いまから 3カ月前の話です。
息子が緘黙症と知って、1週間後、息子と山登りに行きました。
まだ、そのころの息子は少し緘動もある状態で、私も何から手をつけていいのかわからず、途方にくれていました。
山登りなんて、私には一生縁のないものと思っていました。
私は、基本的には体を動かして汗を流すのは苦手です。体質的に暑かったり、つかれるとじんましんがでるくらいですから。
山登りは子供でも登れるよ、というコースで30分ぐらいといわれていましたが、
結構ハードで片道1時間もかかりクタクタになりました。
5月ということもあり、のぼっているときに、下山しているひととたくさんすれ違います。
登山ってさわやかな挨拶をするのがマナーらしくて、本当にすれ違う人全員「こんにちは」と言ってくれるんですね。
子供から、おばあちゃんおじいちゃんまで、中には、引きこもり風の人も(たぶん)。何度も何度も挨拶されいるうちに、挨拶を返さない方が不自然というか、子供なりにきまづかったのでしょう。
息子がこんにちは!と自分からいつのまにか言えるようになっていました。(もちろん、その時だけですが)
私自身、山登りするまでは、めそめそと枕をぬらしたものです

でも、登っているうちに、何でも出来そうな気がしました。
息子のためというのではなく、私自身が何か苦手なことにチャレンジすることでラインをぴーーと引きたかったのかもしれません。