けいこ
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題名:
不登校について
投稿日時: 2007-02-03 11:38:23
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登録日時: 投稿記事数:
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◆なかさんへ こんにちは。はじめまして。SMJ翻訳チームのけいこといいます。 脅かすような発言かも・・・と迷ったのですが、一意見として聞いてくださいね。
私はカウンセリングをしていますが、 今まで会った保護者に、「無理やり学校に連れて行ってください」とお薦めしたことは1度もないです。 「なんとか連れて行って」とか「無理やり」とか「子どもを励まして」は、 微妙な言葉なので、親は注意がいると思います。 かいわれさんや富重さんがおっしゃっているように、子どもがどう感じているかが大切と思います。 (必ずしも子どもが言葉で表現することと一致しないです)
その時子どもが納得していないのに、力でもって学校に連れて行ってうまくいったケースは、 それでも壊れない親子の信頼関係やコミュニケーションの積み重ねがしっかりあって、 そこで一時的に失う自信(人への信頼も)や主体的感覚を、 あとから必ず回復できる学校環境があったときだけです。 学校で、子どもが楽しいな、おもしろいなと感じる時間が全くもてないなら、 また、そう感じるようになるだろうという見通しがないなら、 それは拉致と拷問でしかない!と私は思います。 (すみません。この話は自分の感情が入ってしまって・・・ なかさんの場合を指しているのではないので、差し引いて聞いて下さいね)
表面上の登校と引き換えに、 人への信頼や親子の関係に、大きな傷を長く残すケースを知っています。 先生も親も、登校できた、あの方法でよかったんだと喜びします。 もちろん、学校に行ってその子が得ることもあるでしょう。 知能が高い子は、学習の世界で自信を取り戻すチャンスも広がるでしょう。 でも、そのために失うかもしれないものは、とても大きいです。
不登校の子どもは本当に様々です。 不登校はSOSのサインを発しているということですから。
他人からの評価に反応がいい外向性の子や、 外からの刺激の受け取りに苦手分野がある発達障害の子は、 学校環境や家庭環境を細く工夫し、外からくるストレスを減らすこと、 出来ていることを十分に「認める」「ほめる」ことからと思います。
内向性の子は自分のやり方で世界を見るので、 適応にたいへん苦労が多いです。 社会や学校の価値観・世界観と、自分の世界を折り合わせることに、 エネルギーを使わざるをえない子が多いです。 でも、自分で自分の世界をしっかり見つけ、それを表現できる分野を見つけたり、 人とつながりあえる方法をゆっくりでも身につけると、 学校教育の枠を越えた、素敵な内的世界を創造します。 こんな子は環境整備も大切ですが、遊戯療法やカウンセリングがいいように思います。
先生との連絡ノート、とってもいいと思います。 別室や保健室の利用、ストレスがかかる場所や時間を避けたり、 なにか工夫できませんか。フリースクールを検討するのもいいと思います。 学校で少しでもリラックスできる方法を、 相談員と先生とSCと本人で考えられないでしょうか。
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けいこ
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題名:
かいわれさんへ
投稿日時: 2007-02-03 11:40:06
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 209
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かいわれさんの貴重な体験を、聞かせていただきました。 家で充電して、自転車とメッキ工場で練習して、 そして「本屋で立ち読み」が、かいわれさんを「翌年の高校受験決意」へと導いたのですね。
誰かに会うかもしれないこと不安より、「本」の魅力が大きかったんじゃないかしら。 「本屋」が内の世界と外の世界の交わる点、その時からエネルギーが外へ向かったんだわ。
かいわれさんにとって「本」の世界ってとても大きいですよね。 そういう意味でも、手記出版、実現できたらいいですよね!
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なか
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題名:
ご意見
投稿日時: 2007-02-03 15:40:42
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登録日時: 投稿記事数:
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かいわれさんへ、 無理にお聞きしてすみませんでした。 でもとても参考になりました。 娘は先生と交換日記を始めて少しずつ変わってきました。 以前は帰ってきても暗く沈んでいる時間とか、直ぐに自分の部屋に行ってしまったりとか、あったのですが、最近は帰ってきても直ぐに学校の事をしゃべりだしたり、私が聞いてもきちんと答えてくれたり します。 宿題もする気が無かったのに、今は帰ってきたら自分から進んでするようになりました。学校の用意もきちんと出来ています。 学校での様子はあまり変わっていないのですが・・・ 給食は2学期の後半から食べれなくなっていたのですが、先生が別の部屋に連れって行ってくださり、1人で食べるようになりました。 けいこさんのご意見分かります。 今の所親子関係は良好だと思っています。 娘は私が大好きです。来週の私の誕生日もいろいろと計画を立てて楽しそうです。私も娘が大好きです。 家ではほんとに明るいのですが・・・
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みち
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題名:
投稿日時: 2007-02-03 16:09:44
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登録日時: 投稿記事数:
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みなさん、こんにちは。
けいこさん >「なんとか連れて行って」とか「無理やり」とか「子どもを励まして」は、 微妙な言葉なので、親は注意がいると思います。
そうですね。 息子が中一のとき、「私が息子を無理やり学校へ行かせたのか」ということを考えてみました。
なかさんの娘さんの状態を「うちの子の一番大変だったときと同じ」と書きましたが、少し違うような気がしてきました。私は子供が「行かない!」と言ったとき、「じゃあ休みなさい」とは言わず、しつこく行かせようとしました。私がやったことは息子が動き出すまでひたすら「そろそろ行こうよ」と促すことでした。
息子はそんなやりとりをしながら、暴れることも度々ありましたが、そんなときは落ち着くまで待ちました。座布団を頭にかぶったまま眠ってしまうこともあったので、そんなときには30分くらい寝かせておいて、それから起こして、「そろそろ行こう!」と声をかけました。
「学校には絶対に行かない!」と頑固に言い張ったときには、「じゃあ先生にだけは会ってみよう」と提案しました。「制服なんか着ない」と言ったときには「じゃあ私服で行こう」と言いました。「クラスがいやだから教室へは行かない」と言ったときには、「校舎の中にさえ入ればいいから、とりあえず行こう」と交渉しました。息子は心から納得していたわけではないでしょうから、ある意味「無理やり」だったかもしれませんが、そんな言葉に息子がたまたま乗ってきたから行けたのであって、動かない子を力ずくで車に乗せて連れて行ったのではないです。(もう大きいので力ではかないません。)
夜寝る前には、いっしょに息子の布団のわきに横になって、何がいやで行きたくないのか、どんなふうなことを先生にお願いしたら過ごしやすくなりそうか・・・など息子の気持ちを聞き出しました。また、「行かないよ」と言い続けるときには、本当にそれでいいと自分で納得できるのか考えさせました。「学校に行かない」という選択をすることはどういうことなのかということもじっくり話し合ったつもりです。息子は最終的には「行かないなんて本気で言うわけないでしょ! 本気にするなんてばかじゃないの!」と言いました。
もし、それでも息子が頑として動かなかったとしたら、やはり息子の意思を尊重するしかなかったと思います。ときには「自分のことだから自分で決めなさい」と言ったこともありますが、うちの息子は、さんざんごねても、最後には学校に行くことを選んだのです。気持ちをつなぎとめる何かがあったからだと思います。
なかさん >今の所親子関係は良好だと思っています。 娘は私が大好きです。来週の私の誕生日もいろいろと計画を立てて楽しそうです。私も娘が大好きです。
仲良しなんですね。それならきっと「学校に行くこと」についてももっと話し合いができるように思います。娘さんの「嫌!」や「あきらめた」という言葉の本当の意味をもっとよく聞いてあげられたらいいように思います。
確かに学校に行くことが全てではないです。でも、行かないことを選択するのにも親子ともに覚悟がいります。家での様子がいい方向に変わってきているのなら、もしかしたら学校でのことにも希望が見えてきたのかもしれません。
仲良しさんならきっとうまく話し合えると思います。できれば、「親が無理やり」ではなくて、自分の足で学校に向かえるようになってほしいですね。
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かいわれ
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題名:
人のために役にたつのなら
投稿日時: 2007-02-04 15:19:23
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登録日時: 投稿記事数:
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けいこさん いつも私のこころが痛みそうな時にフォローしてくれてありがとうございます。 このサイトにとって、そして私にとってけいこさんの存在はとても大切な大きなものです。初めて明かしますが、うちのカミさんも「けいこさん」です。
なかさん 最初、語り始めるのに少し抵抗を覚えましたが、参考にしていただき幸いです。 手塚治虫の『ブッダ(仏陀)』を読み直していたら、「あなたがしていることは、自分のためか、人のためか、自然のためか、世の中全体のためか、よく心得てからことを成せ」(という趣旨)と、ブッダが人に説いている場面がありました。 たとえ自分のこころが多少痛もうとも(ちょっとオーバー?)、私の体験が場面緘黙症当事者や親御さんの役にたつのであれば喜んで体験を語りましょう。
みちさん 息子さんと真摯に向き合い、「押す」だけでなくときには「引き」ながら試行錯誤されたことが良く伝わってきます。 「学校には行かない!」の背景にある気持ちにはこれまた十人十色の複雑なものがあることを改めて感じました。
少なくとも、あの時の私にとって亡き親父の「そんなに学校が嫌なら気が済むまで休め」の一声がなかったら、どうなっていたかわかりません。 親の一言一言、一挙手一投足というものは、SOSを出している(「学校に行きたくない!」)時の子どもには、生き死にをも左右する非常に重要な意味を持つのだと思います。
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シッポナ
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題名:
今、できること
投稿日時: 2007-02-06 00:23:18
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登録日時: 投稿記事数:
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なかさん、はじめまして。 小2の緘黙症の娘をもつ、シッポナといいます。宜しくお願いします。
今、なにをすべきか。私がなかさんだったらどうするか・・・
>学校が嫌なのは、友達が誰もいないのが、1番の原因なんです。
しゃべることより、少しでも教室を居心地良くしてあげることが急務ですよね。 原因が判っているなら、まずそこを改善することは出来ないでしょうか?
先生にお願いして、なかさん自身がクラスのみんなにお嬢さんのことをお話してみてはどうでしょう? 緘黙症の名は伏せて、みんなの協力が必要なことを伝えて 具体的にこういう事はしないでとかプリントして配るとかしてみてもいいかもしれません。 原因を改善しないで、学校を休ませるのは心残りです。 やれるだけやって、それでも駄目なら休ませてあげたほうがいいかもしれませんが。
ただ、お嬢さんは6年生ですからちゃんと了承を得てから行った方がいいですね。 プライドもあるでしょうし・・・ 「そんな事しないで」と断られても時間を置いて何度も交渉してください。 もし、了承が得られたら二人でどういう風に話したらいいか話し合って 細かく計画を立てて、どういう事をされたり言われたりするのが嫌なのか 聞き出して、それをみんなに伝えることが出来たらいいなと思います。
この掲示板だったかな?実際こういう事をした方の書き込みを読んだ記憶があるのですが・・・
お嬢さんは学校で笑顔が出ていますか? 少しでもいい状態で中学へ行かせてあげることが出来るといいですね。
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なか
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題名:
シッポナさんへ
投稿日時: 2007-02-06 23:27:27
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 19
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ご意見有難うございます。 娘の事は先生が1学期の時に、娘が休んでいる時にクラスの子供たちには話を何度かしてもらっていました。 今もクラスメート数名が、朝先生と一緒に迎えに来てくれます。 嫌なことをする子はいないと思います。 2学期の時は、仲の良かった子に家に来てもらったりしましたが、どうしても娘が思うようにしゃべれなくて1回きりで続きませんでした。 違うクラスの子にも何人かに「廊下とかで会ったら声掛けてあげてね。」とか頼んでみたのですが、あまり会う機会がなかったみたいです。今は先生との交換日記が頼りです。 後は残り少なくなってきたので、あまり娘に刺激を与えない方がいいかと思っています。とりあえず先生に打ち解け、無事に卒業式に出られたらいいと思っています。 中学校へは私が話しに今行っています。明日もスクールカウンセリングの方に説明をしに行きます。安心して中学校へ通えるように今は動いています。
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なか
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題名:
カウンセリング
投稿日時: 2007-02-08 14:33:04
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 19
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昨日、中学校のスクールカウンセリングの先生とお会いしました。 話しやすい先生でした。選択性緘黙の事も良くご存知で心強い存在になると思いました。でも来年度は学校にいらっしゃらないみたいです。残念です。今から環境を整える為にどうしたらいいか?と話しました。でも30分しか時間がなかったので、なかなか思うようには進みませんでした。2週間後にまたお会いします。 もっと早く会う機会を作ればよかったと後悔しています。 今日は娘が熱を出し、学校を休んでいます。 私も仕事を休み一緒に過ごしています。今寝ているのでパソコンに向かっています。
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なか
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題名:
落ち込んでます。
投稿日時: 2007-02-20 09:26:22
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 19
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昨日、中学校の入学説明会に行ってきました。 同じクラスのお母さんと会いました。年賀状の事を言われました。 今年の年賀状で担任の先生が娘宛に送ってくれたのが、クラスの集合写真入りでした。みんなピースをしてにこやかに笑っていました。 でも娘は1番前でうつむいたままの状態で写っていました。娘は年賀状を隠していました。「見せて」と言うと「嫌!」と言っていました。 私は娘のいない間に見たのですが、「えっ!」と「なにこれ?」とビックリしました。この年賀状を見てそのお母さんにいろいろ言われてきました。 私はちょっと忘れていたところだったのですが、また思い出しました。 他のお母さん方にも娘の事を色々聞かれなんか疲れました。 今まであまり会わないようにしていたのですが・・・ みなさんは他の親御さんとどの様に接触されていますか? 他のお子さんを見ると時々落ち込む時があります。 私はおかしいのでしょうか? 娘は最近頭が痛いと言う様になりました。 交換日記も先生はちょっと手を抜いた感じがします。 昨日も中学校の説明会の感想は?でした。 娘は中学校へ行くのがやっとだったと思います。 感想は?と聞かれても・・・娘は「何もない」と書いていました。 もう少し何かないかな?と思いました。 親とのノートも内容が簡単になってきました。 また不信感を覚えます。 今度の金曜日に授業参観があります。娘を休ませようか、行かそうか悩んでいます。
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Anonymous
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題名:
なかさん、つらいですね
投稿日時: 2007-02-20 12:54:16
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登録日時: 投稿記事数:
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なかさん、こんにちは。
読んでいるうちに、先生に対してむしょうに腹が立ってきました。
>今年の年賀状で担任の先生が娘宛に送ってくれたのが、クラスの集合写真入りでした。みんなピースをしてにこやかに笑っていました。 でも娘は1番前でうつむいたままの状態で写っていました。
きっとおおざっぱで明るいところがその先生のいいところなのでしょうね。 でも、そんな写真を平気で年賀状に使う無神経さは、もう救いようがないといった感じです。交換日記をしたり、お母さんとも連絡をとりあったり、きっとその先生なりに一生懸命やっておられるのだとは思いますが、ちょっと想像力が足りないというか、それ以上のことは期待できない人なのかもしれません。娘さんと合わないというのも頷けます。
お母さんが不信感を持つのも当然で、腹が立つとは思いますが、卒業を間近にして先生とぎくしゃくするのもつらいですよね。でも、お母さんがいやでなければ、年賀状のことで娘さんがつらい思いをしたこと、他のお母さんたちにもいろいろ言われ、お母さんもつらかったという事実だけは伝え、「卒業するまでこういうことがないように配慮していただけないか」ということはお願いしてみてもいいように思います。
>他のお子さんを見ると時々落ち込む時があります。 私はおかしいのでしょうか?
いいえ、全然おかしくありません。場面緘黙児をもつ親なら皆同じです。でも、戦いも長くなると、だんだん開き直って強くなることもあります。
>娘は最近頭が痛いと言う様になりました。
心配ですね。うちの息子もときどき頭痛に悩まされています。ストレスを受け続けていると、実際に頭が痛くなるみたいです。それが耐えられるくらいの状態なら、どうにかごまかしながらやっていけると思いますが、注意深く様子をみてあげる必要があるかもしれません。
>他のお母さん方にも娘の事を色々聞かれなんか疲れました。 今まであまり会わないようにしていたのですが・・・ みなさんは他の親御さんとどの様に接触されていますか?
保護者の方にあからさまになるようなまずい対応をされたことが今までなかったので、お母さん方からいろいろ言われた経験はありませんが、親しい人には事実を伝えるようにし、理解を得、時には助けていただくようにしています。隠そうとしても、自然に知れてしまうことですし、それならいっそ開き直ってたくさんの人を味方につけてしまったほうが勝ちです。
>今度の金曜日に授業参観があります。娘を休ませようか、行かそうか悩んでいます。
授業参観に1回2回出なくても、たいしたことではないので、娘さんがいやがっているのなら、1日家でゆっくり過ごさせてあげるのもいいのではないでしょうか?担任の先生が細かい気配りのできるタイプでないとすると、またどんなハプニングが起こらないとも限りません。
お母さんもつらいと思いますが、どうにか残り少ない小学校生活をやり過ごして、中学校へつなげたいですね。
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