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題名: このサイトの情報を活用できる先生を増やしたいですね。
投稿日時: 2006-12-12 23:26:40
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ルディさんへ しつこいなんて 思ってないですよ(#^.^#)
むしろ、トラブル時に てきぱき行動されているのが 
読んでいて心地よく、羨ましいくらいです。

きっかけがあって 全緘黙になったのが、3年前
相談できる所が わからず 小児科の先生と 学校のみ
この時期は つらかったですね。
ネットで検索しても 文献上のことばかりで
具体的な対応や治療事例が みつからなかったです。

児童福祉に聞いても 緘黙・不登校になった児童を
学校以外で 見てくれるところは無いって言われて、落胆してました。

朝のテレビ小説「ちゅらさん」では
場面緘黙になった和也君 3週間で 回復してたんで、
わたしも 3週間休職して 長女に付き添ってたら治るんかなって
本気で 信じてたんですね。

学校と家族が対立と表現したのは 裁判沙汰のことなんです。
(実例あり)
こうなると、地域に協力者が できにくくなる・・・
となると生活の基盤が 危うい と言うことなんです。

話し合いで お互いの主張・意見を出し、
誤りを確認しあい、謝罪や打開策案の検討は 行いました。
保育所→小学校への申し送りは うまくいったのに、
小学校→中学校の申し送りが不十分だった
生徒間でのトラブルに 対応が十分でなった
との謝罪は 貰いました。

こちらも家族間での 意思統一ができずに
担任の先生から、長女の特殊教室の利用を 電話で聞かされたときに
拒否した事実があった為に 長女の引っ込み思案な性格を増長し
ストレスをためて 全緘黙にいたる原因のひとつになったと認めています。 

話し合いの場に 長女は不参加。
学校には 行きたくないし、先生も 家に来るなっ!o(> <)9
こんな意思表示を 当時してました。

小児科の先生は 全緘黙になった原因を
家族が追求するのに エネルギーを費やすのではなく
社会性の回復のために 学校や地域・近所を連携を図る方に
力を使ったほうが良いと 言う意味で 言われたんです。
原因追求は 返って児童を追い詰めるんだそうです。

「私のせいで、家族みんなが迷惑している」
いまだに、長女にコレを 筆談されると辛いですね。

しかし、ソレは3年前のことで、
今は 緘黙は 心理的な問題だけでなく
脳の機能障害と認識した上で、内服薬での治療の導入されつつある
コレをこのサイトで、またNHKの報道で 知っちゃったんです。

小児科だけじゃなく 精神科での治療も考える時が来たんだなと
長女にそれとなく 情報を出して、様子見なんです。

ソレと、元のトピックである「心理的外傷での緘黙」
TVや映画では そんな設定の登場人物が いますね。
(鋼の錬金術師~TV版・テニスの王子様~実写版)
ドラマ性を高めるための設定だけじゃなく
実際にいるんでしょうね、病院の先生方が 診た事無いだけで。。。


地域の先生によると 
緘黙児?と言う生徒が 見られるんだそうです。
診断されていないから、コチラから どう切り出すか 悩むんだそうです。

家族が、医療機関に連れて行っていないから、わからないんだろうし、
また、どこへ どのように 相談に行ったら良いか
わからない家族もいるんだろう・・・
だから、今、治療を受けている
児童の家族や 本人からの情報が欲しい。


このサイトの情報資料のコピーを
中学校に提出したのは 長女なんです。

長女自身が読んで 私もこんな風にしてもらえたら良かったと感想。
土曜日、愛犬と一緒に 中学校に向かったんです。
学校はお休みでも、部活動があるし 先生もいるだろうけど
長女が、どうやって先生に渡すのか ちょっとドキドキもんでした。

帰って来た長女は 意気揚々 筆談で報告。
生徒玄関から 学校に入る気に なれなかったんだけど
教職員玄関の呼び鈴を押さず 職員室を見上げていたら
知っている先生が 見つけてくれて 片手挙げて、挨拶♪
しばらくしたら、保健室の先生が 玄関から出てきたんで
資料を渡した。。。(*^-°)v
 
後日、お礼状が届きました。


題名: 本来なら
投稿日時: 2006-12-13 21:51:03
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あの資料のようにしてもらえたらよかったと
お嬢さんがおっしゃったとのこと・・

本当ならば、学校から、保護者や子どもに適切な情報が
与えられ、親のやるべきことを教えていただきたいものですよね

それなのに一番困っていた子ども自身が、学校に教えなければならない現状は、大人として本当に申し訳なく思います

にもかかわらず、お嬢さんが自分のために人に迷惑をかけていると感じるとしたら、そうではなく、逆に社会や大人が適切に行動できずにあなたが困っっているのだと言いたいですね

うちでは色々なことを訴えて、先生に特別授業をしていただき始めたとき
子どもが、同じようなことを言いました

「Y先生が今日来たがとてもやつれていた、前と全く違って老け込んでいたが、きっと自分のせいだ、先生同士でも何かこのことで責められてしまったのだ・・」とかなんとか言って泣き出したんですね
それとか訴えを始めたころ「最近のママは前のママと違う、疲れているみたい、私のせいだ・・」と言ってみたり・・

しかし私はこのときは子どもに
次のようなことを聞いてもらいました

間違ったことを正すのに遠慮するべきではない
これは私たちだけの問題ではなく、同じことで困っている人もたくさんいるのだから
今後の為の行動でもあり、あなただけのために訴えているのではない
先生たちはプロなのだから学校で起きたことに対しては、責任を全うしてもらわなければならない
それが大人の世界である
それが先生たちの今後にとっても、最も良いことである
半端な同情心は、誰の益にもならず、都合よく利用されてしまうだけである
学校にもこのことから学んでもらわなければならない
そして親も学校も、子どもが自分の良いところを最も伸ばしていくことが出来るよう、より良い環境を整えるのは義務であり
それを用意してあげられないままに過ごさせてしまったことを反省しなければならない
あなたの今までの苦労を思えば、大人の努力は全然当たり前のことであり
あなたは堂々と謝罪を受け、必要な環境を要求することを遠慮するべきではない

後ろ盾も無く学校を相手にするとなると気合も入ります
せめて親の会でもあればな~と思いました

ところがその数日後、子どもが帰ってきて言いました
「Y先生ね、また元に戻って元気そうだったた。白髪染めしたんだって。
なんだよ、うちってバカみたい~」
あっそ~

またまた長く書いてしまってすみません!
それに最初の議題に沿っていなかったかも知れずゴメンナサイ


題名: 複合型?
投稿日時: 2006-12-18 17:04:23
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うちの息子は幼稚園入園とともに「場面緘黙症」になり、その後きっかけがあって「全緘黙症」になっています。
なので「場面緘黙症」と「心的外傷性緘黙症」の複合型になるのでしょうか?

エルさんやルディさん、またお子さん達ののさまざまな働きかけ、感心して読ませてもらいました。
うちの息子はまだ小さく読み書きも出来ないので、自分の「緘黙症」についてどうとらえているかをなかなか探ることが出来ません。
病院の先生(小児発達・心理に通っています)には「まだあんまり自覚してないんじゃないですかね」といわれましたが :(

心理・精神科では家族関係(遺伝的要因)、本人の性格、そして原因になったものを探る作業は必ずありました。
セラピーを受けるにしても、息子の深層心理にある原因や引っかかっているものを探って緩和させる作業を行っていきます。
親としては原因がはっきりすると対応しやすい部分もあるのですが。、緘黙症本人としてはどうなのでしょう?ある程度大きくなったらやっぱり原因がわかったほうがすっきりするのでしょうか?

>今、治療を受けている児童の家族や 本人からの情報が欲しい
これは、本当に切なる願いです。
どう対応すべきか悩んだときはネットで情報と集める日々です。

「発達相談」「ことばの相談」では「緘黙症」という言葉は大体知られていましたが、教育機関である幼稚園ではまったく知られていないのが現状です。息子のため、今後の緘黙症の子のためにも渡せる資料は渡し、どう対応して欲しいかお願いをしていってるところです。


題名: 今だから「緘黙症」って診断できるんです
投稿日時: 2006-12-18 22:55:46
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 16
長女は 保育所時代(14年前)に 「言葉の教室」を利用していました。

生後4ヶ月から 保育所を利用していて
先生に、
「言葉の意味はわかっているんだろうけど みんなと話さないんです。」
と言われ、「言葉の教室」を 紹介されたんですね。
このときに、緘黙症の話はなく、
それなりの 医療機関への受診は 促されませんでした。

1年ほどで、保育所生活に支障なくなり
小学校入学時には
保育所から、詳細な情報が申し送りされたので、
小学校入学時も、いろんなトラブルを解決しながら過ごせました。

この夏 療育手帳を申請時に (知能指数正常のため却下)
相談所の精神科の先生に
「保育所時代に、発達障害の認定を受けて、
 療育手帳を交付していればよかったね。」
と言われ、 凸(--〆) ピシっ!

「その時代に、発達障害なんて単語 ありましたっけ???」
精神科の先生、、、しばらく沈黙後 
「ありませんね。。。」

どんな事情も、現在の医療状況で判断する。。。
過去には存在しない認識を
聞き取り時に 持ちだしてはイケないんだよ!

こんな会話は、お互いが 消耗してしまいます。
これから、どう回復に向かうのが
BESTかを 相談するために 来たのにね。

今、保育所。小学校、中学校の先生たちが
発達障害について 認識してきたので
小児精神科の看板を 出している医療機関は
新患は、およそ数ヶ月待ち
大変な順番待ちと 聞きました。

学校の先生も家族も 観察や情報から
「心的外傷性緘黙症」を考えても
診断は、精神科ドクターにしかできません。

長女は もうすぐ17歳
自分が、どう成長したいか 意思確認できるので、
精神科への受診を 強制していません。

小児科で、心理療法と栄養状態の確認、
婦人科で 生理にかかわるホルモン検査と体調管理
1年5ヶ月ぶりの生理が来て
長女は、自分の努力が形になって ウキウキ気分

そこで、
「精神科では、こんな事が分かるらしいよ。」
って情報を出して 今 興味を持ち出した所なんです。

長女が、自分の事を知りたいって意思表示があれば
即、小児科からの紹介状を持って
精神科受診予定です。

しかし、精神科の診断は
血液検査のように バッチリ数値で、現れないんですね。

じっくりと状態を観察 本人が取りやすい言動の記録
得られた事実を 先生が どう判断するかで、
微妙に変わる 診断名。。。

小児科の先生は
「診断名に 家族が振り回されると
 家族は、本人の状態より 
 文献の情報に 緘黙児を 当てはめて見てしまいがちになる、
 どんな時も、本人をよく見て、
 必要な介護と支援を
 家族は 考えて行動するように」
と 言われました。


題名: CPTSD
投稿日時: 2006-12-30 15:00:16
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PTSDの第1人者ハーマンの「心的外傷と回復」では、
PTSDには1回や単発の出来事でのトラウマによる「単純性PTSD」と、
虐待のように、長期間に、反復的にトラウマを負う「複雑性PTSD」を分けて考える必要があるとあります。

「複雑性PTSD」は「全体的な支配下に長期間服属した生活史」が前提となっていて、
重症で複雑で多様な症状を示すことが多いです。
アメリカの診断基準DSM-Ⅳに診断名としていれる議論もあったようですが、
今回は見送られたそうです。
DSMは、あらわれた症状で分類されているのに、PTSDは原因で分ける考えに基づいているので、
整合性が難しいのではと思います。
 
「心的外傷性緘黙症(traumatic mutism)」は心理的ショックの直後に起こる緘黙症で、
富重さんが書かれているように、SMartセンター資料では全緘黙と書かれています。
どうもこの用語は1回や単発のトラウマによる反応性の緘黙症状を指すようで、
PTSDの症状の1つと言えそうで、
そして、現在のDSMでは身体表現性障害(ヒステリー)に入るのかもと思います。

一方、虐待によって緘黙になった例も少数の場合あることが報告されています。
長期に渡る虐待の場合が「心的外傷性緘黙症(traumatic mutism)」に、含まれるのかどうかはわかりませんし、
単発性の出来事でのトラウマからなる緘黙症とは、質的に異なるのではないかと思われます。

エルさんが言われるように精神科の診断は、概念も境界線も曖昧なので、
振り回されないようにしないとといつも思います。
診断名にエネルギーをかけると、家族が疲れてしまうことが多いです。
私は不安のコップが溢れると、症状になるようなイメージがあります。
もともと感受性が高いと、様々な体験はストレスになりやすく、不安の量がいっぱいになりやすいです。
感受性の問題とトラウマなどの環境側の要因は、複合していて分けられないのが現実と思います。

ルディさんの娘さんの

>謝罪してもらったときには、子どもはその席に自分も出席したいと言い出しました
そして自分の意見を校長、教頭、担任、カウンセラーを前に述べることも出来ました
とてもすっきりしたようです
>「ママばかりに言ってもらっていて申し訳ないから、自分も言おうと思う」と言いはじめました


エルさんのお嬢さんの

>このサイトの情報資料のコピーを
中学校に提出したのは 長女なんです。

土曜日、愛犬と一緒に 中学校に向かったんです。
学校はお休みでも、部活動があるし 先生もいるだろうけど
長女が、どうやって先生に渡すのか ちょっとドキドキもんでした。

帰って来た長女は 意気揚々 筆談で報告。
生徒玄関から 学校に入る気に なれなかったんだけど
教職員玄関の呼び鈴を押さず 職員室を見上げていたら
知っている先生が 見つけてくれて 片手挙げて、挨拶♪
しばらくしたら、保健室の先生が 玄関から出てきたんで
資料を渡した。。。(*^-°)v


子どもさん達の内側から生まれ出た行動に、敬意を表したい気持ちです。
そして、子どもの中で新しい力が形になるのを、
底で支えたのは、家族の力と思います。


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