2006-11-29 16:08:05
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 367
 最近になり自分の場面緘黙症が、現在進行形であることがわかったかいわれです(詳しくは「後遺症がつらいんです」をご覧ください)。

 ○場面緘黙症は得でも損でもない
 ○本人にはわかった時点で伝えるべき
 ○親子共々善処することが肝要

 ――と今思います。以下に理由を述べます。

 職場の臨床心理士(Zさん:♂のほう)と、「場面緘黙症は防衛機制なのか否か」と話しました。

 人が困難に直面したときにとる対処には大きく分けて二つの方法があるそうです。

 A)コーピング
  意識的にとる対処
   例 (人中が苦手な人が)気の進まないパーティーには始めから参加しない。
      不愉快に感じたので、そこからスッと席を外した。
 B)防衛機制(による対処)
  無意識にとる対処
   例 自分が甘えたい願望を、幼児を可愛がることで満たす(昇華)。
     ある人が苦手であるが、気づかれないようにと逆に笑顔で接する(反動形成)。
  
  私は場面緘黙症は一つの防衛機制だと思っているのですが(けいこさんも、そうおっしゃっておられた)、Zさんとしてはそうしたくないようです。
 ――そこで
 C)B)に入らない心理規制
  特定の場面で無意識に行われる対処。しばしば(必ず?)再現する。

 ここに場面緘黙症を入れます。

 人間は、ストレスを感じた時、何かの対処をします。そうでないと平静を保てなかったり、破綻してしまいます。それが正常なこころの働きなのです。
 有名人とみるととたんに「へーこら」するおじさまなんかが世の中には存在しますが、要は「その人が人生で培ってきた対処法としての得意技」なのです。
 そう考えると、場面緘黙症もその人の「得意とする人間関係のあり方」なわけで、ただ、必要なときとそうでないときの区別なく起こるのが困るだけではないかと思うんです。まあ、それこそが深刻なんですが……。

 A)B)C)のうち、A)だけが意識化されており、行動と気持ちが一致しています。行動と気持ちが一致していないB)C)はそれだから、葛藤し、つらいことがある。「あれ、なんで俺ヘラヘラして愛想振りまいてんだろう……」

 場面緘黙症も、それが意識化される、というのがポイントだと考えます。黙る、じっとするなどの行動が、使ったり、使わなかったり、ふさわしい場面で出てくれば良いのです。強迫的(のべつまくなし)には起こらず、適正に使われれば、本人の負担はなくなります(それは皆さん十分周知のことですよね)。
 であるから、本人に「あなたは場面緘黙症なのよ。でもねそれは人が生きていくため必要なことで、あなたがしたくてしてるわけじゃあないの。お母さん(先生)と、一緒に良い解決法を考えようね(という趣旨)」と、告知し、その後共に寄り添ってあげることをやはりすべきなんです。本人に本質を内緒にしておくなんていうのは、親の義務を放棄していうのも同然だと言いきってしまいましょう。
 大事なのは、「言うか言わないか」ではなく、「わかったあとどうするかを一緒に考え実践する」ことだと思います。
 ただ幼稚園児や就学児童に、このような心理規制を理解させるのは困難でしょう。知的な理解が解決の糸口になるとも思えます。
 そういう意味でも、大きい子どもには認知の歪みを修正する認知行動療法が有効だとZさんから言われました。今文献を取り寄せています。読んで良かったら皆さんにお教えします。
 そして知的な理解だけに頼れない小さな子どもさんには、箱庭療法など遊戯療法のアプローチが有効なのではないかと思われます。すいませんこのへんはかいわれの憶測ですのであてにしないで下さい。
 また親御さんレベルでの関わりも、きっと可能で有効なはずです。むしろセラピストにはできない、親ならではのものがあると私は信じてます。お互い人間です。親子の絆があります。
 (逆に「諸刃の剣」で親の関わりによる二次被害というのもあるのでしょうね。かいわれの場合もそうでした。
 このサイトをご覧になっている皆さんはそんなことはないと信じます)
 その具体的な対処法はというと、別のスレッドで、けいこさんやみくさんやみちさんなどが提唱し、実践を報告なさっていることが参考になります。
 
 場面緘黙症は、その一側面は世の中を渡っていくためのストレス対処法みたいです。ただすこしだけ特徴的な部分があるだけとも言えるのではないでしょうか?

 そう考えていけば場面緘黙症も、得なこともあれば損なこともある、とこう言えるのではないでしょうか。

 多少、「自我の肥大」(自分の中で気づきがあり、それを他人にも押し付けようとする気持ちの現れ)の要素があるのはお許しください。
 きっとけっこう反発があるだろうなあ……。


題名: 場面緘黙の方の在籍について
投稿日時: 2006-12-04 00:54:34
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
場面緘黙のお子さんの在籍学級について話します。

通常学級に在籍して、通級教室の指導を受けることも可能です。
特殊学級(来年からは特別支援学級)に在籍することも可能です。

生活上の困難を本人と保護者がどれだけ感じているかによって
どこに在籍するのかが違ってきているのが現状です。

私の知っている限り、
通常学級に在籍して、担任の先生の配慮をしてもらった生徒さんもおられるし、
特殊学級に在籍していた人もいます。

ただ、中学校までは特殊学級等の支援が受けられるのですが、
知的発達に遅れのないなど、他の障害がない人は通常の高校に行くしかないです。


題名: 「防衛機制」
投稿日時: 2006-12-06 08:56:51
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
かいわれさんへ

かいわれさんが言われているのは、
「起こるかもしれない不安を防ぎ、外の刺激に対処して身を守る」ことは
誰でもやってることで、どんな人にだって必要なことだけど、
でも、本人が使い分けできない固定されたやり方なのがしんどい、ということですよね。

はじめの緘黙症状は、不安への防衛のためだったけど、
その症状がゆえに、また不安障害のために、今度は、
好ましくないコーピング(意識的にとる対処)や
「自己評価」が下がって歪んだ認知 を身につけてしまいがち、
と言えるかもしれませんね。

だから、子どもが小さいうちなら症状はとれやすいし、
年令が上がってくるとなかなか難しくなってくる。

年令が上がると、症状を取ることよりもまず、
好ましいコーピングを維持・促進させるために、
学校での友人関係を促進させたり、家族で何かを楽しんだり、
学校外で活動(お買い物でも!)、学校外の人との交流をなるべく作る。

自分を否定的に見てしまう認知が固定しないように、「自信」を大切にする。

たとえ症状がとれなくても、
やがて症状が取れたときに、
「症状があったとき、どれだけこれをやってこれたか」で、
かいわれさんのおっしゃる「後遺症」が違ってくるのではないかと思います。

「負けたらあかん!」の石川麻利さんがスイミングのインストラクターをされている(20才時)のも、
彼女のお母さんのゆるぎない支えがあったからと思います。
彼女は昭和49年生まれ、今32才。どうされているのかなあ・・・。

>大事なのは、「言うか言わないか」ではなく、「わかったあとどうするかを一緒に考え実践する」ことだと思います。

はい。そう思います。そして「どんなふうに、何を伝えるか」も大切と思います。

かいわれさん、お仕事の復帰、応援しています!


12 件の記事    1   2