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題名: 受付
投稿日時: 2006-09-05 18:45:34
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私のことがベタ褒めされていますね…。
いつの間に。(>_<)

それよりも、ここでは資料のお問い合わせを受け付けているそうなので、
疑問、質問等あれば、書き込んでください。
_________________________________________
:arrow: 記事の編集・削除は、こちらで受け付けております。
http://atbb.jp/smjournal/viewtopic.php?t=11


題名: Knet翻訳チームへ(資料についての質問や感想・問い合わせ等)
投稿日時: 2006-09-04 21:19:46
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2007年4月「かんもくネット」を立ち上げ、
「SMJ翻訳チーム」は「Knet翻訳チーム」と名前が変わりました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。(2007年4月28日加筆)


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このスレには、掲載資料について誤字脱字・誤訳、質問、感想、翻訳チームへの問い合わせ、
こんなのを翻訳すればという提案、応援メッセージ等など・・・
なんでも書き込んでくださいね。

SMJ翻訳チームは、「場面緘黙症Journal」で2006年5月に緘黙理解の翻訳本を出す話から始まりました。
この話は事情があって7月上旬に中止となりました。
それで、富氏さんにお願いして、場面緘黙症に関する外国の配布資料の翻訳を、アップしていただいています。

「場面緘黙症」についてもっと情報がほしくて、
それまでほとんど使ったことがないインターネットをし始めて「場面緘黙症Journal」に出会いました。
「場面緘黙症Journal」に出会わなかったら、外国文献を翻訳するなど思い立たなかったです。
英語もそんなにできる方ではないので、いろんな人の力を借りまくって何とかやってます。

これまで、翻訳や書き込みを通して、緘黙児の方、元緘黙児の方、保護者の方と情報交換できて、
たくさんのことを学んだよう思います。
正直言うと、ネット上でのおつきあいに初めは抵抗がありました。
でも、「場面緘黙症」にとって、ネットはとても役立つコミュニケーションの道具ですよね。
今はネットの力を確信しています!
これからも「場面緘黙症Journal」に協力しながら、たくさん学んでいきたいと思っています。 富氏さんに感謝!!


題名: 資料No.3(1)修正
投稿日時: 2006-09-07 23:42:58
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 209
私、ベタ褒めしてるかな?そんなつもりはなかったのですが・・・

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資料No.3(1)修正です。とても重要なことを書き落としていました。スペースがないので、書き換えにしました。すみません。

(1) 場面緘黙症の理解
子どもは、1日中「舞台に上がっている」ように感じている
→緘黙症状によって、不安は軽減されている。外界刺激から自分を守る一種の適応様式である。
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モルガンちゃんのABCニュースでも、
司会者が「この子を見てると、恐怖で麻痺しているというお話でしたが、この子、怖がっているように見えないけれど?」

A 「事実、彼らは話さないということで恐怖に対処して、不安を減らしているのです。この症状の子どもは、パニックに落ちいっているようには外からは見えないのです。」
緘黙児が、周りの人から理解を得にくい理由の1つと思います。


題名: 言葉の橋渡し役
投稿日時: 2006-09-14 17:54:29
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みちさんの書き込みを見て、私も質問です。
「言葉の橋渡し役との距離を延ばしていく」は、うちの場合は仲の良いお友達だと思うのですが、
(そのお友達となら、教室内でも普通の声で話せます。周りにきかれても大丈夫です。)
その距離をのばす、というのは、今そのお友達と隣同士の席ですが、次はその席の間に少しだけなら話せる友達を間に入れる、ということで大丈夫でしょうか?


題名: 言葉の橋渡し役との距離
投稿日時: 2006-09-14 16:36:56
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資料No.4ありがとうございます。

うちの場合、現時点では友達とのコミュニケーションがステージ1、担任の先生とのコミュニケーションがステージ2Aなのかなってかんじです。中学校の先生には「言葉の橋渡し役との距離を延ばしていく」というやり方を参考にしてもらいたいと思いました。高校進学でステージ0に戻ると思われるので、特に高校の先生には、子供の状態を理解してもらうために読んでもらいたいと思っています。

質問ですが、「言葉の橋渡し役との距離を延ばしていく」とは「橋渡し役」が人の場合も、ぬいぐるみの場合と同じようにやっていけばいいのでしょうか?


題名:
投稿日時: 2006-09-17 07:24:34
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
けいこさん、お忙しいところありがとうございます。

そう、ここで質問するのも違うな、と思いつつ、でもいつまでも同じ友達を隣にするのも難しいな、と困ってたので、この場をかりてきいてみました。すみません。
Helpingの原書をみても、グループ机なので、息子の教室はあてはまらなくて、どうしよう、と頭をかかえてました。
息子は学校で少し話せるようになったので、机の配置は本当に重要だと思ってます。
机は隣同士はくっついています。
くっついている机の隣を少し話せる子、反対側の少し離れている席を仲の良いお友達にすると、息子は端の席にならないし、、、と悩んでましたので、
けいこさんの案はいいですね!
早速担任の先生にも提案してみます。

ありがとうございました。


題名: 資料No.4について
投稿日時: 2006-09-17 00:46:48
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 209
まず資料No.4の訂正です。すみません。「小声で」が抜けてました。

「緘黙児とその子が話しかけていた言葉の橋渡し役との距離が延びていきます。」
「→緘黙児とその子が小声で話しかけていた言葉の橋渡し役との距離が延びていきます。」
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質問について
①質問ですが、「言葉の橋渡し役との距離を延ばしていく」とは「橋渡し役」が人の場合も、ぬいぐるみの場合と同じようにやっていけばいいのでしょうか?(みちさん)
②その距離をのばす、というのは、今そのお友達と隣同士の席ですが、次はその席の間に少しだけなら話せる友達を間に入れる、ということで大丈夫でしょうか?(ははさん)

質問された箇所は原文がわかりにくく、説明が少ない箇所でした。
人もぬいぐるみも同じように考えて良いと思います。
「距離を伸ばす」は物の場合「こぶし一つ分→腕の長さの半分→腕の長さ→テーブルを挟んだ距離」と他文献にのっているのですが、人の場合についての距離ののばし方について書いてある箇所を見つけることができませんでした。
人の場合も、「耳元」から始めるでしょうから「耳元→普通に話すときの距離」に伸ばすと言う意味かな?と思います。すみません、よくわからないです。

②は、ここでの文章での意味とは違うよう思います。お母さんが、友達と子どもの間に入って「言葉の橋渡し役」をするように、すでに話せる子供が耳元で聞いてあげたりして、友達とその子の間に入って「言葉の橋渡し役」をつとめるということになるかと思います。(友達にその役を求めるのは難しそうですが・・・。)

座席について
Mcholm先生のHelping~の本には、座席についてかなり詳しく説明があります。4人ずつのグループ形式の席の場合、1番仲のいい子を隣の席にして、その子と教室で安心して話すことができれば、その子を机を挟んだ位置に移し、次に仲のいい他の子を隣に座らせる例が載っています。

Helping~の本では他にも、
   教室の後方(他生徒から見られない位置)
   教室の出入り口から離れたところ(プライバシーを守れる位置)
   担任の先生との距離を考える
   机の向き(グループごとの座席の場合、人と目を合わさない机の向き・仲のいい子は対面する形でなく横位置に)と載っています。

全員が前を向いて座る形式は外国では少ないためか、載っていないようです。ははさんが言われてるのは横の子と机がくっついていない場合ですよね?横の横だとずいぶん遠くなるのかしら?目が悪くなかったら、廊下の反対側の1番後ろの隅の席にしてもらって、既に話せる子を子どもの前の席に、次に話せそうな子を横にとかいいかもしれません。


題名: 言葉の橋渡し役
投稿日時: 2006-09-18 08:57:09
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「言葉の橋渡し役との距離」についてイギリス人の主人に訊いてみたら、やはり原文が曖昧で解り難いと言っていました。資料4は、何故か「時間が経つにつれて」という部分が抜けていますよね?
「言葉の橋渡し役との距離を、少しずつ延ばしていきます」
というよりも、「時間が経つにつれて、だんだん言葉の橋渡し役に小声で話す(囁く)距離が延びていきます」ではないでしょうか?
意識してだんだん距離を延ばしていくというよりも、やっているうちに自然と距離が離れ、結果として声も徐々に大きくなっていくという風に受け止められます。

ちなみに、うちの息子も最初学校で囁ける友達は、A君とB君だけでしたが、そのうちに他の子供達にも囁いたり、小声で話せるようになり、今ではその数が10人を超えています。その反面、どうしてもこのクラスメートとは話さない(話せない)、と宣言している子もいます。

ははさんの息子さんの場合、周りに人がいても教室で普通に話ができる友達がいることで、既に他の子供達が息子さんの声を聞いています。これを続けることで、教室内で話すことに慣れ、他の子供達の前で話すことにも慣れて、ポロっと他の子供達と口をきく機会が多くなってくると思います。学校内では、グループ活動や当番の時に、話ができる友達、少し話せる友達、話せなくても親しみを持っている友達と同じグループにしたり、席を近くにすることで、安心できる環境が整うのではないでしょうか。同時に、学校外でも親しみを持っている友達と接触する機会を多く持つと、発話がスピードアップするはずです。人の少ないところでは先生とも話せるということなので、放課後の教室で会話の練習をする時に、先生も加えてゲームなどすると効果的かもしれません(うちは先生が偶然教室に入ってくると、かなり固まります。先生だけだと囁いたり小声で話すことができるのに、私と一緒だと駄目なのは何とも不思議です)。

"Helping Your Child..."を読んでも思ったのですが、学校での発話の移行のために具体的にどうすればいいのか、という点はどの資料を見てもすごく曖昧ですよね?これは、子供の緘黙の状態や個性がひとりずつ違うし、学校側の協力体制も異なるので、「これをこうすれば次のステップに繋がる」という決定打がないためだと思います。なので、自分の子供のことを一番良く知っている母親と、学校での状態を知っている先生、知識の豊富なセラピストが一緒に対策を考え、ひとりひとりの子供に合ったテイラーメイドの治療方法を作り出すしかないような気がします。といっても、学校側も忙しいので思うようにはいかないのが現実ですが。


題名: 誤訳
投稿日時: 2006-09-18 15:44:26
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 209
みくさん、重大なご指摘ありがとうございます。誤訳です。
As time goes on, distance between SM child will increase distance of whisper
from verbal intermediary.

先日この掲示板では、
緘黙児とその子が話しかけていた言葉の橋渡し役との距離が延びていきます。」
「→緘黙児とその子が小声で話しかけていた言葉の橋渡し役との距離が延びていきます。」
と訂正をお願いしたのですが、

アップしたファイルは
[言葉の橋渡し役との距離を、少しずつ延ばしていきます」 となっていました。
どうも訂正を重ねていくうちに、途中から意味の取り違えが起こってしまっていたようです。すみません。

この文は、みくさんの訳に訂正させていただきます。本当にたびたびすみません。皆さんも、富氏さんも!
「時間が経つにつれて、だんだん言葉の橋渡し役に小声で話す距離が延びていきます」

訳者注1も意味を取り違えていて、おかしいよう思います。
みくさんが言われるように、「言葉の橋渡し役」は
「意識してだんだん距離を延ばしていくというよりも、やっているうちに自然と距離が離れ、結果として声も徐々に大きくなっていく」ように用いられるのに、
意識してだんだん距離を延ばしていく形で書かれています。
こちらも一旦削除します。


題名: けいこさんへ
投稿日時: 2006-09-20 21:12:45
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「言葉の橋渡し役との距離」について、気になったのでもう一度書き込みさせていただきます。
確かに資料No4では、「時間が経つに連れて、言葉の橋渡し役に小声で話す距離がだんだん延びていきます」と、自然に発展していくことが書かれています。でも、学校や専門機関で「言葉の橋渡し役」をつけて治療に当る場合は、意識的に距離を延ばしていく方法を取っていると思います。だから、訳者注1もあながち間違っている訳ではないのです。

イギリスではスピーチセラピストのマギー・ジョンソンさんが、緘黙治療の第一人者として知られています。彼女は"The Selective Mutism Resource Manual"という分厚いマニュアル(日本でもアマゾンで購入できるはず)をもうひとりの専門家と共著していて、これが緘黙治療のバイブルと呼ばれています。「キーワーカー/言葉の橋渡し役との距離の延ばし方」については、このマニュアルで説明してあるはず。ですが、このマニュアルは、学校で少なくとも週2回キーワーカーをつけて治療に当ることを前提としているんですよね...。息子の学校ではそれができないので、私は本を購入してないんですよ。

例としては、緘黙児がキーワーカーの耳元で囁くことに慣れたら、少しだけ距離を置いて声が大きくなるようにし、徐々にその距離を延ばしていくというのを聞いたことがあります。キーワーカーと普通に話せるようになったら、場所を変えたり、人を加えたり、と発展させていくやり方は、Helpingと同じです。やはり、学校がどれだけ協力してくれるかが鍵でしょうね。


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