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3 件の記事    1   
題名: 対人関係を慣れさせる
投稿日時: 2010-03-16 12:08:24
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かんもく症と診断された長女中1の娘をもつ中年会社員です。現在は妻と子供が男2名います。
長女の状態としては、クラスに入りたくない気持ちが大きく、特別クラスでの学習で通学しています。今度は中2になりますが、進展はなく、卒業まで同じ状態になりそうです。
 夫婦で定期的に中学校に出向き、面談を担任と学校に来るカウンセラーとともに話し合います。
 そこでの話し合いでは、焦らず、じっくりいくことで状態を見ながら、自発的行動に繋がるようにがんばっています。
 そこで、質問なのですが、将来的にこのままでは、進展がないので、両親が一緒にいるときに、対人関係の場を慣れさせるべく、いろいろなイベントに参加したいと思っていますが、逆効果でしょうか?
たとえば、友人のバーベキューや会社のウォークラリーなどです


題名: たにたにさんへ
投稿日時: 2010-03-17 00:08:21
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はじめまして。みちと申します。
うちの息子は小学3年から中学3年まで学校で話せませんでした。
中学3年のときに取り組みをして、高校進学をきっかけに話せるようになりました。
高校でもいろいろ大変なことがありましたが、なんとか3年間を乗り切って、4月から大学生です。

中学1年の時、うちの息子もクラスがいやだと言って教室に入れない時期がありました。
↓ 興味があったら読んでみてくださいね。
http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=41&postdays=0&postorder=asc&start=10

>そこで、質問なのですが、将来的にこのままでは、進展がないので、両親が一緒にいるときに、対人関係の場を慣れさせるべく、いろいろなイベントに参加したいと思っていますが、逆効果でしょうか?
たとえば、友人のバーベキューや会社のウォークラリーなどです


娘さんが乗り気なら、お母さん、お父さんがサポートしながら、学校以外の場で楽しい経験を積むことはとてもいいことだと思います。
でも、もし、娘さんが、楽しむことができなくて、参加することでストレスを感じたりするようなら、逆効果ということもあるかもしれません。

「かんもくネットフォーラム掲示板」の
「臨床心理士の雑記帳」の2ページ目 ―「中学生や高校生で、長い間不登校の子どもの保護者の方へ」
http://bb2.atbb.jp/kanmokunet/viewtopic.php?t=9&postdays=0&postorder=asc&start=15
(↑ クリックしてください) で、けいこさんが

>年令が上の子どもの場合、「本人の意志が1番大切」です。
家族や周りができることは、
「子どもが何かに挑戦しようという気持ちが湧いてくるようにサポートすること」


と書いていらっしゃいます。

いきなり集団の中に連れていくと、ステップが高すぎるということもあるかもしれませんから、最初はできるだけ少人数で、
できれば、娘さんが好きなこと、興味があることに沿って、人との交流の場を経験させたいですね。

うちの息子は、高校でかなり心配な状態のときに、マンツーマンのギター教室に通い始めたことがいいきっかけになって、
前向きな気持ちになることができました。
自分の大好きなことを1対1で教えてもらえたこと、先生がとてもほめ上手な方だったことがよかったようです。
1週間に1回、たった40分のレッスンなのですが、とても充実した楽しい時間だったようです。
なにより大事なのが、本人が 「楽しめること」 だと思います。


以前、「かんもくネット」の全国会でもお話したことですが、「いつもとちがう行動をしてみる」ことが意外なきっかけになったり、
「行動を起こしてみることで何かが見えてくる」ということがあります。
これは、「子どもと若者のための認知行動療法ワークブック」 という本にも書いてあったことです。
http://kanmoku.org/books.html
(中学生にも人気の本のようです。お薦めです。)

いつもとちがう行動をしてみる
このような悪循環からぬけ出すためには、何か身体を動かして、活動してみましょう。
そうすれば、自己コントロールを取りもどすことができるようになります。
あきらめたり、にげたりしないで、とにかく何か行動を起こしてみましょう。
どんなことでもよいので活動をしてみると、いろいろなことに気づくでしょう。楽しいことも出てきます。そして、積極的に動いてみてよかったと思えるようになるはずです。

□やる気がでてくる
 いちばんたいへんなのは、行動を始めることです。しかし、いったん活動を始めると自然とやる気が出てくるものです。

□しっかり考えられるようになる
何もしないでいると、心理的にも身体的にもぼんやりしてきます。しっかりと考えることができなくなり、動きも鈍くなります。逆に、活動することで、ものごとをしっかりと考えられるようになります。

●楽しくできる活動を増やそう
何か活動を始めたら、まずはそれを続けなければなりません。しかし、新しい活動を続けることは、実は非常にむずかしいのです。そこで大切になるのが、興味がもてる活動から始めることです。楽しければ続きます。ですから、楽しいので毎日でもやりたいと思う活動を増やすようにするとよいでしょう。

(金剛出版 ポール・スタラード著「子どもと若者のための認知行動療法ワークブック」第12章より一部引用)


娘さんがいやがっていないなら、軽い気持ちでまず参加してみて、それから考える、ということでもいいかもしれませんね。


題名: みちさん、ありがとうございます
投稿日時: 2010-03-21 03:50:45
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とても参考になりました。ありがとうございました。

やはり、常に、本人の行動がメインですね。

自発的な力をゆっくり育て、身につけていかないと継続しない。

また、掲示板で質問させて下さい。


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