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6 件の記事    1   
題名: 場面緘黙症の子に携帯電話は?
投稿日時: 2007-07-21 09:03:38
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皆さん、お久しぶりです。皆さんの熱心な行動には頭が下がるばかりです。

中学1年の娘が最近、携帯電話を欲しがっています。まあ、中学生になるとたいていの子が欲しがるとは思うのですが・・・。

同じクラスに面倒見のよい子がいて、その子がどうも携帯を持っていて、他の子とやり取りをしているらしいのです。

携帯のチラシを見て、「いいなぁ~・・・。携帯・・・。」とため息ついてました。「え?携帯欲しいの?」と聞くと「どうせ買ってくれないでしょ?」と言われ、ちょっとショックでした。

高校1年の息子に高校入学と同時にやっと買ったので、中学生の間は無理だと思っているのかもしれません。

でも、携帯のメール等でコミュニケーションが取れるのなら買ってもいいかなと思うのです。娘はどういうわけか電話ではお友達と話せるし、先日は連絡網も自分で2件に回してたんです。

たった一人のお友達(?)とやりとりするのに携帯を買ったほうがいいのか迷っています。息子も持っていないからと別に困ってはいませんでしたから・・・。家の電話でその友達と話すことはありません。よほどの用事があれば別なのかもしれませんが。

皆さん、どうかアドバイスをお願いします。


題名:
投稿日時: 2007-07-21 15:41:48
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現代人は子供にしろ大人にしろ携帯電話は所有する事が既に
当たり前というご時世なので、携帯を持たないことで疎外感を
感じないためには持たせてあげた方がいいかもしれません。
とはいえ、中学生の場合は親が許可しないケースもあると思うので、
必ずしも持っていない事がクラスメートから見て特異な例になる
ともいえないと思います。そこら辺は親御さんの意見のほうが
詳しいと思うので他に譲ります。
とまぁこれは社会的な体裁という観点から見た場合ですね。

じゃあ実際、お子さんの事例でコミュニケーションの道具として
携帯電話を導入すべきかどうかということについては賛成です。

電話で特定の友達とは話せるのにクラスでは話せないというのは、
話し相手以外の人間に話を聞かれることで、それらの人間に評価
されてしまうからだと推測しています。緘黙は周囲の全ての
人間に対して悪い印象を与えないようにしようと行動するので、
周りの人間が多ければ多いほど行動が制限されてしまうのです。
全ての人間にいい評価を与えなければいけないわけですから。
簡単に言えば、極度の恥ずかしがり屋と言ってもいいです。
ちょっと語弊があるのでこういう表現は好まないんですけれども。

で、携帯電話を導入するのに賛成だというのは、話せる相手が
いるのでしたら、どんな方法を使ってでもなるべく話させて話すことの
楽しさを忘れて欲しくないからです。お子さんのケースでは、本来
話すことが好きなのに上記のような理由から外部的な抑圧を
受けて話しにくくなっているのだとも推測できます。でも、携帯電話で
一対一で話すことへの抵抗が少ないのでしたら、そこから話せる
相手が広がるという可能性も考えられますから。


題名: プラス面とマイナス面があります
投稿日時: 2007-07-21 17:18:27
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しずくさん、こんにちは。

うちの場合は中学校の卒業式の前日に買いました。確かにケイタイは緘黙児にとって便利な道具です。話さなくても、友達と自由にコミュニケーションがとれるからです。わからないことがあって友達に聞きたいとき、テスト勉強で不安な時、メールで友達とつながっているという感覚は、ものすごく安心感があるようです。

ただ、今のケイタイはメール機能だけでなく、音楽、テレビ、インターネットなど、様々な機能がついていて、このすばらしくおもしろいおもちゃを子供に買い与えてしまうと、ケイタイが気になって勉強が手に付かなくなる、何をしていても友達からひっきりなしにメールが入ってついつい時間がとられる、集中力がなくなるなど、いろいろと問題があります。子供が自己管理するのは大変ですし、どこへでも持ち運べるので、親が管理するのもまず無理です。周りの子がほとんど買ってもらっているような状況でないとしたら、弊害の方が大きい場合もあるので、もう少し先送りした方が無難かもしれません。

それから、メール交換がおもしろくなってしまうと、電話で話そうとは思わなくなってしまう可能性があります。うちの長男は学校の友達とケイタイ電話で話したことはありません。

娘さんが、電話でなら話せるというのなら、私だったら、まずケイタイを買ってあげるより、もう少し自宅の電話でのやり取りをやりやすくしてあげる工夫をして様子を見ると思います。たとえば子機を子供部屋に置いてあげるとか。うちの次男はしょっちゅう電話を使っています。男の子なので長電話はないですが、親機のあるところにいても、わざわざ自分の部屋まで走って行って子機で話しています。どんな内緒話をしているのやら・・・

娘さんが 「どうしてもケイタイがほしい」 という気持ちが強いとしたら、なぜ欲しいと思うのか、よく話し合って、いろいろと約束事を決めてから買ってあげるのもいいかと思います。連絡網を回すなど自分でできるのなら、日常的に、電話で友達と話すということを、お母さんのほうから少しだけプッシュしてみるのはどうでしょう。たとえば、「自宅の電話で仲良しの友達と連絡を取り合うことが上手になったら、この先ケータイのことも考えていこう」 とか。(いやがりそうなら無理しないでくださいね。)

高校生になると、ほぼ全員がケイタイを持つようになります。そうなると、友達同士の様々な連絡はほとんどメールで行われるようになります。だから、ひょっとすると、友達と電話でおしゃべりできるのは中学までということもあるかもしれません。(女の子は違うかな?)

うちの長男の場合は、メールでのやりとりをするうちにしだいに打ち解けて、友達と学校で話せるようになりました。ただ、これは、教室での自己紹介や授業中の発言などができていて、周囲の子が息子を 「話さない子」 とは見ていない状況でのことです。

何がきっかけになるかはわかりませんし、話すことだけがコミュニケーションではないので、あとはお母さんの考え方次第ですね。「メールで友達と楽しくやり取りできればそれでよし」 という考え方もあると思います。ただし、ケイタイを持たせると生活パターンが変わってしまいますから、マイナス面も頭に入れて考えてみてくださいね。


題名:
投稿日時: 2007-07-21 22:08:55
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そういえば挨拶を忘れていましたね。失礼しました。

みちさん、こんばんわ。

なるほど。いや、私がなるほどと言うのもおかしいんですが
参考になります。
自身が緘黙だった人間と緘黙を客観的に見てきた人間とでは
捉え方は若干異なりますが、どちらかが正解というわけではなく、
互いに意見をすり合わせながら解決策を模索していけば
いい方向に向かっていける気がします。

ただ一つ補足させていただくと、携帯によるコミュニケーションが
メールのみに陥る、ということはありません(あくまで一般人を例に
とった場合)。メールは授業中や電車、バスでの通学中などの声を
出せない場面や、端的に要点のみを手短に伝えたい場合、さほど
親密でもない人とやりとりする場合に主に使われ、友好を図るための
ツールとしては依然、直接声を伝える電話が多用されます。要するに
用途別に賢く使い分けているんですね。
ただ、電話料がかさむのを気にして、敢えてメールで代替することも
少なくはありません。
しかし、以上のような用法を緘黙児がそのまま適用するとも限らず、
みちさんの仰るとおり、メールのみに陥る可能性は無視出来ない
かもしれません。


題名: マサさんへ
投稿日時: 2007-07-21 23:07:00
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
マサさん、こんばんは。

私の先ほどのコメントは誤解を招く書き方だったみたいですね。

>ただ一つ補足させていただくと、携帯によるコミュニケーションが
メールのみに陥る、ということはありません(あくまで一般人を例に
とった場合)。

すみません。私が書いたのは 「場面緘黙の子の場合」 の話です。私も携帯持ってますが、どちらかというとメールは面倒なので、電話を多用してます。もちろん、おしゃべり好きな女の子たちなら、携帯電話を買ってもらったらメールと長電話、両方を楽しむことでしょうね。

>友好を図るための
ツールとしては依然、直接声を伝える電話が多用されます。

ここが問題ですね。友好を図ろうとするときにも、話すことを避けてしまうのが「場面緘黙」なわけなので、話すことを楽しめるようにならないうちに、携帯メールの楽しさを知ってしまうと、しばらくはメール交換にかなり夢中になります。電話で話すことは 「不安」 を伴いますから、なんでもメールで済まそうとする傾向が出てきます。

でも、それは悪いことばかりではないんです。それまで孤独だった子が、大好きな友達とメールで自由に会話できることはいろんな面でプラスになると思います。気持の上でも、コミュニケーションの練習という意味でも。そしてもしかしたら、いつか 「話したい」 という気持ちにつながるかもしれません。

プラス面とマイナス面の両方を考慮に入れて、あとはその子の性格や今の状態を考えて判断するのがいいと思います。中学生というと、まだまだ子供ですから、ついつい誘惑に負けて携帯いじりに没頭してしまう・・・という話もよく聞きます。生活が乱れないように自己管理できるのか、子供ともよく話し合うことが必要だと思います。


題名: ありがとうございます!
投稿日時: 2007-07-21 23:08:56
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 9
マサさん、はじめまして!

そうですね。確かによりいっそうの疎外感を感じてしまうのは避けたいものです。せっかく本人からコミュニケーションをとろうとしているのですからね・・・。携帯を持っている割合は学校によって、地域によっても多少の違いはあるようです。女の子の方がやはり割合が多いみたいですね。「クラスのほとんどが持っている」と言ってねだる子もいるそうですが息子のときは持ってない子、結構いましたからね~。前向きに検討したいと思います。

みちさん、お久しぶりです!

確かにそうでした!何も携帯にこだわることはないですよね・・・。特別な用事がある場合は電話で話すので家の電話で少し様子を見てもいいですね。わからないことを電話で聞くとか、簡単なことからでいいですからね。
娘の場合、「○○ください。」という買い物もする機会がなかったんです。わからないことは電話で聞くということもなかったですね・・・。息子は忘れ物とか聞きもれがとても多い子でしたので電話で聞く以外に方法はない感じでしたが、娘はそういうことがあまりなく、自分でそこそこやっていたんです。機会を逃していたのかもしれません。

今からでも出来ること。少しずつ増やしていって色々考えていきたいです。とりあえず夏休みに入り、部活も工事の関係で無いようなのでもう少し前向きに検討してみようかと思います。とても参考になりました。ありがとうございます!


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