旧掲示板過去ログ


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題名:
投稿日時: 2008-01-14 12:37:45
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なかたさん、お返事を頂いたのにそのままにしてしまい、
申し訳ありませんでした。

なかたさんのコメントにあった、「意識が自分のほうに向いてしまうと瞬時に緊張状態に陥り声がでなくなる。」「話しかけられるまではリラックスした状態で、この場所だと緊張するというようなわけではないようです。」とういところは、うちの娘にもぴったりあてはまります。
学校でもお店でも、いつもわりとリラックスしているのに、いざ自分に話しかけられると表情が一変し硬くなり困ったような顔になります。

それでも、小学校時代は学校にいるだけで、身体が強張っていた事を思うと、だいぶ改善されてきているのかもしれません。
最近では、買い物などで人がたくさん居ても、私たちにごく当たり前に話しかけるようになってきましたし。
「身体の不要な力が抜けてきている」とでも言うのでしょうか。
小さい頃からの娘を知っている人からは、「最近笑顔が増えて、表情が明るくなったね。」といわれたこともあります。

本当に何か一つきっかけがあれば、「緊張しつつも声を出す」という要領を習得できそうなきがするのですが、きっとそれが本人にとっては難しい事なのでしょうね。

最近、身体の緊張をほぐすのに何か運動かゲームでもと考えて、家族で卓球を始めました。
まだ一回しか行っていないので、効果のほどはわかりませんが、本当に久しぶりに皆でキャーキャーと騒いで(本人はくすくすとひそやかに)笑って、楽しく過ごせました。
娘が通っている中学の卓球台も土曜夜に開放されるので、できたら学校で卓球ができればいいなと思います。


題名: 大きな進歩です。
投稿日時: 2008-01-30 10:52:12
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 41
前回書き込みをしてから、たった2週間の間に、大変な変化がありました。


三学期が始まって、また「教室での会話」をやりました。以前言っていたように、教室からクラスの友達に電話を掛ける、という試みです。

しかし、行ってみると男子数名が廊下で遊んでいて、とても娘がリラックスして電話を掛けられる状態ではなく(声も大きくうるさく)、少し私と話してから家に帰って電話しました。
相手のお子さんがとても上手に話をつなげてくださり、なんと30分以上も話していました。
とても嬉しかったのでしょう、娘は「次は教室からだよね」と、友達と話すことを楽しみにしているようでした。

そして次の日、教室に行くと娘と数人の女子が待っていました。娘はニコニコしてとてもいい雰囲気だったので、期待が高まりました。

別室に友達が移動し、電話を通じて会話が始まりました。私は廊下に出て両方の様子をうかがいながら、次のステップはどうするか、この教室の間にある壁をどう取り除くか・・・娘たちが電話をしている間ずっと考えていましたが、いい案が浮かばず、そろそろ切り上げようと思った時でした。

教室から友達が一人出てきて、「Sちゃんがいいって言ったから直接話していいですか?」と言うのです。もし、失敗して自信をなくしたら、と思うと心配ではありましたが、中に入ってもらいました。

すると、娘は小声ではありますがちゃんと友達に話しているではありませんか!それから、次々と友達が入れ替わり全員と話し、最後にはみんなのいる教室に行って全員の輪に入って話せるようになったのです。

その間、たった90分の出来事でした。

9年間ずっとずっと重荷だったことが、一瞬で変化してしまい、かえって戸惑うくらいでしたが、娘の話したい気持ちはマックスになっていたのでしょうか。

翌日から土日のため学校は休みで、娘はずっと「早く学校に行って友達と話したい」と言っていました。
そして、朝友達に念願の「おはよう」を言い、先生にも挨拶をし、面接練習でもちゃんと言えたと。
子どもの変わりたいと言う思いは、こんなにも急激な変化をもたらすのだと、感動、感激の嵐です。
担任の力、クラスの温かい雰囲気、そして子どもの心、全てがうまくかみ合って、すごいパワーになったのだろうと思います。

そして、昨日は高校の推薦入試の日でした。おじさん(娘談)二人の面接官に娘はちゃんと名前、学校名、志望理由も言えたそうです。
数ヶ月前には全く予想もできなかった嬉しい展開でした。


このことは娘だけではなく、私にも大きな自信を与えてくれました。
私が動くきっかけを教えてくださった、かんもくネットのみなさんに、言葉では言い表せないくらい感謝しています。


中学校にいるうちに、コミュニケーションがうまくとれるよう次のステップ(どんな方法かは未定、でも娘は卒業後に友達とカラオケに行くと言っています!)に進みたいと思っています。


題名: きらきらさんへ
投稿日時: 2008-02-05 23:58:02
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別スレからの続きです。

きらきらさん、本当によかったですね。

小学校中学年以上、特に中3ともなると、学校で遊ばせることもできないし、親が介入できることは限られてきますが、周囲の子供たちが大人になってくる分、お友達が上手にリードしてくれたりして、思わぬステップアップが実現することがありますよね。きらきらさんの娘さんも、お友達に恵まれて本人がやる気になっている今、いろいろと挑戦してみるといいと思います。

>うちの娘は耳から入った情報を理解し自分の中で消化するのが苦手らしく、「そういう時はこうしたら」と言う私のアドバイスも、受け付けないことが多くありました。
それでもやはり、じっくり話し合うべきですね。


そうですね。うちの子もすんなりアドバイスを受け入れるわけではありません。押し付けにならないよう、調子のいい時を見計らって小出しに提案をするようにしています。子供が「本当はやりたくないのに親や先生にやらされた」と感じると、表面的にはうまくいったように思えた取り組みも、後々の子供の自信にはつながらないようですので、思春期以降はやはり子供の気持ちを聞くことが大事だと思います。

うちの子の場合、複雑な話をする際、口頭での会話がうまくかみ合わないときは、紙に書き出して目に見える形にすると、落ち着いて話しあえることがありました。また、拒否反応が強いときは深追いせず、日を改めて話をするとうまくいくことがありました。

>読ませていただいて、うちの娘と似ているところがあり、もしかしたら娘もアスペ傾向があるのかも(全く違うのかもしれませんが)・・・と思ったりしました。うちは一度小児精神科の検査を受けて、「治療方法はありません」と言われて以来、病院・児相などに相談した事はありませんでした。
なので、何かおかしいと思いつつ検査はしなかったのです。今からでも検査をした方がいいのかな、と思い始めました。


今、波に乗っている時なので、学校での取り組みに集中した方がいいのでは・・・と私は思います。もしかしたら高校でも何事もなかったかのように順調にステップアップしていけるかもしれません。何も問題が起こらなければわざわざ検査を受けることもないように思います。(子供の精神的負担になることもありますから。)

この先、いろいろと問題が起こって学校側の配慮を求めたいときに、医師からの診断名がないと難しいと感じたら、その時点で検査を受けても遅くはないのでは・・・?場面緘黙以外で、今とても気にかかること、特別な支援が必要と感じることはありますか?

>今日から3日間私立の一般入試で、クラスのほとんどの子はいなくなります。落ち着いてから次に進もうかと思っていましたが、みちさんの取り組みからヒントをもらい、少人数のうちに授業中での返事に挑戦してみる事にしました。

もし、複数の生徒に聞こえる声を出すのが難しそうなら、最初は先生に近づいてもらって耳元でささやく形にするといいかもしれません。うまくいくといいですね。また結果を教えてくださいね。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2008-02-11 16:25:53
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 41
いろいろと親身で適切なアドバイスありがとうございます。

検査の件ですが、緘黙以外で気になる事は(成績以外では)今のところありません。
緘動のせいかリコーダーが全く吹けなかったり、体育が苦手なはずなのですが(元々の運動音痴?)、本人は合唱やバスケットが好きだと言い、支援をお願いする感じではないと思います。
なので、みちさんがおっしゃるように、このまま検査を受けずにすめば、それでもいいのかもしれませんね。本人も気にするかもしれませんし。
高校での様子を見て、必要ならまた相談してみます。

私立入試の日は、一日目はあまりにも人数が少なく、他のクラスと合同での授業だったらしく、先生も何も言われなかったそうです。
次の日に、帰りの会が終わって女子数人がいる所で、先生が「高校の制服はもう買ったの?」と聞いたそうで、娘は「はい」と答えたそうです。
娘が私に報告した時、自分が答えたと言う事より、先生が質問したという事に重点を置いている言い方だったので、娘は教室で発語するのはもう当たり前になっているのだなあ、という印象を持ちました。
まだ男子がいると声が出しにくいようなので、もう一つ階段を上がらねば・・・というところです。

次のステップとしては、別の先生と1対1で話すか、授業中の発語としてまず担任の授業中(保体)に発言できる場面を設定してもらうか、どちらがいいか検討中です。
今は、私立高校の結果が出て、公立の志願変更などの手続きで先生はとてもお忙しいのですが、なんとか時間をとってもらおうと思います。

今日の娘ですが、友達に誘われついにカラオケデビューしました。
持ち歌はゼロですが、昨日からウキウキそわそわして喜んで出かけました。母としては家族で練習してから行かせたかったのですが、家族と一緒は嫌なのですって・・・。
心配症な母は、どうか歌えなくてがっかりしませんように、楽しめますようにと祈っています。
帰ってくるまでドキドキです!!


題名: きらきらさんへ
投稿日時: 2008-02-11 22:03:19
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
きらきらさん、こんばんは。

>検査の件ですが、緘黙以外で気になる事は(成績以外では)今のところありません。
緘動のせいかリコーダーが全く吹けなかったり、体育が苦手なはずなのですが(元々の運動音痴?)、本人は合唱やバスケットが好きだと言い、支援をお願いする感じではないと思います。


うちの息子は高校で友達との会話ができるようになり、授業中の発言も普通にやっていますが、不安になりやすい傾向は相変わらずです。調理実習や理科の実験など苦手な活動が予定されていたとき、「学校に行かない!」が出てしまい、先生に配慮をお願いしました。どういう形なら参加できるか本人と話し合い、親しい友達と一緒の班にしてもらったり、何をしたらいいか指示を出してもらうなどのお願いをしました。お願いをする際、なかなかわかっていただけなかったので、家庭科や理科の教科担任の先生に、検査結果や中学校時代の記録を読んでいただいたり、「発達障害傾向」という言葉を使って話したりしました。何もないところでお願いをするとただのわがままと受け取られてしまいがちですが、「専門機関からこういう指導を受けた」と話すと先生たちはすんなり譲歩してくださいました。おかげで息子はどうにかこうにか苦手な活動にも参加できています。

でも、娘さんは苦手なことがあってもあまり気にせず、喜んで参加できるんですね。これからもその調子で頑張っていけるようなら、検査は必要ないかもしれませんね。

>娘は教室で発語するのはもう当たり前になっているのだなあ、という印象を持ちました。

そういう気持ち大事ですね。上手にステップを組めばどんどんステップアップしそうです。

>まだ男子がいると声が出しにくいようなので、もう一つ階段を上がらねば・・・というところです。

できることなら、苦手な男子のいるところで声を出す前に、女子や先生と活動(会話)のレベルアップをして、十分自信をたくわえたいところですね。なんにしても、どんな設定に挑戦したいか、娘さんの気持ちが大切ですね。

カラオケデビュー楽しめたかな?


題名: みちさんへ
投稿日時: 2008-02-14 11:04:36
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 41
こんにちは。
昨日、一時間近くかけて入力したのに、一瞬できえてしまいショックで投稿を断念してしまいました・・・ふ~って感じです。

みちさんの息子さんは、学校ではごく普通に過ごせているのですね。
(もちろん見えないところでいっぱい努力されているからですが・・・)
息子さんにとって、高校進学がとてもよい飛躍のチャンスになったのでしょうね。
うちの娘もそうなってくれるといいな~、いや絶対にそうなるように頑張ります!!

娘は苦手な事は避けようとする事も多いのですが、絵が下手なのに美術部に入ったり、体育と合唱だけは好きで(歌えなかったけれど)、高校は運動部に入ろうかなと言ってみたり、引っ込み思案なのか、積極的なのかよく分かりません。
娘が積極的になれるのには、自分が絶対受け入れられるという自信があるからかなという気がします。今まで友達に「かわいいかわいい(背が低く細身)」と言われてきたからかなのか、自分が皆に嫌われるとか、悪口を言われるとか、遠足や修学旅行の班に入れてもらえないかもという心配は全くしなかったようです。私はいつもすっごく心配でしたが・・・。

先日のカラオケは5時間くらい一緒に過ごし、とても楽しそうな顔で帰ってきました。自分で選曲はしなかったけれど、皆でマイクを回した時歌ったとか。たぶん聞こえないくらいの小さな声だと思いますが。
カトゥーンファンの子にしっかり刷り込まれて、生まれて初めてCDを買いたいと言ってきました。
そして今日、バレンタインのために、手づくりチョコ(友チョコです)を13人分持って行きました。これも生まれて初めてです。
卒業間近にして、やっと女子中学生らしくなってきました。

今後の会話のレベルアップとして、娘にはなるべくたくさんの人に話しかけること、少し大きいなと思うような声で話すこと、先生が質問したら答えることなどと言っていますが、今学校でどのような様子なのかわかりません。
実際どうしたらいいのか、まだ具体的なアイデアが浮かんでこないんですよね~。何かアドバイスがありましたら教えてください。
お忙しいのに、お願いばかりで本当に申し訳ありません。

またじっくり娘とも話し合ってみます。


題名: きらきらさんへ
投稿日時: 2008-02-17 12:00:02
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
きらきらさん、こんにちは。

入力後編集しようとして失敗したり、送信に失敗したり、私も最初のころよくやりました。ひとつの操作ミスで全部消えてしまうことがありますよね。この頃はWordなどで1度入力、編集、保存してから「コピー」、それを掲示板のほうへ 「貼り付け」というやり方をしています。万が一ミスをしても、Wordに保存されてますから安心です。

>息子さんにとって、高校進学がとてもよい飛躍のチャンスになったのでしょうね。

話せるようになることで親の心配事はひとつ消え、「よかった、よかった」となります。でも、本人にとっては「話せるようになってからのほうが大変」と言います。「苦手」が消えてなくなるわけではないし、小学校中学年から中学校3年生という多感な時期に、皆が普通にやっていることを避けて過ごしてきたつけは大きいです。

中学校で上り調子だったときは、「苦手なことに一生懸命チャレンジする頑張り屋」ということで、周囲があたたかく見守ってくれていたわけですが、高校では「話すのが苦手な子」とはみなされていないので、苦手な会話を誰とでも(苦手な相手とも)普通にこなすことを日常的に要求されます。なんとか周囲に合わせていこうとすることで、学校生活にストレスを感じ、日々悩みもつきないようです。(でも、「話せるようにならない方がよかった」とは全然思っていないみたいです。それに、うちの子の場合は「不安」の原因は行動面のほうが大きいです。それと、勉強がわからないこと・・・)

親しい友達と楽しそうにやっているように見えるし、実際楽しいこともたくさんあるのに、朝になると毎日「学校いやだ~」を連発するので、親としてはしんどいこともあります。でも、「話せない」悩みではなくて、「話せる」悩みを一緒に話し合えることはありがたいことだなあ~と思います。親子して日々勉強です。なかなか地味な作業ですが、みんなとは違う自分をどう受け入れ、自分に合った環境をどう選んでいけばいいのか・・・実際、とても難しいと感じますが、息子とよく話し合いながら、一緒に一歩一歩前に進んでいけたら・・・と思っています。

なにはともあれ、進学は確かに飛躍のチャンスです。新しいクラスでイメージが固まってしまうと、それを変えるのはまた大変ですから、今「変わりたい!!」と思うエネルギーを大いに生かしていろいろ挑戦できるといいのですが・・・その後、娘さんとは話し合ってますか?

小学校中学年以上(や大人)の場面緘黙の改善に有効とされている「認知行動療法的アプローチ」では、セラピスト(や親など)が子供とよく話し合い、苦手な状況に立ち向かっていくサポートをしていくようです。年齢が上の子(や大人)の場合、本人が自分のチャレンジの意味を理解し、納得していないと前に進めないので、子供と頻繁に話し合うことが必要なようです。

息子が停滞気味のときに、私はよく、本に書いてあることを話して聞かせたり、直接本を見せたりして、子供のやる気を引き出すようにしました。この旧掲示板過去ログの 「年齢が上の子のスモールステップって??」 スレや、「かんもくネット正会員専用掲示板」 の方にも書き込みしたことがありますが、こちらにも貼り付けてみますね。(すみません、もうお読みでしたね・・・ちょっとこちらに集めたくなったので・・・)

「不安障害の認知行動療法(2) 社会恐怖 患者さん向けマニュアル」 より

>「頻繁な曝露 : 状況への曝露の頻度が高いほど、引き起こされる不安の程度は速く減少し始めます。」

「最初は、多くの恐れている状況に、頻回に(週に3~4回)直面する必要があります。さもないと、次にその課題を行うまでの間に恐怖のレベルが再度上昇してしまうでしょう。一般的なルールは、恐怖が大きければ大きいほど、より頻回にその状況に直面する必要がある、ということです。」

「1つの段階か目標に達したら、次々とより困難な目標に移りましょう。同時に短期と長期の目標に取り組むのはよいことです。・・・毎日必ず何かをするようにしましょう。」

>「逃げ出さないこと : ある状況によって引き起こされた不安が減り始めるまで、その状況にとどまっていることはとても重要です。・・・恐怖のためにその場を離れる、というようなことが決してないようにするのが目標です。・・・不安が減少する前に離れてしまっては失敗したと思うことになり、自信を失い恐怖は増します。」

>「多くの患者さんが、あまりに多くのことを、あまりに短期間で得られると期待します。不安の克服には時間がかかるし、それは不安が続いてきたのと同じくらいの期間かもしれません。加えて、改善は直線的ではないことを知るのも大切です。」



クリストフ・アンドレ&パトリック・レジェロン著「他人がこわい」より

>〈社会不安〉を感じる人は、不安を感じる状況から逃げ出し、自分だけの小さな世界に閉じこもろうとしがちである。・・・したがって、この傾向から抜け出すための第1段階として、不安を感じる状況から『逃げ出さないこと』が大切になってくる。その証拠に、何の治療もセラピーも行っていないのに〈社会不安〉が改善されたというケースがたまにあるが、それは不安を感じる状況に立ち向かっていった人であることが少なくないのだ・・・。・・・しかし大人になると、いったん確立してしまった〈行動様式〉を変えるのはなかなか難しい。それを可能にするには、〈エクスポージャー法〈曝露療法〉と呼ばれる、自分が不安を感じている状況にあえて身をさらす訓練が有効だとされている。私たちは何かから逃げている限り、それに対する恐れをなくすことは決してできない。あえて不安を感じる対象に立ち向かっていくことで、その不安は必ず軽減されるはずなのだ。     

学校での様子を娘さんの方からどんどん話してくれるとわかりやすいのですが、なかなかそういう中学生はいませんよね。お母さんが根掘り葉掘り聞き出すのは難しいでしょうから、時々先生から様子を教えていただけるよう、連絡を取りやすい形をお願いしてみてはいかがでしょう。もし、娘さんがお母さんと話し合いをしながらステップを踏むことに強い抵抗を感じるようなら、娘さんが一人でエクスポージャー法を実践していけるよう、やり方を教えてみるのもひとつの方法かもしれません。

別スレに、私の理解している範囲内で、「認知行動療法的アプローチ」「エクスポージャー法」について書いてみたいと思います。

>カトゥーンファンの子にしっかり刷り込まれて、生まれて初めてCDを買いたいと言ってきました。
そして今日、バレンタインのために、手づくりチョコ(友チョコです)を13人分持って行きました。これも生まれて初めてです。
卒業間近にして、やっと女子中学生らしくなってきました。


娘さん、いい調子ですね。それがどんどん新たな自信につながっていくはずです。うちの子も、高校で話せるようになり親しい友達ができてから、「生まれて初めて」が急に増えました。友達と一緒のお祭りデビューや花火大会デビューなどなど・・・本人もうれしそうでしたが、私もうれしくて・・先日自分からお友達をカラオケに誘っていたようですが、まだ友達とのカラオケデビューは実現していないようです。

>娘が積極的になれるのには、自分が絶対受け入れられるという自信があるからかなという気がします。今まで友達に「かわいいかわいい(背が低く細身)」と言われてきたからかなのか、自分が皆に嫌われるとか、悪口を言われるとか、遠足や修学旅行の班に入れてもらえないかもという心配は全くしなかったようです。

明るくて頼もしい子ですね。(うちの子とは大違い!!)「自分に自信がある」「人を信頼できる」って大事ですよね。もしかしたら、娘さんにはお母さんのサポートはもういらないのかな・・・?あまりうるさくすると「うざい~」って言われるかもしれませんね。


題名: 感動の卒業式
投稿日時: 2008-03-07 00:06:18
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 41
今日は、すでに高校を卒業して休みに入っている次女も一緒に、卒業式に出席しました。

娘は朝から少し緊張しているようでしたが、元気よく友達と登校していきました。
入場の時みんなと一列に並んで入ってくる様子は、以前のおどおどした感じはなく、堂々として落ち着いて見え、
証書をもらう時は、小さいけれどちゃんと保護者席にも聞こえるように返事ができました。

終了後、先生方にお礼を言っていた時、受け持っていただいた事がない先生にもよかったねと言っていただき、学年主任の先生には
「今年はぎゅっと凝縮された一年でしたね。今回、努力して成果が出て高校にも受かった事は、本人に大きな自信になったと思います。彼女にはこれからも、どんどん自信の付く事をさせてあげてください」と言われました。
温かい先生たちにかこまれた、本当に幸せな中学生生活でした。
娘も私も名残惜しくてしかたありません。


高校見学の件は、明日高校の先生が中学にきて話し合いをするとのことで、その後連絡を入れます、ということでした。
これからは、スムーズに高校生活がスタートできるように、サポートしていきたいと思います。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2008-03-04 15:00:19
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 41
みちさん、たくさんのアドバイスを頂いたまま何週間もたってしまい、申し訳ありません。
娘は一度にたくさんの初めてが続いた後、またいつもの生活に戻りました。その後私、長女、本人と続いて体調をくずし、しばらくグズグズしていたので、発語については何も言わずにいました。今は友達が耳を近付けてくれると、小声で返事ができるといった状態が続いているようです。

>話せるようになることで親の心配事はひとつ消え、「よかった、よかった」となります。でも、本人にとっては「話せるようになってからのほうが大変」と言います。「苦手」が消えてなくなるわけではないし、小学校中学年から中学校3年生という多感な時期に、皆が普通にやっていることを避けて過ごしてきたつけは大きいです。

本当にそうですね。以前は一言でもいいから学校で話してさえくれれば・・・と思っていましたが、いざそうなってみるとこれからどうすればいいのか、途方にくれています(大げさかな?)。

うちの子を明るくて頼もしいなんて言っていただけると嬉しいのですが、実は周りの空気に鈍感なだけなのかもしれません。空気読めないな~って言う時もありますから・・・。



「大きな声を出そうと思うと咽のへんにつかえて出せなくなる」と言っているので、家で練習しようともちかけてみましたがあっさり拒否されてしまいました。少しエネルギーが切れてきたか・・・?今までやらなかった事をやり続けるのは、大人でも大変な作業ですものね。

ただ、娘の一番好きな女子のYちゃんをイメージして、自分が声を出す時Yちゃんが言うような感じで言ってみて、とアドバイスをした時は、一度だけいつもの声とは違うしっかりとした声を出した事がありました。

でも恥ずかしかったのか、二度目は言いたがらなかったので、「誰も聞いていない一人のときに練習してみてね」、と言っておきました。
やっぱりあまり根堀り葉堀り聞かれたり、こうやってみようかと言われたりするのは嫌みたいで、拗ねたような怒ったような雰囲気になってしまいます。

今は娘もなかなか大きな声が出せない事に、自信を失いかけているのではないかなと思います。
本人のやる気をうまく引き出すことが出来ればいいのですが、うまくいきません。


中学校生活もあと残すところ二日となってしまい、毎日「友達ににっこり笑って、頑張ってなるべく声を出し続けてね。」と送り出していますが、やり遂げられなかった事が、とても残念です。勢いを持続させるのは本当に難しいですね。

でも、数ヶ月前からすると大きな前進をしているのですから、その事に注目して娘を褒め、明後日の卒業式には、2年・3年と皆勤で通学できた事を喜びたいと思います。


話は変わりますが、数日前、長女の幼稚園時代の知り合いから久しぶりに電話をもらい世間話をしていた時、次女(次女同士も同級生)の進学先の話になり、大学の心理学部に行く事を伝えると、もし心理学に興味があるなら、イメージ療法で有名なカウンセラーが仲間達とジャズコンサートをするから、聴きにこないかと誘ってくれました。
緘黙の娘の事を話すと、「緘黙の人も治療に来てるよ」とのことで、意外な所で緘黙を知っている人に出会いました。
しかも場所はうちから歩いて10分足らずの所で開業しているというのです。
カウンセリングを受けるかは分かりませんが、今この話を聞いたのも何かの縁だと思って、とりあえず一度会って内容を聞いてみようと思っています。


題名:
投稿日時: 2008-03-05 10:08:04
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きらきらさんへ

うちは、1年かけてよくなってきた息子が、新年度に大きく後退してしまったとき、
『基本に戻る』というのを心がけました。

また、最初から・・・?とかなりショックですが、でも息子はどうやって話せるようになったかを自分の体で知っている、だから今度はきっと去年よりも、ステップのあがり方は早い、と信じていました。

少し後退してしまったときは、心のエネルギーをためることも大事だと思います。

それと、みちさんの場合は『正の強化』をうまく活用されていました。
正の強化についての富重さんの記事をここに貼らせてくださいね(富重さん、勝手にすみません。この頃は富氏さんでしたね。なつかしい・・・。)

http://smjournal.blog44.fc2.com/blog-entry-137.html

http://smjournal.blog44.fc2.com/blog-entry-149.html

この『部分強化』ですが、私も今、息子と言語のことを取り組んでいますが、5回に1回ぐらいの割合で褒めたり、または指摘したりしています。
いつもいつもそのことを言っていては、親子共々疲れてしまいますし、うちの場合は、いろんな課題が長期戦なので、このほうがあっているように思っています。


みちさんのご褒美の使い方もちょっと貼らせてください。
これは、けいこさんの復習タイムです。

No.1 「チャレンジ5(ファイブ)」・・・5ポイントたまるとボーナス(現金)が出るシステム!

①心の中ではやりたい気持ちがあるのに、勇気がなくて一歩が踏み出せない時、
 最後のひと押しが「やってみようかな・・・」という気を子どもに起こさせる。
②子供にとって難しすぎる課題はダメ(とても魅力的なごほうびを提示した場合、
 それが手に入らなかったときのことを考えて、ますます不安になってしまう)
③子供に全く取り組みたい気持ちがないときには逆効果。
④子どもが今できているところから、細かいステップを組む。 一度にさせるのではなくて、
 1日ひとつクリアすればOK、初めてクリアできたときには一緒に喜び、子どもは1ポイントをゲット。
⑤子どものおこづかいの基本給は小学校低学年のときのまま据え置き、祖父母の協力を得るのもいいかも。
⑥小学校時「小さな課題をクリアするごとに続きものの漫画本を2~3冊ずつ、から発展


ところで、きらきらさん、昨日私からPMをおくったのですが、まだ未開封なので見ていただけないでしょうか。(正会員用掲示板のほうです。紛らわしくってすみません。)


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