旧掲示板過去ログ

はじめまして、ジューコといいます。初めて書き込みさせてもらいます。私は元緘黙症の女子です。今回は皆さんのご意見を聞きたいと思って書き込みました。まず自己紹介させてください。
私は小学校入学時から緘黙で、４年生の時に不登校になりましたが、中学３年の時から相談室に登校するようになり、高校に進学することもできました。今年は無事に大学２年生になります。高校１年のときから中途半端にですが、話せるようになり、大学に入った去年に緘黙を克服することができました。高校を卒業するまではいじめに遭って辛い思いをしましたが、今は楽しく大学に通っています。
私は外国語に興味があり、大学の他にも語学教室に通っているのですが、大きな声が出ないことがあり、そのことで心が重くなるのです。私は新しい環境に飛び込むとき、初日はお互い初対面なので大胆になれるのか、ある程度は大きい声を出したり、”自然な”振る舞いが（たぶん）できるのですが、なぜか２回目からは臆病になってしまうんです…。ちなみにマンツーマンで教わっています。
一刻も早く完璧に後遺症を治したいのですが、可能でしょうか？また、私は電話恐怖症です。

私は幼児期に緘黙になり、学校で酷い目に会ったことがきっかけで、重度のPTSDになり、対人恐怖症（電話恐怖もありました）、閉所恐怖症、パニック発作、自律神経失調症、不安障害、全身の神経痛と筋緊張をわずらっていました。

治し方を必死で探し、心理学、認知科学、医学、代替医療に関する数百冊の専門書を読み、全国でも有名な病院（精神科）や、評判の良いカウンセリングルームや一流講師のワークショップ通ったりして、自分の問題に取り組んできました。
本格的に取り組みはじめてから、約３年たちますが、
あらゆる心理療法を試していくうちに、ずいぶん状態が良くなってきました。
昔は電話恐怖でしたが今では完治し、テレフォンオペレーターもできるようになりました。
緘黙の後遺症＝不安障害や対人恐怖とリンクしていると思うので、
そっち方面の治療を進めていくうちに、だんだんと症状が軽くなると思います。

今まで効果が高いと思った治療法をいくつかあげていきます。

・5～１０人の人の前で発言する『エンカウンター・グループ』
　人に対する信頼感が高まったり、度胸がついたりします。
　心の傷を癒したり、成長を促す効果もあります。

・『認知行動療法』
　専門家に指示をしてもらう、認知行動療法と、
　マインドフルネス瞑想を通して自分で自分の思考パターンを認知してい　く方法があります。　ちなみにマインドフルネス瞑想とヴィパッサナー瞑想
　は、ほとんど同じ瞑想法で誰でも取り組むことが出来るうえ、あらゆる真理の問題に対する効果は絶大です。

・『EFT』
　即効性のある”ツボ”たたき心理療法です。
　（早いものだと１分で症状が治まることも。）
　ネットで検索すると無料で手順を公開していますよ。
　長年続いてきた後遺症ということであると、治るのに
　数十回試さなくてはいけないこともあるので、専門家のサポートが受けら　れると良いです。
　
NLPとか、催眠療法とか、精神分析とか、箱庭療法などは、
上記３つよりは、適切でないように思います。

有名な相談所として、一番お勧めできる医療機関は、
斉藤学先生のＩＦＦです。ネットで検索してみてください。＾＾

まとさんの書いてくださったことを読んで、生きることに対して今までより積極的になっていいんだと思えました。

なんというんでしょうか、私の状況（状態）よりもずっと大変な経験を経てきていらしたのに、…むしろだからこそ”いきている”感じがしますね、まとさんは。治すということそのものにもっと意識を向けたいと思います。

こんなに選択肢があるとは思いませんでした！初めて聞くようなものが多いです。ヒントを沢山ありがとうございます。詳しく調べたいと思います。

ところで、べつに緘黙でも他の情緒障害とかそういうのではなくても、コミュニケーションが苦手な人って大勢いますよね。私はいつか一流のコミュニケーションのプロになりたいと思います（笑）。

あと関係ないのですが、私は（今のところ）目指している職業が緘黙の経験が活かせないものなんです。その職に対する憧れも、誰にでもできるというわけではない緘黙の経験（＾＾；　笑）をできるだけ広く活かしたいという気持ちがあります。特別な資格がなくてもこの経験を役立てる仕事はないのでしょうか。

ジューコさん、返信ありがとうございます。

「緘黙の経験を活かせる職業」は、やはりプロの心理職や医者といった専門家の仕事以外思い当たりませんね。

そこで普通の職業についていても、
「緘黙の経験を活かすことができる活動」があるか、調べてみました。

たとえば、「かんもくネット」http://kanmoku.org/index.html
の会員になって、学校や地域に積極的に働きかけてみる（勇気がいるけど）という手があります。

こういう活動を行うときは、とにかく「勇気」と「思い切り」が大事です。

私は小学校の子供がいるのですが、学校の集まりや飲み会などに参加したときに、先生にいろいろと思い切って提案したりします。
毎回、勇気がいるけど、自分にできることはやっとかなくちゃ後悔すると
思って、思い切ってやっちゃいます。

ボランティア、募金、啓蒙活動、NPO法人や団体の会員になる、
といった正規の職業以外の活動のほうが、伸び伸びやれて
いいかもしれません。

まとさんはもう立派にお母さんをやってらしたんですね！（お父さんではないですよね？　＾＾；笑）ちょっとびっくりしました。私もいつか親になりたいです。

前回のまとさんのアドバイスを読んで、早速ＥＦＴをやってみました。独りでやっているのでこれでいいのかな…　と最初はうまくできなかったですし、半信半疑でしたが、やり続ける価値はありそうですね！ああ、でも、新生活に慣れたら専門家の方にかかってみたい気もします。
あと、マインドフルネス瞑想をやってみたいのですが、そちらのほうはまだ行動に移せていません。東京にいいところはあるんでしょうか？　ネットで探してみたんですけど…　探し方が悪かったのでしょうかね？　’＿’；

私は自分ではもう殆ど克服できたと思っているのですが、状況によって程度の差が出てくるのが悩みなんです。もっとも”克服した”のがちょうど一年前ですからそんなものなのかな…。ちょっとしたカウンセリングみたいなところ、つまり私が”困っている”のが前提でいくようなところや、自分自身のことを説明しなきゃいけない状況では緘黙、緘動っぽくなってしまいます。ひとりで外食したりするのもまだ怖くてやったことはありません。逆に割と事務的な場面では本当に普通に話せるんです。細かく考えてみればまだまだ全然”普通”じゃないみたいです。まとさんはおいくつぐらいのときに完治なさったのでしょうか？（お答えにならなくてももちろん結構ですよ！）

今回も色々とご提案ありがとうございます。本当に経験を活かしたいと思うのならお金を出してでもやる！　って感じじゃないといけないですね（言い過ぎ？）。ボランティアはやってみたいですがトラウマなのか元気のいい小学生（というか幼い子供）が苦手で緘黙の子でもまだ相手をすることは無理かもしれません。社会に出るまでにまず私が治らないと他人も救えないですね＞＿＜

wikipediaで緘黙の認識を広めるためのリストバンドがあると読んだのですがそれはどこで手に入るんですかね？沢山買って周りの人に配りたいなぁ。いつも身につけていたいし。

＞まとさんはもう立派にお母さんをやってらしたんですね！（
　はい。小学３年生と、保育園の子がいます。

＞前回のまとさんのアドバイスを読んで、早速ＥＦＴをやってみました。独りでやっているのでこれでいいのかな…　と最初はうまくできなかったですし、半信半疑でしたが、やり続ける価値はありそうですね！ああ、でも、新生活に慣れたら専門家の方にかかってみたい気もします。

本も数冊出ています。１６００円前後なので購入してじっくり勉強するのも
いいかもしれません。
専門家の方ですが、EFT-JAPANに連絡先が書いてあります。
専門家にやり方を教わると、理解が早いですよ。

＞あと、マインドフルネス瞑想をやってみたいのですが、そちらのほうはまだ行動に移せていません。東京にいいところはあるんでしょうか？　

ヴィパッサナー瞑想を精神医学に取り入れたのが、マインドフルネスというものです。ヴィパッサナー瞑想で検索するとわんさかヒットします。
この瞑想法は上座部仏教のものですが、神秘主義（霊とか神とか）を
排除した、科学的、合理的な見方をする宗教で、信者にならなくては
いけないとか、仏教徒でなくてはいけないとか、一切、言いませんので
安心して実践してみてください。
やり方はネットでも出てきますが、本を一冊買ってしまったほうがいいかも
しれません。700円～1５00円で出てまいす。

＞私は自分ではもう殆ど克服できたと思っているのですが、状況によって程度の差が出てくるのが悩みなんです

私も未だにそいうことがあります。ホルモンのバランスが崩れたときなんかは顕著です。
まだ完治とはいえませんが、以前と比べたら85％は回復した感じがします。

＞wikipediaで緘黙の認識を広めるためのリストバンドがあると読んだのですがそれはどこで手に入るんですかね？沢山買って周りの人に配りたいなぁ。いつも身につけていたいし。

調べたけれど、わからなかったです。
そうですね。リストバンドっていうのも良いアピールですね。


ジューコさん、専門家の先生（心理療法士）のサポートがあると
心強いと思いますよ。
信頼できる先生がバックにいる！という気持ちが、心を安定させます。
私も先生の存在があったのでやり切れた時期というのがあります。
フレッテや、IFF（原宿相談室）・・といった優秀なカウンセラーが集っている
カウンセリングルームに一度訪れてみてはいかがでしょうか？
カウンセラーも色々なので、本の著作のある有名な先生に
かかれば、ハズれはないですよ。
有名な方でも、それほどアポイントをとるのは困難ではありません。

まとさんのご返信いつもとても参考になります。ありがとうございます。

まとさんのお子さんたちはいいお母さんのところに生まれましたね！☆　虐待などの事件が増えつつある中で、経験と知識と思いやりがある親御さんのもとに生まれた人たちは本当に恵まれているんじゃないかと思います。

以前ちょっと大きな本屋さんでＥＦＴとマインドフルネスについての本を探したのですが良いのが置いてありませんでした。ａｍａｚｏｎで検索してみようかと思います。
瞑想法の件については私の検索方法がよくなかったみたいです。いつも”マインドフルネス”で検索していたので＾＾；　

心理療法士の先生につくことに関してですが、本当に私に必要なのかどうか悩んでしまいます。私は家庭環境については特に悩み事はなく、特別母からはずっとサポートを受けていたので、先生についてもらおうなんて思ったらなんだか甘えているようで…。ここまできたら自力で頑張れるだろう、そこまで困っていないだろう、と自分でブレーキをかけてしまいます。
でもやはり、専門家からのサポートと家族からのサポートは全く別物なんでしょうかね？あ、当たり前ですね…。どちらも必要なんでしょうね。

私が緘黙について初めて知ったのは”克服”してから２ヶ月目あたりで、緘黙のことを母に言おうかと思ったのですが、言う必要もないかという気持ちと、過去について話し合うのが怖いという想いで言えませんでした（今でも自分自身のことを人に話すのは嫌いですが）。しかし先月おもいきって緘黙について話してみたら、母は私を産む前から知っていたことが分かりました。どうしてクリニックなどに連れて行ってくれなかったのかと言ったらいじくり回すのは逆効果だから、ジューコはそういうところに行くのを拒絶反応していたからと言われました。確かにそうでした。私はずっと世の中の全てを受け入れることができなかったんです。

ジューコなんか産まなきゃよかったと言われたこともありましたが、結局母は私を大切に育ててくれたので反発しながらも安心して克服できたと感謝しています。

でも未だに意見が合わないことがあります。それは緘黙をどうとらえるかということです。母は病気ではないと言いますが、私は情緒障害だと思っています（し、そう思いたいです）。どう思うかは個人の自由かもしれませんが…。当事者が誰であれ、この病気？　に取り組むのは本当にデリケートで難しい問題だと思います…。