児童書

ひいきに かんぱい! (かんぱい!シリーズ)
子ども向け。場面緘黙症の女の子に、主人公たちが「ひいき」係りを作って……という話です。 童心社から出ている「かんぱい!」シリーズ。「かんぱい!」とありますが、主要登場人物は小学3年生です。 ブログでもご紹介しています。
きょうはいい日だね
場面緘黙症とみられる小学1年生しゅうへいが、発語ができるまでを描いた本です。 ブログでもご紹介しています。NEW!
バンザイ!なかやまくん
サイトをご覧の方が教えてくださいました。緘黙の子を主人公とした、小学校低学年向けの物語だそうです。 ブログでもご紹介しています。
いっしょに遊ぼ、バーモス ブリンカル! (あかね・新読み物シリーズ)
子ども向け。ブラジルからの転校生(小学3年)と、場面緘黙症の同級生の2人を軸としたお話です。 「神奈川県夏のすいせん図書読書感想文コンクール」(神奈川新聞社主催)の平成19年推薦図書に選ばれたそうです。 ブログでも取り上げています。
ど・ん・ま・い (学研の新・創作シリーズ)
主人公の少年が緘黙という設定です。「選択性かんもく」「場面かんもく」という言葉が出てきます。 小学校中学年~高学年向けの小説。第11回小川未明文学賞大賞受賞作。 ブログでもご紹介しています。
ヒーローのふたつの世界 (世界の青春ノベルズ)
主人公が緘黙の設定で、実際に「緘黙症」という言葉が出てきます。 「(緘黙症は)1877年に初めてそう名づけられた」(166ページ)という、やや専門的なことまで書かれてあります。 翻訳に当たっては、浜松医科大学の精神科医、稲川美也子氏が緘黙のことを中心に助言したそうです。 ただ、原書が少し前の本ゆえか、緘黙の理解は古い学説に基づいています。 出版社ホームページには、対象読者は中学生からとあります。 原書は The Other Side of Silence。 作者は、国際アンデルセン賞受賞作家。
12歳 冬物語 (文研じゅべにーる)
主要登場人物の一人が「かん黙症」という設定です。小学6年生の少女です。 緘黙についてはサブテーマの一つのような位置づけで、同級生の視点からよく踏み込んでいます。 1993年の作品で、緘黙児のお母様世代の本かもしれません。 本の対象は「小学5年以上」とあります。全国学校図書館協議会選定図書。
香菜とななつの秘密
主人公は保育園の頃から恥ずかしがり屋、引っ込み思案で、家族以外の人の前に出ると声も出すことさえできないときもありました。 ことばの教室に通うなどして、高学年になった今は少し話せるようになりました。 「緘黙」の言葉は作中に見つかりませんでしたが、かつて緘黙だった可能性も疑われる主人公です。 主人公は話すことが相変わらず苦手ですが、聞き上手で観察眼も優れており、それを生かして学校の謎を友達と一緒に解決してゆきます。 ブログでもご紹介しています。⇒福田隆浩『香菜とななつの秘密』
(11/28/2023)