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題名: 双子の緘黙症
投稿日時: 2007-04-17 14:34:44
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はじめまして、我が子も場面緘黙症です。
このサイトを知り、いろいろと勉強させていただきました。

中三女子ですが、乳児期からすでに場面緘黙でした。信じられないかもしれませんが、新生児集中治療室に入院すること4ヶ月、ほとんどスキンシップも許されず、退院して我が家に戻ったときから始まりました。最初は家族に対しても緘黙でした。時間がたつにつれ慣れてはきましたが、それ以来家族以外には緘黙です。大学病院の脳神経小児科に8年くらい通院していましたが、脳の検査の他、何の治療も受けませんでした。そのうち通院はやめてしまいました。場面緘黙であることは、そのときに告げられています。その後、通級指導を受けたこともありますが、何の進展もありませんでした。

小規模小学校だったので、担任の配慮でなんとかここまでしのいできたというところです。子どもが幼いときから場面緘黙のことを保育士や教師に話して来たのですが、「そんなことはない」とうち消されてばかりでした。いつの間にか、私もこのことは言わなくなりました。話しても無駄なのです。親の育て方が悪いくらいにしか思ってもらえません。

中学校に入学してから今まで、本人は随分つらい思いをしてきたと思います。欠席数も多いです。友達を家に連れてきたこともありません。部活動にも所属していますが、こんな調子なので、出たり休んだり。体育会系の部で、大会のときなど応援に行きますが、いつも一人で行動し、みんなの輪に入っていけません。当然、誰とも会話をしません。本人もつらいと思います。6月の市総体で部活が終われば少しは帰宅時間も早くなり、人と関わる時間も少なくなるでしょう。ストレスを抱えてよく頑張っているなと感心してしまいます。

このサイトでいろいろと学び、今まで積極的に緘黙と向き合ってこなかったことを深く反省しました。今反抗期のただ中にいる我が子に、今更どうしてやればいいのでしょうか?

こどもが「しゃべらない」ことについて、十数年もの間積極的な療法を取ろうとは思わず、ただ傍観するばかり。親としては、本人を責めたりしないで、いろいろな体験をさせてやりました。少し抵抗はしましたが、私も一緒に参加していたので、まんざらでもなさそうに。

中学校の教師は、単なる引っ込み思案程度に考えているのでしょう。SCさんが配置されているのに、一度のカウンセリングも受けたことがありません。本人も受けたくないようです。

この子には、双子の妹がいます。妹は性格的に目立つような処はありませんが、緘黙ではありません。姉妹げんかをしながらも、この妹がいるからこれまでやってこれたと思っています。部活が一緒でないのが残念でしたが、、、  妹はこの子と同じ部には入りたくなかったようです。

将来のことを考えれば、本人も、このままでは良くないと自覚しています。親として今後どのような対応が必要なのでしょうか?

ぜひアドバイスをお願いします。


題名: お困りですね
投稿日時: 2007-04-17 15:55:25
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 >子どもが幼いときから場面緘黙のことを保育士や教師に話して来たのですが、「そんなことはない」とうち消されてばかりでした。 
 このサイトにあるSMJ翻訳チームの資料をご提示なさってはいかがでしょうか?
 場面緘黙症のことを、教員の方達にわかってもらえず、お母さん自身もつらい思いをなさってこられたんでしょうね。

>中学校に入学してから今まで、本人は随分つらい思いをしてきたと思います。
 いつも一人で行動し、みんなの輪に入っていけません。当然、誰とも会話をしません。本人もつらいと思います。

 娘さんがつらいだろうことは周りからも想像に易いですが、娘さん自身はどのように思っており、そのつらさをどのように言葉にするのでしょうか?
 つらいけど、いつものことだからあんまり気にしていないのか(それはそれで問題ですが)、実はお母さんの知らない仲の良いお友達がいて、一日をトータルすれば、学校も満更ではないと思っているなんてことはないんでしょうか?
 それとも、お母さんとその辺のコミュニケーションが取りにくいんでしょうか?

 双子さんの片方だけが場面緘黙症ということですね。双子における場面緘黙症の発生状況など、けいこさんがお詳しそうで、恐らくあとでコメントが出てくると思います。
 私が一つだけ言えるのは、双子でも三つ子でも「子どもは一人ひとり違う人格の持ち主である」ということです。比較してしまいがちですが、個別的に見てあげるのを忘れてはならないと思います。

 同じ年頃の場面緘黙症当事者のお母さん方から、きっといろんな意見がこのあと出てきますよ。


題名: ありがとうございます。
投稿日時: 2007-04-17 18:12:28
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かいわれさん、コメントありがとうございます。

このサイトにあるSMJ翻訳チームの資料をご提示なさってはいかがでしょうか?

あの当時この資料を見つけていたら提示したと思います。でも、中三となった今、本人がどう言うか、、、 残念ながら担任も養護教諭も信頼していません。

娘さん自身はどのように思っており、そのつらさをどのように言葉にするのでしょうか?

自分が惨めな想いをしているなんて、絶対に私には言いません。

つらいけど、いつものことだからあんまり気にしていないのか(それはそれで問題ですが)、実はお母さんの知らない仲の良いお友達がいて、一日をトータルすれば、学校も満更ではないと思っているなんてことはないんでしょうか?
 それとも、お母さんとその辺のコミュニケーションが取りにくいんでしょうか?


つらいけど気にしないように努めている様な気がします。芯はとても強い子ですから。
親子の会話はある方ですが、自分の都合の悪いことは言いません。弱音をはかないというか。だからといって無理に言わせようとは思いません。双子の妹がいい相談相手になっているみたいなので。

双子といっても両者は全然違った人格なので、比べたことはありませんし、絶対に差別もしません。姉妹の片方だけを特別扱いするほどかわいそうなことはないですよね。

子どもの自己肯定感を持たせるよう努力してきたつもりです。


題名: ご容赦ください
投稿日時: 2007-04-17 20:16:28
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 367
はなさん

 私の発言があなたの神経を逆撫でしたら申し訳ないと思います。
 はじめの書き込みだけではわからないことだらけでした。
 タイトルが「双子の緘黙症」でしたので「なぜ双子の姉だけが……」という響きを感じました。それで、お二人を比べているいないの話題を投げかけてみたのです。
 ご様子をさらにうかがうべく、失礼だったかもしれませんがお母さんとのコミュニケーションのとりかたなどもお聞きをいたしました。

 今三つのことが思い浮かびます。私の意見なので場合に寄ったら「なにを言ってやがんでえ」と一笑にふしてください。

 1.親は養育態度を途中で変えないほうが良い  
 それが明らかに娘さんの気持ちに悪影響を与えているのでなければ、これまで信じてきた道を親は変えるべきではないと思います。
  一貫した態度をとるということは、それだけで有意義だと思います。
  もし変えるのなら、なぜ変わるかを娘さんにはっきり伝えましょう。「間違っていた」ということですから、謝ってあげることは不可欠だと思います。気まぐれで変わるのなら、変わらない方がマシです。

 2.本人が困らないのならば周りが騒がない方が良い 
 周りが先取りして困ることはありません、静観しましょう。困っていない本人にとって、どんな妙案も効を奏することはありません。

 3.本人が困れば、本人が相談しやすい人間に相談をする 
   娘さんが相談相手に妹さんを選んでいるのは、理由があってのことです。お母さんに「弱音を見せない」のなら、おっしゃるように「弱音を見せない」ことを尊重し、受け止めてあげることが大切かと思います。

 ――以上のことを思い浮かびましたが、的が外れていたらご容赦ください。


題名: その通りだと思います。
投稿日時: 2007-04-17 21:53:03
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かいわれさん、ありがとうございます。

的確な三つの提案だと思いました。14年間この調子で生きてきたわけです。今更大幅な方向転換をするのも勇気が必要です。本人は確かに中学校に適応しているとはいえないかもしれませんが、絶対に学校へ行きたくない!とも思っていないのです。2月から3月にかけて随分休みましたが、なぜか土日の部活動には参加して、しかも大会にまで出ていました。私が強要したわけではありませんのに。

このまま少しずつ適応の幅を広げてくれるのを待つしかないのかもしれませんね。場面緘黙を克服された方のこの掲示板への書き込みを時々拝見しながら、我が子が緘黙から解き放たれるチャンスを待つことにしましょう。

アドバイスいただき、本当にありがとうございました。


題名:
投稿日時: 2007-04-18 04:10:48
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はなさん、はじめまして。
小3の緘黙の娘の母親です。

うちの娘も早産で小さく産まれたので、1ヶ月くらい保育器に入っていました。
やはりスキンシップは少なかったです。最近ではカンガルーケアと言って積極的に
母親に抱っこしてもらうことの大切さが認識されているようですね。

>今反抗期のただ中にいる我が子に、今更どうしてやればいいのでしょうか?

小学生と中学生ではいろいろ条件が違ってくるので、アドバイスにならないとは思いますが
どの年齢の子にも共通しているのは、環境整備だと感じています。
担任を信頼していないとのことですが、何とかうまく話をして協力していただくことは無理でしょうか?
緘黙のことを全て理解することはもちろん無理でしょうけれど(親ですら出来ないのですから)
そういう子もいるんだ、その中でこの子頑張っているんだな。と思ってもらうだけでもずいぶん違うと思います。
その後、連絡帳でやり取りという訳にもいかないので、メールなどで情報交換できるといいのですが・・・

この場合、娘さんの了承は要らないように思いますが、
気になるのでしたら、熱意を持って娘さんにお話しするしかないかな?
カウンセリングにしても娘さんが嫌がるようでしたら、はなさんだけでもSCに会って話をしてみてはいかがでしょうか。

弱音をはかない、芯の強い娘さん。
きっと、お母さんに心配かけたくない、悲しませたくないという想いも強いのでしょうね。
優しいですね。はなさんが娘さんを責めず、比較せず育てた成果ですね。

毎日、苦手なことと戦って、しんどい中それでも部活動を頑張っている姿を想像すると泣けてきます。
学校という縛られた空間にいるのも高校を入れてもあと4年。
頑張り屋で芯の強い娘さん、学校という呪縛が解けたら劇的に変わるかもしれないですね。
ちょっと無責任な発言ですね。すみません。


題名: そうなんです。
投稿日時: 2007-04-18 10:11:41
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シッポナさん、ありがとうございます。

そうそう、カンガルーケアでしたね。あれはとても大切なことだと思います。この世に生まれ出てから4ヶ月、注射針を刺されたり、おかしな光線を照射されたり、看護師に無造作に扱われ、温かいスキンシップもない冷たい空間に放置されて安心感などもてるわけなかったでしょう。看護師に「保育器の中に私の手を入れて子どもにふれてもいいですか?」とお願いしても気温が下がるからだめ!」と厳しい一言で一撃されていました。

このことは彼女の場面緘黙に大きく影響していると思います。

この場合、娘さんの了承は要らないように思いますが、
気になるのでしたら、熱意を持って娘さんにお話しするしかないかな?


それが問題ですよね。こどもの気持ちを考えると積極的に働きかけるのがいいのかどうか。かいわれさんの言われる方がうちの子には良策のように思えます。まあ、こどもとじっくりと話し合ってみたいとは思いますが。

SCさんにもいろいろな人がいます。3月まで別の中学校に勤務していたので信頼できないような人格のSCも見てきました。残念ながら、教師にしても同じです。子どもの通学している学校のSCさんは4月に変わったようなのでどの様な方なのかわかりません。様子を見ていきたいと思います。

部活の時の様子を観察していると、他の子ども達はうちの子を特別扱いしているように思えます。これまで何回も長期の休みをしているので、先生からなにか指導されているのかもしれません。それがまた本人にとっては苦痛なのですよね。このところが難しいのです。小学生の頃だったら何とも思わないところでしょうが。

やはり場面緘黙は、早い時期に積極的に働きかけないといけないなと思います。

シッポナさんのところは小学生なんですね。この時期に回復できることをお祈りします。


題名: 保育器
投稿日時: 2007-04-18 11:01:55
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はなさん、はじめまして。
小学一年生の緘黙児の母です。
どうぞよろしくお願いします。

はなさん、シッポナさんのお嬢さんと同じように
息子は生まれてしばらくNICUにいましたので
保育器に入っていて なかなかスキンシップが許されませんでした。

そのことが性格に大きな影響を及ぼしているんだろうな、とは
思っていましたが 同じような方もいらっしゃるんですね。
生まれたばかりの赤ちゃんならなおさら
大きな不安や恐怖やストレスがあったことと思います。

その分たっぷりケアしてきたつもりですが。。。
保育器に入っていようと平気な子は平気なようですが
とてもデリケートな子なのか・・・難しいですね。


題名: そうなんですよね。
投稿日時: 2007-04-18 22:16:13
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朋花さん、コメントありがとうございます。

生まれてすぐに母親の愛情たっぷりに育てられる新生児と、宇宙空間のようなところでひとりぼっちで孤独に育つ新生児とでは違いがあると思います。これも性格的にタフな素質を持っている子なら大丈夫なんでしょうが。

我が子がNICUでお世話になっていた主治医の話ですが、どんなに小さく生まれても、感情の発達は出生した時点からスタートしているということでした。

我が子が入院していた14年前の病室では、保育器の中で赤ちゃんが泣いていてもほったらかしでした。ま、当然かもしれませんが。泣いても無視され続けて数ヶ月、人格形成に良いわけがありません。あの当時は医学的な観点からのみの治療が行われていたと思います。

その分たっぷりケアしてきたつもりですが。。。

朋花さんも苦労されていますね。
息子さんが緘黙から解放されるといいですね。


題名: おじゃまいたします!
投稿日時: 2007-04-19 09:36:53
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ルディと申します、こんにちは

改めてちょっと自己紹介を兼ねた近況報告・・今高校1年生の子どもが、幼稚園から緘黙でしたが、中学時代はホームスクーリング(学校に行かない・・)を選び :roll: 、この春から、美術を学ぶ為専門課程のある公立高校に通い始めたところです
現在の状況としては、お友達も出来、必要な会話には大きな問題はないようです。やはり、自分の心からの目的を見つけることが出来たとき、必要なこととそうでないことは明確になり、意志の力を発揮することが出来るようになるのかもしれないと感じます。実は一度も病院等で治療を受けたことがないので、おそらく、周りのたくさんの方に支えられ、たくさんの褒め言葉や、温かい心をいただき、勇気や自信を持てたお陰かな?と感謝しています。とは言え、今後とも、不安を持ちやすいことや、完全主義的な心の持ちよう等があまり大きくなりすぎないように、気を楽に持つ努力をしていかなくてはいけないと考えているところです。

ところで、赤ちゃんの頃のお話について、感じたことがあったので、書き込んでみたくなりました。

保育器に入っていたことが場面緘黙に影響を与えているかもしれないということ。確かにそうかもしれないですね。ですが、実際のところははっきりわからないとも感じます。あのことがあったためにこうなってしまったのかもしれない、一日も早く治るといいが・・。それは子を思う親心ですね。
ですが私のようにひねくれ者としては、こうも考えてしまいたくもなります。場面緘黙を病気として、マイナスなこととして捉えるから、マイナス要因が思い浮かぶのではないのか?と。そう考えることも理解の上で必要でしょう。けれどもそこはバランスをとって、というか実を言えば心してそうしたほうが、こうした子どもの為に良いと考えているのですが、その逆の発想がいっぱいあったほうがいいのではないかと思うのです。
例えば我が家の場合で恐縮ですが、場面緘黙になった娘は、出産時、またその前後に問題はありませんでした。それどころか、次女でしたのではじめから母乳もたっぷり出て、退院時には一緒にいた赤ちゃんの中で一番体重が増えていたので、先生から優等生だねと褒められてしまったほどです。ですが、生まれて数ヶ月の頃から人見知りが強く、幼稚園では一言も発することはありませんでした。一方、小さい頃からものすごく活発で目立つこと全然OKの長女は、出産時に少し問題があり、いろいろと苦労した赤ちゃんだったのです。ですから一概に言うことはできないという気がしてしまいます。

私が、赤ちゃんの頃の次女のことで、真っ先に思い出すことといえば、病院から連れて帰ってすぐの頃から、いつも女神様のように美しく微笑んでいたことです。よく眠り、良く食べ、穏やかで優しい様子をしていました。優しく繊細で、じっとビー玉や水などの光との交錯、形の移り変わり、転がる様子を観察していて飽きることがありませんでした。あまりにもじっとしているので心配になって名前を呼ぶと、本当に満足した様子の顔いっぱいの笑顔でゆっくりと振り向くのです。生来、美しいもの、不思議なものと一緒に存在する状況に心からの喜びを感じることが出来る、そんな感性あふれる赤ちゃん、幼児期であったと思います。
逆に長女の場合には、まだ座ることも出来ないうちから、手足を一生懸命動かして、まるで走っているような様子でした。そして、そういう時は自分の体がそのように動くことを心から喜んでいる様子でケタケタと笑い声を上げるほどでした。
このようなことから、何を通して、この世界に存在できた喜びを感じるのか、は生来のものが大きいのかもしれない、ということを感じます。つまり、その感性を与えられているのだと感じます。けれども、このことを病気的な観点からとらえれば、次女は自閉的傾向、長女は多動的傾向ということになるのかもしれません。
そして、もともと持っている傾向、感性にはプラス面、マイナス面があることでしょう。親に出来ることはその両方をしっかりと見つめながら、子どもを育んでいくことだと思います。大きく素晴らしい素質だからこそ、大きなマイナス面をはらんでいるのだと捉えて、子どもの素晴らしい資質に対する尊敬の気持ちを忘れず、ゆったりと安心しながら、喜びを持って子育ての時間を過ごしたいと考えます。

なんて、ちょっと偉そうになりすぎで、噴出してしまいそうですが。ボケボケ主婦の私も、そんな風に、いろいろ考えてみています。
長い文を読んでいただき、有難うございます!


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