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題名: おそくなってすみません!
投稿日時: 2007-05-17 09:07:49
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せっかく富重さんにコメントしていただいていたのに、お返事もせずに失礼していました

多分、うちが病院に行った時診断されたように、今はほんの少しでも話せる場合は、「対人恐怖症」などとされているのではないでしょうか?

こうした現状にそって考えた結果、アメリカの場面緘黙症支援グループでは、グループ名に「不安障害」の名前を加えているのかもしれないと思いました
そうすることで、緘黙状態は無くなったけれど不安障害で依然として社会生活に困難を感じている人を、除外しないですむようにという配慮かと感じますが、実際のところどうなのでしょうね

場面緘黙の人のほとんどが、「社会不安障害」を合わせ持っている、と言われているようですが、実際、私が感じるのは、「社会不安」が根本としてあり、その表れのわかりやすいもののひとつとして、緘黙があるのではないかということです

ですから、二次障害、後遺症などという言い方は、もしかして少し違っているのではないかと感じます
なぜかというと、それは後から発生してきたものではなく、はじめから緘黙症状の前提としてあったのだと思うからです

けれども「社会不安障害」そのものも、はっきりと理解されているものなのかどうか?精神科等で、きちんと診断されたり、原因の正しい理解や困っている状態への適切なサポート等が確立されているのかどうか、勉強不足でよくわかりません
特に、子どもの「社会不安障害」「社会恐怖症」となると、まだまだ理解されていないのではないかと思うのですが、実際どうなのでしょう?


題名: ルディさん、お久しぶりです。
投稿日時: 2007-05-17 11:42:53
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私も、ルディさんの意見に賛成です。
正直、子どもが話すということより、学校という特定の場所で、どれだけ不安をとりのぞけるかということのほうが、とてもポイントになっています。

教室や、体育館など人が大勢いる場所には入ることができませんが、少しずつ、慣れていくことで、一言二言、声が出てくるといった状態なので、先生とも相談した結果、話すことに気をとらわれすぎず、ひとつずつでも不安になる材料を減らしていくことを優先することになりました。

行事が不安になることは、理解していましたが、集合写真を撮ったり、4月の身体測定や検診も想像以上に不安がっていたことを知り、それじゃあ、いったい何が楽しいの?みんなが、ワクワクする遠足や、プールなども、恐怖にしか感じれないなんて・・・・

少しでも、不安を楽しみに変えてあげたい。苦しいドキドキを、せめて楽しいドキドキに変えてあげたいです。


題名: ぴょんこさん、ご意見有難うございます
投稿日時: 2007-05-17 13:04:02
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
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本当に久しぶりですね

「不安を減らすこと」を考えて先生と協力されているとのこと、素人の私が言うのも申し訳ありませんが、きっととても適切な行動をされているのだと思います

案外、頭の中だけで不安が膨らんでいるような時は、具体的に考えたり行動すると、気が落ち着くこともありますね
実際に足を運んでみるなどすると、不安のイメージを、ある具体的なイメージに置き換えることが出来る、というだけでも気が落ち着くことでしょう
分からないことは、こわいのかもしれないですからね
ぴょんこさんのような細かな対応をされることは、とても大切なのでしょう

お子さんの楽しい思いを少しでも膨らませてあげたい、というぴょんこさんの「願い」そのものが、必ず素晴らしい成果につながる力になると信じています

うちの子も先日、遠足があり、間近になるにつれて「やっぱり行かない・・」などと言い出していました
「きっとみんなすごくオシャレなのだろうな・・しかも班長だし・・帰りはラッシュに巻き込まれるし・・」などと言い・・あれやこれやと不安は大きく成長して行きました
「じゃあ、帰りだけ迎えにいってあげることにしようか?」と提案して一つ不安は減り、行く前日に、学校から行く場所のチラシをもらって来たら、「おいしいものがたくさん食べられる!!」・・とあり、ウィンナー、いちご、バームクーヘン・・などと想像するうち、行く気も盛り上がって、結局は元気に出かけてくれました
「とても楽しかったし、おいしかった」のだそうです
本当に、色気より食い気!です

ある行動に対して、どういう「イメージ」を持つか、その「想像」そのものが行動を全く違ったものにしてしまうのですから、「話すかどうか」、よりもそこにアプローチできれば良いですよね


題名: 独立した臨床単位?
投稿日時: 2007-05-18 14:09:04
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ルディさん、いえいえ、こちらこそ。

場面緘黙症は、DSM が分類するように、独立した entity(臨床単位と訳すのかな?)なのかどうか。

もしルディさんがおっしゃるように、社会不安が根本にあるのだとしたら、
確かに後遺症や二次障害という言い方は、厳密にはおかしいですね。
「場面緘黙症は治ったけど、根っこの社会不安が十分に治っていない」が、正確な言い方?

>けれども「社会不安障害」そのものも、はっきりと理解されているものなのかどうか?

私も、そこまでのところはよく分かりません。
ただ、社会不安障害は、発症年齢が平均10代半ばぐらいですからね。
子どもの社会不安障害の場合、もしかしたら理解が進んでいないかもしれません。
________________________________________
:arrow: 記事の編集・削除は、こちらで受け付けております。
http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=11


題名: 富重さんへ
投稿日時: 2007-05-18 15:54:52
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 145
コメント有難うございます

素人なので、ここで言っていてもどうなるものでもないのかも知れませんが、社会不安障害の発症は10代半ばというのは、私などはすぐ疑ってみたくなります(富重さんを疑っているのではありません、その定説?を疑ってみたくなるという意味ですからね :)
社会不安の定義がどういうものか、分からないのですが、その名前からして、社会的に人と交流する状況で緊張や不安を感じる、どう思われるか心配するなどなら、場面緘黙の子どもなどはそのまんま当てはまっていそうですよね
それは幼児期から始まっているわけですから
それに、富重さんが紹介してくださっている、ジェローム・ケーガン氏の研究もあります
きっとたくさんのデータが集まれば、いつかいろんなことがはっきりするのでしょうが、今はまだ証明されていないことが多いのかもしれません

しかし現在が子育て中の私としては、それを待っているわけにも行きません
場面緘黙を、社会不安障害という枠の中で捉えてみながら、子どもへの対応に生かしてみたいと思っています

場面緘黙症だけでなく子どもの社会不安障害全体についてもっと理解を深めることで、今、後遺症とか二次的な症状と言われていることが起こってくることを少なくして行けるのではないかと思います


題名: みんなの文章を読んで・・
投稿日時: 2007-05-19 01:01:17
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私もこれから普通に場面緘黙という言い方はやめて緘黙の軽い症状だとか
後遺症が残ってるっていうことにしたので今日カウンセリングで場面緘黙というより
その後遺症が残ってるって紙に書いて渡してきました。
後遺症って何?
やっぱり場面緘黙でよかったのですか。

一言もしゃべれないのが緘黙って書いてる意味が多いのに一言もしゃべれる私が
場面緘黙っていうのもややこしいですね


今日のカウンセリングでしゃべれることについてだけ話してた。
不安を減らすことっていいと思いました!


題名: ルディさん、不安材料を減らすことで、自信がついたのでしょうか
投稿日時: 2007-05-25 12:39:59
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 72
ルディさん、ありがとうございます。今、ルディさんのいわれる子どもの不安障害のことがとても気になっています。

 今、具体的に学校で、一つずつ不安なことを減らしています。給食もみんなと食べず、1~2人の気の合う友達と個室で食べることで、不登校から週3日登校が出来るようになってきました。また、大好きなクラブ活動や好きな授業に少しずつ参加することで、登校時間も放課後からしか行けなっかったのに、午前10時頃に行けるまでになってきました。昨日は、個室から友達と笑顔で教室に走っていく姿に涙が出ました。今、学校の中で、少しずつ安心なんだ、大丈夫なんだという経験を積んでいるような気がします。これは、直感ですが、娘にとってとても大切なことのような気がしています。失われた自信を取り戻しているように見えるのです。

 「お母さん、もう大丈夫だよ。学校についてきてくれなくてもいいよ。」と、本人から言ってくるまで、何も言わず、一緒に登校したいと思っています。
これって、分離不安なのかな?本を読んで勉強中です。

でも、心配なことがひとつあります。不安を取り除くイコール苦手なことから逃げることのなり、将来いやなことがあるたびに、逃げたり、困難なことに挑戦することを避ける子にならないのかなと。

でも、今は、学校で出来ることを見つけ、挑戦しているのだから、それを最大に褒めて、励ますことでまちがってないですよね。
何が正しく、何がまちがっているのからからないだけに、ドキドキの毎日です。


題名: こちらこそ有難うございます
投稿日時: 2007-05-25 14:43:09
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 145
お嬢さんの様子に合わせて、先生やお友達にきちんと理解していただきながら、とても柔軟に対応していらっしゃるのですね
ぴょんこさんが、勇気を出して理解を得る努力をされたことで、先生やお友達の理解や協力が得られていることは、本当に素晴らしいですね
ぴょんこさんのように、子どもがクラスに溶け込むように努力することは、残念ながら私には出来なかったことです
お子さんの心に寄り添いながら、粘り強く小さな安心を積み重ね、膨らませる努力をされているぴょんこさんをとても尊敬しますし、他の方にとっても、大きな励ましとなることと思います
一度うまく行かなくなっても、少し休んで、また何度でもやり直せる、みんなが付いている・・教室にすっかり馴染める日が来たら、お嬢さんは前よりしなやかでたくましい考え方が出来るようになっていらっしゃることでしょうね

苦手なことを避けたり逃げたり・・資料№14にもありますが、それは不安障害のひとつの表れでもあるようなので、もしそういうことがあったとしても、そのことで子どもを責めることは出来ないのかもしれません
実を言うと我が家の娘の場合は、ある程度話せるようになっていたのにもかかわらず、「不安になりやすい傾向」そのものが原因で、教室に行けなくなったような気がします
まわりからは何の問題も無い、どころか、人よりうまくいっているとしか思えないレベルにあっても、本人は、自分一人で、自分はダメだダメだ・・というふうに追い詰めてしまっていました
脅かすようで申し訳ないのですが、場面緘黙の子たちは、他の子よりも心配が大きくなりやすい傾向をはじめから持っているのかもしれません
そうだとすれば、いろいろな不安の現れを、ただ乗り越えればいいというだけではなくて、丁寧に見つめ、子ども自身が、少しずつ自分の不安に柔軟に対処できるようにして行くことも、長い目で見れば大切なことかもしれませんね


題名: ぴょんこさんへ
投稿日時: 2007-05-25 17:57:14
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>今、学校の中で、少しずつ安心なんだ、大丈夫なんだという経験を積んでいるような気がします。これは、直感ですが、娘にとってとても大切なことのような気がしています。失われた自信を取り戻しているように見えるのです。

私もぴょんこさんの書き込みを読んでそう思いました。むすめさんもぴょんこさんも、すごく頑張っておられますね!

> 「お母さん、もう大丈夫だよ。学校についてきてくれなくてもいいよ。」と、本人から言ってくるまで、何も言わず、一緒に登校したいと思っています。
これって、分離不安なのかな?本を読んで勉強中です。

ぴょんこさん、それでいいと思います。こういう時、「おかあさん、それはお母さんの分離不安です。子離れしないといけません」なんて、いらんこと言う先生が登場して、学校と私とで意見が対立することがありました。もう母親は必要なさそうとぴょんこさんが感じたなら、「今日はお母さんなしに挑戦してみる?」と、母親から提案してもいいと思います。

>でも、心配なことがひとつあります。不安を取り除くイコール苦手なことから逃げることのなり、将来いやなことがあるたびに、逃げたり、困難なことに挑戦することを避ける子にならないのかなと。

いやなことがあったら逃げたり、困難なことに挑戦することを一旦避けるのが、人間と思います。でも、全ての事柄に対して「逃げたり、困難なことに挑戦することを避けてしまう」ことがないように、大きな不安を取り除いて、小さな不安に少しずつ挑戦することが大事なんだと思います。
今、娘さんは「困難なことに挑戦」されていってるのではないかと思います!


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