旧掲示板過去ログ

◆ルディさんへ

ルディさん、診断がきちんとおりたのですね。良かったです。
SMartセンターのシポンブラム先生もルディさんと同じ体験をされた、
あちこちの専門家から、トラウマだとか反抗してるとか言われて・・・辛い思いをされ、
それが今の彼女の活動に結びついていると書かれていました。

事情を伺うと、ルディさんの地域では「理解と支援」どころか「誤解」が蔓延しているようです。
ルディさんが仰るよう、「診断」がおりて「理解と支援」の入り口にやっと立てるという感じかと思います。

「場面緘黙症（選択性緘黙）」は、特別支援教育枠に入っていないので、
先生や学校（特に中学校）によっては、心理が言っても、なかなか支援が得にくく、落ち込むことが多々あります。
保護者の方だと、なおさらのことです。
そして、診断の境目にいる子にも支援と理解が必要なのに、と思います。

別スレのルディさんの書き込み

＞ヘルマン・ヘッセも世の中に適合できない悩みを発展させて
ノーベル賞をもらうまでの文学作品を生み出しました
はじめから世の中をうまく渡っていたら
素晴らしい視点を育てることは出来なかったのではないかなと思います

＞内面に沈潜していた孤独な戦いの時間が
独自の世界を生みだすための過程となったのかもしれません

私もそう思います！
小説を書かないヘッセたちも、たくさんいるでしょう。
そして、１人孤独な状況の中では、
「独自の世界」を守り育てながら、現実世界と折り合いを付けていくことは難しいのだと思います。
その子の「独自の世界」のすばらしさを知っている人が、誰か必要なのだと思います。

◆かいわれさんへ

electとselectの違いについて書いてくださってありがとうございます。

＞electが、他は相手にせず、信念を持っての選択であるのに対し、selectは、どれも良いドレスなんだけれど、その日の雰囲気だとか、自分の気分によって選択した、ということで、後者がより“情緒的な要素が関与している”ような気がします。

私もよく似た感じがしています。
昨日nativeのアメリカ人に聞いたら、「about sameだいたい同じ」と言ってすまそうとするので、
それは分かってる、私は微妙なニュアンスが知りたいんだと言ったら、頭を抱えていました。
アメリカ人でもパッと答えられない微妙な違いなのかも？？？

その後話を聞いていくうちに、
どちらも結局選ぶのですが、selectは環境の様々な要因を考えあわせて選ぶということらしいです。

だから、
electは「選ぶ人の意志に重点」があり、
selectのほうが「周りの状況が選択に影響を及ぼす」ニュアンスがあるのかなと思いました。

ロンドンのみくさん、どうなんでしょうか？

ルディさん、けいこさん、こんにちは。

＞内面に沈潜していた孤独な戦いの時間が
独自の世界を生みだすための過程となったのかもしれません

＞私もそう思います！
小説を書かないヘッセたちも、たくさんいるでしょう。
そして、１人孤独な状況の中では、
「独自の世界」を守り育てながら、現実世界と折り合いを付けていくことは難しいのだと思います。
その子の「独自の世界」のすばらしさを知っている人が、誰か必要なのだと思います。

お二人の書き込みを読んでいて、書き込みをしたくなりました。

突然ですが、我が家のヘッセ君がおととい書いた、詩の宿題を紹介させていただきます。本人に「ネットで紹介してもいい？」と聞いたら、「いいよ！いいよ！」と喜んでいます。

　　「孤独」

　立ち止まった
　なぜ俺はここにいるんだろう
　なぜここまで歩いてきたんだろう
　自分に問いかけても答は出ない

　暗闇の中１人歩いていた
　迷路のような心の奥で
　自分がさまよっているようだ
　本当の自分見つけたくて
　本当の未来見つけたくて

　他人になんだかんだ言われるのに
　たえられない
　自分勝手に生きてみたい
　自分の殻をぶち破りたい
　心の奥で何かが叫ぶ

　孤独・・・そう俺は孤独なんだ
　でももういやなんだ
　このままじゃいやなんだ
　今の自分を壊したい
　自分の殻をぶち破りたい

　大空を飛んでみたい
　鳥のように優雅に旅をしたい
　空から世界を眺めたい

　― 孤独から抜け出したい ―


本人は、「頭に思い浮かぶ言葉を適当に並べ立てたもので、深い意味はない」と言っていますが、実際のところはどうなんでしょう・・・？

どっちにしても、自信作のようです。　

こんにちは。
みちさんの息子さんの詩には感動です。感受性が豊かな息子さんですね。

緘黙症の子を「情緒障害」というカテゴリに閉じ込めてしまうのは、おかしいと思っている１人です。
緘黙症の子供達は、内面に素晴らしいものをもった子供が多いですね。
この豊かさを、いろんな人たちに見てもらいたい、何かの形で世の中に提示したいｔ思うのは私だけでしょうか？

ルディさん、ふみかさん、こんばんは。

「孤独」という言葉がたまたま重なっていたので、軽い気持ちで投稿したのものです。書いた本人もあまり深く考えてはいないみたいです。みなさんも軽く流してください。でも、誰にでもまねできるわけではないので、ある意味、才能かもしれませんが・・・。

それにしても、あまりにもすばらしいメッセージが返ってきたため、一部本人に見せると、「僕って、すごくない？」と、感激していました。なんにしても、自信をもつことはいいことです。

ありがとうございました。

＞electは「選ぶ人の意志に重点」があり、
selectのほうが「周りの状況が選択に影響を及ぼす」ニュアンスがあるのかなと思いました。

けいこさん、イギリス人の主人に訊いたところ、上記の解釈で正しいようです。
イギリスでは elective mutism という言葉自体がもう殆ど使われておらず、selective mutism が正式名となっているようです。

◆みくさんへ
electとselectの違いについて、ありがとうございました。
日本では「痴呆症→認知症」「分裂病→統合失調症」「自閉症→広汎性発達障害」と
近年、誤解を招くような名称は改められてきています。
富重さんもおっしゃっていましたが、英語の略称ＳＭも何とかならないものかと思いますが、
日本語の名称も、検討されていって良いのではないかと思います。

◆ルディさんへ

＞私自身、緘黙を持つ子供を育てるからといっても
闇雲に人と繋がる方法論を身につけさせようとすることだけに
とらわれるべきではなく、
子供の成長を尊敬を持って
見守らなければと感じます
助けるつもりがあだとなって
子供の内面へずかずかと踏み込むことの
無いようにしなければいけないなと思います 。

とても大切なことと思います。
思春期は、自分の内側に向かってエネルギーを多く使うので、
子どもが外に向けてエネルギーを使える状態でないことも多いです。
不登校や、学校に行きにくい子どもでもいろいろで、
子どもがどのような状態なのか、という理解が大切と思います。

外から見ると全く動きがない「さなぎ」の時期、
子どもは、内側の変容のために物凄いエネルギーを使っていることがあるのではないでしょうか。
さなぎは突っつかれることを嫌がります。
このような時は、
親が、子どもの外側の行動の進展ばかりに目を向けて、
さなぎを外からつついていると、子どもは蝶になれないです。

こんな時、ルディさんが仰るように、親は外の環境をできるだけ整えて、
子どもが蝶になるのを待ってやることが必要なのでは、と思います。

子どもの状態や子どもの性格、親と子の関係によって、
親が子にしてしてあげると良いということは、とても違うのだと思います。

場面緘黙（症）にしろ選択性緘黙（症）にしろ、難しい名称だとも思います。

「緘黙」という言葉が難しいのかもしれません。
「緘」は常用漢字ではありませんし。

かといって、やっぱり「ＳＡＤ」と同じように「ＳＭ」と略すのも…。
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http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=11

富重さんへ

＞「緘黙」という言葉が難しいのかもしれません。
「緘」は常用漢字ではありませんし。

「緘」って難しい漢字です。カン　って読めないですよね。
この字、他であんまり見たことないなあ～と思ってたら、
封筒の閉じたところに「緘」とあって、あっこんなところに！と思いました。

調べると、「閉じる」という意味なのですね。
「とじること。特に、手紙・書類などの封じ目。また、そこに書く文字。」
あと「緘口令・カンコウレイ（を敷く）」時に使われるよう。
（「箝口令」とも書くらしいですが）

そうなれば「緘動」というのは、ちょっとおかしい言葉かもしれませんね。
これは、このサイトから生まれた言葉なのでしょうか？

「緘動」は、私が考えた言葉ではありません。
言葉の出所は…どこでしょう？
「緘動」に相当する英語、思い出せません…

場面緘黙症、選択性緘黙症は、
トリイ・ヘイデンの『檻のなかの子』では、「選択性無言症」と訳されています。
時々、「場面寡黙症」と書く方もいらっしゃいます。
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