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題名: 新学年の準備
投稿日時: 2007-01-27 18:05:22
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SMJ資料NO.7に 『場面緘黙児に必要な新学年への準備』が あります。

うちの小学校の場合 年間 数回 担任との懇談会とは 別に
教育相談担当の先生と 懇談会をさせてもらうことが できます。
私は もちろん 長女が 場面緘黙だとわかった学年から
教育担当の先生とも 懇談をしていただいています。

今年から 担当の先生が 変わられ 1学期の時は 申し込まなかったのですが 2学期は 懇談させてもらいました。
その時に こちらの資料を お渡ししたのですが (くわしくは 資料を渡した時の 先生の反応は?  トピックにて)
すごく 好意的に 接していただき うれしく思いました。

さて 今回 2月初めに 長女の新学年 小学校生活最後である 6年生の担任について
お話というか 希望を 懇談させてもらう予定しております。

ネットでは 思ったことを ずばり 言いたい放題の私ですが
実生活では とっても 内弁慶・・・ (笑)
人と話すのが 気持ちを伝えるのが 超・苦手人間です。


富重さんのブログの方でも コメントしたのですが
『特別扱いではなく支援』(この違いが 難しいと 思うのですが)
して いただく方向にて 話して行きたいです。
ただのワガママな親だと 思われないように しっかりと♪ 

しかしながら 本音は・・・ 今回も 全く 自信がないのですが (笑)
まぁ 当たってくだけろ!って 気持ちで 頑張ってこようと思います。

みなさんの中にも この時期 学校側と接触される方 いらっしゃいませんか?


題名: のひめさん、このコメント2日も寝かしました。(笑)
投稿日時: 2007-01-29 12:12:39
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のひめさん、教育相談担当の先生がいらっしゃるなんていいですね。

>みなさんの中にも この時期 学校側と接触される方 いらっしゃいませんか?

はい。先週土曜日に接触しました。
校長室に案内されて、ソファーに上座をすすめられ、蓋付き高級湯飲みのお茶を出されて待ってましたら、
校長先生、教頭先生、担任の先生と入ってこられて、ビビリました。
私よりも主人の方がびっくりしてたでしょう。
主人は直前にこの懇談のことを知ったくらいなので。

私は校長先生と話すのは初めてでした。
校長先生がどういう考えをお持ちなのか全くわからなく不安でしたので、
まずは校長先生の考えを引き出す方向で質問しました。
しかし校長先生からの話は、なんだかベールに包まれたというか、
大変わかりづらい表現で、何度も聞き返してしまって、結局よくわからない部分もあったんですが、
一部、子どもはいろんな可能性を持っていて、いろんな子どもと関わっていったほうがいい、とも取れる内容があったので、秘密兵器を出しました。

それは、児相です。
仲の良い友達と同じクラスにすることがどれだけ大切なことかをここでわたしが説明しても、
校長先生の長年の経験から来るプライドもありますので、むづかしいでしょう。
だからこのことは、児相から緘黙児の対応としてアドバイスを受けたことです。と言いました。
実際この児相では、学校側が難色を示したら、こちらから直接伺って話をしてもいいということでした。
(このことは担任の先生には言ってあります。)

ワガママな親とは思われないために、
決して自分だけの個人的な意見ではなく
場面緘黙症の正しい知識があるところからのアドバイスだと強調するのもひとつの方法だと思います。

そして、念には念を押して、一緒のクラスにして欲しいお友達の名前を一人言いました。
名前まで出さなくても、そのお友達と一緒にいろいろがんばってきたことはご存知なので大丈夫だろう、とは思いましたが、もし、万が一はずされたら後悔いっぱいなので、それだけは!と思って言いました。
いくらなんでも校長先生、教頭先生、担任の先生の前でここまではっきり言われたら、はずせないでしょう。

のひめさん、私思うんですけど、流暢な話し方で話されるよりも、話すのが苦手なのに一生懸命話す姿は、
かえって相手側に好印象を与えるように思います。
私自身、仕事で初めてお会いする人にべらべら話しかけられると、ちょっとやれやれと思ってしまうことがあります。
でもがちがちで緊張しながらも一生懸命言葉を選んでいる人には、こちらも一生懸命話を聞いてしまいます。とても好感を持ってしまいますね。(私だけかな?)

これまでも、そうやって一生懸命のひめさんは周りに伝えられてきたんですね。
娘さんの為に。


題名: ははさん ありがとうございます
投稿日時: 2007-01-29 16:05:10
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 123
ははさん ありがとうございます。

お話 大変 参考になります。
学校の蓋付き高級湯飲みで お茶は 飲みたくないですね・・・(笑)

秘密兵器・・・
うちの場合 教育センターかな?
先日 教育センター・臨床心理士の先生とは 仲直りしまして (別にケンカしてませんが・笑)
もう すっかり 和気藹々とした雰囲気で 毎回 カウンセリング 受けてます。
しかしながら 言われたんですよね。
教育センターから 学校側に こうして~とか ああして~とかは 言えませんって。
学校の方から 来られたら 指導させてもらう事は ありますって。

ただ アドバイスされたと言う話なら 出来ますが・・・
ドジな事に 前回 違う話をしてしまって うっかり
この事を 相談するのを 忘れてしまいましたから アドバイスも 受けてません。
まったく もう おバカさんで・・・(涙)


クラス替え等は 学校内 管理職の立場の人が 決められると 聞いたことあります。
ははさんの場合 大正解だと思います。
ましてや お父さん・お母さんが 同席されてるなら
より一層 その熱意は 先生方に 伝わってるでしょう。
きっと お友だち 同じクラスに なれますよ♪


さて ははさんの言われるとおり 過去 一生懸命 長女のために 伝えてきたつもりです。
言葉足らずで 誤解されることも 多々あります。
早く 終わってほしいという思いから 早口になり 理解してもらえない事も あります。
それでも また 頑張りますね。
好印象なのかどうかは 疑問ですが・・・(笑)
でも うれしいです とっても♪ ありがとうございます!


題名: 中学校進学へ向けて
投稿日時: 2007-01-30 09:41:05
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のひめさん、ははさん、いつも参考にさせていただいてます。

去年場面緘黙とわかってから担任とは頻繁に連絡を取ってます。
うちの緘黙息子は今年、中学校へ進学します。
1クラスしかないのでクラス替えはないのですが、
学校と先生たちが変わるのでやっぱり心配です。

2月中には、心理テストを受けた病院へ行って、
具体的にどんなことを中学校にお願いすればいいかなど相談してきます。

その後、中学校への申し送り事項について
スクールカウンセラーと担任と私で作戦会議をします。
今のスクールカウンセラーはそのまま
中学校も担当してくださるそうなので心強いです。

中学校への一般的な引継ぎの日は3月下旬、一般の子とは別の日に
中1の担任・スクールカウンセラー・今の担任の3名で話し合いたいと
今の担任の先生は言ってくれてます。

さて中学校に向けて気がかりだったのは息子の同級生が、
息子が場面緘黙になった保育園年長時代から一緒なのに
いまだに「なんでしゃべらないの?」「家ではしゃべるの?」
「発表しなくてずるーい!」などと無邪気に言うことでした。
病院の先生に相談したところ
「必ず本人の了解を得てから、今の担任に話してもらうと後が楽かもしれませんね。」

中学校に入る前になんとか同級生に息子のことをわかってもらいたくって
冬休み少し前、息子に聞いてみました。
「時々友達にしゃべれよって言われて辛い思いしてるんじゃないかお母さん心配なんだ。
『しゃべらないのではなく、しゃべれないんだよ。
でも努力してるから  無理にしゃべろ!と言っちゃだめだよ。』
って先生からクラスのみんなに 話してもらうのは いい?嫌だ?」
リラックスしているときに聞いてみたんですが、緘黙して動かなくなってしまいました!
かなり嫌なんだなと思い、
いいよ、話してもらいたいときは、いつでも言ってねと話を終えました。

冬休み明け、私が近くの図書館に行くと、息子の同級生のうち元気な男女6人がいて
「ねー、○○って家で話するの?」と聞いてきました。
「家では話するよ。でもね、みんなが話せ話せと言えば、
ますます話せなくなっちゃうから言わないでね。」
と話したところ、わいわいしてたのが一瞬、し~ん としました。

おおお!思い当たるのか!
そういえば今までも聞かれたことはあったけど
内気な性格だから話せないと思っていた私は
「きっとそのうち話せるようになるからね。」としか言ってなかった。
教室で先生からではなくっても、こんな自然なお願いの仕方もあった。
元気で正義感あふれるこの子達に、話せてよかったです。
その後、学校での息子の話をいろいろ話してくれました。

長くなってしまいましたが、私の秘密兵器は
病院とスクールカウンセラーと息子の同級生(暴発注意 :) )です。


題名: 中学校進学のとき
投稿日時: 2007-01-31 23:14:58
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みなさん、こんばんは。

新学年の準備ということで、中学進学のときのことを書いてみます。

息子が通っていた小学校の場合、新学年のクラス編成は担任の先生が考えるみたいでした。まず、新学年のクラス数に応じて現在のクラスの生徒を分けます。息子の場合、6年生のときは40人学級で男子は確か18人くらい、中学では6クラスになる予定だったので、18÷6=3 で3人ずつ、担任の先生が一番いいと思う組み合わせを考えます。さらにそれをどう組み合わせるかは、たぶん担任の先生同士で調整をするのだと思います。

実は私は、中学進学の際、クラス編成や担任の先生に関する交渉を自分ではいっさいやっていません。児童相談所の方が小学校の担任の先生に 「サポートしてくれる生徒をできるだけ多く配置することで適応しやすくなる。」 という話をしてくださいました。でも、「○○君とぜひ同じクラスにしてください」という具体的なお願いをしなかったため、あとで後悔することになりました。

6年生の3月に児相の方からうちに電話が入り、中学校側にお願いに行く際どう動けばいいか教えてくださいました。4月に入って新学年の担任の先生たちが決まった頃に、私の方から中学校に電話を入れ、新1年生の窓口になっている先生と話すように言われました。

「児童相談所の方から指導を受けている者ですが、こういう子供が今度お世話になるので、ご挨拶に伺いたいと思っています。わかっていただける先生に、入学式前にいろいろとご相談したいのですが、いつ伺ったらよろしいでしょうか。」と聞きました。この時点では先生を説得するのではなく、「状況を理解してもらう」程度の話にとどめておくようにとのことでした。「相談所だけで進めてもどうかと思うので、家族の方からご一報(挨拶)」という形だそうです。

その後、中学校に児相からも連絡が行き、私が学校に出向く前に、児童福祉司の方が中学校へ行き、学年主任の先生に詳しい説明と「理解ある先生を担任に」という話をしてくださったようです。保護者が相手ではないので、先生からは本音でいろいろきついことも言われたようです。そこを児童福祉司の方がわかっていただけるまで説得してくださったということのようです。さすがプロですね。

私が中学校に出向いたときには、すでにだれが担任になるか決まっていたようでした。その日は学年主任の先生と個室で1対1で話しました。前にも書きましたが、私がお願いしたことは、「返事、あいさつなどができない、緊張して固まっているなどの不適応状態に対して、しかったり、無視したりしないでほしいこと」 「不登校、うつ、心身症にならないよう、配慮していただきたいこと」 などです。また、これまでの経過と児相での指導をまとめたものを印刷してお渡ししました。

そういうときに誰にお願いするのかは、学校によって違うと思いますが、「わかってくださる方に相談したい」と言うようにと児相の方から教えていただきました。うちの学校の場合は学年主任の先生でした。たぶん、学校全体のことは校長先生&教頭先生、学年のことは学年主任の先生が責任を持つということなのだと思います。


題名: ご無沙汰してます
投稿日時: 2007-02-05 20:42:30
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 123
りんごさんへ

りんごさん こんばんは♪

お話 大変 参考になりました、ありがとうございました。

りんごさんの所は この4月から 中学校でしたね。
スクールカウンセラーが 引き続き ご一緒とは 心強いです。
しかも 3月下旬には 中1の担任の先生も 交えて 3名で懇談会とか・・
むちゃ うらやましい話です。
私も 中学校への進学の時は 頑張りたいと思います。

それに りんごさん 秘密兵器が いっぱい~! (笑)
病院とスクールカウンセラーも もちろん いいですが
何と言っても 息子さんの同級生が 秘密兵器とは!
素敵です! とっても 価値あると思います (*^_^*)


みちさんへ

みちさん いつも 年齢が上の子の~のトピック 更新 ありがとうございます。

このお話も 大変 参考になりました。

みちさん所の 児童相談所 よく 動かれますね・・・。
児童福祉司の方が わかっていただけるまで 説得してくださるなんて
口ベタの私としては うらやましいを 通り過ぎて
是非! うちも!って 熱望しそうです (笑)
しかし 十人十色・・・ みんな 一緒ではないですから
うちの子の場合は 無理かもしれません (悲しいけど・・・)

みちさんのお話も 中学進学の時 参考にさせてもらいたいと思います。

>「わかってくださる方に相談したい」

これ 大切なことだと思います (*^_^*)



さて 2月入り 早々に 教育相談してまいりました。
今回 私が 願ったことは ただ一つでした。

『担任の先生だけ 同じにしてほしい』

お友だち関係については クラス全員の女子・男子が 親切にしてくれてるようなので
あえて 特定のお子さんと 一緒のクラスにしてくださいとは 言いませんでした。
長女も 特別 すごく 親しいという子は いなくて
休み時間も クラス全員の女子と 全員で 遊んでいるようなのです。

我が小学校の場合 一年毎に 担任の先生が 変わります。
そして 過去 1学期の間かかって 新しい担任に慣れるというのが
あの子の パターンでした。
6年生は 最後の学年 時間を無駄にしたくないと思いました。

私が 話せる言葉で 私なりに 頑張ったつもりなので 後悔はしていません。
しかし やはり 教育担当の先生も 善処しますとのお答え。
決定権は 管理職である 教頭先生・校長先生です。


さて 新学期 どうなることやら・・・?
また 報告したいと思います。

コメントしてくださったみなさま ロムしてくださったみなさま
ありがとうございました (*^_^*) 


題名: 1年間のまとめ表作りました。
投稿日時: 2007-02-25 11:36:27
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
来年度の先生がどんな先生かみなさんとても心配ですよね。

先生がわかるのは、4月以降。
それに事前に担任を教えてくださるのはもう不可能に近いです。(私の場合)

でも、どうしても、新しい担任の先生に伝えたい。
先生の働きかけがどんなに大切か、
この1年間、どれだけの努力をして、先生にも協力していただいたか、
先生の支援があったからこそ、ここまで来たんだ、ということを。

先日、個人懇談でこの事を先生と話しました。
先生は、3学期の係紹介の写真で、息子の写真写りが2回撮り直しても
よくなくて、それで、うつりがいい写真を切り取って、貼り合わせて掲示してくださいました。自分から。私は、それをたまたま見て知りました。
この心配りは、息子の事を心から理解しているからこそ、自発的に出来るんだと思います。

先生の方からも
「ええ、どんなにおかあさんと私でがんばってきたか、私も次の担任の先生に伝えたいです。きちんと、引き継ぎをしたいと思います。」
と言ってくださいました。

私も「これまでのことを、拾い集めてまとめますので、それを担任がわかった時点で、すぐにその先生に渡していただけませんか?」とお願いしました。
言葉だけで伝えるのは難しいです。
私自身がこの不安から、少しでも安心したくて、この表を作ったのかもしれません。
このまとめた表というのは、

・息子の学校の様子。
・先生の働きかけ
・保護者の取り組み
などを月ごとに、横の流れ、縦の流れでまとめて表にした物です。

この表に興味がある方は、メール、又はPMでメールアドレスを知らせてください。ファイルをお送りします。

尚、このファイルはエクセルで6ページ
先生にお渡しする分とは違って実名とプライベートの事は隠しています。

ファイルが届いても開かない時はメールでお知らせ下さい。
方法を一緒に考えたいと思います。

それと、すみませんがファイル送信は、例外を除いて朝か昼休みになると思います。


題名:
投稿日時: 2007-02-25 12:29:57
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
大切なことを書き忘れていました。

この事は富重さんの了承を得ています。

また、エクセルを使ったことがなくても大丈夫です。
開いたページに見方を書いています。


題名: 心配になってきました
投稿日時: 2007-02-26 20:21:48
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 123
ははさんのコメント読んで 
先日 言うべきことは 言って のほほんとしてた・・・私 少し 心配になってきました。

うちは 担任の先生は 4月・始業式にならないと たぶん わからないでしょう。
公務員だから 転出等もあるでしょうし ギリギリまで はっきりしないと思います。
それに 事前に 教えていただくという要求 私は できません。
個人的な意見ですが そこまで する必要もないと思いますので・・・
ずるいかもしれませんが 学校側を 敵にまわしたくも ありません。
(そこまで 根性がないだけです・・・笑)

ははさん所のように うちも 先生の支援が あったからこそ
リコーダーを吹くということで 少しずつ スモールアップして 変わりつつある長女です。
私も そのことを 表にしてみようかな?って 思いました。
是非 参考のために ははさんの表 見せていただきたいです。
そして もし 私の要求が 受け入れてもらえず
違う先生になったとしたら その先生に 渡したいと思います。

11月には みなさんへ なっちゃん紙芝居を 提供された ははさん。
今回も また あつかましく ファイルを要求して 申し訳ありません。
前回同様 それを見られて 救われる方や 勉強される方もあると思います。
いつも ありがとうございます。


題名: ははさん、いいアイデアですね
投稿日時: 2007-02-26 23:51:27
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
みなさん、こんばんは。

私も、「これまでの経過」 を書き出して、子供に関する資料を作成しておくことをお勧めします。

公立学校では異動もあるし、事前に担任を教えていただくのは無理ですよね。
ははさんがおっしゃるように、ひとりひとり違う緘黙児について、4月に初めてお会いする先生に、言葉だけで伝えるのは難しいと思います。SMJ資料は 「場面緘黙症」全般 に関する説明ですから、それをもらった先生は、どこにポイントをおいて読めばいいのかわかりにくいこともあるようです。

会って話をして理解していただくことも大事ですが、残念ながら言葉というのはその場で消えてしまうものです。話をしているときにはわかっていただけたという手ごたえを感じることができても、ちょっと時間が経つと 「あれ?そうでしたっけ?」 ということになったり、人から人へと口頭で伝えていただいているうちに、ちょっと違って伝わってしまったりということもあります。

担任の先生が代わったとき、最初の対応がとても大事になると思います。後になって、「あれだけ説明したのに・・・」 と悔しい思いをしないように、子供の学校での様子と気持ちがどう変化していったのか、担任の先生はどんな配慮をしてくださったのかなどを書き出して、準備しておくといいと思います。

私は息子の進学する高校へ、何回かに分けて資料を届けています。(私立高校なので、基本的に先生たちの転出などはありません。)高校の先生たちは 「学校で話さない子供を扱ったこともないし、場面緘黙症という言葉を聞いたこともない。」 とのことでした。オープンスクールの際に相談に乗ってくださった教頭先生が、息子に対して理解を示してくださり、心理学についても興味をお持ちのようだったので、まず最初に、SMJ資料No.1~No.3を届けました。その後、入試前にその教頭先生に息子と会っていただいたとき、「誰にでも苦手なことはある。」 というような話をしてくださっていたので、「あ、資料を読んでくださったのだな・・・」 と思いました。

ところが、その次の機会に私が教頭先生にお会いしたとき、何かわかっていただけていない不安を感じました。息子が教頭先生と会ったとき、別に不自然な態度はなく、口数が少ないながらも会話をしていましたので、「母親の心配しすぎ」 「原因は育て方にあるのではないか?」 というような印象を持ったようなのです。(私が口頭で、中学校で大変だったことを説明し、SMJ資料を読んでいただいていたにも関わらずです。)

先生は口に出しては言いませんでしたが、「わが子を大人にできない親たちへのメッセージ」 といった内容の本を読むようにと貸してくれました。親が言葉を尽くして説明しても、先生というのは目の前にいる子供の様子を見て、自分の経験から判断してしまうところがあるようです。

「1度話せた人とは話せるという法則があるんです。」 という話をし、「新年度が始まる前に、担任の先生になりそうな方に息子と会っていただけませんか?」 とお願いしてみました。「4月にならないと決まらないからね~」 ということだったので、「はっきりしていなくても、なりそうな先生何人かと短時間でいいから会わせていただけないですか?」 と食い下がると、「土曜日に学校に出てくる先生たちは、仕事があるから出てくるのであって、みんな忙しいですからね~。」 とのことでした。

入試の合格発表のあと、SMJ資料No.7 「場面緘黙児に必要な新学年への準備!」 と、SMJ掲示板の 「年齢が上の子の・・・」 トピックに書き込んだものを若干編集して、うちの子が1年2学期までの一番大変だったときの詳細な記録を届け、「長くて申し訳ないのですが、読んでください。」 とお願いしました。「はいはい、わかりました」 と軽い乗りで受け取った教頭先生でしたが、その晩わざわざ電話があって、「そういうことだったのかと、やっとわかりました。お母さんも大変でしたね。」 とおっしゃってくださいました。「まだ続きがあるんです。」 と言ったら 「ぜひ続きが読みたい。勉強になります。」 と言っていただけました。

「文が長くてうんざりされるかな・・・?」 と心配していましたが、場面緘黙症の一般的資料よりもずっとインパクトがあり、興味深かったらしいです。息子と会って、「ちょっと無口な生徒」 くらいのイメージしかなくて、たぶんなぜ母親がそんなに心配するのか理解できなかったのだと思います。

私が届けたのは、「6年生のときの検査結果、児相からの指導、中学校入学と同時に何が起こって母親がどう対処したか、担任の先生がどんな配慮をしてくれたか、子供の様子がどう変化したか」 など、「年齢が上の子の・・・」 に書き込んだものとほとんど同じものです。あそこまで長く書く必要はないと思いますが、「こんなふうにしてほしい」 ということよりも、「事実を記録したもの」 のほうが説得力があるということもありそうです。

次の土曜日には、教頭先生に 「修学旅行」 のところまでを届けてきました。前回届けたものは、保健室の先生、保健部長の先生にも読んでいただいたそうです。「とにかく最初が肝心で、滑り出しがうまくいけばなんとかなる」 ということを再度お話しすると、「担任の先生になる予定の先生と言葉を交わせるように話しておきましょう。」 と約束してくださいました。「保健室の先生や保健部長の先生とも会っておいたほうがいいですね。」 とも言ってくださいました。教頭先生が本腰を入れて動いてくれそうなので心強く感じました。

発達障害全般に関する資料なども読んでいただこうかな・・・とも考えていたのですが、発達障害児もひとりひとり違っていて、読んでいただくことで逆に誤解されてしまうこともありそうなので、やめようかと思っています。息子特有の問題に関してとことん理解していただいた方がいいような気がしてきました。


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