旧掲示板過去ログ


場面緘黙症Journalトップへ


438 件の記事    1  ...  25   26   27   28   29   30   31  ...  46   
題名: 虹橋さんへ
投稿日時: 2011-03-27 10:30:56
User avatar

登録日時:
投稿記事数:
書き込み、ありがとうございました。なるほど~とか、そうそうと思う所が
いくつもありました。



ステップの組み立て方も当事者が思うものよりも一段が急なものになりやすいと思います。
相談しても相手の「できて当たり前」のレベルが自分よりはるかに上なので、
「前提のラインからして違う、相談しても無駄かも」とおもってしまいがち。
さらに相手に「私は頑張っているんだ」という自負心があると、そこを刺激しようものなら猛攻撃が始まる。それに、相談すればするほど劣等感が増していく。それで相談自体に異常に気を使うようになって、結局相談自体を諦めることになったり。



この虹橋さんの書き込みを読んで、小学生の頃のぴょぴょんこは、まさにこの状態だったのかもしれないと思いました。
なんとか、ぴょぴょんこにがんばってほしいという気持ちから、次々とアイデアを考えてくれる先生でした。
ぴょぴょんこも、なんとかその期待に応えたいと必死に頑張ろうと努力したつもりでした。


でも、虹橋さんの書き込みを読んで分かりました。もともと、目標の高さにギャップがありすぎたのですね。
ぴょぴょんこにとっては、そんなこと無理に決まっていると感じていた目標でも、先生には、いくらなんでも、せめてこれぐらいは出来るでしょと思っていたのですね。それさえも、できないから、「なんで?」から、「じゃあ、もうどうすればいいの?」に変わり、最後は「先生がこんなにがんばっているのに、{なにも変らないぴょぴょんこが)ショックです。」みたいになって
いたのだとわかりました。

ぴょぴょんこが、「先生が考えてくれた目標に、どうしても限界を感じて、ここまでは出来るけど、これ以上は無理です」みたいな
手紙を書いて渡したとき、先生の表情がみるみるこわばって来て、「なんで、なんでこんなことさえできないの?」と怒って個室を出て行ったしまったことがありました。それは、虹橋さんがいう自負心というのを刺激してしまったということなのだと今、初めて理解できました。

そういえば、「なんで電話をするだけのことがこわいの?」とか「なんで、教室で気分が悪くなったときに、手を挙げるだけのことが出来ないの?」とか、先生にとっては当たり前に出来ることだと思い込んでいたのだとしたら、できないというぴょぴょんこが、不思議だと思っても仕方がないかもしれません。先生は、かんもくや不安障害のことを、そこまで詳しくは知らなかっただけなんですね。ぴょぴょんこを嫌いだったわけじゃなく、ぴょぴょんこへの想いが強すぎたのかもしれない。なぜか、今はそんなふうに感じました。

実は、地震があってから一人になるのがこわくて、お母さんの仕事についていってるのですが・・・
お母さんは、個人の家にベビーシッターに行ってます。ぴょぴょんこは、お母さんの仕事をみているうちにいろんなことを学びました。

ちょっと、休憩します。すぐにまた来ます。


題名: 続き・・・
投稿日時: 2011-03-27 11:52:38
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
お母さんは現在4箇所のベビーシッターをしています。
(勝手に書き込んだら怒られるかな?ドキドキ)

そのうち、ぴょぴょんこが行った1件の家のことを書きます。
そこには、0歳8ヶ月のあかちゃんがいます。そのあかちゃんの両親や祖父母が家にいる日でも、
お母さんは仕事を頼まれます。

あかちゃんのお父さんは、あかちゃんのことはわからないと言って、育児はまったくしません。
そのお父さんの両親(祖父母)は、2人とも学校の先生だったらしく、共働きだったため、子育ては
保育園にまかせていたので、離乳食の作り方や、あやし方がわからないそうです。だから、
子育てはすべてあかちゃんのお母さんがやっているという状況でした。

そのお母さんも、0歳のあかちゃんとどうやって遊んだらいいのか、寝返りもまだで、頑張って作った離乳食は一口も食べてくれなくて、お父さんや祖父母からは、母親のくせにと責められ、すっかり自信をなくしているようでした。

お父さんや祖父母は、あかちゃんが離乳食を食べないのは、味がしないからだといって、あかちゃんのおかあさんが作った離乳食に、はちみちを入れて甘くしたそうです。そうしたら、あかちゃんの体調が悪くなって、みんなパニックになりました。

そこに、ぴょぴょんことぴょぴょぴょんこのお母さんが、行きました。事情を聞いたぴょぴょんこのお母さんは、もしかしたら軽い中毒症状が出たのかも知れないといって、食べたはちみつを持って、あかちゃんとお母さんとぴょぴょんこを連れて病院に行きました。(あかちゃんはたいしたことはありませんでした)

あかちゃんの家に戻った後、大人は食べれるけど、0歳児には中毒になることがあることを、ぴょぴょんこのお母さんは4人に説明していました。みんな、あかちゃんのためになにかをしてあげたいけど、どうしたらいいのかがわからないだけでした。


その後、ぴょぴょんこのお母さんは、離乳食のレシピを作りました。今の時期に食べていいもの、まだ与えない方が
いいものを一覧表にしました。また、「離乳食を食べないのは、固さが原因だと思いますよ」と言って、食べ物のつぶし方や、こし方、すりつぶし方、すり方などを目の前でやって作りました。あかちゃんが、パクっと食べ始めると、4人は手をたたいて喜びました。

その後、4人はぴょぴょんこのお母さんに質問責めでした。どんなおもちゃを買ったらいいのか、お風呂の入れ方は、抱き癖がつくから、抱っこはしない方がいいのではないか、だっこばかりしていると自立がおくれるのではないか、この時期の服のサイズは・・・そのあかちゃんは、いまだに新生児の服をきていました。

ぴょぴょんこのお母さんは、ひとつひとつの質問に、ゆっくり答えていました。

あかちゃんは、いっぱいだっこをして、愛情をたっぷり感じることが出来て、初めて自立をしていくこと。
「大好きだよ」とか、「産まれてきてくれてありがとう」とか、プラス言葉をたくさんあかちゃんにかけてあげること。
あかちゃんが泣きやまないときは、「なんで泣くの!」と責めるのではなく、「眠いのになかなかねむれないね」とあかちゃんの気持ちに寄り添って、代弁してあげることで、あかちゃんの心は落ち着いて、ねむること。

特にお父さんや祖父母には、あかちゃんのおかあさんに対して、「がんばれと」は言わず、「がんばってるね」と認めてあげてほしいと伝えていました。

ぴょぴょんこは、そんな話を聞いていて、気が付いたのです。きっと、小学校のときの先生も、かんもくや不安障害の
子どもは初めてで、どうしたらいいのかわからなかっただけで、決して愛情がなかったわけではなかったのだと。ぴょぴょんこのために、ありとあらゆることを頑張ってくれていたのだと。

もしかしたら、ぴょぴょんこのお母さんはそのことをぴょぴょんこにも気付いてほしくて、仕事についてくる?と
言ってくれたのかもしれません。

仕事中に、ぴょぴょんこがあかちゃんのころの話もたくさん聞かせてくれました。ぴょぴょんこのお母さんは、もう育児が楽しくて楽しくて、ぴょぴょんこは、みーーーんなに可愛がれて、愛されて、いっぱい抱きしめられて育ったそうです。抱っこの取り合いで、モテモテだったそうです。

お母さんの仕事を見れて、本当に良かったと思いました。

だから、小学校の時に傷ついた出来事は、乗り越えられる気がします。

貴重な春休みになりました。だから、2年生も頑張れそうです!

最後に、小学校のせんせい! 悪口みたいなこと書いてしまって本当にごめんね。これからも頑張ってね。
って、これも聞こえないかっ。


題名: 保健室
投稿日時: 2011-03-28 16:38:07
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
この1年間、一番お世話になった場所。それは、保健室でした。

小学校のときにいた個室や保健室では、1人のときが多くて
孤独感でいっぱいだったな。小学校の保健室の先生は優しかったけど
職員室にいる時間が多かったので、1人でいる保健室は、超ビクビク
でした。

中学校の保健室は、3人も先生がいて、みんな本当に優しくて
唯一、ぴょぴょんこが安心できる場所です。


もしかしたら、リラクマの本を増やしてくれるかもしれないから、それも楽しみです。そうそう、「なっちゃんの声」の絵本も置いてあります。
それを見るたびに、ここの掲示板のみなさんやかんもくネットのみなさんが
見守ってくれているような気がして、とても心強いです。


2年生になっても、いっぱいお世話になるんだろうな。

2年生・・・担任の先生は誰だろう。クラスメートは?
いじめられた子となるかな。もう大丈夫だと思うけど、やっぱり
タイムスリップする回数は増えるのかな。

この2年間が勝負なんです。どんなクラスになるのかな。

今回も新しいクラスに向けて手紙を書きました。みんな、どう思うだろう。
ぴょぴょんこのこと、理解は、難しいんだろうな。

新しい環境・・・本当に本当に、心が落ち着かないです。


題名: みくさんへ
投稿日時: 2011-03-28 16:47:22
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
真心いっぱいのPMありがとうございました。
PM,なんどか送ったのですが、ちゃんと届いていなかったみたいです(泣)
(送信すると、送信BOXに入ってしまい、送信済みBOXにはいかないんです。これって届いていないんですよね?)

アリスさんへの翻訳、全然OKです。っていうか、反対にむちゃくちゃ感動しています。 本当にありがとうございます。

みくさんからいただいたアドバイを、すべてしっかり受け止めて、
がんばっていきます。

とり急ぎ、用件だけ書きました。


題名: ねれない
投稿日時: 2011-03-29 02:30:45
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
ねむれない、なんだかねむれないです。

口数が少なかったり、おとなしかったり、表情がかたかったりすると、あまりなにも考えてないとか、感情がないとか思われることが、時々ありました。お礼がはっきり言えないから、感謝の心はないのかなと思われたことも多かったと思います。

こんなことを言っても傷つかないだろう(理解できないだろう)とか、話さないイコール聞こえていないと勘違いされたり、そう、耳が聞こえないから悪口を言っても大丈夫みたいに思われてるのかな?と感じることもありました。


うまく話せなくても、想いは・・・
想いは、いっぱいあるのに、文章にすることは本当に大変で、文章として出来上がる前に疲れてしまったり、
ここには書けてない想いが、まだまだあって、あふれてきたりもします。


今、どの感情をはきだしたいのか迷っているので、文章もめちゃくちゃです。

先日、金八先生のドラマを観ました。
クラスメートをいじめたり、教室であばれたりする子が必ず出てきました。

暴力をふるう子、引きこもる子・・・一見、正反対に見えたけど、実は、どちらも心が針のようにとがっている状態なのだと思いました。心がとがっているから、周りの言葉や態度が、心に刺さりやすくて、それで傷もつきやすくて、その表現の仕方が、暴力的に出るか、内向的に出るか、その子の性格的なものが表に見えるだけなのではないかと感じました。

なんのために、学校に行くのか?
それは・・・
自分とは考えも行動もなにもかもがちがう人たちが集まる社会という集団のなかで、生きていく力を身につける。そのことを
学ぶために、学校へ行く。

言葉は違ったかもしれませんが、そんなセリフの部分が、とても心に深く残りました。

なんのためか・・・

ぴょぴょんこは、どんな意味があって、普通の子とは違うんだろうなぁ。


題名: ある物語。
投稿日時: 2011-03-29 10:26:24
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
ゆうべ、なかなかねむれなかったのに、朝は目が覚めてしまいました。

今からある女の子の物語を載せようと思います。
いつか、ここに載せたいと思いながら、なかなか書く時間がなくて、時間を見つけては、少しずつ別の場所に下書きを書き続けてきました。ようやく完成しそうです。最後はどういう結末で終えるかは、まだ決めていません。でも、スタートしてみます。


主人公は小学6年生のY子です。時は昭和時代で、まだギリギリ体罰が許されていたころのお話です。

Y子のクラスの担任の先生は、ささいなことですぐに児童にビンタをする怖い男性のS先生でした。
健康診断で、身長や体重を測るときも、内科の検診の時も、自分は担任だからという理由で、女性の先生にまかせずに、保健室を出て行かない先生でした。その先生の前で体操服をぬぐことが出来なかった女子は、当然ビンタでした。
他の先生も、意見を言えないほど、それほど怖い存在でした。


Y子のクラスの中には、軽い知的障害をもったA美ちゃんがいました。何度席替えをしても、担任のS先生は必ずA美ちゃんとY子を隣同士にしました。A美ちゃんは、言葉がうまく話せないため、よくいじめにもあっていました。A美ちゃんが言えるが言葉はたった一つ、「Y子ちゃん」と主人公の名前だけでした。


ある日、プールの授業で、何度S先生が水の中に入るように言っても、A美ちゃんは怖くては入ることは出来ませんでした。すると、S先生は突然切れたように怒りだし、A美ちゃんの胸と太ももをつかんで、何度も水の中に沈めては出し、また沈めては出しと25メートルを無理やり泳がせたのです。息つぎが出来ないA美ちゃんは、パニックになり苦しそうに泣き叫ぶのに、先生は絶対にやめませんでした。同じプール内にいたほかの先生も、児童たちも、固まってみているだけで、あまりの恐ろしい光景に、全員ただ見ているだけでした。

その日から、A美ちゃんは、何度も「Y子ちゃん!」と主人公の名前を叫びながら、自分の手の甲をかみちぎるようになりました。A美ちゃんの手の甲は、真紫にはれあがって、血だらけになりました。何度とめてもA美ちゃんはかむことはやめませんでした。

A美ちゃんは、自分の気持ちを言葉にできなかったから、怒りや恐怖を、自分の手の甲をかむことで、ぶつけているのに、
担任のS先生はまったく気付かず、A美ちゃんにも平気でビンタや水の中に沈めることを続けました。

Y子は、何度も先生にやめてほしいと言おうと思いました。でも、S先生のビンタがあまりにも痛くて、あまりにも怖くて、どうしても言えませんでした。Y子の名前だけを呼び続けて、助けを求めているA美ちゃんを、Y子はどうすることも出来ませんでした。大きな声で発狂するようになったA美ちゃんをY子は怖いとさえ感じるようになりました。
そして、とうとう隣の席にするのをやめてほしいとS先生に言ってしまたのです。

席は、離れました。でも、A美ちゃんはその日から、二度と教室には来なくなりました。
A美ちゃんから逃げてしまった自分をY子は責めることしか出来ませんでした。
そんなY子に、担任のS先生は一言言いました。

 「友達を平気で捨てれるなんて、お前は最低な人間だな」


Y子は、その時はビンタをされたわけじゃないのに、ビンタをされて、吹っ飛んだときよりも、痛みを感じました。


それから、Y子は卒業まであと3ヶ月という12月に、九州に引越しました。

以来、Y子とA子ちゃんは、一度も会っていません。

ここで、一話は終わりです。二話は、それから20年後になります。


題名: 二話
投稿日時: 2011-03-29 15:46:43
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
ちょっと、休憩するつもりが、いつのまにか眠ってしまいました。生活リズム、なんだかめちゃくちゃです。
それでは、二話をコピーしたいと思います。

二話

あれから、20年後。
Y子は社会人になりました。親友も出来ました。

『Y子の親友・・・実は、同じ空気も吸いたくないと思うほど、一番大嫌いな人だったのです。』


ある職場で、Y子は人間関係に悩んでいました。嫌いな人はあまりいないと思っていたY子
ですが、どうしても好きななれない人が、職場の中に1人だけいました。

同期で入社したT香でした。T香は、なぜかいつもウソをつく子でした。上司に、「Y子さんが、上司の悪口を言うので
会社の雰囲気が悪くなって困っています。」とかです。

Y子は何度もウソを言いふらすことはやめてほしいと頼みましたが、聞いてはくれませんでした。そのうち、Y子は胃が痛くなったり、T香と同じ空気を吸ってることさえつらいと感じるまでに苦しみました。

でも、T香のウソがエスカレートしていき、「ストーカーにあっているから、みんなで守ってほしい。」とか、
「通勤中に、女性の人からチカンにあう。助けて欲しい。」と言ったときは、さすがに会社の全員がT香のウソだと気付いたのです。ほとんどの会社の人が、だまされました。

何度注意しても、T香はあやまることもウソをやめることもしませんでした。最後は、会社全体でT香を無視をするようになったのです。「お願いだから会社をやめて」と、直接T香に言う先輩も出てきました。

Y子は悩みました。確かにT香にはたくさん嫌がらせもされて苦しんだ。でも、なぜT香はウソをつく必要があったのか、どうして、人を攻めたり、おとしいれようとしたりすることをやめないのか・・・

T香の嫌がらせにもう耐えられなくなってしまったY子は、会社を辞めたいと、尊敬している人生の先輩に相談をしました。小学校のとき、A美ちゃんのことを誰にも相談できず、自分から見放してしまったことを、実はずっと後悔していたのです。あれからのY子は悩みが出たら、一人では決めず、必ず誰かに相談するということを決めていたのです。

人生の先輩は、「T香さんの良いところは何か?違う角度から見たらなにかが見えてくるかもしれないよ。どんなにT香さんに裏切られても、また裏切られても、決して自分からは手を離さないと決め、T香さんの幸せを祈ってみよう。私にもT香さんの幸せを祈らせてね。」と言いました。

Y子はびっくりしました。T香の幸せを祈ろうなんて言われるとは思ってもみませんでした。実際、そんなことが出来るのか
不安でいっぱいでしたが、大好きな人生の先輩の言葉を信じてみようと思い、会社をやめずに頑張ることにしました。

そのうち、必死にウソをつくT香の言葉に、なにか意味があると思えるようになってきました。もしかして、このうそは
なにかのSOSなのではないだろうか? なぜだかはわかりませんが、Y子は真剣にT香という人間に向き合ってぶつかってみようと思うようになっていったのです。

初めは、うざいとばとうされましたが、だんだんT香の心が開いてくるのをY子は感じるようになりました。

T香の幸せを祈るようになって半年後、T香は初めてY子に本心を打ち明けたのです。

ウソをつくことでしか、自分の存在をアピールできなかったこと。
孤独になることが怖くて、みんなの輪の中心にいないと不安でつぶれそうで、みんなの関心をひくには、おおげさな
ウソをつくことしか思いつかなかったこと。

その背景には、親に虐待を受け、施設に入れられていたという過去があったのです。
人を信じることがどうしてもできず、人をおとしめることでしか、自分を守れなかったのです。


自分がウソをついたことで、相手がどう思うかなどは、考える余裕がなかったのです。
だれか、助けて。私を止めてといつも、はりさけそうになるぐらい心の中で叫んでいたのです。

すべてを打ち明けてくれたT香を、Y子は無意識に抱きしめていました。「人は変わろうと思った瞬間から、
変われるんだよ。これからは、幸せになるために、ウソはやめよう。誠実になろう。そして、周りの人や自分のことも大好きになろう。」

その日を境に、T香とY子は、心からの親友になったのです。お互いがかけがえのない大切な宝物となったのです。

Y子の親友・・・実は、同じ空気も吸いたくないと思うほど、一番大嫌いな人だった。

これが、この言葉の真相でした。

これで、二話は終わりです。次回は最終話。Y子は結婚してかんもくの子どもを産みます。


題名: 最終話
投稿日時: 2011-03-30 00:41:07
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
最終話

Y子は26歳で結婚をして、女の子を産みました。名前をぴょぴょんこと名づけました。
Y子の家には、友人やら知人やら、毎日のようにたくさんの人が遊びに来るので、いつもにぎやかで、ぴょぴょんこはみんなに可愛がられて元気に育ちました。T香もいっぱい可愛がってくれました。

そんなぴょぴょんこが、9歳のころ、かんもくという情緒障害と、全般性不安障害になりました。
突然、友達と学校に行けなくなっただけではなく、不登校になったり、昼夜逆転になったり、幻覚や幻聴に苦しんだり・・・

Y子もぴょぴょんこ自身もいったい何が起きているのか、わかりませんでした。

とにかく、、学校が不安、寝ることも不安、外に出ることも不安、すべてが不安でいっぱいになりました。
Y子は、「絶対に大丈夫だよ。どんなことになっても心の手をにぎっているからね。安心していいんだよ。」
と、毎日ぴょぴょんこを抱きしめ続けました。そのときは、一瞬不安は安心に変わるのですが、すぐにまた不安が
押し寄せてきて、ぴょぴょんこの小さな体を包みこむのでした。

ちょうどそのころ、ぴょぴょんこのお父さんも、心の病気がひどい時で、もう家の中は大変な状態になっていました。
ぴょぴょんこのお父さんは仕事にも行けなくなり、マイホームも手放し、気が付いたら、あんなに毎日遊びにきて
くれていた友人たちは、ほとんど寄り付かなくなっていました。

ぴょぴょんこの不安はピークになっていました。家の中で2人も心の病気になったら、家族は崩壊だ。いつか、ぴょぴょんこは見放されてしまうかもしれない。ぴょぴょんこのお父さんも、いつか捨てられてしまうという同じ不安を持っていました。

1年たって、2年たって、3年たって、4年がたちました・・・
Y子は、決して2人の手を離すことはありませんでした。周りから、過保護と言われても、しつけが出来ていないからだと
言われても、Y子は「これは必要な支援なんです」と言って、ぴょぴょんこの学校の付き添いや、お父さんの病院の付き添いを続けました。そして、生活のために夜中や明け方まで働き続けました。

Y子は、ぴょぴょんことぴょぴょんこのお父さんの見捨てられるという不安がどうやっても消えなかったときに、小学生のころ、自分からA美ちゃんの手を離してしまったことを心から後悔し、二度と自分からは大切な人の手を離さないと決めたことや、大嫌いだった同期のT香を通して人は変われるということを、ゆっくり2人に話しました。

「絶対に、どんなことが起きても、2人の心の手は離さないよ。いつも味方だよ。ずっと一緒だよ。大丈夫だよ。」

まだ、この状態は続いています。出口は見えていません。

子どもは親の背中を見て育つと言います。それには、親は前だけを見てしっかり進んでいかないと、子どもに背中を見せれない。だから、親は絶対に負けないし、逃げないんだ。子どもを守るためには、どこまでも強くなれるんだ。

ぴょぴょんこは、Y子の背中を見ながらそんなことを考えていました。

「ぴょぴょんこのおかあさんへ
ぴょぴょんこを産んでくれてありがとう。ぴょぴょんこのお母さんになってくれてありがとう。
必ず、かんもくも、不安障害も乗り越えるからね。今すぐと言うわけにはいかないけど、もう少しだけ
待っていてね。手は・・ずっとにぎっていようね。」

直接は言えないけど、希望を信じて、未来の幸せを信じて、ぴょぴょんこは心の中でY子にそう伝えるのでした。   
                              完


題名: みくさんへ
投稿日時: 2011-03-30 01:00:13
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
書き込み、有り難うございました。

同じ日の同じ時間に、みくさんと管理人さんにPMを送ったのですが、管理人さんには、届きました。その後、何回か再送信をしたのですが、みくさんだけ届かないみたいなんです。なんでなんだろう(泣)

PMは時々使っているので、やり方が間違えていることはないと思うのですが・・・

春休みは、環境が変わる前なので、どんなに頑張っても不安のコントロールができません。頑張ろうと思えたり、また不登校に戻ってしまったらと不安になったり、もう自分の心についていけません。息切れをしている状態です。


夏休みのころから、物語(全部お母さんの実話ですが)を作り始めていて、いつか、ここでぴょぴょんこの感謝の気持ちをお母さんに伝えたいなと思っていて、やっと今、出来上がりました。はずかしくて、直接、言えないから掲示板を使わせてもらいました。

文章をまとめるのに、集中できたから、その間は不安は減っていたけど、もう、書き上げてしまったから、明日からまた集中できるものを探さなきゃとあせっているところです。

でも、家のことやお母さんのことは掲示板には書かないでといつも言われていたから・・・見たら怒るかも。実は少し恐怖なんです。

1話の話も2話の話も、ぴょぴょんこはとても感動したから、忘れたくなかったのです。

そろそろ寝ます。夜はパソコンは使わないという約束もどこにいったのやら。大反省。おやすみなさい。


題名: 将来の不安とフラッシュバック
投稿日時: 2011-04-01 02:35:19
User avatar

登録日時:2013-10-18 04:45:31
投稿記事数: 269
将来の不安・・・

最近、高校生になった時のことを、よく考えます。
出席日数の問題、授業を教室で受ける問題、義務教育じゃないから、単位が取れなかったらもちろん
留年や退学もあります。

あと2年で克服できるのだろうか?高校のことを考えていたら、小学生のころに、「このままじゃ希望の中学には行けないよ」と言われたことを思い出して、あっ、それからだ。急に不安が爆発的になってしまったのは。
今、まさしく不安がピークで、なかなか睡眠ができません。

小学生の時、「今の状態のままだと、希望の中学には行けなくなるかもよ」と言われ続けてきました。
先生は、ぴょぴょんこが今よりもっとがんばるはずと思って言ってくれた言葉なのだと思います。

具体的には、お母さんと登校する状態をやめる、教室に入ってきちんと授業を受ける、毎日学校に来る
こういったことが改善されないと、中学はむずかしいと言われてきました。
「そんなに不安なら、希望してる中学じゃなくて、家から近い安心できる中学に行く方法もあるよ?」
「今のままだと、推薦はできないよ。」「じゃあ、明日は絶対に来て」

そんなことを言われると、マイナス思考のぴょぴょんこは、今日行かなきゃ、みんなと同じ中学に行けない。今教室に入らなきゃ、希望の中学に行けない。もっと、頑張らないと見捨てられる、もっと、もっと・・・

あのころの恐怖は、今思い出しても過呼吸になりそうです。
だから、最近息苦しかったり、息切れを感じていたのかな?フラッシュバックしていたのかな?

高校生になったら、またあの苦しみで追い込まれていく日々になるのかもしれないと思うと、涙がとまらなくなっていました。

追い詰められてがんばる人は、もちろんたくさんいると思います。反対に追い詰められないと、力を出せない人もいると思います。

でも、ぴょぴょんこは、甘いのかもしれないけど「大丈夫だよ」とか「安心していいよ」とか言われた方が、頑張れるタイプ
なのかもしれません。責められると、固まって、萎縮してしまうのです。安心できると実力が出るタイプのような気がします。

今の不安、どうやって乗り越えたらいいかな?
不安マグマ、どうやったらとまるかな?  もう、寝なきゃ。リズム早く戻さないと、新学期が始まってしまう。

これからも、口調がきつかったり、元気すぎて弱音を見せれなかったり、考え方が違ったり、いろんな先生や友達と出会っていくんだろうな。


438 件の記事    1  ...  25   26   27   28   29   30   31  ...  46