朋花さんのお話で妙に納得しました
この子は私の願望の鏡としてのチャレンジャーだな・・と
言ってみればヒーローです
私自身は、敏感だったとしても、何とか人と話を合わせようとするほうでした
けれども何度も引越ししたせいで、次々と変わる環境で適応しようとするあまり、子どもながらにとても疲れていました
学校という世界にも、親の希望どうりの姿、学校の望む(と自分で思っている)勉強する子であろうとし過ぎるところがありました
でもそんな中であくせくするあまり、本当に好きなことや、自分の世界を確固としたものにすることは、おろそかになりがちだったように思います
そこで一拍置いて、自分一人になってみたあと始めたのは、絵を習うことでした

もう大人になっていましたけれど
始めに描いた絵(自分ではうまく描けたと思った)で先生に言われたことは「あなたの絵は、教科書的ですね」
そりゃ、そんな生き方しかしてないからしょうがないでしょ!
子どもがまだ不登校中に、家族で外食した折に、2つ違いの姉に泣かされました
お姉ちゃんは、なぜきょうだいでこんなにも違うのかと驚くほど、ものすごく活発な人です
スピーチコンテストに出る、交換留学に参加する、部活で活躍する、いじめを跳ね除けて絶対負けない・・・等々
何も頑張らないように見える妹のことは、許せないわけです
でもそのとき夫が言ったのは、どんなことでも自分自身のやっていることに自信を持て、ちょっと言われたぐらいで泣くのなら、みんなと同じにしていろ・・(ちょっと酷な気もしますが・・)
人に何と言われようと自己卑下するな、誇りを持て・・のつもりと解釈すれば、励ましているとも言える
緘黙という負荷を背負ってでも、自分の世界を守り確立していった子どもは、相当強いとも言えますね
それは私には出来なかったことです
そして自分の世界を絵の世界につなげてくれたことは、とても嬉しいです
娘の描く絵は、とてもイメージ豊かな、独創的な世界です
そして同時に緘黙を克服した
本当に偉いやつだな~と、誇りに思っています
ところで実はお姉ちゃんも、小さい頃喘息でとても病弱でした
発作がよく起こり、とても大変でした
ところが友人と約束して一緒にマラソン大会の練習を頑張ったところ、ある年からは常に1番でゴールするようになりました
と同時に、いつのまにか喘息も治ってしまいました
親の知らないところで、いつのまにか子どもは得意なことを見つけて、その勢いで、持って生まれた自分の弱さを克服していくことが出来る
そんな経験があるので、私はついつい自分の出る幕かどうか?と、考え深くなってしまうのです
子ども自身が何かを克服するときというのは、克服するだけではなく、自己を確立し、誇りを持って大きく成長するときでもある・・そんなことを、子どもたちから教えてもらいました
そんな子供達の成長を見守ることが出来ることを、ほんとうに有難く思います
が、しかし、もちろん何かの療法を必要としている場合もあるでしょう
これはあくまでも、我が家の教育方針なのであり、同じようにしたからといってみんながうまく行くかどうかはわかりません
それぞれの子ども&親の個性に合わせて、考えなくてはですね
