場面緘黙症Journal博物館
場面緘黙症Journalブログのアーカイブから、歴史的な記事をご紹介します。
2006年1月7日投稿
- ◇ 「場面緘黙」なのか「選択性緘黙」なのか「選択緘黙」なのか
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「『選択性緘黙』という名称だと、緘黙を自らの意思で選択しているような誤解を与える」
この理由から、「選択性緘黙」ではなく「場面緘黙」という名称を用いる動きが広まっています。
この動きが広がったのは、実は場面緘黙症Journalが上のように主張してからです。 当時は緘黙に関する情報が今よりずっと乏しく、場面緘黙症Journalの影響力は大きかったのです。
2006年5月8日投稿
- ◇ 国が場面緘黙症の研究に出した補助金の額
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やや語弊がある書き方をしていますが、科研費について述べています。 科研費こと科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、文部科学省と、その外郭団体である独立行政法人日本学術振興会による研究助成事業です。
当時は、緘黙を主題とした研究が科研費に採択されたことはありませんでした。 その事実を指摘した人物も、少なくとも私が知る限りでは、誰もいませんでした。 最初の採択は「選択性緘黙の内的世界の探究と治療教育的アプローチの開発」で、上の記事より数年後の2010年度の研究です。
2006年6月10日投稿
- ◇ 場面緘黙児の親の会、自助グループはありません!
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当時の日本の状況です。今となっては隔世の感がある記事です。
2007年4月21日投稿
- ◇ 緘黙症の団体「かんもくネット」誕生!
今では大きな団体となった「かんもくネット」が誕生した時の記事です。 コメントもいただいて、誕生当時の雰囲気が垣間見えるような気もします。
2007年6月30日投稿
- ◇ 場面緘黙症のビデオを作りました
日本で初めて緘黙をテーマとした YouTube動画を公開したのは、実は場面緘黙症Journalです。 「ビデオ」と書いていますが、YouTube動画です(当時は「動画」という言い方を知りませんでした)。
動画の緘黙の解説は、後に古くなったように感じたので、再生回数3万回に達したのを機に限定公開に変えました。 動画をご覧になる際は、できれば下記の補足説明付きのページからご覧ください。
⇒ SMJ制作動画 (新しいウィンドウで開く)
2007年7月7日投稿
- ◇ 緘黙の輪、長い間ありがとう
緘黙の輪は、かつて緘黙に関する個人のウェブサイト(ブログ含む)をつないでいたウェブリングです。 大体の緘黙関係サイトは、ここに登録されていました。 登録サイト数は、末期には30件以上に上りました。
緘黙の情報がインターネット上で出始めた2000年に生まれましたが、2007年に終了しました。 これはその時の記事です。
2008年4月5日投稿
- ◇ 『場面緘黙Q&A』
今ではロングセラーとなった『場面緘黙Q&A』が出版された時の記事です。
2010年1月1日投稿
- ◇ 英緘黙支援団体代表に、大英帝国勲章
イギリスの緘黙支援団体 SMIRA のアリス・スルーキン(Alice Sluckin)代表(故人)が、大英帝国四等勲士を受章された時の記事です。
2012年3月13日投稿
- ◇ Facebookで、緘黙について実名で交流できるか
話題が緘黙となると、実名制の Facebook は、我々には馴染まないのではないか--
私の予想は予想通り外れ、日本でも Facebook で緘黙について語り合う人が当時より増えました。
2012年5月1日投稿
- ◇ 5月は場面緘黙症啓発月間です
この主張を日本で初めて行なったのも、場面緘黙症Journalです。 これをかんもくネットが支持したことにより、5月の啓発月間は緘黙に関わる人の間で広まりました。
ただ、私の本当の狙いは、5月に啓発活動を行なうことそのものではありませんでした。 真の狙いは、例えば特定の月に集中的に行なうなど、啓発活動は戦略的に行なうべきではないかと問題提起を行なうことでした。 ですので、私は5月にはそこまで拘りはありません。 海外と歩調を合わせて10月にしてもよいと思いますし、啓発月間だと少し長いので啓発「週間」にしてもよいと思います。
2012年5月23日投稿
- ◇ 緘黙経験者がミス・イングランド候補に
場面緘黙症Journalは、カースティ・ヘイズルウッド(Kirsty Heslewood)さんを日本でいち早く取り上げた数少ない緘黙関係者の一人です。 イギリスの大衆紙 Daily Mail の記事を読んだことから知りました。
カースティさんは、この記事より後の2013年2月に日本のテレビ番組『ザ!世界仰天ニュース』で取り上げられ、当時の日本の緘黙関係者に大きな衝撃を与えました。 さらにカースティさんは同年6月、本当にミス・イングランドに選ばれました。 また、同年6月には、ミス・イギリスのタイトルも獲得しています。
2015年に出版された『私はかんもくガール』では、本の帯にもなっています。
2014年9月20日投稿
- ◇ 連載漫画『放課後カルテ』で、緘黙に関する新章始まる
『放課後カルテ』で、緘黙の話が初掲載された時の記事です。 第1話では、まだ「緘黙」という用語は出てきていませんでした。 この緘黙の話は、後に大きな話題となりました。