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題名: みくさんにお願い
投稿日時: 2006-07-20 11:49:53
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みくさん、こんにちは。弥生桜です。

みくさんにお願いがあります。

実は僕は今度、地元の市内の小中学校や幼稚園・保育園における緘黙児に対する指導の状況を把握するためのアンケート調査を実施します。

そのアンケートの参考資料として、みくさんの最初の記事をコピーさせてもらって、市内の先生方全員に配布したいのですが、よろしいでしょうか?
不要な部分は削除させていただいてコピーします。
海外の先進的な事例としてぜひ紹介したいのです。

もしご承諾いただけるならお返事をお願いします。

どうかよろしくお願いします。


題名: 18歳までなら、どこへでも・・・
投稿日時: 2006-07-20 15:03:45
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うちの子ももうすぐ高校生。他人事ではないので、さっそく児童相談所に電話してみました。

Q: 「息子が高校生になっても場面緘黙がまったく治らなくて、中学校の先生から高校側へ引継をしていただき、親のほうからも説明をして配慮をお願いしても、もしうまくまわっていかなかった場合、相談所の先生に高校に出向いて話をしていただくようなことをお願いできますか。高校は義務教育ではないわけですが・・・。」
A: 「はい、ご要望があれば出かけていって、できる限りのアドバイスをさせていただきます。」
Q: 「それは私立高校でも同じですか?」
A: 「はい、基本的には18歳までなら、学校に限らず、どこへでも出かけていきます。」

Q: 「場面緘黙で苦しんでいて、学校側からの理解を得たいという、高校生本人からの訴えがあった場合も、同じようにしていただけますか?」
A: 「はい、相談していただければでかけていきます。」

Q: 「小中学校には特別支援教育コーディネーターの先生がいらっしゃるわけですが、高校にもいらっしゃいますか?」
A: 「いいえ。小中学校にはコーディネーターを指定する体制ができましたが、高校ではまだです。ゆくゆくはそういう体制を整えなければならないという話にはなっています。」
Q: 「何年もかかりそうだということですね。」
A: 「そうなると思います。」

とのことでした。


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題名: 海外の治療プログラムに関する資料について
投稿日時: 2006-07-20 15:41:00
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さっきの続きです。

A: 「洋書では、場面緘黙症の治療プログラムに関する本が何冊か出ているのですが、参考にしていただき、生かしていただくことはできますか?」
B: 「こちらのほうで、プログラムにそって治療するというわけにはいきませんが、資料を持ってきていただければ、勉強し、できる限りのアドバイスをさせていただきたいと思います。」

ということでした。なんだか、明るい気持ちになれました。

ところで、うちの息子がさっき学校から帰ってきて、クラスメートの家へ遊びにいきました。実に6年ぶりのことです!!
クラスメートの前では、笑い声さえももらさない子です。嬉しいけど、心配・・・。だいじょうぶかなあー?


題名:
投稿日時: 2006-07-20 20:23:17
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弥生桜さん、富氏さん

コメントありがとうございました。こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
弥生桜さんのブログも、富氏さんのブログも以前から拝見させてもらっています。
弥生桜さん、私の記事をアンケートに使用していただくのは、全然構いません。
沈黙のうちに苦しんでいる緘黙児のために、少しでも役に立てれば、と思っています。

欧米で緘黙症の治療が進んでいるとはいえ、やはりイギリスでも治療経験がある専門家は少ないんです。ちなみに、私の住んでいる地区はハズレで、緘黙・緘動に驚いて自閉症かもと受診した小児発達クリニックでも「自閉症ではなく、極端に内向的な性格」という診断でした。アポを待っている間、自閉症にしては何か違うなと毎晩のように日本語のサイトを調べているうちに、場面緘黙症という言葉に遭遇。「うちの子はこれだ!」と腑に落ちて、本当にほっとしました。だから、日本で緘黙関連のブログやサイトを運営している皆さんには、すごく感謝しています。クリニックで「場面緘黙症だと思います」と自己申告して、小児科医2人が同意してくれたという...。場面緘黙の治療先進国といっても、この程度なんですよ。

ただ、ボランティアで運営しているサポートグループSMIRAがあるので、随分違います。また、今年春にメジャーチャンネルで2人の緘黙児のドキュメンタリー番組と、BBCのデジタル放送で、1週間に渡って児童心理学者が3人の子供の行動的な問題を治療するシリーズ番組に、3歳の緘黙児が登場したことで、緘黙の認知度は随分あがったと思います。

イギリスの学校は、特殊学級とか情緒学級などはなくて、全ての子供が普通クラスに属しています。特別支援が必要な子供(Special Needs)には、特別支援コーディネーター(SENCo)がいてその子供に会うプログラムを組んでくれる訳ですが、何らかの障害をもつ子から勉強が遅れている子まで、かなりの人数です(特に、息子の学校は)。だから、うちはオラニオス君のようにキーワーカーをつけて、特別に緘黙の治療プログラムを遂行してもらっている訳ではありません。先生と1対1で10分くらいの読み書きの練習をするプログラム、対人関係が苦手な子供が小人数でゲームをしながら社会的スキルを身に付けるプログラムなど、1週間に3回ほど既存の特別支援クラスに参加しています。それでかなり良くなっているので、担任と学校の対応次第で随分違ってくることは確かです。ちなみに、イギリスの小学校では日本のようにクラス30名が全員前を向いて同じ授業を受けるのでなく、クラスの中に5つのテーブル/エリアがあって、6人位ずつのグループに分かれて順々に課題をこなすというスタイルです。基本的に少グループで活動するので、授業中でも友達や先生と接しやすい環境といえます。このように、欧米と教育システムが異なるので、日本では日本の緘黙児向けの治療プログラムを考案する必要がありますよね。

富氏さん、キーワーカーというのは、学校での緘黙治療の要となる人物で、緘黙児が心を許して信頼関係を持てる大人です。まずこのキーワーカーと話せるようにし、この大人を介して少しずつ少しずつ他の子供や先生に慣らしていきます。

と、またまた長文になってしまいました。
多くの皆さんから反応があり、勇気を出してコメントしてよかったと思ってます。
一緒に緘黙克服目指して頑張りましょう。


題名:
投稿日時: 2006-07-20 23:43:06
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OZUさん、はじめまして。

息子さん、担任の先生と話ができるようになって、本当に良かったですね。
緘黙の法則(?)では、一度話せた人とは今後も話せるということなので、大ブレークだと思います。
OZUさんの積極的なサポートと、先生と話ができるようになったことで、かなり自信がついたのではないでしょうか。
6年ぶりにクラスメートの家に遊びに行ったというのは、すごい!
たとえ言葉はでなかったとしても、友達と楽しい時間を過ごしただけで、大きな進歩です。
できたら、自宅にその友達を招いて、会話へと繋げていけるといいですね。
一人でも話せる友達ができれば、学校での先生とのセッションに、徐々にその友達を入れることができます。
席替えの時に、その友達の隣にしてもらえれば、教室内での緘黙克服に役立つと思います。

それでは、お互いに頑張りましょう。


ははさん、はじめまして。

先生が家に遊びに来てくれるということは、先生も息子さんのことを随分気にかけてくれているのですね。
自宅では友達と自由に話せているようなので、学校で友達に話す(囁く)日も近いような気がします。
(全部のコメントを読んでいる訳ではないので、現状をちゃんと把握してないかもしれません。間違っていたら、ごめんなさい)
先生とは電話で話せるようなので、まず電話で練習して信頼関係を深めていくという手もあると思います。
うちは緘黙・感動が酷かった時期から、教室内で友達に囁けるようになるまで約8ヶ月かかりました。
あせらず、ゆっくり、少しずつ、です。

ご存知かと思いますが、息子さんが学校で話した(囁いた)時、周囲が驚いてはやし立てたり、特に誉めたりするのはタブーです。
自然な感じでさらっと受け答えしてもらえるよう、担任の先生にくれぐれも注意してもらってください。

それでは、息子さんと夏休みを満喫してくださいね。


みるもさん、こんにちは。

高校生なんですね。緘黙・感動が酷いと意識しながら、学校に通うのは相当な苦痛でしょう。大丈夫ですか?
両親や先生でなくても、今みるもさんの気持ちを理解し、話を聞いてくれる人がとても必要な気がします。
電話でもいいので、カウンセラーと話すことはできないでしょうか?
心の相談室みたいなものはないですか?

夏休みに少しでもリラックスして楽しく過ごせるよう、願っています。


題名: ありがたく使わせていただきます
投稿日時: 2006-07-20 23:45:50
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 16
みくさんへ

こんにちは、弥生桜です。
記事の配布を快くご承諾くださってありがとうございます。
これで日本の先生方にたいへん新鮮な情報を伝えることができます。

たとえイギリスでも地域格差があるとは仰られても、日本には緘黙の研究者が存在しないので、もう欧米に比べて20年ほどのブランクがあります。
緘黙に関する認識は桁違いに差がついてしまいました。

僕はこれから少しずつでも緘黙研究の先進国から後進国の日本へ最新の情報を提供していきたいと思います。

どうぞこれからもよろしくお願いします。


題名: みくさんへ
投稿日時: 2006-07-21 00:10:32
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みくさんへ 
コメントありがとうございます。
先生とは30分だけでしたが、糸電話ごっこがよかったです。
最初お友達と糸電話をして、次に先生と。
先生が「糸電話は大きな声で言わなくて、こしょこしょって小さな声で言うんだよ」
と言ったら、嬉しそうにこしょこしょ言って会話がとぎれると、私に「次なんていうと??」と大きな声で質問する始末。
その後、ジェンガなどやって、6時になったので名残惜しくもお別れしました。
その後、なんだか興奮しててハイでした。
うれしかったのでしょう。
帰り際、先生が最近教室の外の廊下で2人きりになったときに声をかけると、短い答えではあるけど、返してくれるということでした。
そして、クラスでも、隣の席の仲の良いお友達(今日もきてくれた)には小声で話しているのが、聞こえるそうです。
あとは、みくさんから教えていただいたことを実践していこうと思っていますが、
実はみくさんに質問があります。
今Helping ...Mutismをトライしていますが、なかなか進みません、、、、
深夜しか時間もとれなくて、あと私の語学力の無さも、、 :oops:
今のうちの息子の状態で、私はHelping...のどこを優先に読んだらいいでしょうか?
最初から読まないと全体は理解できません!と怒らないで(笑)お願いします。
この恥ずかしい質問をみなさんに読まれるな、、、と思いつつも、勇気を出して(?)
お願いしてみました。


題名:
投稿日時: 2006-07-21 02:10:28
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みくさん>緘動が酷いから疲れるんです、頭が痛くなったりフラフラになったり
するときもあります。ずっとその決まった場所から一歩も動けなかったり。
何時間もその場所にいたり。今日なんかも何時間も立ってて気分が悪くなりましたねー;
もうそれも何年も続いてることですがー;

カウンセラーとか心の相談室・・自分から実行することは難しいです;
もし相談して何を言われたら正しいんですか?カウンセラーが緘黙症のこと
よくわかっていないかもしれない。。どんなことを相談するのか。

夏休み部活で毎日緘黙・緘動!ですね;今年は。去年は辛すぎていけませんでした。
今年はその喋らないこととか緘動に慣れてしまってと部員数が下が0人で私の学年がもう一人いて少ないから行かざるえない。


弥生桜さん>はじめまして。いいですね!アンケート。
一応大阪市内に住んでいますが私の行ってた中学まで届くかな。
届かないか;


題名: アンケート
投稿日時: 2006-07-21 09:13:19
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 16
みるもさんへ

はじめまして。
僕の地元は大阪市じゃないので、みるもさんの卒業された学校にはアンケートは行きません。
僕の市は人口が少なくて学校が少ないので、一人で集計するのに手ごろだと思います。それでも何百人もの先生から回答が来るのですが・・・

初めてのアンケート調査をするので、どのぐらいたいへんか知るためにも、まずこのぐらい小さな町でやってみるのがいいと思いました。

もし大阪市でアンケートを実施したら、僕一人で集計なんでできないでしょう。
それこそ何万人分もの回答が押し寄せて来るのですから。

そういう大きな町では、全小中学校じゃなくて、教育委員会に適当に10校ぐらい選んでもらってアンケートを送ってもらうやり方をします。

アンケートの解析結果などまたこの掲示板で発表させてもらいます。


題名: ははさんへ
投稿日時: 2006-07-21 15:39:13
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例の無謀な取り組みをしているozuです。私としてはお仲間ができたと思って喜んでいたのですが、すみません。変なことにことに引きずり込んでしまったようで・・・。

お仕事をしながらでは大変だと思います。私は家庭の主婦なので日中暇です。また、単語はかなり忘れているものの、若いとき、高校生に英語を教えるアルバイトをしていたこともあり、専門的知識がなくても、自分なりの解釈で読み進めていくことができます。かなり手抜きの和訳なのですが、「それでも十分説得力のある本だなー」と読み進むほどに感心させられます。連絡先がわかれば、フロッピー(Word)でも郵送したいところですが、無理ですよね。これって、著作法違反になるのかしらん?

ははさんのお子さんとはずいぶん年齢も違うし状態も違いますが、たぶん役立つ箇所もあると思うので、参考までに、私が訳して先生に読んでいただいているところを紹介します。

1章 P9 場所・人・活動の大切さ  P13~14 学校で話す際のcomfort(リラックス度?)の発展 *なんかよくわからない訳ですね
4章 プログラムの基本原理  
5章 マネジメントチームを作ること P55~56 10行目 P60~61 P62 5行目~
6章 最初にやるべきこと (小さな見出しのみ)
7章 会話のはしごの設定のしかた *たぶんここが1番大事かも・・・

と、ここまで訳して先生に渡したら、ちょっと気がゆるみ、今インターネットにはまっています。

8章 学校への会話訪問 に関しては、小さい子向けのやり方ということで、弥生桜さんにアドバイスをいただきましたので、省略するつもりです。

なお、みくさんや他の方のアドバイスを参考にしていただいたほうが無難だと思います。


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