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題名: 心的外傷性緘黙症
投稿日時: 2006-12-11 22:00:42
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過去の富重さんのブログ記事を読んでいて、「心的外傷性緘黙症」という言葉に、ピンときました。

場面緘黙児を対象にすれば、トラウマがきっかけで緘黙状態になるということは、ほぼないということですよね?

外国などでは、トラウマ=緘黙、ということは古い考えなのだそうで。

僕は英語が全く分からないので、本当は自分で外国のサイトを見て勉強したいところですが、現在は富重さんのブログに頼っているというところです。

で、はっきり言って、富重さんの研究は、とても素晴らしいということです。

そんじょそこいらの精神科医や臨床心理士なんかよりも数倍にして「緘黙症」に通じていらっしゃると思います。

それで気になったのが、「心的緘黙の人は全てにおいて緘黙状態になる」という節でした。

僕は幼児のころから父親から虐待的なことを受け(今でも父親が非常に怖かったことを憶えている)、それが原因?となり、保育園や小学校では緘黙状態となったのでした。

しかし、家では普通にしゃべっていたのです!

母親や弟とは、おしゃべりさんとなっていたように記憶しています。

あきらかに僕は場面緘黙だったのですが、全緘黙となっていたことはなかったようです。

少なくとも僕自身は、家庭内の病理(トラウマ)が原因で緘黙状態となり、学校では緘黙で、家では普通にしゃべっていたのでした。

もう十年前になるのですが、ある精神科医から、「君はPTSD(心的外傷性後遺症)ですね。」と言われ、それがものすごく自分に合っているのだと感じました。

ひょっとしたら、僕は富重さんのおっしゃる「心的外傷性緘黙症」であり、なおかつ「場面緘黙症」だったということになるのではないかと思っています。

僕のようなケースは、ある意味、「特異的」なのでしょうか・・。

確かに場面緘黙症だった人たちを見ていても(ネット上で)、家族病理がきっかけで緘黙になったという人はほとんどいなく、家庭は普通の家庭だったという人たちがほとんどですね。

しかし、少なからず親など、親類から虐待的なことを受け、それがきっかけとなって場面緘黙になったという人もいるようです(僕の母親がそうでした)。

僕は家ではある程度、話すことができ、学校などに行くと途端にしゃべれなくなり、身体症状が表出して(緊張度の高い症状)、同級生としゃべることがほとんどありませんでした。

もっとこの「心的外傷性緘黙症」について、知りたいところです。


題名: 私も PTSD(心的外傷性後遺症)を気にしてます
投稿日時: 2006-12-11 23:00:12
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福井県の【エル】です。

ブログでは、書いてないことです。
長女の全緘黙症には はっきりした発生日時があるんです。

緘黙の原因追及は 病状悪化はあっても 好転なし」の
主治医の意見と

家族と学校が 責任を巡って対立をすれば
 子供の社会性は ほぼ永遠に失われる

特殊教育に 専任経験のある 元校長先生の
言葉を信じて あえて、触れない書き方をしています。

家庭内の事がきっかけで
それまで我慢していた 学校内での 嫌なことが
いっぺんに 思い出して 辛くなった 言葉が出なくなったと
長女の筆談を 取っておいてあります。

生徒の実名も書いてあったので
校長、教育主任、担任、保険室の先生へ公開し、
その後の対応を 検討していただきました。

家族は、病状回復に
学校は、生徒指導をどう進め 実行するかに
全力で向かうことを 家族学校間の話し合いで決めたのです。

結果、長女を遠目で見守ってくれる
元同窓生や 多くの一般の方々に 出会えました。

しかし、親としては、PTSD(心的外傷性後遺症)が
いつも、頭のどこかにあるんです。

緘黙症に共通している 
感受性の高さが
PTSD(心的外傷性後遺症)を発生させやすくしている
のでしょうか?

PTSD(心的外傷性後遺症)であれ、発達障害であれ
診断・治療は 精神科・・・

今の主治医である小児科の先生は
その診断は、難しいよ、と前置きした上で、
受診を決めたら すぐ紹介状は書きますと 言って
思春期の女児に お勧めの 精神科医を 教えてくれました。

今、その機会をうかがっている所なんです。


題名: 古くはないのでは?
投稿日時: 2006-12-11 23:51:04
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はじめまして!ルディと申します

今、訳している資料がちょうど
場面緘黙になってしまう理由についてのものでしたので
お邪魔してみました

その資料では、おっしゃるように
どちらかというと虐待を直接の原因と考えるのは間違っていると表現されています
それにはわけがあるのです

アメリカでは、「緘黙症=虐待」と決め付けられて
子どもが苦しんでいるのを助けたくても
虐待している家族が悪いと非難されて、必要な援助を求めることが
出来ないということがよくあったし、今でもあるではないかと思います

全く虐待していないどころか、愛情深く接している家族までもが
そう言われてきたことは確かに悲劇です

その被害を防ぐ為に、そうではない!と強調されるようになったのでしょう

そして「実際にも場面緘黙の子どもが、平均的な子ども以上に虐待を受けてはいないという研究結果も出ている」・・・そうですが

平均的以上には・・ということは、逆に言えば平均ぐらいの割合では
虐待の例があるということですよね

もともと繊細な気質がある・・というのがほとんど全ての人に当てはまる項目
そして、それ以外に、人それぞれの要因がある・・のですから、それがひどい虐待である場合ももちろんあるはずです

繊細な気質が家族から受け継がれると言われていることから考えると
親も繊細な気質であることが多いのかも知れないですよね

そう考えると、親自身も繊細あるいは引っ込み思案なところがあって、
社会生活でうまく自分を出すことが出来ず、そのしわ寄せを、
あろうことか弱い立場の自分の子どもに向けてしまう、
ということは考えられるような気がします

私は海外のサイトでちょっと驚いた記事がありました

お母さんが欝っぽい気持ちで赤ちゃんに接していると
その時お母さんの脳のうち、右脳が活動状態になっていて左脳はあまり働かない、
本当に愛情深い状態は、左脳が良く働いているはずである
右脳の働いている状態のお母さんに育てられる子どもは
不安障害になりやすい・・

たしかそんな内容だったような
ちょっと英語に自信ないので合ってるかどうか解りませんが

お母さんの心の状態のそんな微妙なことでさえ
赤ちゃんに影響する・・ということに驚きました

遺伝的に繊細な子どもを生む親も、繊細な気質を持っているし
そのまた親もそうだったかもしれない

私の父も神経症を病んだことがあるっけ・・そんなことを思い出し
たとえいくら優しくとも、親の繊細さが子どもを不安にさせることを止められない
のではないか?ということに愕然としてしまいます


題名: 学校!
投稿日時: 2006-12-12 00:49:59
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たびたび登場してしつこくてすみません

コメントしている間にエルさんのが書かれていたのですが
内容にとっても驚いてしまいました

そんな脅迫めいたことを、お医者様と学校とで言ってくるとは
いったいどういうことでしょう
黙っていろということですね
黙っていないと子どもも良くならないと言って来ている

うちの例を申し上げるのがいいかどうかわかりませんが
我が家でも、子どもが家と同じように話さないということが学校で噂されたり、
先生までもが、噂を助長するようなことを影で平気で言っていたり・・
とにかく色々とんでもない対応がありました
そして学校に対して、いろいろな事についておかしいのではないかと尋ねると、
子どもの立場に立って必要なことをいっしょに考えていただけるどころか
ひたすら責任のがれや無視・・の状態が続き、
カウンセラー(相談員)までもが学校の先生は素晴らしい方ばかり、
家庭に原因がある・・と切り返してきました
あとでよくきいてみると、そのカウンセラーの方はPTAでとても頑張っていたので
校長先生に重宝がられ気に入られてカウンセラーになったのだとか

いざとなるとカウンセラーまでもが、
困っている子どもや親よりも学校の立場を守るほうが大事で
責任をのがれるためなら家族や子どもを悪者にさえする学校の体質には
大変がっかりさせられたものです

最終的には子どもや家族を前に校長先生に謝罪してもらい、損失を埋める為の
必要なことをやっていただくということを言っていただいたのですが
実際には、いまだにこちらとして満足のいく対応はしていただけていないと感じています

そんなところにいったい誰が行きたくなるのだろう?
そんなところでなぜ努力してまで会話するべきなのか・・
実際そう思ってしまいます

けれども、それで子どもの社会性が損なわれているとは感じていません

大人の世界のきたなさや不完全さを見て、意外に子どもは冷静に分析していたものです
そういった人間になりたくない、どうすればいろんなことをきちんと考えられる人間になれるのかと尋ねてきました

謝罪してもらったときには、子どもはその席に自分も出席したいと言い出しました
そして自分の意見を校長、教頭、担任、カウンセラーを前に述べることも出来ました
とてもすっきりしたようです

これで心おきなく進学に向けて夢を描けるというものです

ちょっとハード過ぎましたが、なかなか貴重な体験をしたなと思っています

なんて・・ちょっと深刻な話を書いてしまいましたが・・長くなってゴメンナサイ

だからといっても皆さんの学校はそんなことはないのでしょう
良い学校や先生、友人に恵まれるほど素晴らしいことはありません
とてもうらやましく思っています

虐待の話からそれてしまって申し訳ありません!


題名: >エルさん、ルディさん
投稿日時: 2006-12-12 01:47:16
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 3
僕のトピックにコメントをありがとうございます。

確かに僕のように親類に虐待的なことを受けた子供が、緘黙になるケースもあるようですね。

しかし、その考え自体はもう古いことなのですね。

古い思想なのだけれども、親からのアビューズが一つの原因となり、人と会話することができなくなる子供を、「心的外傷性緘黙症」というのでしょうか?

それにしても、学校などの体質にはあきれるばかりですね。

本当は学校自体に原因が見られるのに、それを親や家庭のせいにして言い逃れるということは、如何せん腹立たしい思いがします。

結局、親や家族のせいにすることなんて、簡単なことなんだと思います。

それを政府なり企業なり学校なりの責任となると、とてつもなく大きな問題となってしまうので、それに関連する人間たちは、自分たちの保守のために親や家族だけに原因があるように責めるものです。

本当に親や家族に原因がある人たち(僕自身も含め)からすれば、それを悪用されているのを見て、とても憤りを感じますね。

昨今の「いじめ」問題も、決して全ての家族に問題があるのではありません。

普通の家庭に育っている子供だって、いじめられるし、いじめる側にも回るものです。

しかし、確かに子供達は学校や塾などで追い詰められていることは確かですね。

どうも精神医学(精神分析)の祖であるフロイトの考え自体に疑問符を投げかけたくもなります。

精神医学にも色々な学派があり、良くは分からないのですが、精神医学界も、一種の宗教な感じがしますね。

学派=宗派・・・そういっても、過言ではないように思います。

自分達の学派の考えを無理やりに患者さんに押し付けてくるような医者なりカウンセラーなりがいるのも事実です。

精神医学界も、色々な学派を統合するようなことをしなければ、精神医学も進歩が遅れるように思われます。

ひとつ取り上げるならば、家族療法などがそれに値します。

家族療法といっても、けっこう学派に分かれるようで、学派によっては、家族に対するアプローチも違ってくるようです。

僕も家族療法には疎いのですが、家族療法自体も、統合されて、病理のある家庭に視野を向けるべきだと思いますね。

緘黙である親もまた緘黙児であったケースや、繊細で人との関わりが苦手といったケースも見られるようです。

こういったことを家族病理学では、「世代連鎖」または「家族間伝達」というらしいですね。

最近では、遺伝にこそ関わっているのではないかということもささやかれているみたいです。

決して緘黙の原因が家族でないにしろ、それをアプローチする家族がどう緘黙の子供に接するかが重要であるように思います。

冷たく放任するか、それともある程度愛情を注いであげ、緘黙症の克服に協力してあげるかが問題のような気がします。

ここで初めて「家族療法」が重要になってくるように思います。

身体症状を持っている緘黙児と、それを抱え込んで困っている両親ないし片親。

その家族カテゴリーをどう上手く克服のために協力してあげられるかが、本当の家族療法家であるように僕は思います。

はっきり申し上げて、日本でも家族療法は、ほとんど皆無といってもいいくらいです。

家族面談ならあるかもしれませんが、チームを作成して家族をアプローチしているような医療機関はほぼないでしょう。

あったとしても、民間企業になり、高いリスクを背負わなくてはなりません。

実際、高いお金を払ったところで、その保証もありませんしね。

欧米などでは、確かに研究こそ先進的であるにしろ、その治療を受けられる人たちは、ある程度、高い家族階層でなくては受けられないというのが現状だそうです(外国で家族療法を勉強した精神科医から直接、聞きました)。

そう、アメリカなどでは、治療を受けたくても、ある程度、富める家庭でないと治療を受けられないのです。

自費でないと満足のいく治療は受けられないのが現状だそうです。

こういうことを考えると、日本は研究こそ遅れているにしろ、治療を受けるのは高い家族階層でなくとも受けられます。

これからの日本社会の課題は、社会病理などの研究も行いながら、同時に誰でもある程度の社会保障が望めるような、そんな社会を作っていくというのが課題であるように僕は思います(しかし、生活保護母子加算の廃止など、弱いものいじめに傾いてきている)。


題名: 「心的外傷性緘黙症」という言葉
投稿日時: 2006-12-12 07:50:05
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私は心理学の素養に乏しく、皆様からのご指摘を受けて軌道修正しながら、
なんとかブログを運営しています。

まず、「心的外傷性緘黙症」という用語ですが、
これは私が考えたものではなく、場面緘黙症不安研究治療センター(SMartセンター)の資料に登場する
traumatic mutism を、翻訳チームの方が邦訳されたものです。

場面緘黙症が心的外傷と関係があるらしいという考え方はかなり古くからあったようですが、
traumatic mutism という用語が初めて登場したのは、私が知る限り、Kolvin and Fundudis (1981) の研究です。
残念ながら、私はこの文献を諸事情により入手できないのですが、
(Dummit et al., 1996) より孫引きすると、心理的ショックの直後に起こる緘黙症のことらしいです。
こうした緘黙症はフィクションではよくある話だけれども、
実際は、こうした事例は過去15年間で1つの例しか知らないと、その論文では書かれてあるそうです。

現在では、先にお話したように、SMartセンターの資料にも traumatic mutism という言葉が登場しますが、
これが Kolvin and Fundudis (1981) に登場する traumatic mutism と同じものなのかどうかは分かりません。
SMartセンターの資料によると、心的外傷性緘黙症は全ての場面で緘黙する症状なのだそうですが、
詳しい説明がないのでよく分かりません。

学術論文を対象に "traumatic mutism" と検索をかけてみても、
ヒットする研究や情報はとても少ないです。
_________________________________________
:arrow: 記事の編集・削除は、こちらで受け付けております。
http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=11


題名: >富重さん
投稿日時: 2006-12-12 13:13:32
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 3
コメントありがとうございます。

>心的外傷性緘黙症は全ての場面で緘黙する症状

ということですが、僕の場合に限っては、全緘黙ということはありませんでした。
ということは、僕は外傷性緘黙ではなく、父親から虐待を受け、その怖さが原因で症状を呈した「場面緘黙症」だということでしょうか。

僕の場合、心的外傷性緘黙の場面緘黙のように思うのですが・・。

とにかく、家族から外傷を受けたことは事実です。

それが緘黙と結びつくかどうかは、分かりませんが、とにかく外傷がきっかけになったことは本当です。

僕も英語が堪能であれば、自分で調べられるのですが・・。


題名: 医療&家族&地域(学校も含む)が連携しての治療が理想的なんで
投稿日時: 2006-12-12 14:40:59
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 16
福井県の【エル】です。

ルディさん、私のコメントで、心配させてしまったようで、すみません。
学校や医療機関から 脅迫された覚えはありませんので(^^ゞ

学校内での コレまでのことを踏まえたうえで
学校ができること、家族だできることを確認しあい
卒業後も 私は緘黙時への対応についての
情報提供を 続けているんです。

緘黙は 周囲の対応で 社会性が損なわれることなく
学校生活を続けられる
というのが
このサイトで公開されている資料で
学校側も わかってきたんですね。
 長女が 不登校になったのは
いろんな場面で 友達や先生の対応が
タイミングがまずかったり、いたらなかったり・・・
長女を良く理解していない生徒から、守れなかったり

12月9日のブログ「地域の先生も探してる」で書いた先生へ
「卒業した中学校の先生が
 教室に入れない生徒
 授業に付いて行けずに 別室で 少人数授業を受けている生徒を
 長女の通う養護学校へ見学に来たんだよ」
と、報告すれば

先生の方からも
「学校の取り組みが 良いように 変わっって来たよ~♪
 特殊教室や 養護学校が最終手段じゃなくて
 社会性回復への初期対応と 認識
されれば もっと良いよね。」
と、良い意見を 聞くことができました。

また、受けたストレスで話せなくなった症例を
先輩の先生たちに 聞いてくださり、
「心と体の充電が十分できて 話せるようになるのは 一番最後だろう。」
と言う情報を教えてくれました。
 
長女の全緘黙が PTSD(心的外傷性後遺症)であるのかどうかは、
診断すら受けていませんが
長女の回復には 家族も学校も医療も 
みんな同等にかかわるのが、良いのでしょうね。


題名: 家庭の秘密
投稿日時: 2006-12-12 14:58:55
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 366
アムロ・ゼロさんへ

誤解を招く書き方で申しわけありませんでしたが、私が先にお話したのは、
「心的外傷性緘黙症(traumatic mutism)」という言葉についてでした。

論者によっては、これを「反応性緘黙(reactive mutism)」(Hayden, 1980) と呼んだり、
特にこうした命名はしなくても、トラウマで緘黙になるケースがあるのではないかと考える論者は
(最近では減ってはいるようですが)昔からいます。
私がお話したのは、「心的外傷性緘黙症」という言葉を使った論者に限定した話です。

先のSMartセンターの理論とは違いますが、トラウマでどうして場面緘黙になるかというと、
子どもが "family secrets"(家庭の秘密…と訳すのでしょうか)
を隠しているからだという説明をよく聞きます(古い説かもしれませんが)。
学校などの特定の場面で、家庭の秘密があらわになるのを恐れて緘黙するということらしいです。

SMartセンター所長のエリザ・シポンブラム先生も、お子さんが緘黙になったときに、
「家庭の秘密」の存在を専門家に暗示されたそうですが、これに対して、
"Honestly, I was angry."(正直なところ、腹が立った)そうで、
現在では、トラウマであらゆる場面で緘黙になる心的外傷性緘黙症と
場面緘黙症を混同するべからずと主張しています。
_________________________________________
:arrow: 記事の編集・削除は、こちらで受け付けております。
http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=11


題名:
投稿日時: 2006-12-12 18:11:11
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登録日時:
投稿記事数:
エルさんのお返事を拝見して、お子さんやご家族が納得なさっているのなら心配しなくていいのか~?と思ったのですが・・
またうちのケースとは、もちろんいろんなことが違っているでしょうから
簡単に比較することはできないとは思いましたが・・

どうしても気になってしまいます
しつこくてごめんなさい

>「緘黙の原因追及=病状悪化はあっても 好転なし」の お医者様の御意見

>「家族と学校が 責任を巡って対立(なぜ対立すると決めてかかるのか?)をする= 子供の社会性は ほぼ永遠に失われる」 という元校長先生の 言葉

どうもこのあたりが「そうなのかな?」と思ってしまいます

結果としてうまくいっているのでしたら、私がとやかく言うことではないのかもしれませんが・・

我が家では

「原因を見つめてはっきりと主張し、病状を好転させる」

「学校として、家庭としての子どもに対する過去の過ちの責任をそれぞれが冷静に考えて、

子どもに謝罪することで、子どもの尊厳を回復し、正しい自己評価、自己主張の源を築く」

というスタンスで行く!とルディこと私の考えで何度も交渉(もちろん、とても穏やかにですよ・・)

学校に対しては、まずかった対応への自覚と反省、正式な謝罪、今後の責任ある対応、細心の配慮・・等をお願いしました

本人や家族の責任ではなく一種の障害ととらえれば、義務教育を受ける機会が失われるのはおかしいのではないかと主張しました

アメリカサイトの資料も自分でも翻訳して持参し・・

県や市の教育委員会にも訴えて・・(忙しいです)

今はなんとか学校でマンツーマンの学習指導をしていただいています

昨日は推薦入学のための面接練習を、校長先生が行ってくださいました

子どもは自信を持って高校への希望動機等を言うことが出来たようで、「素晴らしい」と言っていただいたそうです

私としては、学校や医者だからといっても「?」と思ったことは、とことん調べて、自分が正しいと思った場合は問いかけ、
主張してきました

子どもの意志も常に確認しつつ、また子どもにも甘えた考えは正すよう諭し、夫や親戚を説得し、

近所の人や友人にもオープンにして意見を聞き・・

すると子どもも、「ママばかりに言ってもらっていて申し訳ないから、自分も言おうと思う」と言いはじめました

完全な人間や、完全な社会など無いけれど、それに振り回されて自分の

人生を見失うことの無いようにしていきたいものだね・・と親子で話し合いました

参考までに・・


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