みち
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題名:
SCからのアドバイス
投稿日時: 2007-01-29 00:32:56
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登録日時: 投稿記事数:
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◆ 中学3年 9月21日(木)
《SC面談2回目》
SCの先生からの連絡を待つ間にすっかり疑心暗鬼になっていましたが、最初の面談から4週間後に偶然お会いすることができ、具体的アドバイスをたくさんいただくことができました。話を聞いてみると、ちょっとした行き違いから会話練習がストップしていたことがわかりました。担任の先生はSCからのアドバイスを待っていたし、SCの先生としては、担任の先生との会話練習は順調に行われているものと思っていたようでした。
SCの先生にKnet資料をお渡ししてからだいぶ研究してくださったらしく、特に資料No.3(1) 11先生との交流を深める方法を参考に、会話内容を考えてくださったようでした。
それまで担任の先生が考えてくださった話題は、学校の勉強のこと、交友関係、趣味のことなどにかたよりがちでしたが、SCの先生が提案してくださったのは、例えば「好きな食べ物」とか当たり障りのない話題や、選択肢つきの質問など、もっと答えやすいものでした。
先生との会話練習で黙り込んでしまうことが度々ありましたが、「自分の世界を知られるのが恥ずかしいという気持ちが強い」ということがひとつの原因になっているようでした。実際の会話場面で「自分のこと」を伝える練習は、生活記録表の交換日記で十分練習を積んでからお願いすることになりました。(詳しくは、1ページ目、10月1日に書き込みました。)
また、「答がはっきりしていること、自信のあることにしか答えたくないというこだわり」も、黙り込んでしまうことの原因として考えられました。「会話場面で黙り込んでしまうと、普通、相手の人は、待ちきれずに別のことを話し出してしまうので、どう答えたらいいか迷ったときの答え方のパターンをいくつか示して、練習していく必要がある。」とのことでした。
それで、SCの先生が、いくつかのパターンを考えてくださることになりました。口頭で教えても忘れてしまうので、紙に書き出して本人に手渡していただけるようお願いしました。
また、生徒に協力を求める際は、日常会話の練習ではなく、英語の個人レッスンの形でお願いできないか聞いてみました。息子本人にも抵抗がなく、同級生に協力をお願いする際も頼みやすいのではないかと考えたからです。
実は、1回目のSCとの話し合いで、「集団面接の練習という形で、生徒を1人ずつ入れていく」 という提案があったのですが、子供にそのことを相談すると、「難しそうだからいやだ」 との答が返ってきました。また、実際考えてみると、先生たちにとっても設定が難しそうだし、回数を重ねるとすぐにネタがなくなりそうだと思いました。
自分の担当教科の指導なら、先生の方もやりやすいのはないかと考えました。SC面談中に、偶然、英語の教科担任の先生にもお会いすることができ、SCの先生がその場で交渉してくださって、こころよくOKをいただくことができました。個室で英語の先生と1対1で慣れたところで、生徒を1人ずつ入れていくことになりました。
《担任の先生と個室で会話練習 2学期2回目》
SC面談があったその日のうちに、担任の先生が個室で会話練習をさせてくださいました。いつもと違う話題で目先が変わって、また、選択肢つきなど、いつもより簡単な内容だったこともあり、息子は気分よく練習できたようでした。
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みち
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題名:
なんと言っていいかわからないときの答え方
投稿日時: 2007-01-29 23:59:31
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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◆ 中学3年 9月26日(火)
《担任の先生と個室で会話練習 2学期3回目》
SCからのアドバイスを元に、「なんと言っていいかわからないときの答え方」の書かれたカードを、担任の先生が作ってくださいました。
【答えられない時】 ・わかりません ・内緒です ・答えられません ・言いたくないです ・ご想像にお任せします
【正確にはわからない時】 ・大体~くらいです ・~かなと思います ・多分~だと思います
【答えたいけどすぐには答えられない時】 ・少し時間をください ・次回話したいです ・調べてからでいいですか
【その他】 ・どちらでもありません ・どちらかといえば~です
練習の前に、「こんなふうに答えたらいいね」と先生からお話があったようです。 そのカードを手に持っての会話チャレンジです。
Q:生年月日は? A:平成○年○月○日です。 Q:好きな教科は? A:英語です。 Q:秋の食べ物で梨は好きですか? A:けっこう好きです。 Q:他に好きな秋のくだものはありますか? A:ちょっと・・・ありません。
先生から 「いつもよりもやわらかくてよかったね。レベルアップしたね。」 とほめていただき、息子は大変喜んで帰ってきました。1問だけ答えられなくて黙ってしまったとのことだったので、「次回はカードを見ながら答えていいよ。」 と話しました。
《M君へ電話チャレンジ 2回目》
気分よく帰ってきたところで、再度 「繰り返し練習することでステップアップしていける」 ことを息子と確認しあいました。そして 「電話チャレンジも1回しただけでストップしてるけど、何回もやってるうちにだんだん慣れていくんだよ~」 という話をしてみました。
息子が 「今日やる」 と言うので、「何か新しいパターンを」と考え、今回は私がお膳立てをせず、息子が直接電話をかけることになりました。やり方は次のとおり。
・本人が電話に出た場合と家の人が出た場合の両方を想定して原稿を準備する ・M君と話す内容を一緒に考え、紙に書かせる ・M君とは打合せなしで、家にいそうな時間帯をねらって電話をかけさせる
前回は 「お母さんもここにいてね」 と言われましたが、今回は 「ちょっとあっち行ってて!」 と言われました。私は隣の部屋に移動し、ドア越しに聞き耳を立てていました。
「○中3年○組の○○ですけどM君いらっしゃいますか?」 (弟君が出たそうです) 今回はパソコンに関する質問を2つし、「じゃ、あとでメールするからね、じゃあね。」で終わりました。
最初の電話チャレンジのときほど緊張しなかったそうです。緊張レベルは「3」とのこと。 ゆるやかなステップを踏んだ練習をすることで、だんだん慣れて緊張しなくなっていくことをもう1度話し合いました。
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みち
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題名:
場慣れのため、進学予定の高校訪問
投稿日時: 2007-01-30 16:22:20
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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◆ 中学3年 9月30日(土)
《高校訪問》
実は、進学予定の高校の夏のオープンスクールの際に、教頭先生にいろいろ相談にのっていただいていました。とても理解のある先生で、入学前に校舎に慣れるために土曜日を利用して学校訪問をすること、教頭先生に何度か息子と会っていただくことなどをお願いしてきました。
うちの子は私立高校特別進学科一本にしぼって受験勉強をしていて、仮に成績が思わしくなくて失敗しても、普通科に入ることになるので進学先はもう決まっていました。
合格してからももちろん何度かお邪魔してみるつもりでしたが、入試当日に新しい場所への恐怖感からブレーキがかかることを避けるために、入試前に高校の校舎に慣れる必要を感じていました。息子は「そんなの変だからいやだよ」 と言いましたが、「○○は新しい場所が苦手なところがあるから、今から少しずつ慣れておこうよ。初めての場所でいきなり大勢の人がいたら緊張するでしょ。前もって慣れておくことがすごく大事って、本に書いてあったよ。」 と話すと、しぶしぶ承知してくれました。
土曜日は特進科の生徒が自習しているだけで校舎内は静かだということでした。学校に着くと、まず教頭先生が校内を案内してくださいました。あちこち見て回って、オープンスクールの際には見られなかった施設や、部活動をしているところなども少し覗かせていただきました。
そのあと、職員室の隅のソファーでいろいろ話を聞いてきました。 すごく話好きの先生で、ほとんどひとりでしゃべっていて、めったに息子に質問などはしないのですが、たまに何か聞かれると息子は小さい声で答えていました。
先生の話の中で特に息子の心に響いたのが、
高等学校というのは「新しい自分」をつくっていくにはいい場所だ。
どんなに一生懸命頑張っても、世の中には認めてくれる人もいれば、認めてくれない人もいる。 どうせみんなに認めてもらえるのでないなら、誰に何と言われようと、自分の信ずる道を行け。
勉強ができるかできないかは社会に出てしまうとあまり関係ない。勉強というのは点数をとることが目的なのではなくて、実は自ら勉強する習慣をつけることこそが大切なのだ。生涯学習の時代。
他の人と比べて番数が上がったとか、下がったとか言うのはおかしい。自分の進歩に注目すること。
などのメッセージでした。息子は教頭先生の話にえらく感動し、「ぼくも自分の信じる道を行くよ!ぼく、がんばるからね!」とはりきっていました。
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みち
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題名:
教室での発声チャレンジへ
投稿日時: 2007-02-01 23:28:23
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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◆ 中学3年 10月
《挑戦》
先生が作ってくださったカードを使って練習しようとはりきっていたのですが、中間テスト直前になって会話練習がストップし、その後合唱コンクールの放課後練習が入ってきて、会話練習ができないまま何日も過ぎていきました。その間、クラス行事で大変なことがあったり、柔道の授業が不安で「学校に行かない!」と言い出したりすることもありました。
いいかげん3年目なので、「もうかんべんしてよ!」という気持ちにもなりましたが、ある日、国語のテストの作文で息子がこんなことを書いているのを見つけ、「へえ~、結構前向き・・・」と感心しました。(息子が「書き込みしてもいいよ」と)言うので紹介します。)
僕の好きな言葉は「挑戦」です。その理由は、心の中が熱くなり励まされる言葉だからです。僕がこの言葉と出会ったのは中一のときです。「なんでも挑戦」と親に励まされ、数々の試練を乗り越えてきました。だから、僕はこれからもこの言葉を胸に、何事にも立ち向かっていきたいです。
ちょっと大げさですが、みんなが苦労することなくやっているあたりまえのことが、息子にとってはひとつひとつ「試練」だったのでしょう。「親に無理やりやらされているとは思っていないらしい。」と少し安心しました。
◆ 10月18日(水)
《担任を持たない英語の先生にお願いする》
担任の先生が練習させてくれるまで、ただじっとしているわけにはいかない気持ちになって、私は学校へ出かけました。
担任の先生に 「放課後の会話練習は、合唱コンクールが終わるまでは無理ですか?」 と聞くと、「そうですね~。ばたばたしてて時間を取れそうにありません。」 とおっしゃるので、あと1週間も何もしないのはもったいないと思い、「じゃあ、担任のない英語の先生はどうでしょうか?うちの子は英語の先生が好きなので、もうバトンタッチしても大丈夫だと思うのですが・・・。」 と聞いてみました。すると、「担任を持たない先生には時間の余裕があるし、若い先生なので、いろいろお願いしても臨機応変にやってくれると思いますよ。」 とのことでした。合唱コンクール前に2回くらい英語のレッスンをお願いしてもらうことになりました。
◆ 10月25日(水)
《英語の先生と個室で英問英答練習》
だいぶ前に2回、個室で英語の先生に教科書の音読を聞かせることが抵抗なくできていました。それで、少しレベルアップした内容をお願いしました。先生は、こちらの意図したものより高度なことをしてくださったようでした。やり方は次のとおり。
・英語の教科書の音読を最初にやらせてウオーミングアップ ・"Where do you want to go?" という先生の質問に対して英語で答えさせる
最初息子は何と答えていいかわからず黙っていたらしいのですが、先生が "I want to go to Australia." と言ったので、"I want to go to China." と答えたそうです。先生から「最初からこんな難しいことに答えられるなんてすごいねえ~。びっくりしたよ~。」といっぱいほめてもらったようで、帰宅した息子はかなりうれしそうにしていました。
《教室での発声チャレンジの作戦を練る》
息子が思いがけずこんなことを言い出しました。「先生が 『明日の音読テストがんばってね。』 と言ってたよ。ぼく、あの先生なら、教室でもやれる気がする。」 「え! ほんと? じゃ、やってみる?」 とさっそく一緒に作戦を練り、どんなやり方ならクリアできそうか息子と話し合いました。
3年生になって英語担当になった先生の、音読・暗唱テストのやり方について説明します。
・授業中に一人ずつ先生のところ(教壇)で聞かせます。 ・他のみんなは自習していてざわついており、暗唱テストに注目はしていません。 ・1学期は、生徒が前の黒板に対してからだが横向きになる形で(教壇の横に生徒が立って)おこなわれました。 ・席についているクラスメートたちからは、横顔が見える形になります。 ・時間節約のため、テストしている生徒の後ろに次の生徒が待機しています。
息子が言うには
・みんなに顔が見えないように、背中を向ける形で、みんながざわついているときにやってほしい ・すぐ次の人が待っていると気になってできないから、後ろに列にならないようにしてほしい
とのことでした。
「教室で初めて声を出すときって、先生の耳元でささやくようにすると成功しやすいんだって。」 と私が言うと、「それはちょっと抵抗あるけど、みんなに聞こえないような小さい声しか出さないと思うから、少しだけ近づいてもらったほうがいいかも。」 とのことでした。
学校に電話をかけ、最初担任の先生と話しましたが、途中から英語の先生が電話に出てくださったので、直接お願いしました。担任の先生以外に直接お願いごとをするのは初めてでした。
英語の先生には 「できる範囲でかまいませんから。」 ということで、息子の要望を伝えました。また、「無理かなあ~」と思ったら、5秒くらいで切り上げて、「じゃ、またあとで聞かせてね。」 と軽く流してもらうことも確認しました。
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みち
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題名:
教室での発声に成功したけれど・・・
投稿日時: 2007-02-02 16:59:17
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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◆ 10月26日(木)
《英語暗唱テスト 2学期1回目》 =教室での発声チャレンジ(ざわざわしているとき、ささやき声で)成功
「音読テスト」というのは息子の勘違いで、実際には「暗唱テスト」でした。息子は、家で音読の練習しかしていませんでしたが、朝みんなが暗唱の練習をしているのを見て、急いで暗唱したそうです。
先生が設定してくださったのは次のような形でした。
・次の生徒を後ろに待機させないで、一人ずつ前に出て暗唱を聞かせる ・教壇の正面に向かって クラスメートに完全に背を向ける形で、他の生徒たちの顔が息子の視界に入らないようにして行う ・先生は耳に手を当てて少し近づいて聴いてくれた
そんなに大きい声ではないけれど、先生にはしっかりと聞こえる声が出せたようです。生徒のいる教室で発声できたのは、中学入学以来初めてのことだったので、先生から「成功しました!」という電話をいただいたときはつい興奮してしまいました。
《結果の確認と次のチャレンジの相談》
帰宅した息子は 「音読よりも緊張したよ~! ほとんどの人がときどき教科書を見てたけど、ぼくは最初から教科書を手に持たないでやったんだよ。ぼく、すごいでしょ!」と喜んでいました。いつも、メール交換をしているM君が、「○○君、がんばったね。」と声をかけてくれたということでした。でも、実際には生徒の誰にも声は聞こえず、口元も見えなかったので、息子が教室で暗唱を成功させたことを知っていたのは、先生とM君だけだったようです。
息子は、「声は先生にしか聞こえなかったと思うよ。クラスの誰も、ぼくが暗唱やったこと知らないよ。みんなに聞こえるように言うのは無理だと思う。」 と言っていました。
「最初はすごく小さい声でいいんだよ。何回もやっているうちに、少しずつ声を聞かれても気にならなくなるんだって。これからも、続けていこうね。」 と話をしました。
中学入学以来何度トライしてもできなかったことですから、みんながいる教室で発声できたことは、息子にとって大きなことでした。しかし、今回は 「顔が見えない、周囲の生徒に声が聞こえない」という安心感があったため、成功したことでした。また、今回は学期に1度か2度の暗唱テストでした。授業の中で同じような設定をしてもらうことは当分出来ないので、この先、教室での発声の機会を増やしていくのは難しそうでした。
教室で生徒に聞こえる声が出せるまでには、細かいステップが必要だと思いました。放課後、英語の先生に引き続き時間をとっていただいて、個室で生徒を一人ずつ増やしていく形をお願いすることを息子と話し合いました。一番親しい友達に入ってもらったとき、果たして声が出せるかどうか・・・息子は「そっちのほうがずっと大変だと思う。」 と言っていました。
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みち
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題名:
友達との練習について息子と具体的に相談
投稿日時: 2007-02-02 23:35:41
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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◆ 10月31日(火)
《紙に書き出して、息子と具体案を練る》
合唱コンクールが終わり一段落したところで、個室での練習に友達を入れていく場合の具体的なやり方を、息子と再度話し合いました。
移動式黒板の仕切りを使う案も含めて、私がステップ1からステップ10まで考えて紙に書き出し、それを息子に見せながら相談しました。最初、ステップ1~3には仕切りを入れて、調子がよければ途中ではずすことを提案しました。話をするうちに、「黒板片付けるのがめんどくさそう...距離が離れているのがいい。」と言い出しました。
息子はそのとき欲しいものがあって、1回の練習ででスモールステップを何段も上にのぼりたいと考えていました。ステップ1をクリアしたら、先生に「もうやめる?」「次のステップに行く?」と聞いてもらい、首ふりでかまわないから意思表示をすることになりました。学校側の都合もあって何回も放課後練習を設けることは難しそうでした。理想を言えば日をかえてもっと慎重に回数を重ねるべきなのでしょうが、本人が「できる」と言うのでやらせてみてもいいかなと思いました。また、あまり何回も音読するのも大変だし、友達に長い時間つきあってもらうのも気の毒なので、ステップ5で友達と向かい合って音読するのを目標にすることになりました。途中で調子が出なかったら、無理せずやめることにして、ステップ1~5のパターンを紙に書き出しました。
ステップ1=会議室など広い部屋で、M君とは離れた位置で先生に音読を聞かせる ステップ2=もう少し大きい声で友達に聞こえるように音読する ステップ3=接近して先生を真ん中に3人とも同じからだの向きで音読を聞かせる ステップ4=息子と友達が同じ方向で隣り合わせで音読を聞かせる ステップ5=息子と友達が向かい合って音読を聞かせる
それを持って、学校へお願いに行きました。「今週は会議続きで無理」ということで、翌週連休明けに取り組むことになりました。
ついでにいろいろ話してきたのですが、合唱コンクールでは息子の声が隣のM君にしっかり聞こえていたそうです。それから、「この頃、作文・レポートなどで、表現がすごく豊かになってきた。」というお話でした。他の教科担任の先生が「○君がこれほど表現するとは・・・」と驚いていたそうです。
家に帰ってこの2つの話をすると息子は 「え!ほんと?」 と喜んでいました。
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けいこ
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題名:
復習タイム
投稿日時: 2007-02-05 21:15:14
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登録日時: 投稿記事数:
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みちさん!10月26日(木)の 《英語暗唱テスト 2学期1回目》 =教室での発声チャレンジ (ざわざわしているとき、ささやき声で)成功 やったあ!感激です! この日は記念すべき日ですね~。
今までの取り組みをざっと整理すると、 ・ビデオ録画・カセットテープ録音作戦 ・先生と個室での「音読」取り組み ・個室での「会話練習+音読」取り組み(先生→先生+友達) ・夏休みの校内で会話練習 (母親→母親+先生) ・友達への電話にチャレンジ ・授業中の発声チャレンジ
これらが中3夏からは重なりながら進んでいってます。
「復習タイム」でおっかけますね (中1の10月~12月と中2の3学期の書き込みから)
NO.9 先生と個室での「音読」取り組み ~みちさんの息子さんの場合~
活動 :国語の音読→(英語の音読はせず)→英語暗唱テスト 場所 :なれた個室で先生と2人きり(放課後) 人 :なれた先生から (担任→ 国語の先生→ 英語の先生)
不安の軽減のために、みちさんが工夫した点 ・家で予行演習 ・時間の設定:放課後 (最初は帰宅後本人が「やる」と言い出してから、学校に電話で依頼して登校) ・先生に読むところを具体的に指示してもらう。 ・向かい合わずに横並びに座る(顔を見ないように) ・声が出ないときは、「またこの次ね」と軽く流してもらう。 ・帰宅後結果を確認。失敗の場合は何に緊張したか話し合い、設定を改善
このころはまだ練習回数がすくなかったんですよね。
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みち
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題名:
友達の力
投稿日時: 2007-02-06 13:23:53
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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けいこさん、いつもありがとうございます。
>このころはまだ練習回数がすくなかったんですよね。
このころは「練習」という意識は全くなく、成績評価の足しにしていただきたいということと、本人の自信につながればいいという考えで先生にお願いしていました。もし、この時点でSMJや ”Helping”本に出会っていたら、もっと頻繁にお願いしたい気持ちになっていたかもしれませんが。
でも、「もっと早く練習を始めていれば・・・」という思いはあまりありません。息子は 「中学校では絶対にしゃべらない」 と言い張っていましたから、もし個室での音読・暗唱テストが会話練習につなげるためのものだということになったら、拒否反応を起こしていたと思います。息子にとってベストな時期にSMJに出会い、会話練習を進めることができた幸運に感謝しています。
初めての教室での発声成功の次の日、久しぶりに児相に行っていろいろお話を伺ってきたのですが、以前、児相に来ていた子で、今高校に通っている男の子のお話がありました。その子は緘黙・緘動がひどくて、学校で話せないどころかトイレにも行けず、お母さんといっしょに児相に相談に来たときも立ったままで、「座って」と促しても座ることもできない状態だったそうです。親御さんは「高校に通うなんて無理だ」とあきらめていたそうですが、中学3年になって友達ができ、「友達と同じ高校に行きたい」と言い出して、現在その友達と同じ高校に、スクールバスに乗って通っているとのことでした。
心理士さんも親御さんも、「あれほど何もできなかったのに、スクールバスに乗って高校に通うなんて信じられない!! いったい何が起こったの??」 と驚くばかりだったそうです。その心理士さんが言うには、「カウンセリングとか、薬とか、いろいろやってはみるけれど、結局最後にその子の背中を押すのは、友達の力なんじゃないかと思う。」 とのことでした。
けいこさんが以前「人とのつながりを実感する」体験ということを書いてくださいました。もちろん、親や先生とのつながりもあるのですが、やはり学校生活では 「友達とのつながり」 が最後にものをいうのではないかと思います。うちの子の場合は、「修学旅行が転機になった」 と書きましたが、「友達と楽しく交流できたこと」 が大きかったと思うのです。
友達との絆が深まったことで、息子は、あれもいやだ、これもいやだ、という状態から、課題に前向きに取り組む気持ちになれたように思えます。修学旅行で同室だったM君、卓球部のS君は、今も息子のチャレンジを支えてくれています。
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みち
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題名:
友達M君へ発声チャレンジ
投稿日時: 2007-02-07 15:40:43
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登録日時:2013-10-18 04:45:31 投稿記事数: 255
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◆ 中学3年 11月10日(金)
《英語の先生+M君と 発声チャレンジ 1回目》 個室で
いつもメール交換をしている友達M君に協力してもらい、英語の先生が個室で発声チャレンジさせてくれました。私がお願いした形よりも、先生の判断でだいぶ冒険をしたようでした。
・Step① M君には少し離れている位置にいてもらい教科書の音読 ・Step② 同じ位置で英語で質問 Q:"How's the weather today?"
音読で最初から聞こえる声が出たために、まだM君と距離が離れているうちに、英問英答をやってしまったようなのでした。英語教師としては、延々と音読をやらせるのは、物足りなかったのだと思います。前回、先生と2人でやってうまくいき、それが思わぬステップアップにつながったので、勢いでやってしまいたくなったのかもしれません。
息子はなんと答えるべきか迷って、間があいてしまったということでした。「じゃ、今日はステップ2までね。またこの次やろうね。」と先生に言われ、ステップ5までクリアするつもりだった息子にしてみると不満だったようです。
《結果の確認と次のチャレンジの相談》
「予定より、高度なことをやったのだから、失敗じゃないよ。」という話をしましたが、息子はステップ2止まりと言われたのが、少々気に入らなかったようでした。
でも、その先生に好感をもっているため、答につまってしまったことをそれほど苦にしていないようでした。「緊張してできなかったんじゃないよ。rainかrainyか、どっちだったか思い出せなかっただけだよ。」と言っていました。
学校に出かけ、英語の先生にお会いして、息子の反応などをお話し、次のチャレンジのお願いをしました。
・活動のレベルを抑え目に、発声できることに重点をおいていただきたいこと ・友達と向かい合って発声できるまでは、ずっと原稿のあるものを音読させてほしいこと ・答につまったときのために、英語の質問は1つでなく、いくつか用意しておいていただきたいこと ・発声できることが目的なので、声が出ればOKということで、答がわからないときの言い方を紙に書いて手渡していただきたいこと ・息子の気持ちとしては、ステップ5までクリアする予定でいるので、達成感を得られるよう、途中のやり方は適当でいいので、調整しながらステップ5までクリアできた形に持っていっていただきたいこと など
若い英語の先生(女性)は、いろいろお願い事をしても全く苦にしていない様子で、とても話しやすい方でした。生徒たちに人気があり、担任の先生が、「英語の先生なら、お願いしても大丈夫」 と言うのも頷けました。
◆ 11月11日(土)
《M君と図書館へ》
前日までは、「自分で誘うなんて、われながらすごいことだと思うよ」と満足そうにしていたのに、M君と図書館に行く約束をしていた土曜日の朝、いつものように「行かないからね!」「やだよ!」が始まりました。約束の時間までに20回は言ったかもしれません。「行きたくない」のではなくて、「不安だ」と言っているのだろうな・・・と解釈し、準備をするように促すと、わりにすんなり行く準備を始め、家を出ることができました。
だいぶナーバスになっていたので少し心配しましたが、勉強をしたり、その後二人であちこち探検してまわったり、お昼過ぎから夕方まで楽しく過ごせたようでした。息子は 「しゃべれたら、しゃべる」 と言って出かけたのですが、やはり言葉は出なかったようです。でも、そのことでがっかりした様子はなく、「全然話せなかったけど、すごく楽しかったからいいでしょ!」と喜んでいました。
◆ 11月17日(金)
《英語の先生+M君と 発声チャレンジ 2回目》 被服室で
先生は次のようなカードを作って息子に持たせてくださったそうです。
答が出てこないとき、迷ったときの表現を使ってみよう! "Well ..." "Let me see..." えーっと
① 先生をはさんで、3人が同じ方向を向いてすわり、教科書の音読 →緊張レベル4 ② M君と息子が同じ方向を向いてすわり、教科書の音読 →緊張レベル3 ③ M君と息子が向かい合ってすわり 音読 →緊張レベル2 ④ M君と息子が向かい合ってすわり 先生が英語で質問 →緊張レベル3 Q: "How's the weather today?" A: "It's cloudy." ⑤ M君と向かい合って 英問英答 →緊張レベル3 Q: "How old are you?" A: "I'm fifteen."
《結果の確認と次のチャレンジの相談》
ステップ5までクリアできた形にしていただいて、息子は大満足でした。M君がいるところで声を出すことにそれほど抵抗を感じなくなったようなので、次に誰に協力してもらったらいいか、息子と話し合いました。2~3人息子の希望を聞いた上で、担任の先生に相談しました。
受験生としてどの子も忙しく、みんなそれぞれ自分のことで精一杯な時期です。相手の子の気持ちもあるので、誰にでも頼めるわけではありません。先生にとっても頼みやすく、気持ちよく協力してくれそうな子ということで、結局卓球部のS君にお願いすることになりました。
息子が、「M君がいると安心感があるから、いっしょにいてほしい」というので、M君には引き続き協力してもらえるようお願いすることになりました。M君のお母さんとは私も親しいので、私からもお母さんに事情をお話ししお願いをしました。
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はは
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題名:
みちさんに質問です。
投稿日時: 2007-02-07 17:00:01
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登録日時: 投稿記事数:
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みちさん、今更で申し訳ないんですが、いくつか質問をいいですか?
みちさんの息子さんの個室でのチャレンジですが、 1回目 9/14 2回目 9/21 3回目 9/26 の3回の担任の先生との会話練習の場所の「個室」ですが、差し支えなかったら、どんな部屋か教えていただけないでしょうか?
<個室の状況> ①どのくらいの広さですか? ②教室とは似ていない部屋ですか? ③廊下から簡単に誰かに見られそうですか? ④カーテンや窓は開いてますか? ⑤個室は学校のどの位置ですか?教室から離れていますか? ⑥個室の周りは騒がしいですか?静かですか?人がよく通りますか?
3回とも同じ部屋でしょうか?時間帯も、いつも放課後ですか?
10/25 と11/10の個室でのチャレンジは、特に11/10はお友達も入って、ステップをあげられているんですが、この時の部屋も同じ部屋ですか?
もしも、5回とも同じ部屋だとすると、だんだんその部屋に「がんばれる空間?」が生まれてきてステップも上がっていった、ということにもつなかりますか?
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