少年期の心―精神療法を通してみた影 (中公新書 (515))
「緘黙の入口と出口」という、場面緘黙症児に箱庭療法を取り入れて治療に成功した事例が 23ページにわたって収録されています。 1978年と、ずいぶんと昔の本ですが、今でも読まれているようです。
みいちゃんのお菓子工房 12歳の店長兼パティシエ誕生 ~子育てのアンラーニング~
場面緘黙症に関する内容が含まれているそうです。NEW!
せんせい、あのね―ダックス先生のあのねちょう教育
緘黙の子が声を出すようになった話が載っています(122-129ページ)。
教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応
教職員向けの指導参考資料のようです。緘黙の事例(第5章)と、緘黙についての一般的な説明があります(第6章)。 文部科学省ホームページでもPDF形式で読むことができます。 文科省HP該当ページへのリンク
木の一族 (新潮文庫)
「古河」という私小説らしき話が20ページほどありますが、その主人公の長女が緘黙症という設定です。主人公が『緘黙への挑戦』の著者・故山本実教授に宛てて書いたとみられる手紙が読みどころです。
増補決定版 沈黙の闘い~もの言わぬ双子の少女の物語
場面緘黙症だったという英国の一卵性双生児の実話ですが、緘黙の例だとしたら、極端な例です。 また、緘黙をテーマとした本でもありません。 ただ、この双子については、英国を中心に、少なくとも英語圏ではある程度有名なようです。映画化もしています。 ブログでも取り上げています。
中高年ひきこもり―社会問題を背負わされた人たち― (扶桑社BOOKS新書)
第2章で、場面緘黙症を経験した女性の事例が紹介されているそうです。 ⇒情報源(時事ドットコムニュース)
子どもの吃音 ママ応援BOOK
巻末に、緘黙についてのページが2ページあります。 イラストのはやしみこさんは、 『どうして声が出ないの?』 『なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のために』 など、緘黙の本でもお馴染み。
トオリヌケ キンシ
短編集。 表題作「トオリヌケ キンシ」内の重要な登場人物がかつて緘黙経験者だったという設定です。 緘黙については軽く触れられてある程度です。
あれ?発達障害かも?と思ったときのために 小児発達障害について非専門医の先生に知っておいてほしいこと、まとめてみました
選択性緘黙の事例が掲載されているそうです。
日本一醜い親への手紙―そんな親なら捨てちゃえば?
虐待を受けた100人による、親への「手紙」を掲載した本です。この100人は一般公募で選ばれました。 その中の一つに、緘黙を経験した36歳女性による「手紙」が掲載されています(145~148ページ)。 虐待を加えたり、緘黙に無理解だったりした親に対する、ある種の感情が綴られています。「場面かんもく症」という言葉が、しっかり出てきます。 症状を持ったまま社会に出たとのことから、緘黙を成人期に持ち越した方(大人の緘黙)かもしれません。 ブログでも取り上げています。⇒『日本一醜い親への手紙-そんな親なら捨てちゃえば?』
はじめての文学 桐野夏生
桐野夏生さんの短編集。 短編「使ってしまったコインについて」の重要な登場人物がかつて「カンモク症」で、現在も寡黙という設定です。
龍の耳を君に (デフ・ヴォイス) (創元推理文庫)
発達障害を併せ持つ緘黙の少年が登場します。 『デフ・ヴォイス』というミステリー小説の続編で、ろう者など、聴こえない人に関することが話の大きな軸です。 2020年に文庫化されました。リンク先は文庫本です。 ブログでも取り上げています。⇒丸山正樹『龍の耳を君に』
水まきジイサンと図書館の王女さま
絵本。 丸山正樹著『龍の耳を君に』に登場した、発達障害を併せ持つ緘黙の少年が再登場するそうです。
手話だからいえること 泣いた青鬼の謎
上のシリーズの2作目です。
ことばの不自由な人をよく知る本
場面緘黙症の本も出版している合同出版の本です。 ⇒出版社ウェブサイトで、試し読みすることができます。
君の傷痕が知りたい(スターツ出版文庫)
若者、特に10代ぐらいの女性向けのアンソロジー小説。収録作の一つ春田陽菜『声を描く君へ』は、片耳難聴者の少女と場面緘黙症の少年の話。 ⇒そのウェブ版か原作とみられる作品が、小説サイトで公開されています。
社会不安障害―社交恐怖の病理を解く
新書です。緘黙に関する記述があります。 ある方から教えていただきました。
いのちまるごと―子どもたちは訴える(保健室からの緊急レポート)
200-206ページに「場面かん黙だった喜美子の卒業」について書かれてあります。保健室に通っていた児童です。
「育てにくい子」と感じたときに読む本
87-91ページが緘黙に関する内容です。 親の相談に、児童精神科医が答える形式になっています。掲示板で情報をいただきました。
こころの病気を知る事典 新版
Amazon.ne.jp で「緘黙」と検索するとヒットする、数少ない書籍の一つです。ただ、緘黙について言及している箇所は1ページもありません。
教員採用試験 教職教養らくらくマスター〈2009年度版〉
教員採用試験に通るためには、緘黙もきちんと抑えたいところです。
アトリエの窓から―一号室の窓から
エッセイ集です。 242ページの分量がありますが、場面緘黙症に関係する話は「七夕の奇跡」の2ページです。 ブログでも取り上げています。
保育用語辞典
「緘黙」の説明が4分の1ページほどあります。 「緘黙」の説明の参考文献として、『場面緘黙児の心理と指導』のほか、 さくらかよさんの『君の隣に』が挙げられています。 余談ですが、『君の隣に』は、論文にも引用されたことがあります。 中村亜紀子 (2006)「新しい色を作り出すことが好きな場面緘黙女児とのプレイセラピー -枠と色彩の世界から主体性を見出していく過程-」『別府大学臨床心理研究』2、24-34。
子どもの精神科
「しゃべれない?しゃべらない?―吃音と選択性緘黙」として、緘黙について解説されています。
子どもの「心の病」を知る
94-97ページに「選択性緘黙」の記述。著者の岡田尊司氏は、新書など著書多数。
思いめぐらせば絵巻のごとく―短歌でつづる自分史
緘黙の子についての短歌が1つ収められています。
わたしのヒミツ。
エッセイ集です。 かつて場面緘黙症だった方のエッセイが収められています(224-228ページ)。
The Handbook of Social, Emotional And Behavioural Difficulties: Educational Engagement And Communication
Alice Sluckin 氏の "Helping selectively mute children at school" が収録されています(71-75ページ)。
(02/03/2024)