りりさん、はじめまして。
私は最近緘黙を抜け出した娘を持つ親の立場ですが、緘黙だった方の体験談や意見を聞くことができるのはとてもありがたいです。
りりさんは、いきなりウェイトレスや販売などの接客業にチャレンジされたんですか。それはすごいですね。度胸がいったでしょう。緘黙じゃなくても接客業って最初はこわいと思う人多いですよ。頑張りましたね!
私は学生の頃、最初は極力話すことを要求されないバイトばかりしていました。ウェイトレス、販売、電話のオペレーターみたいな仕事はずっと後になってからでした。それでもかなりドキドキしました。
ところで、演劇はセラピーにも取り入れられることがありますが、呼吸・発声の仕方、体の操縦法、緊張のコントロールの仕方、離見の見とか、役に立つことがたくさん学べますよね。良い経験をされたと思います。
なかたさん、
いえいえ、アドバイスというほどのものではありません。斎藤隆さんの本を読まれたことがあるなら、「3秒吸って、2秒止めて、15秒吐く」はおそらく既にご存知ですね。失礼しましたm(_ _)m。
緊張を解き、リラックスするためには呼吸法は基本かなと、その教え方についてちょっと調べていたのですが、個人的にはこの方法が一番簡潔で、且つ効果的だと思いました。
>ところが、呼吸が浅くて吐く息もない、というのが今の状況です。
一般には、上手く息を吐ききれていないと呼吸が浅くなるので、やはり、まず長く吐く練習をすることから始めると良いと言いますね。うちでは呼吸の訓練と平行して、足腰をしっかりさせるために、今年の春頃から意識的に体を動かす遊びを増やしました。
自転車、スポーツ、音楽、呼吸、発声など何でもそうですが、ふとできるようになるとか、コツを掴めるとか、そんな時が確かにありますね。感覚が掴めないうちは、どう頑張れば良いかわからないので難しいですが、なかたさんは自分でできるようになったんですね。その時は、なかたさんは意識的に発声の練習などはされていたのでしょうか。
なかたさんの教えている方法は、要点をおさえていてすごくいいと思います。一度意識的に力を入れてから抜くと、「抜く」という感覚がわかりやすいですよね。声を出すとき頑張ってはいけないというのも、そのとおりだと思います。
声を出すとき声帯は閉じた状態なので、それを吐く息で振動させて声をだし、胸・喉・鼻・口などの空洞の部分で共鳴させる仕組みですが、たぶん、緊張して肩・喉・みぞおちに力が入ると、自然と吐く息は弱くなり、体の空洞部分は狭くなりがちなので声が出にくいのだろうと思います。やはり楽器と同じように、ある程度の張りを保ちながらも、ゆるめて鳴らすが基本かと思います。
こういう練習は、続けていけば誰でもより上手くきるようになりますが、お子さんは嫌がる様子はありませんか?何でもやる気というのは大事ですが、本人が興味を持っていないと練習自体はあまり面白くも楽しくもないかなあと思うのですが。スポーツ、ダンス、ヨガなど、何か体を動かすことに興味があれば、一見回り道のようでも、どんどん取り入れるほうが良いかも知れませんね。
体を動かす事が嫌い、呼吸法・発声法やヨガなどもあまり気が乗らない場合、またはやっても効果が感じられない場合は、整体・鍼灸みたいなもので一度ほぐしてもらうのも一案だと思います。あくまで個人的な体験でしかないですが、オステオパシーというのがものすごく効果的でした。とてもソフトな施術なので、そのうち娘も連れて行こうと思っていますが、うちの夫はものすごく胡散臭げな目で見ています。
