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12 件の記事    1   2   
題名: 初めて病院へ行きました。
投稿日時: 2006-07-05 15:56:14
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はじめまして、小学6年生の男児の母です。
保育園の時から、おとなしくて話さない、
一人でいるのが好きな子と言われてきました。

それでも行事はきちんと参加するし学校もちゃんと行く。
家族や親戚の人とは普通に話すので
性格的なもの、そのうち話すと思っていました。
5年生になって徐々に学校でも 友達といることが多くなり
表情も明るくなってきたけれど、まだ話さずに
もう6年生になってしまいました。

この春の家庭訪問で 
5年生から持ち上がった先生が遠慮がちに
『場面緘黙ですよね、一度診察を受けてみては?』  
と言われ、そんな症状名があったのかとHPを探しまわり
こちらにたどり着いたときは、涙が出るほどうれしかったです。

近くに児童外来がなく、車で2時間ほどの病院に2ヶ月前に予約して
やっと先日診察を受けて来ました。
これまでの経過を話し、面接などを行い
医師が話してくれたことは、
もともと心の根に 人とのかかわりが苦手、
集団が苦手な部分があって 学校へ行くだけで精一杯。
今は、緘黙することで 学校へ行けていると 考えて
話をさせることを、焦らないでほしいと。
今は、先生やお友達と 楽しい体験をたくさんさせてあげて下さいと。

なんだか、これだけで気持ちが楽になりました。
来年中学に上がる前に、なんとか一声と
焦る気持ちがつのっていた私でした。
子供のことで病院へ行ったのに
私の心のカウンセリングにもなりました。

次回は、心理テストをするそうです。


題名: はじめまして。
投稿日時: 2006-07-05 17:12:09
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涙が出るほどうれしかったとまでおっしゃっていただき、
ブログ管理者としてはこれ以上のお言葉はありません。
ただ、私は医学や心理学の専門家ではないので、
ブログの内容には誤りがあるかもしれません。
ご注意ください。

徐々に学校でも 友達といることが多くなり
表情も明るくなってきたというのは、改善の兆しだと思います。
時間はかかっているかもしれませんが、このまま順調にいくといいですね。

場面緘黙をご存知の先生に巡り会うことができてよかったですね。
病院は遠くて大変のようですが、お話を伺う限り、
その医師の場面緘黙症の認識、治療方針の理解は正しいと私は思いました。
信頼できそうな方です。

ユーザー登録も、ありがとうございます。
_________________________________________
:arrow: 記事の編集・削除は、こちらで受け付けております。
http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=11


題名: ありがとうございます
投稿日時: 2006-07-05 20:53:09
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 80
掲示板不慣れなもので :oops:

富氏さんに、そう言って頂けると心強いです。

これからも 参考にさせて頂きますので
よろしくお願いしますね!


題名: 心理テスト結果
投稿日時: 2006-12-14 10:01:10
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 80
精神科児童外来で7月に初受診後、病院がとっても混んでいるので
9月に行った心理テストの結果がやっと聞けました。
いかに専門医が少ないかを改めて実感しました。

診断
IQは標準より高めだがアンバランス。
発達障害の中の高機能自閉症であり場面緘黙。
興味のあることはよく覚えるが興味の幅が狭い。
物事をトータルにとらえられない。
12歳なりの常識を理解できていない可能性があり
したがって社会性が欠けている危険性がある。

例えば、普通の人が5つの事柄を聞いてひとつにまとめて
考えられるのに対し、このバランスだとひとつにまとめられず、
興味のある部分だけで
自分なりの理解をしようとするので、独特な物のとらえ方となる。
周りに恵まれれば「おもしろい考え方」となるが
逆に常識がないと思われる危険性がある。
深層心理を見るテストでは表面的で内面が語られていないことから
自分の気持ちをとらえられない、相手の気持ちが読めない可能性が強い。
気持ちの面では非常に幼い。
プライドが高く、自分の思った事と違う反応があった時に
人の10倍 も傷つくことが多い。
小さい頃になにか話して傷ついてから自分を守るために
緘黙するようになったかもしれない。
または周りに適応するために緘黙を体が選んだかもしれない。
人を傷つけなければ十分学校生活をやっていける。
お笑い、作家、詩人などで活躍している人もいっぱいいるので、
マイナスと とらえることはない。
理学、文学、工学などの分野でやっていける。

治療法
まだ声を出す段階ではなく
友達とのコミュニケーションをたくさん積み重ねる時期。
焦らず見守ってやってほしい。
十分コミュニケーションをとれたら、
YES,Noなどの簡単な受け答えから
発語だけにこだわらず経験を積み重ねて行きましょう。
担任の先生との日記やメールの交換はとてもいい。
思っていることを表現しても大丈夫だと安心させること。
目の前で話すより、テーブルでは90度の角度または、並んで
リラックスできる姿勢で話す。
どちらとも目は見ない方がリラックスする。
通院はしばらくはお母さんだけの来院、相談、指導となる。
これからは予約ではないので、いつでも診察できます。

ということでした。
高機能自閉症を併せ持っていたから
うちの子は、親にも気持ちを話せなかったんだ!
12歳まで気づかずに私はなんてバカだったんだろう!

待ちに待って、どんとこい!と思って聞いた結果でしたが
やっぱりショックでした~~~
みちさんの「年齢が上の子のスモールステップって?!」に
みちさんの息子さんの6年生の時の検査は
たぶん今回息子が受けたものと同じだと思うのですが
本当に一人一人違うんですね。

冬休み前に担任の先生・SCに報告・相談します。


題名: りんごさんへ
投稿日時: 2006-12-14 23:52:38
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うちの子のときも、6年生の夏休みに初めて児相に緘黙の相談をするために出かけ、数回通って、結果が出たのが12月でした。予想もしていなかった診断結果に驚き、ショックを受け、それでもなぜか妙に納得するところもあって、複雑な気持ちでした。

うちの子と違うところもありますが、似ているところが多いです。
>興味のあることはよく覚えるが興味の幅が狭い。
物事をトータルにとらえられない。
12歳なりの常識を理解できていない可能性があり
したがって社会性が欠けている危険性がある。
自分なりの理解をしようとするので、独特な物のとらえ方となる。
周りに恵まれれば「おもしろい考え方」となるが
逆に常識がないと思われる危険性がある。
プライドが高く、自分の思った事と違う反応があった時に
人の10倍 も傷つくことが多い。


気付かなくてあたりまえです。りんごさんの息子さんは、話さなくてもお友達と仲良くやっていける力があるし、家族や親戚とは普通に会話できるわけだから、軽度なほうですよね。たまたま場面緘黙になったために、検査を受ける機会を得たわけで、そうでもなければ気付くわけがありません。

「ほとんどの人はそのパーソナリティのなかに、自閉的行動と共通する面が一つまたはそれ以上見られる。ある程度の自閉性は、芸術や科学の領域においては有利となる。自閉性障害をもつ能力の高い人と、正常だがちょっと変わった人との間には、明確な境界線は存在しない。」

本当は専門家にもはっきりとした線引きは難しいらしいです。それでもあえて診断名をつけるのにはわけがあるようです。

「自閉性障害の診断をする最も重要な理由は、親たちや子ども自身がしばしば助けを必要としているからである。」 
                                     (ローナ・ウィング著「自閉症スペクトル」より)


ものは考えようです。「場面緘黙症」という診断名だけでは特別支援教育の対象児童としてみなされませんが、「高機能自閉症」という診断名を出してもらったことは、今後学校生活を送っていく上で有利になります。息子さんが中学校で十分な支援を受けられるように、堂々と学校側に要求することができます。

また、きちっと診断名を出していただいたことは、息子さん自身の気持ちの上でも、将来きっと役に立つはずです。得たいの知れない生きづらさに苦しむより、自分の特徴を理解して、どういう工夫をすればうまくやっていけるかを学んでいく方が、ずっと実りある人生を送れると思います。それは私自身が体験したことでもあります。(息子の検査結果から、自分自身のことが理解できるようになり、楽になりました。)

診断を受けていないか、または発達障害のことを知らない医師にかかっているために、正しい診断が出ないまま苦しんでいる軽度発達障害の子どもが、本当はもっとたくさんいるのではないかと私は考えています。しっかりとした専門家に出会い、知ることができたこと、そしてたくさんの適切なアドバイスをいただけたことは、幸運だったと思っています。りんごさんが探し当てたお医者さんも、頼りになりそうで安心ですね。これからどんなふうにしていったらいいのか、いろいろ教えてもらえそうです。

お母さんもつらいときだと思いますが、一緒に頑張っていきましょう。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2006-12-15 10:45:14
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 80
ありがとうございます。

ショックを受け、それでもなぜか妙に納得する
その通りでした!みちさんの書き込みを読み、
心が温まり、ショックから立ち直って来ました :D
場面緘黙とわかってよかった。
心理テストを受けて見えなかった障害がわかってよかった。

「場面緘黙症」という診断名だけでは特別支援教育の対象児童としてみなされませんが、「高機能自閉症」という診断名を出してもらったことは、今後学校生活を送っていく上で有利になります。息子さんが中学校で十分な支援を受けられるように、堂々と学校側に要求することができます。
知りませんでした!
へこんでいる場合ではありませんね。新たな勉強をしなくては!

きちっと診断名を出していただいたことは、息子さん自身の気持ちの上でも、将来きっと役に立つはずです。得たいの知れない生きづらさに苦しむより、自分の特徴を理解して、どういう工夫をすればうまくやっていけるかを学んでいく方が、ずっと実りある人生を送れると思います。それは私自身が体験したことでもあります。(息子の検査結果から、自分自身のことが理解できるようになり、楽になりました。)
体験されてきたみちさんの言葉はとても重みがあり心強いです。
私にも息子自身にも、実りある人生のために頑張ります。

昨日、ソファに座っている息子の隣に座り
「音読のテストさ、テープに録音して先生に聞いてみてもらうのはどう?
やってみたい?いやだ?」 とボソッと聞いてみました。
10秒ほど緘黙・緘動したあと「いや」 という答えが返ってきました。

1年程前は私に「いや」 とさえ言えなかった息子です。
ひどい時は1時間も2時間も家族の中でさえ固まってた息子です。
ただ固まった時はNoのサインだと感じて嫌がることはしませんでした。
それを考えると、この半年、病院の結果を待ちながら
こちらでたくさんの勉強をさせていただき、アドバイスもいただき、
息子に合いそうなことを選びやってきたことで
少しずつ息子がいい方へ向いてきていると感じます。
今の息子には、テープで音読を聞いてもらうのが目標ではなく
緊張する場面を家族に聞かれ嫌なことは
「いや」と言葉で表す経験を積み重ねることが
スモールステップなのかもしれません。
みちさんの「年齢が上の子のスモールステップって?!」は
私にとって、とてもとても参考になります。
これからもよろしくお願いしますね。

一緒に頑張っていきましょう
なんてうれしい言葉なんでしょう!


題名: りんごさんへ
投稿日時: 2006-12-15 20:10:15
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
>10秒ほど緘黙・緘動したあと「いや」 という答えが返ってきました。
1年程前は私に「いや」 とさえ言えなかった息子です。
ひどい時は1時間も2時間も家族の中でさえ固まってた息子です。


静かな反応ですね。それにしても、息子さん、着実に成長していますね。

不安なことに対するうちの子の反応は激しくて、小学生の時には破壊行為、暴力行為などが頻繁にありました。(家庭内だけです。)でもこの頃、暴れる前に言葉で伝えることがだいぶできるようになってきて、「成長したな~」とつくづく感じています。いろいろと大変なことも、永遠に続くわけではなく、変化していきます。他のみんなとは違うペースではありますけどね。これも個性です。

>息子に合いそうなことを選びやってきたことで
少しずつ息子がいい方へ向いてきていると感じます。
今の息子には、テープで音読を聞いてもらうのが目標ではなく
緊張する場面を家族に聞かれ嫌なことは
「いや」と言葉で表す経験を積み重ねることが
スモールステップなのかもしれません。


そうですね。目標がみつかりましたね。

先日、SCの先生に、「いい方向に変わってきたと感じたときは、本人にも伝えて確認できるようにしたほうがいいですね。」とアドバイスをいただきました。それで、最近は、心の中で思うだけでなくて 「前と違って○○ができるようになったね~。それって大事なことだよ~。あんたも大人になったねぇ~。」 と言葉に出して言うようにしています。例えば、「弟に悪口を言われてもいちいち過剰な反応をせずに流せるようになってきた」 など。

そういった小さな変化に注目して、一緒に成長を喜び合えたらいいのかな、と思っています。もし、りんごさんの息子さんがいやがらないようなら、試してみてくださいね。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2006-12-16 00:00:34
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 80
先日、SCの先生に、「いい方向に変わってきたと感じたときは、本人にも伝えて確認できるようにしたほうがいいですね。」とアドバイスをいただきました

これが私に欠けていたとつくづく感じます。
心の中だけで思って、にっこりしても
息子にはちっとも伝わっていないのです。
小さな変化に注目して、一緒に成長を喜び合うことを
意識して習慣にしたいと思います。

今日は担任の先生と、
1年生のアスペルガーのわが子をお持ちの先生の2人に
心理テストの結果報告を聞いてもらいました。
学校では焦点を絞って作文を書かせるので
とても気持ちがよく書けていると担任に言われました。
家でも焦点を絞って
「時々友達にしゃべれよって言われて辛い思いしてるんじゃないか
お母さん心配なんだ。言われることは平気なの?とても辛い?」とか
「しゃべらないのではなく、しゃべれないんだよ。でも努力してるから
 無理にしゃべろ!と言っちゃだめだよ、と先生からクラスのみんなに
明日話してもらうのは いい?嫌だ?」
みたいな、立ち入った質問もお母さんから
息子に聞いてみるのもいいのではと提案されました。
おおお!これは私も緊張します。
ひとつずつゆっくり聞いてみます。

アスペルガーの子をお持ちの先生からは
生きる力がつくように、なんでもお母さんがお膳立てするより
嫌なことを少し言われても平気な耐性を培っていくのも大事と
アドバイスされました。

そうですね。目標がみつかりましたね。
書き込んでいるうちに、見えてきたことです。
掲示板って、すばらしい!


題名: りんごさんへ
投稿日時: 2006-12-16 15:01:38
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
SC以外で、そんな具体的なアドバイスをしていただける先生が身近にいらっしゃるなんてうらやましいです! SCの先生は忙しくてめったにお会いできないので・・・。

>アスペルガーの子をお持ちの先生からは
生きる力がつくように、なんでもお母さんがお膳立てするより
嫌なことを少し言われても平気な耐性を培っていくのも大事と
アドバイスされました。


なるほど・・・私もついついお膳立てをしてしまいがちなので、「気をつけなくちゃ 」と思います。「生きる力」 大事ですよね。

また、何かいいアドバイスをいただけたときは教えてくださいね。


題名: 今年初の医師との面談
投稿日時: 2007-03-21 21:23:06
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 80
先日、心理テストの結果を聞いてから3ヶ月もたってしまいましたが
やっと病院へ行ってきました。
2時間半かけて病院にたどり着き受付けしてから3時間半後に
やっと名前を呼ばれ40分間先生と面談しました。
その後また2時間半かけて帰るので病院は1日がかりです。
それでも日帰りできるだけいいと思っています。

診断結果の確認
実は!軽度発達障害の自閉的プラス場面緘黙 と言われたのを
私が高機能自閉症と思ってしまって前回書き込んだのですが
それから発達障害関連の本を読んでいくうちに、あれ?自閉的と高機能自閉症は違う?!
と思い、再度確認してきました。
高機能自閉症でもアスペルガーでもない、発達障害の自閉的としか言えない。
プラス場面緘黙症と言う事でした。
発達障害と場面緘黙症は全く別。けれど最近、場面緘黙症、うつ、チック、
摂食障害、不登校、引きこもりの人を調べてみると
軽度発達障害を併せ持っている人が多い事がわかってきました。との事。

この掲示板の書き込みを読んでいていつも不思議だったこと
「学校で話をしたい!」とうちの子は一度も言った事がないのはなぜか
聞いてみると、自閉的な面があるのでそこまで自分の気持ちが
まだわかっていない。との事。やっぱりそうだったか~

資料6を見ていただき○付けをしたけれど、
後半になると固まってしまったのはなぜか聞いてみるとこれまた、
自分の気持ちがわからないからでしょう。
自家製安心レベル表を見ていただいて、全部「普通」に○をつけたのですが
私からは、後半は不安そうに見えるのですがと言うと
これも自分の気持ちがわからないので、不安を感じていても普通と思ってしまう。
自閉的な大人の人に○をつけてもらっても、同じです。
これ、お母さんが作ったの?!
場面緘黙の掲示板でほかのお母さんが作ったのを真似しましたと答えました。
先生ちょっと感心したように驚いてました。
やったね、ははさん!けいこさん!
こうして気持ちを聞くことはとてもいいですよと言っていただけました。

中学校に向けては、何か困った点があれば
中学校の先生から病院に電話いただければ対応します。と言うことでした。

昨日、息子は無事小学校を卒業しました。
卒業式、声を出さないこと以外は、ほかの子と同じように出席できました。
入学したときは、いつも一人ぼっちで固まっていた息子が
友達に囲まれて笑顔で在校生に送られていきました。
2週間の春休み後、いよいよ中学校生活が始まります。


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