黒い怖い物体のことを聞いて、そうか!っと教えていただいた気がすることがありました
子供がとにかくいろんなものを描くのですが
「学校拒否」のはじめのころ、不安が強い頃生まれたキャラクターのひとつに、「かぼちゃマントマン」がいます
ハロウィンのかぼちゃが不気味に微笑み、黒いマントをまとい枯れ木で出来た魔法の杖を持っているものです
よく聴衆をかぼちゃと思えば緊張しないなどといいますが
逆にかぼちゃの意地悪な魔法にかかってしまい、解けなくて苦しむこともあるわけです
それをイラストのなかで客体化してみたのかもしれない子供の想像力の自由さには驚かされます
その頃はよく怖いイメージ、暗いおびえたイメージの絵を描いていたように思います
家で過ごすことが無為な時間と考えやすいと思いますが
何気ないお絵かき、好きになるテレビ番組、学校以外の世の中のことを知ること、その全ては、子供にとってその後の生活にとっての心の糧となると思います
子供は無意識のうちに、自分にとって心の支えとなるイメージを探し出し、それを吸収していく能力を持っていると感じています
もちろん学校でまた元気に過ごせるに越したことはないと思いますが
ゆったりした時間のなかでのみ可能となるような、子供独自の小さな表現や発見を大切にしたいものです
黒い物体のイメージををお母さんと共有できたことは、お嬢さんにとってとても心強いことと感じられたのではないでしょうか
それはとても有意義な出来事だったとも感じられます
私は子どものイメージの世界を強く豊かにするものとして、グリム等の昔話をお勧めしたいです
とても不思議な美しいイメージのお話が多く、子供の魂の深みに働きかけて強い励ましを与えてくれるものであると思います
高校の受験の時に、暇な時間のために一冊本を持っていったら?とすすめると子供はグリム童話をかばんに入れていました
もしよかったら、親子で声に出して読まれてみてはいかがかと思います
子供が小さい頃、たくさんの美しい絵本や昔話を一緒に楽しんだものでしたが、いつも子供たちの感性の素晴らしさには、はっとさせられたものです
(押し付けがましくてゴメンナサイ!!)
もしお嬢さんが絵がお好きなら、たくさんの色のある色鉛筆や、素敵なノートを用意してみてはどうでしょうか?
心の中のいろいろなイメージを自由に表現してみることで見えてくること、開放されることがあることもあります
もちろん、どれもお嬢さんやぴょんこさんがお好きなら、ということです
おせっかいかもしれませんね
