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5 件の記事    1   
題名: あいさつをしない
投稿日時: 2008-02-01 08:18:48
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緘黙の娘小1は昨日、授業参観でした。
科目は国語、算数とかではなく、「お店屋さんごっこ」。
いわゆる道徳のひとつで、販売する、選ぶ、買う、などのコミュニケーションを育成する目的だったと思います。
品物の名前を書いたチケットが並べられた机で「いらっしゃいませ」「これください」「ありがとうございました」。。という具合である。
そこで緘黙の娘は、あろうことか、買いたい物を選ぶとき、店員に耳うちで伝えたのだ。。。
当然、ヒソヒソと買い物する姿は異様なものだった。
学校内では先生と廊下ですれ違っても挨拶出来ない。
あたまひとつ下げられない。
社会的にも深刻な欠陥に思えてきて、つい強く言ってしまう。
言えば言うほど悪化するものと聞いていますが、どうなんでしょう?
放っておけばそのうち挨拶できる様になる、とはとても思えません。

対処の仕方を教えていただけませんでしょうか?
:(


題名:
投稿日時: 2008-02-01 13:37:15
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kazupiさん はじめまして。

娘さん、耳打ちしてお買い物が出来たのですか? 凄いですね(^^)
それって素晴らしいことではありませんか?
異様なものだった・・・という受け取り方はいかがでしょうか?
緘黙のお子さんならば、耳打ちでも とても勇気のいることだと思います。
私はお嬢さんがとても頑張っていらっしゃると思いますけれど・・・。
これが我が子なら、私はかなり喜ぶと思いますよ。
「すごいね、良くお買い物できたね。」と褒めると思います。
だって、父兄の前でのお買い物なんて緊張すると思いませんか?

挨拶のこともそうですが、緘黙の子にとって挨拶というのは
ハードルがかなり高いもののひとつだと思います。
もちろん挨拶が出来るに越したことはありません。
私も挨拶は一番基本だと考えていますし、子供にもそう伝えてはいます。
でも緘黙状態の子供は 挨拶がしたくたって出来ない状況なのではないのでしょか?
私の息子は小5ですが、緘黙だけでなく、動けない緘動もあります。
そんな息子が頭を下げるなんて難しいことです。
しかしながら、学校側もここ1~2年でだいぶ緘黙を理解してくださるようになり
先生方も返事が出来ないとわかっていても息子に声を掛けてくださいます。
息子は頭を下げたり出来ない代わりに 顔の表情で返事をします。
そんな息子に対して先生方は 
「表情が柔らかくなって必ず表情で返してくれるようになったんですよ」と喜んでくださいます。

娘さんの先生方も緘黙だとご存知ならば、挨拶が出来ないことを不快に思っているなんて
ことはないのでは?

娘さんには
「挨拶するって勇気がいるよね。でも挨拶できると とても気持ちがいいんだよ。
 声で挨拶するのはすっごく勇気がいると思うから、最初は頭をほんの少しだけペコリ
 ってさげてみるのはどうかな?」
などと提案されて見たらいかがでしょうか?

「声に出さなくても おはようとかの気持ちを込めて頭を下げれば気持ちは通じるよ」
と話されてみては?

挨拶が大事であることは話して聞かせつつ、でも無理強いはせず、いつか出来るようになるといいね・・
というスタンスで私は子供に接しています。
ご自身で仰られているように 強く言うのは逆効果だと私も思いますが・・・。


きっとまだ小学に入学されてばかりですから、kazupiさんとしても周りのお子さんと
比べられてしまう気持ちがおありなのでしょうが、娘さんは とても頑張られていると思いますよ。
「深刻な欠陥」などという表現は娘さんがお気の毒のように思われます。
そういう私も緘黙と知らない頃は「どうして皆と同じに出来ないのだろう?」と悩んだこともありましたし、
きつく当たってしまったこともありましたから、kazupiさんのお気持ちもわかりますが(^^;
でも、だからこそ、まずは娘さんの頑張りを褒めてあげて欲しいなぁと思っています。

何だか、とても生意気な事を書いてしまって お気に触ったら申し訳ありません。


題名:
投稿日時: 2008-02-01 13:50:42
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 12
てちてちママさん、
そうですね。きっと精いっぱいがんばったと思います。
ただ、店役の男の子が耳うちされた時、ギョッと驚いて引いていました。
先生達は理解してくれていても、クラスメイトは理解してくれません。
それも避けられない課題だと思っています。


題名: はじめまして
投稿日時: 2008-02-02 02:53:49
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kazupi さん、はじめまして。
ロンドンに住む7歳の緘黙男子の母親で、みくと申します。

授業参観で娘さんがひとりだけ皆と違っているのを目の当りにして、ショックを受けられたご様子...。
家ではごく普通に行動して話しているだけに、ショックは大きいですよね。
そのお気持ち、とても良く解ります。

でも、私もてちてちママさんと同じように、父兄が見守る中で耳打ちしながらコミュニケーションを取った娘さんは、本当に頑張ったと思います。
もし今までに学校で全く声が出ていなかったのであれば、友達に囁いたことは大きなステップアップですね。

うちの息子は緘黙・緘動が酷かった時期があり、その頃は椅子から動くこともできず、能面のような表情で、大変驚きました。それが3年ほど前のことです。
そこからコミュニケーションが取れるようになり、教室内で一部の友達に囁けるようになるまで、約7ヶ月かかりました(夏休みを挟んで)。
今では、出席の返事も、読本も、先生に当てられたら答えることもできるようになり、たまに自分から挙手することもあるそうです。友達とも普通に話せてます。
まだ完全に快復したという訳ではありませんし、引っ込み思案のところは相変わらずですが、学校生活を楽しんでいるようです。
それでも、自分から挨拶することは、まだまだ苦手です。

子どもの性格や環境によって、短期間で治る子もいるようですが、長い目でみていく必要があると思います。

失礼ですが、『場面緘黙児への支援』はお持ちでしょうか?
(よろしかったら、Knet資料No.3(1)の (10)の、保護者とともにスモールステップで取り組む方法も参考にしてくださいね)。

まず、娘さんが今どのステージにいるのかを踏まえた上で、学校でできる支援をお願いするといいのでは、と思います。

>ただ、店役の男の子が耳うちされた時、ギョッと驚いて引いていました。
先生達は理解してくれていても、クラスメイトは理解してくれません。
それも避けられない課題だと思っています。


男の子が引いていた、ということは、彼に囁いたのが初めてだったのかもしれませんね。
先生からクラスの子ども達に、娘さんのことを話してもらうことはお考えですか?
緘黙という言葉を出さなくても、「皆もひとりで舞台にあがったら、心臓がドキドキして話ができないことがあるでしょう?」みたいな感じで、色々言わずに温かく見守るように説明してもらうといいかもしれません。

子どもは、案外どんな状況にも慣れるものです。
うちの子の場合、先生からクラスに説明してもらった訳ではありませんが、話さない息子を「そういう子」として認めてくれてたような気がします。
また、先生の「この子は今はしゃべれなくてもいい」という態度から、子どもも学んでいてくれたような...。

課題はいっぱいあると思いますが、まず娘さんの不安を取り除いて、少しずつ自信を持たせてあげてくださいね。
何だかエラそうなことを言ってしまって、お気に触ったらすみません。


題名:
投稿日時: 2008-02-02 08:55:57
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 12
みくさん、ありがとうございます!
私達は落ち込んでいたんですが、少し元気が出てきました。
本人も一生懸命頑張っている訳ですよね。私達も頑張ります。


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