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題名: 富氏さん、ありがとうございます
投稿日時: 2006-08-18 23:50:30
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富氏さん、詳しく教えていただいてありがとうございます。
今やっていることがつまり認知行動療法なのですね。安心しました。素人でもできないことはありませんね。

いつも薬を処方していただいているお医者さんに、認知行動療法のことを質問してみました。あまり詳しくはなさそうでしたが、「要するに、どんなときに不安になるのか本人と話し合いながら、少しずつ慣れさせていくことでしょ。」とのことでした。「あ、難しく考えることないんだ・・・」と納得しました。「専門家と一緒に進めていくことが必要」と資料にあることを伝えましたが、やる気はなさそうでした。「それなら、学校カウンセラーを使ってみたら?」とのことでしたので、カウンセラーの先生に会って資料を読んでいただき、相談をしてみたいと思います。

「友達とはしゃべりたくない」とこの前まで言っていた息子ですが、学校での私や担任の先生との練習がほんの少しレベルアップしたら、言うことが違ってきました。本人とあまり先の目標を相談するのは、プレッシャーがかかるからよくないのだと気付きました。今やっていることを十分練習し自信がついたら、欲張らずにちょっとだけ先の目標について話し合うようにすると拒否反応が少ないみたいです。スモールステップで進むことこそが、現在の行動様式を「捨てる」よう援助することにつながるのかな・・・と感じました。あまり先に先にと考えすぎてはいけませんね。反省・・・


題名: みちさんの質問
投稿日時: 2006-08-18 23:12:36
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みちさんへ

みちさん、はじめまして。資料No.1を担当したけいこと申します。みちさんは、息子さんと相談されながら1つ1つステップを進んで、着実な実践をされているなあと思いました。なかなかできないことです。資料NO.1のご質問について、私の理解の範囲でお話ししますね。

◆No.1の3「言葉を話さないという現在の行動様式を『捨てる』よう援助する方法が治療の重点に置かれるべきです」

『捨てる』のもとの単語はunlearnで「習癖を捨て去る」です。長い間緘黙だった子どもは「言葉を話さない」ことで適応し安定していますが、ほんの少しだけリスクをおかして、新しいステップにチャレンジするよう促していくことが大切という意味と思います。

◆11(2)「特定の場面で自分がどれだけ『恐怖を感じているか』、子供が確認できるようにする」

 緘黙児に自分の不安を0~5点(小さい子どもなら0~3点)で得点化させる方法が、シポンブラム先生の他の本に載っています。5点(すごく怖い)~0点(大丈夫)というふうに。私は、これに2つ意味があるのではないかと思います。1つは緘黙児自身が「しゃべる-しゃべれない」にとらわれないようにすること。もう1つは、自分の中に起こってくる不安を自分で捉えその程度を測ることによって、その子の不安への対処力を育てていくことです。自分の状態を知るということは、不安に襲いかかられる受け身的な状態から、不安に立ち向かう能動的状態への第1歩と思います。
 遊戯療法で得点化は行いませんので、実は私もこの項はしっくり来ないのですが、今の私の理解では、遊戯療法では言葉や得点で不安を直接表現しませんが、遊びを通して不安を表現し自分の不安がどういう物なのか確認できるという意味かなと思っています。

◆No.3の13「思考パターンを変え、不安軽減を目標とする認知行動療法CBT」「簡単な課題から困難な課題」
とは具体的にどういうことをすればいいのでしょう?

富氏さんが説明して下さいました。CBTについては本やネットでたくさん情報が出ています。私も本を何冊か読みましたが、自分とベースになる心理学の分野が違うため・・・どうしても批判的なことを言ってしまいそうになるので、ここでお話しするのはやめておきます。No.3の13で他のカウンセリング技法との共通点について少し述べました。

◆No.2に「計画の作成を支援してもらうために、場面緘黙症の治療を行う力量のある専門家が必ず必要」とありますが、身近にそういった専門家が見つからない場合、母親がその代わりを務めるしかないのでしょうか?

資料No.2はアメリカの文献なので、そのままを日本にあてはめることができないです。日本ではなかなか専門家が見つかりにくいですものね。なぜ「計画の作成を支援してもらうために、場面緘黙症の治療を行う力量のある専門家が必ず必要」なのか、専門家の役目は2つあるように思います。1つは「指導者」1つは「伴走者」です。

 お近くに、教育センターや児相、クリニック、心理相談を開設している大学などはないですか?「指導者」としての専門家は今の日本ではすぐには見つからないかもしれませんが、「伴走者」としての専門家は見つからないでしょうか。子どもにはおかあさんという伴走者が必要ですし、そのお母さんを支える「伴走者」が誰か必要だと思うのです。誰かいっしょに走ってくれる人がいると、自分がどこをどう走ってるのかわかるし、次にどっちへ向かって走ったらいいかわかりやすいです。

 お母さん1人で抱えて煮詰まらないように、出来るだけ、お母さん自身が家族やお友達とのコミュニケーションを広げていくことが必要かなと思います。例えば、お母さん以外の家族で男性、お父さんとかお兄さんとかおじいさんとか、協力してくださりそうな人がおられれば、思春期の男の子にとってもよいと思います。

長くなったので続きはまた後で書きますね。


題名: ご質問にお答えいたします。
投稿日時: 2006-08-18 16:39:47
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あまりご参考にならないかもしれませんが、とりあえず私が分かる範囲でお答えいたします。

◆ 言葉を話さないという現在の行動様式を「捨てる」よう援助する方法
◆ 特定の場面で自分がどれだけ「恐怖を感じている」か、子どもが確認できるようにすること

申しわけありません、現在のところ分かりません。

◆ 不安軽減を目標とする認知行動療法CBT

認知行動療法は、場面緘黙児に限らず、極度の不安を持っている人に施される治療法として有名のようです。

場面緘黙児の場合、既にみちさんが実践されているように、最初は話をしやすい場所、人で話をしてみる。それができたら、もう少し難しい場所、人で話をしてみる。こうして、少しずつハードルを乗り越えさせて不安を軽減させる、そういう方法です。どういうハードルを選ぶかはセラピストが注意深く決め、プランを練ります。子どもがハードルを乗り越えるたびに、セラピストや親は、思いきり褒めてあげます。このCBTに入る前に、ストレス緩和のための運動(Relaxation exercises)をしたり薬物療法を組み合わせたりすると効果的なこともあるようです。

ある程度年齢が上の子どもの場合、自らにもCBTのプランの立案に参加させるのもよいです。こうすることによって、子ども自身が自分の不安を確認できますし、また、成功を実感することもできます。

(シポンブラム博士が監修する selectivemutism.org の記述を参考に書きました)

◆ 「簡単な課題から困難な課題」

課題の内容は、子どもによって違ってくるでしょうから、一概には言えません。

一例を挙げると、仲のいい友達が家に来た場合は話ができるけれども、学校だと話をできない場面緘黙児の場合、まず、誰もいない教室で、友達と話ができるように目標を設定します(このためには、教師や親の協力が必要になります)。それができたら、教室の周りに少数の人がいる状況で話ができるように目標を設定する。それができったら、もっと周りに人がいる状況で…といったところでしょうか。

(シポンブラム博士が監修する selectivemutism.org の記述を参考に書きました)

◆ 身近に専門家が見つからない場合

資料には「専門家が必ず必要」と書かれてあっても、今の現実では場面緘黙症治療の専門家を見つけるのはなかなかそれが難しいんですよね。どうしても専門家が見つからない場合は、やはり母親が代わりをするしかないのかもしれません。

>「僕がしゃべると今までの友達との関係が崩れてしまうからいやだ」

なるほど…。私も緘黙児だった頃は、そういうことを考えたことがあります。ただ、今にして思えばそれは考えすぎだったと思います。友達との関係が多少崩れても、どうということはないのです。それよりも、緘黙症が治らないことの方が問題です。それに、緘黙児が喋りだしたとしても友達との関係が必ずしも崩れるとは限りませんし、新たな友達ができることもあるかもしれません。

ただ、私が緘黙児だった頃は、学校のことになると本当に些細なことでもいちいち不安を感じていましたし、なにしろ子どもだったものですから、そこまで割り切ることはできませんでした。緘黙児が話し出しても、友達との関係が変わらないものと確信できればいいのですが、難しいです。


題名: スクールカウンセラー
投稿日時: 2006-08-31 22:47:51
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けいこさん、本の紹介ありがとうございます。2冊とも買おうか、ケチって1冊だけにしようか迷っているところです。

24日にスクールカウンセラーの先生と2人で、2時間近くお話しさせていただくことができました。そのときの内容を紹介したいと思います。
かなり期待できる内容でしたが、初めての試みですので、カウンセラーの先生も、学校現場でどれほどのことが実現可能か予測できないそうです。

◆今後の進め方について」
担任の先生との練習の中で、「活動」「場所」を徐々にステップアップさせることを考えつつ、本人が希望する「教室での発話」を目指す方法を探っていく。

◆「活動」のステップアップに関連して
成功体験を積み重ねていくことが大事なので、失敗しないステップアップの方法を計画する必要がある。また、同じことを長く続けていると次へのステップを踏み出しにくくなるので、勢いを維持するようほんの少しでも新しいことを取り入れ、本人が達成感を得られるようにもっていく。
担任の先生との会話の内容を発展させていくことが必要だが、先生が一人で考えるには負担が大きいので、今後、スクールカウンセラーがアドバイスをしていく。
内容としては、さしさわりのない会話の中に、自分の趣味のことなど自分を表現するようなものも少しずつ盛り込んでいく。あらかじめ内容を教えておいて予行演習のできるものや、、「自分の長所はなんですか?」など、面接試験に近いものもこの先考えていく。
なんと答えていいかわからないときの答え方を教え、練習させることも大事。
「練習の回数は多いほどよい」ということなので、1回5~6分で週3~4回くらいのペースで、練習する時間を確保する。

◆「場所」のステップアップに関連して
生徒や先生のほとんどいない夏休みに、教室や職員室で担任の先生と話すことに成功したが、新学期が始まってしまうと一気に人が増え、落ち着いて練習できる場所を確保するのが難しい。
教室や職員室に生徒の出入りのない時間帯―土曜日や平日の夕方遅い時間帯―を利用する。

◆「人」ラダーのステップアップに関連して
中学校卒業までに、クラス全員とまではいかないまでも、親しい5~6人の生徒に声を聞かれても平気なように練習することを目標にする。
先生たち数人と十分練習を積んだ後、集団面接の練習という名目で、個室に親しい生徒を一人ずつ加えていく。簡単なQ&Aから始め、より実践的内容を目指す。
この先、もし順調に「人」を増やすことができたら、授業中の簡単な質問に答えられることを目指すため、得意科目であり教科担任に苦手意識のない英語の授業をターゲットにする。授業内容に口出しをすることには若干難しい問題もあるが、今までの授業形態のままでは実現不可能なので、少し変更していただくことを含め検討してもらえるよう、カウンセラーの方から教科担任へ交渉を持ちかける。


以上です。カウンセラーの先生には資料No.1,2,3をお渡ししました。「担任の先生と相談して今後のことを連絡します。」ということでしたが、まだ、学校側との交渉は行われていないと思います。今、あちらからの連絡をじりじりした気持ちで待っているところです。

ところで、息子が、仲良くしてもらっている友達と、パソコンでメール交換を始めました。今のところ、うまくいってるみたいです。コミュニケーションのいい練習になればいいなと期待しています。


題名: けいこさんへ
投稿日時: 2006-08-19 21:52:25
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
> 「友達の前だと話せない」
  「友達との話し方が分からない」
  「友達との練習機会の設定が難しい」と課題が多いです。

まさにそのとおりなんです。学校で遊ばせるわけにもいかないし、家で親がリードして遊ばせることもできないし・・・。

で、私の頭の中にあるのは、同級生との普通の会話を目指すのではなく、授業中の音読や簡単な質問に対して答えられるようになることにしぼって目標にすることです。自由な会話より、原稿のあるものを読んだり、決まりきったことに答えることの方が楽だと思うのです。(小学校ではできていたし。)本人にも「高校入学の最初から授業中の特別扱いをお願いするのはいやだ。授業中に発声することができるようになりたい。」という思いがあります。
学校で、それを目標に細かいステップを計画することは難しいでしょうか?

>例えば、「人」ラダーの先を友達にのばすのを急ぐよりも、中学校ではまず、今話せる大人とたくさんコミュニケーションの練習をして「どう話したらよいか」話し方のパターンを学ぶことが実り多いのではないでしょうか。

はい。まだまだ、担任の先生とリラックスして話している状態ではないので、引き続き練習が必要だと思います。ところで、社会的スキルの本でお勧めのものはありますか?

>「学校」は社会的な場の1つというとらえ方をして、学校の外にコミュニケーションの機会を求めていかれるのはどうでしょうか。

そうですね。夏休みに学校で取り組んだことが自信になったらしく、この夏は学校以外でも成果がありました。これまでは、「お母さんが言って。」と自分ではやる気のなかったことがらにもチャレンジできました。どう言えばいいのか、何度も確認したり、紙に書いたりして、お医者さんで自分の症状を説明する、ホテルでカラオケルームを予約する、などです。

うちの子は音楽鑑賞、歌うこと、買い物が好きです。今は音楽CDを買い集めるのに夢中で、家にいると四六時中音楽の話ばっかり、歌ったり踊ったり、それはそれはにぎやかです。自分の好きな曲を手に入れたくて、CDを買うためならちょっとくらい苦手なことも頑張れちゃうみたいです。返品交換交渉も一人で出かけていきます。
この前は、10パーセントOFFの品物を定価で買わされたと言って交渉し、差額を返金してもらっていました。これがうまくいったのはよっぽどうれしかったみたいで、新たな自信になったようです。学校以外の場で、また、学校関係者以外とは、それほど頭を悩ませなくても、自分の興味のあることにはまっしぐらで、自然に経験を積んでいけそうな気がしています。

>欧米では年長者用に自分で発話の練習をするプログラムがあるようです。電話の音声テープを使って、初めは、言葉でなく選択ボタンを押したり、用意された文をそのまま読んで答えるようです。簡単な課題から少しずつ発語を増やしていくために、どう反応するか、どう言うか十分練習しながら少しずつ進めていくプログラムです。

おもしろそうですね。この先、考えてみたいと思います。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2006-08-28 21:10:38
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 209
「社会的スキル」の本についてですが、資料No.3の参考文献に載っている五藤義行先生にメール教育相談で尋ねられてはどうでしょうか。
五藤先生は元小学校の先生で、現在教育相談をされています。軽度発達障害も多く担当してこられたそうです。先生には参考文献で使わせていただいたことをお知らせし、この書き込みのことも了承を得ています。メールで相談されるときは「場面緘黙症Journal」資料No.3と掲示板を見たとお伝え下さい。資料No.3の参考文献のところにサイトのアドレスがあります。

それと、CBT(認知行動療法)は私は専門ではないのでよくわかっていないのですが、
そんな私が今まで読んだ中で、わかりやすかった本をあげますね。

★貝谷久宣「社会不安障害のすべてがわかる本」講談社1200円

イラストいりで、一般向けの本です。5章のうち1章がCBTについてわかりやすく解説されています。(薬物療法の章もわかりやすいです)

★「不安障害の認知行動療法(2)社会恐怖」患者さん向けマニュアル(星和書店)1000円

訳本ですが、とても具体的でCBTがどんなものなのかわかりやすいと思いました。
「治療者(医師、臨床心理士等)から治療を受けていない場合でも、本書のみで自習本としてご利用いただける内容になっています」と但し書きがあります。本人にやりたい気持ちがあるかが鍵なので、すぐにお子さんにさせようとはなさらずに、参考にしたりCBTがどんな物か知るためにお使い下さいね。

せっかく買ったのにいまいちだったら、ごめんなさい~!!


題名: 児童相談所のその後
投稿日時: 2006-09-01 08:19:31
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このトピックの一番最初に
「今後はそこで、女性の心理士1人と、男性のセンターの方の2人体勢で治療が始まります。
治療経過は随時報告させていただきます。」
と書き込んでおりながら、遅くなりました。(^^;)
 
これまでなんとかセンターと言ってましたが、調べたら児童相談所(以下児相)のことでした。
その児相は現在2週間に一度通っていて、息子は心理士と遊戯療法、そして私は相談員と面接です。
最初から息子と離れて1時間別々なので、私は心理士と直接話したことはありません。
最初の遊戯療法で少しかかわれたそうです。具体的には教えていただいてませんのでわからないのですが、、、。
かなりびっくりしました。息子は若い可愛い女性が一番苦手だからです。
もしかしたら、保母さんタイプは何かトラウマ的なことがあって苦手なのかもしれません。本人にきけないので、わかりませんが、、、。
3回目の時はその心理士と息子の友達のことやおねえちゃんのことなど会話をしている、と報告を受けました。
そして4回目、これまで体を使って遊んでいたであろう(汗をかいてたので)とおもわれたのですが、手に紙粘土をもって落ち着いていて心臓もバクバクしていなかったので
運動ではなくて、ちょっと遊びを変えた関わりがあったのでは?と予想されます。
この4回目がどうであったかは、次回5回目の時に相談員から、間接的にお話がきけるようになっています。
そういうわけで、すごいスピードで進歩しています。
これは、もちろん日々の体験も活かされていると思いますが、、、。

さて、今日からいよいよ2学期です。
息子は前日、「やった!はやく1ねん○くみに行きたかったんだ(いつも学童でしたので)」と、言ってました。
じぶんでも自信があるのかな?
でも、これが思うようにいかなかったら、自信喪失になってしまうだろうし、その時はまた対策を練らないといけないなあ。

ところで、スクールカウンセラー!!みちさん、情報ありがとうございます!
いいですね。さすが専門家ですね。
うちの小学校にもいるのかなあ。。。
早速昼休みに学校へ電話してみますね。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2006-08-21 19:23:45
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 209
>で、私の頭の中にあるのは、同級生との普通の会話を目指すのではなく、
>授業中の音読や簡単な質問に対して答えられるようになることにしぼって目標にすることです。
>学校で、それを目標に細かいステップを計画することは難しいでしょうか?

何よりもご本人にチャレンジしたい気持ちがありますし、友達との自由会話よりも低いステップなので、目標として良いのではないかと、私は思います。
学校の先生やスクールカウンセラーと相談ができたらいいですね。

>どう言えばいいのか、何度も確認したり、紙に書いたりして、
>お医者さんで自分の症状を説明する、ホテルでカラオケルームを予約する、などです

みちさんの子どもさんは、学校の外のコミュニケーションがかなりできるようになってこられたのですね。10パーセントOFFの差額返金交渉なんて、かなり複雑な説明がいるのにたいしたものです!!やっぱり好きな分野って大事ですねえ。欧米の年長者用発話練習のプログラムは「どう言えばいいのか、何度も確認したり、紙に書いたりして」という子どもさんがやっておられる予行演習と同じ感じかなと思います。


題名: けいこさんへ
投稿日時: 2006-08-21 22:19:59
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 255
「目標として良いのでは」と言っていただいて、安心しました。その線で相談してみたいと思います。

ありがとうございました。


題名: みちさんへ
投稿日時: 2006-08-19 15:18:22
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登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 209
みちさんへ

続きを書こうかと思ったらもう解決されたみたいですね。「欲張らずにちょっとだけ先の目標について話し合う」本当に大切なことで、でもこれがとても難しいことと思います。だって、はやく良くなって欲しいと思いますもの。うちも結構田舎なので、専門家が少ないのよく分かります。いいスクールカウンセラーだったらいいですね。それと、おじいちゃんの存在は大きいですねえ。(ご主人のお父さんって、舅さんでしょう?みちさん、えら~い!私だったら、とてもとても・・・・)

それと、「人」ラダーについてちょっと思ったことを書かせていただきます。あくまで本に書いてあることです。参考にして下さい。

>後、担任の先生とは「活動」、「場所」ともにステップアップできそうですが、その先、どこに目標を定めて、どういうステップを踏んでいけばいいのかわかりません。

 中学生になると「学校」の中で「人」ラダーを同年代にのばすのってなかなか難しいですよね。みちさんの息子さんは中3で「高機能自閉症またはアスペルガー障害の特徴を持ち合わせている」とおっしゃっていました。(別スレの所見読ませていただきました) 軽度発達障害の特徴が全くない緘黙児でも、長い間友達と話をしてないと、友達とどう話していいかわからないことも多いと思います。

 だから、先生と話せるようになった中学生の緘黙児が、次のステップへ向かう時の難しさは
   「友達の前だと話せない」
   「友達との話し方が分からない」
   「友達との練習機会の設定が難しい」と課題が多いです。

 そこでさらに細かいステップがいると思います。例えば、「人」ラダーの先を友達にのばすのを急ぐよりも、中学校ではまず、今話せる大人とたくさんコミュニケーションの練習をして「どう話したらよいか」話し方のパターンを学ぶことが実り多いのではないでしょうか。社会的スキルの本はいっぱい出ていると思うので、もし彼が乗り気なら、いろんな友達場面で何と言えばいいかの練習を、先生やお母さんとやってみるのもいいかもしれません。

 あと、「学校」は社会的な場の1つというとらえ方をして、学校の外にコミュニケーションの機会を求めていかれるのはどうでしょうか。
 彼はどんなことに興味があって、どんなことが好きなのかしら?お店で物を買う(初めは指さしから)、店員に何か尋ねる、どこかに出かけて電車の乗り方を駅員に尋ねる、104で電話番号を尋ねる、電話で何か注文する、電話で問い合わせをする、(何かスポーツや趣味の集まりとかに参加は?)・・・とか思いました。

 欧米では年長者用に自分で発話の練習をするプログラムがあるようです。電話の音声テープを使って、初めは、言葉でなく選択ボタンを押したり、用意された文をそのまま読んで答えるようです。簡単な課題から少しずつ発語を増やしていくために、どう反応するか、どう言うか十分練習しながら少しずつ進めていくプログラムらしいです。


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