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4 件の記事    1   
題名: 場面緘黙症と内気との境界線は?
投稿日時: 2011-05-29 16:22:22
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はじめまして。現在、年長の女の子の母です。
娘は場面緘黙症なのか、内気な性格なだけなのか・・・毎日悩みながら過ごしています。

娘は3歳から2年間保育園に通っていましたが、その時に娘が「私は保育園ではしゃべらないことになっている」と言ったことがきっかけで場面緘黙症という障害を知りました。
先生に相談しましたが、保育園では話していたかどうか分かりませんでした(お友達とは小声で話しているかも?と曖昧な返事でした)
先生から「お母さんの心配のしすぎですよ。他にもこういう子はいますが小学校入学までに治る子がほとんどです」との言葉に疑問をもちつつ今まで過ごしてきました。

インターネットで調べまくって、何か得意なこと、自信をつけさせるといいとのことだったので習い事をさせ、多少は自信がついてきて良い方向に向いていればいいなと思っていました。

この春より、幼稚園に入園して先生にもお話して様子を見ています。
先生から「幼稚園でのシール渡しの時にお返事がきちんと出来ていますよ。お母さんの心配のしすぎかも・・・」との言葉をいただき、本当に心配のしすぎだろうか?内気な性格なだけ?今のうちに対策をとっておかないと後悔するのではないか?と悶々としています。

現在、幼稚園で朝のあいさつは普通の声の大きさで出来ますが、下を向いて挨拶します。
近所の人やお店の人にも挨拶が出来ます。
家の近くで、近所の同じ幼稚園の子と遊ぶときは言葉が出ています。
お友達は「なんでしゃべれるのに幼稚園ではしべらないの?」と私に聞いてきます。
先日、私が水筒の蓋を固く閉めてしまい(反省)開けられずにお茶を飲むことが出来ませんでした。(2回も・・)
娘は「幼稚園ではしゃべれない、お友達とも話せない」と言っています。

私も、子どものころ場面緘黙症だったかもしれません。(自己診断です)
これから先の言葉を使えないことへの苦労や寂しさを知っているので、直せるものなら直してあげたいのですが、私の考えすぎでしょうか。

幼稚園での様子はあまり先生から連絡がありません。
もっと幼稚園の先生に根掘り葉掘り聞いたほうが良いのでしょうか。
病院に行こうかと悩んでいます。


題名: ぺさんへ
投稿日時: 2011-05-29 17:47:54
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ぺさん、はじめまして。みちと申します。
現在大学2年生で、もと緘黙の息子がいます。

幼稚園の先生が、「お母さんの心配のしすぎ」「小学校入学までに治る子がほとんどです」
など、問題を先送りにすることはよくあることのようです。

それ以上勉強していただけないことは残念ですが、自分がわからないことについては滅多な事は言えないので、
幼稚園時代だけのお付き合いになる先生が、保護者にそういった安易な慰めの言葉掛けをしてしまうことは
ある程度仕方がないことかもしれません。

でも、親としては子どもにとって大事な時期をただ何もせずに通り過ぎることはできませんよね。

どこからどこまでが場面緘黙症で・・・という境界線は難しいと思うのですが、
現に娘さんが「幼稚園ではしゃべれない、お友達とも話せない」と言っていて、困難を抱えていることは事実なのですから、
今できそうなことから始められてはいかがでしょうか?
小さいうちなら、お母さんにできることがたくさんありますよ。

「場面緘黙Q&A」や「場面緘黙児への支援」などの本や、「かんもくネット」HPの資料はもう読まれましたか?
http://kanmoku.org/handouts.html
http://smjournal.com/books.html

まずはお母さんが「場面緘黙」をとことん理解して、娘さんの状態を把握することが大事だと思います。

その上で、信頼できそうな相談機関を探されてはいかがでしょうか。
病院が必ずしも「場面緘黙症」に詳しいとは限りませんから気をつけてくださいね。

地域によって差があるかも知れませんが、「ことばの教室」の先生の中には、
「場面緘黙」を熱心に勉強されている方も増えているようです。
ネットで「○○県、ことばの教室」で検索すると出てくると思います。


題名: みちさん、ありがとうございます
投稿日時: 2011-06-01 12:31:34
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 2
みちさん、返信ありがとうございました。

私自信も場面緘黙症かもしれないので、インターネットや本などで知識を増やしたつもりでいます。
おそらく娘も緘黙症であると思います。

しかし、主人からはそうと決め付けるのはどうか?マイナス思考だと言われてしまいました。
早期に治療することが大切とのことで、焦っているのだと思います。

ことばの教室、大変参考になりました。小学校などにあるのですね。
残念ながら、入学予定の小学校にはなかったのですが、今後の参考にさせていただきますね。

とりあえず、幼稚園の先生に今の現状を伝えてみようと思います。


題名: ぺさんへ
投稿日時: 2011-06-01 23:02:50
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
ぺさん、こんばんは。本の方ももうお読みだったのですね。
大変失礼しました。

本の中に書いてある「スモールステップ」は小さいときほど効果があるので、できることは今すぐにでも始めたいですね。
HP「学校で話せない子ども達のために」の中の「なっちゃんといっしょに」のスモールステップもとても参考になります。

「場面緘黙」は病院に連れて行ったからといって、お医者さんが治療してくれるわけではないし、
日本では、その対処法について適切な指導をしていただける相談機関を見つけることが難しいとは思いますが、
保護者が中心になってスモールステップを組み、工夫をしていくことで、ゆっくりゆっくり改善していくことができると思います。

>しかし、主人からはそうと決め付けるのはどうか?マイナス思考だと言われてしまいました。

決めつけるとかそういうことではなくて、困難を抱えている子には周囲のサポートが必要だということだと思います。
現実を見据えてできることをひとつひとつやっていくことの方が、プラス思考の人の発想ではないかな…と思います。

私は、知り合いの幼稚園の先生や小学校の先生、地域の相談員さんや、息子がお世話になったカウンセラーさんなどに、
「なっちゃんの声」絵本をプレゼントしたのですが、これまでの場面緘黙関連の本やリーフレット以上に、
絵本はインパクトがあったようでした。

幼稚園の先生の理解を得るために、「こんなの見つけました~」と絵本をプレゼントしちゃうのも一つの方法だと思います。
短いので読みやすいし、
医学解説もわかりやすく、「長い目で見ることは大切ですが、ただ温かく見守るだけでは症状が固定化していきます。」
など、はっきり書いてあります。
先生たちを「問題を先送りにするのは良くない!」という気持ちにさせるみたいです。
また、本の中に掲載されている、ぴょぴょんこさんの手紙には、人の心を動かす力があります。

もうお読みでしたらすみません。まだでしたらお勧めです。


いろいろご心配だとは思いますが、お母さんが本気で動けば娘さんは大丈夫。
頑張ってくださいね。


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