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題名: 場面緘黙症と家庭環境は関係あると思いますか?
投稿日時: 2007-07-19 18:01:36
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みなさん、こんにちは :D
元場面緘黙児の優彩です。

最近私は、「自分はアダルトチルドレンなのかもしれない」と、思うようになりました。
前までは、ACは親から虐待を受けていた人が大人になってからも生き辛さを感じてしまうことなんだと、認識していました。
・・・が、私自身、親から暴力などの虐待を受けたことはないものの、なんだか親に(特に母親)に無意識的にコントロールされているような気がしてならないのです。

ソラマメさんのトピックで、
「親に緘黙のことは、もう今さら話せない。話すつもりもない」
などと書きました。
その理由は、自分の中でいろいろありますが、一番大きな理由は
「親に話しても理解しようともしてくれないだろう。私と真剣に向き合ってくれないだろう」という不安と諦めからくるものなんだろうと思います。

私が子供のころから、私の母は自分の思い通りにいかないと、何としてでも子供にいうことをきかせようと怒鳴ったりしました。
 「何で、お母さんのいうこときかんとね?」

普段は、明るくて少しお茶目なところもあるうちの母ですが、そういうときだけは人が変わったかのように怒鳴ったり、叩いたりすることもありました。
とにかく、怖かったです。怒られるのが…

そんなことが繰り返し起こり、そのうち私は母に怒られない方法を身につけました。
とにかく、親のいうことをきいていれば(親のいうことに従っていれば)怒られない。

それからというもの、私は自分の意志や意見を親に言うことが少なくなったのかもしれません。
(どうせお母さんは私の意見を軽く聞き流すだろう)
などと、私はもうそういう思考回路になってしまっています。

子供のころは、ほしいものがあっても我慢していました。
それが、イイコなんだと思っていました。
中高生のころは「制服があるから洋服はいらんやろ?」などと言われ、本当にダサイ、ダサすぎる格好で我慢していました。
自分で服を買いに行ければよかったんですが、買い物に行くにしても車移動が基本の田舎町です。それがだめなら友達と電車で、買い物に行ったりできればいいけど、そんな友達いないし。
そもそも、店に行くと、学校の同級生にばったり出くわしたりするんじゃないか?などと、そういう状況を恐れていて買い物にさえ行けなかった時期もあります。(このころは対人恐怖症ぎみ?だったのかもしれません)

そういう風に、自分の欲求やら、意志やら、感情やらを押し殺して、自分にさえ嘘をついて生きてきたので、それが学校という場所で『緘黙』という症状として現れたのではないだろうか?と、思ったんですが・・・
(自分を出さなければ、誰にも批判されないだろう=とりあえず安心)という思考なのかも?(←もちろん無意識のうちに)
(結果的に緘黙だと、怒られることもよくあったので悪化する一方でしたが・・・)

学校では、自分の意見を求められたりすることが多いですよね?
作文や感想文を書かされたり、自分の意見を発表したり・・・
あと、図工や美術などで、自分らしい作品を作ったり・・・

緘黙の方たちって、私だけではないと思うんですが、そういう学校での自己表現が苦手だったり、できなかったりすること多いですよね?

それは、自分の意見が誰かに「間違っている!」などと、批判されることを恐れた結果なのかなぁ、と。
二者択一を迫られたときも、すぐに返事ができずに考え込んでしまって、優柔不断になってしまったり・・・
このことも、自分で自分の意志がわからなくなったりして、パニックになってしまうからなんじゃないか?と、思います。

長々と書いてしまいました。
私の家庭環境のことは、これから自分のブログに、もっと細かく具体的に書いていこうと思っています。

最後に、こんな長い文章を読んでくださってありがとうございました。


題名: 優彩さんへ
投稿日時: 2007-07-22 14:23:08
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場面緘黙症の原因、家庭環境との関係については、
別スレで話題になっていますので、参考になさってくださいね。

「緘黙症の原因はなんだと思う?」 のスレです。
UPしておきます。


題名: 自分のために
投稿日時: 2007-07-23 07:38:40
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優彩さん、おはようございます。

ソラマメさんのトピックで「毒になる親」という本を紹介しましたが、お読みになりましたか?
図書館にも置いてありますので、読んでみてください。
私も紹介しておいて読んでないは駄目でしょうと思い、読みました。

本では対決という言葉を使っていますが、親に口を挟まないように前置きをして、
冷静に今まで言いたかった自分の気持ちを言うことのようです。

この対決、目的は親に理解してもらうことではないと書いてありました。
目的は、あくまでも自分のため、自分が一歩を踏み出すためだそうです。
運よく、理解してもらえる場合もあるが、これはおまけで肝心なのは自分のためということらしいです。
ちょっと言い方は悪いですが、親から受けた毒を自ら浄化するようなイメージというか・・・

この本を読んで、親として反省しました。改めて、反抗期というものが人を成長させるのだなと教えられました。
子供が反抗してきた時、「いいぞ、いいぞ、もっとやれ!」と心の奥で思えるくらい大きな人間になっていたいですけど・・・
そこまでは無理!やっぱりオロオロ、グチグチしちゃうだろうな~
でも、少し覚悟はできた!かな?


題名:
投稿日時: 2007-07-23 16:32:47
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 15
>ゲストさん
わざわざお教えいただき、ありがとうございます。
そういうスレが既にあったんですね。
・・・というかだいぶ前からここの掲示板の存在は知っていたので、見たことあるはずなのに、うっかり新しく立ててしまいました。
そっちに書き込めばよかったですね。


>シッポナさん
「毒になる親」は、まだ読んでいません。
図書館にも置いてあるんですね。
でも、残念なことに私は図書館に行く習慣がないんです。というか、はっきり言って、自由に出かけたりできない環境にいます。
親に直接「出かけるな!」などと、言われているわけではないのですが・・・生まれたときから、事実上、半ひきこもりのような感じなんです。
まあ、そのおかげで、社会性が全く育たなかったっていう話なんですが・・・。

普通の親だったら、子供が学校で話せなくて、友達もできない状態だと知ったら、「緘黙」という言葉にたどり着かなかったとしても、なんとかしてあげよう!と思うはずですよね?
本当に子供のことを想うなら、そうするはずですよね?
でも、うちの親はほったらかしでした。
(ほっとけば、そのうち喋るようになるだろう)
くらいにしか思ってなかったようです。
いつも仕事が忙しいから、「自分のことは自分でしてよ」って、感じでした。
(でも、「家のお手伝いもしてよ!親は忙しいんだから」っていう、親です)
今でさえ、私が学校で話せなかったことを、私の意志だと思い込んでいるようです。

こんなに思い込みの激しい親に、今さら緘黙のことを話しても
「結局、喋らないことを選択したのはあんたでしょ」的な態度で、責められるだけだと思います。だから言っても無駄ですよね。

Quote:

この対決、目的は親に理解してもらうことではないと書いてありました。
目的は、あくまでも自分のため、自分が一歩を踏み出すためだそうです。
運よく、理解してもらえる場合もあるが、これはおまけで肝心なのは自分のためということらしいです。
ちょっと言い方は悪いですが、親から受けた毒を自ら浄化するようなイメージというか・・・


私は以前まで、親が間違っていることを言ったときになんとかわかってもらおうと必死に言い返したりしていました。
もちろん親は思い込みが激しすぎるので、全く聞く耳をもたず、自分の意見を押し通しました。最終的には、こっちがいつも折れるしかありませんでした。
やっぱり、親に正しいことを教えようとしても無駄なんですよね。
「子供のクセに偉そうに!」っていう、思考回路ですからね。うちの親。
(私はもう年齢的には子供ではないんですがね・・・「親にとっては、いつまでも子供だから」とか、そういう理屈をこねていつまでも子供扱いするつもりなんでしょうね)

Quote:

反抗期というものが人を成長させるのだなと教えられました。


私にも反抗期はあったはずなんですが・・・うちの親は、それさえも拒んでいたような気もします。
「親のいうことをきけ」
「あんたは逃げよる」
とか、そんなことを言われました。
要するに、うちの親は子供が自分のいうことをきかないと嫌で、親である自分に逆らうなんて、もってのほか!みたいな感じだったんだと思います。

今、あらためて思い返してみると、うちの親って客観的に少し変な感じがします。
私は今まで、親はどこの親でもこんな感じなんだろうと漠然と思ってたんですが、ここの掲示板に書き込みをされている親御さんたちは、少なくともうちの親とは違う。
まず、誰よりもお子さんのことを考えて、いろいろ調べたり、行動を起こしていらっしゃいます。
それが普通のことなんだと、気がつくのに少し時間がかかりました。

実は、初めてこの掲示板を知ったころ、親御さんたちの書き込みを見て、
(ちょっと、いくらなんでも過保護すぎるんじゃないか?)とか、
(親がそこまで、普通でしゃばるか?)とか・・・
そんなことを思っていたことがあります。
よく考えたら、それが普通のことなのに、私はまんまと親に洗脳されていました。

本当に、気づくことができてよかったです。
気づかないで、このままいってたら、私は私の親のように、誰かを知らずに傷つけるような最悪な人間のままだったと思います。

私は、親から虐待というほど大げさなものは受けていません。
でも、うちの親は自分でも知らないうちに、何の罪悪感もないまま、私を傷つけるような言葉や態度をしてきました。
そういうのを「モラルハラスメント」って、いうそうですね。

まだまだ、私には知らないことがたくさんあるんだな、と思います。

「毒になる親」は、どうにかしてでも、是非読んでみたいと思っています。
図書館に行くとなると
「何しに、わざわざ行くと?」
とか、いちいち干渉されそうなので、行けそうにもないですが・・・。


題名: はじめまして
投稿日時: 2007-07-26 10:22:33
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優彩さん、はじめまして

優彩さんの、お母様への考察に、大変興味をそそられ、おじゃましてみたくなりました

子どもは自分の力で生きていけるようになるまでは、親の庇護のものとで生きていくしかないのですから、家庭内における親の権力というのは、絶大なものですね

子どもは弱く、親は好きなように支配することも出来ます

いったん出来上がった関係性は、子どもが大きくなった後にも続き、いくらひどい親だったとしても、精神的に隷属させられてしまうことは多いような気がします

子どものことを相談したくて、知り合いのベテランカウンセラーのかたに家に遊びに来ていただいたことがあるのですが、そのときに、おそらく50歳を過ぎていらっしゃるであろうと思われる、その方が言った言葉に驚かされました
「私なんて、親からお前はだめだ、だめだと言われ続けて来たせいか、いつも自分なんかだめだって思ってしまうの、このくらいのことでは全然だめなんだ、頑張っていてもまだまだなんだ・・って、ずっと思い続けてきたのよ。それがつい最近、やっとこう思えるようになったの、ああ、自分はだめなんかじゃない、このままの自分で充分いいんだって・・。」
その方は地域に貢献した人の為の名誉ある賞を贈られて、県の代表として海外視察に加わったこともある方で、誰が見ても、素晴らしい活躍をなさっているわけです
そんな方でさえ、そんな年齢になるまで、ずっと、親の価値観の呪縛から自由になれず、どんなに頑張っていても自分を認めることが出来ないでいたのかと思うと、唖然としてしまいます

おそらく、いつの時代にも、どんな親子にも、多かれ少なかれこうした親子の関係性は存在しているように思います

そこで私の考えですが、親は常に子どもに乗り越えられていく運命なのではないでしょうか
「従順ないい子」であれば親が喜ぶかというと、そうとばかりも言えない気がします
遠慮することはありません
もし子どもが押し付けられた親の価値観を打破し、自分を確立していくことが出来たとすれば、親は表面上反発したとしても、内心頼もしく感じるのではないでしょうか

最近亡くなった河合隼雄さんの本に、「あなたが子どもだったころ」というのがあったように思います
たしか、素晴らしく活躍し、世間から尊敬されてるている著名人に、どんな子ども時代を過ごしたのか、どんな親だったかをインタビューする内容です
きっと理想的な親に育てられたのだろうな・・だから素晴らしい人のなったのだろう・・と思ったら、全く違っていました
ほとんどの方の親は、半端ではなくとんでもない人ばかり、常識からすれば、かなりひどい親なのです
つまり、そんなひどい親を乗り越えることが出来たからこそ、すごい人になれたのかもしれないのです
乗り越える過程が、その人を強くするのかもしれませんね

親が壁として存在しているとしたら、どうするかは子どもしだいです
その向こうに、自分自身の世界が展開する・・そんな気がします


題名: はじめまして
投稿日時: 2007-07-26 17:36:30
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はじめまして、優彩さん、ルディさん、元緘黙児の瑠璃と申します。
ルディさんの意見を見て、少し考えさせられました。「親が壁として存在しているとしたら、どうするかは子どもしだいです 」というのは私にも言える
事だと思いました。私も緘黙になったのは家庭環境のせいだと少し思って
いました。
家の父と母は子供のことに全く興味がありません、その代わり祖母が
ものすごく干渉してきて私が何をしていても気に入らない様で、いつも私ことを怒鳴りつけます。子供の頃からずっとそうだったの、いつのまにか、不安なことばかり考えてしまうようになりました。学校を休んだ日などは、祖母に家の外まで追いかけられて箒で殴られたこともあります。
そんな家庭環境だったので、緘黙は家庭のせいだと思っていました。
でも、そうじゃないんだなと、私もそんなひどい親を乗り越えることのできる
強い人になりたいな思いました。それと、私も最近やっと母に緘黙のことを話しました。母は興味なさそうでしたが、泣きながらですが話したのでスッキリしました。だから、優彩さんも話した方が、気持ちが楽になるのではないかと思います。親に話すのは勇気の入ることですが頑張って言ってみて
下さい。


題名: ルディさん、瑠璃さん、こちらこそはじめまして。
投稿日時: 2007-07-28 13:59:35
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 15
お二人ともレスしてくださって、ありがとうございます。

>ルディさん

Quote:

親は常に子どもに乗り越えられていく運命なのではないでしょうか


そうですね。ルディさんの仰るとおり、親に遠慮なんてすることないですね。
ルディさんの書き込みを見て、私もいつか自分の親を乗り越えていきたいな、と思いました。

このトピックを立てたときは、いろいろ深く考えすぎていて落ち込んでいたんですが、今では、また前向きになれました。

どうするかは子どもしだい。

その通りだと思います。
原因を親や周りの環境に求めていても何も変わりませんよね。
これからどうするかは自分しだいだと、あらためて思いました。


>瑠璃さん
アドバイスありがとうございます。
でも、前にも別のところで書きましたが、もう親に話すつもりはないです。

実は、親に少しは話したことあるんですけどね。
詳しいことは説明してないですけど……

瑠璃さんは、泣きながら話されたそうですが、私にはそこまでできません。
そもそも話すきっかけもないです。
たしかに、親に話せば、気持ちが楽になるのかもしれません。
けど、今さらそんなことを話されても親は戸惑うだけだろうし、私自身も気まずいです。非常に。

それにもう緘黙のことには、あまりこだわらないで生きていこうと最近思い始めたので、親に話さなくても大丈夫です。
自分のことは自分でなんとかしてみます。


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