絵本など

I Am Brave
場面緘黙症のポッドキャスト Outloud The Selective Mutism Podcast を配信されている Chelsea Gamache氏による絵本です。 著者は緘黙を克服した方ですが、本の内容はフィクションです。
Willow's Words (English Edition)
絵本。ダンスを通じて話せるようになった子どもの物語のようです。場面緘黙症を経験した作者の経験をもとにした話。
Living Beyond the Silence: Learning to Overcome Selective Mutism, Severe Shyness, and Other Childhood Anxieties
緘黙児の母親の視点から書かれた本です。
My name is Ben and I don't talk sometimes
教師のための場面緘黙症理解の本。親が教師に渡して読んで頂くことを想定しています。 10歳の緘黙児自身が読むこともできますが、この場合、事前に親が我が子に読ませるのに適しているかどうかチェックすることがすすめられています。 著者がFacebookでこの本を紹介しています。 NEW!
My name is Ben and I don't talk sometimes
絵本。親や専門家が、緘黙児と会話を始めるための治療ツールとして使うことができるとのことです。
Why doesn't Alice talk at school?: A storybook to read to friends and the class about Selective Mutism
友達や同級生に緘黙を説明する際に使うための絵本のようです。冒頭に、大人向けの解説があります。 著者による詳しい解説があります。
My Name Is Eliza and I Don't Talk at School
子ども向けの物語であるとともに、保護者や専門家向けの手引書でもあるそうです。 著者による詳しい解説があります。
Maya's Voice (English Edition)
緘黙理解のための絵本です。 作者は緘黙の子を持つ保護者ですが、教育学の博士号を持つ教師でもあります。 絵本の公式サイトあり。
Can I Tell You About Selective Mutism?: A Guide for Friends, Family and Professionals (Can I Tell You About...?)
緘黙を知らない人向けに、分かりやすく解説したものです。 子ども向け解説(イラスト付き)が24ページ、教師向け解説が10ページ、親向け解説が6ページ等々で、 特に子ども向けの解説に重点が置かれています(本の表紙も、特に子どもに読まれることを意識したものと思われます)。 著者は、緘黙児支援で実績のある Maggie Johnson 氏と Alison Wintgens 氏です。 このお二人は、英国における緘黙児支援のバイブルとも言われた The Selective Mutism Resource Manual も著しています。 ブログでも取り上げています。
Unspoken Words: A Child's View of Selective Mutism
著者は、米国の緘黙児支援で有名な Elisa Shipon-Blum(エリザ・シポンブラム)博士の娘さんであり、また、緘黙経験者でもある Sophia さん(脳科学専攻の大学生)です。 本の構成は大きく3つの部分に分けることができます。 (1)様々な場面での緘黙児の気持ちを描いた絵本のような部分(Sophia Blum さん作、34ページ)。 (2)Sophia さんの子どもの頃の緘黙経験(Sophia Blum さん著、13ページ)。 (3)母親から見た幼少期から今日に至るまでの Sophia さん(Elisa Shipon-Blum 博士著、19ページ)。 ブログでも取り上げています。
The Loudest Roar: A Book Aboout Selective Mutism
英国で売れている絵本です。 著者がこの絵本を読む動画が、Facebook に投稿されています。 Facebook に登録されていない方でもご覧になれます。 ⇒Clair Maskell 氏の Facebook ページへのリンク。
Lola's Words Disappeared
不安を軽減、管理するための技術が描かれているようです。作者によると、カウンセリングの際に使うと特に合うらしいです。 iPad 用アプリも販売されています。 また、本書のアクティビティブック Lola's Words Disappeared and Came Back も出ています。 この絵本とアクティビティブックの公式ページあり。
Leo's Words Disappeared
Lola's Words Disappeared の男の子版でしょうか。 本書についても、アクティビティブック Leo's Words Disappeared and Came Back が出ています。 この絵本とアクティビティブックの公式ページあり。
Charli's Choices
絵本です。緘黙の女の子・チャーリーちゃんに選択肢型の質問をして、発話を促します。 作者はニューヨーク州認定臨床ソーシャルワーカーの Marian B. Moldan 氏 と、イラストレーターなどをされている Toby Allen 氏。 Moldan 氏は、緘黙経験者でもあります。 ブログで取り上げています。
Sweet Pickles: The Girl Who Would Not Speak
Amazon.com によると、緘黙の本らしいですが、うーん……?調査中。 作者のブログ
My Friend Daniel Doesn't Talk
『私の友達、ダニエルは喋らないんです』 緘黙を知らない子ども(対象年齢4~8歳)向けに、緘黙児の理解に役立つよう作られたものです。 新しいクラスに入った Daniel という緘黙の少年を、その友達となった Ryan という少年(主人公)の視点から描いています。 文章を担当した Sharon L. Longo 氏は教師で、緘黙のお子さんをお持ちなのだそうです。 ブログで詳しく説明しています。
Joseph,Froggy& Mrs. Slattery: A book about overcoming childhood anxiety. (English Edition)
『ジョセフ、フロッギー、ミセス・スラッタリー:小児期の不安を克服する本』 小学一年生の男児が、周囲の協力を得ながら緘黙を克服するまでを描いた絵本です。ネイティブなら小学校低学年から読めそうです。 Google ブックスで内容の一部を読めます。
Understanding Katie a Day in the Life of Elisa Shipon Blum Co
『ケイティの理解』 著者はアメリカの緘黙症の関係者の間では大変有名な Elisa Shipon Blum 氏です。場面緘黙症の研究治療センターの所長を務めていらっしゃいます。 Diane Salus さんは絵の担当です。
Supplemental Treatment Guide to 'understanding Katie': Understanding Selective Mutism As a Social Communication Anxiety Disorder; a Guide for Parents, Teachers and Treatment Professionals
『「ケイティの理解」のための補足的治療ガイド-社会的コミュニケーション不安障害としての場面緘黙症の理解-保護者、教師、治療専門家へのガイド』 『ケイティの理解』の補足のようです。
Cat's Got Your Tongue?: A Story for Children Afraid to Speak (Books to Help Children)
『どうして黙っているの?:話すことを怖がるある子どものお話』

手記

Selective Mutism in Our Own Words
『私たち自身の言葉で伝える場面緘黙症』 2015年12月21日発売予定。発売日が早まりました。(元)当事者の声を集めたもののようです。 著者のお二人は、大人や10代の緘黙者のための支援団体 iSpeak の会員。 iSpeak のサイトに詳細あり
I Have Something to Say!: An exploration into the heart and mind of my selective mutism (English Edition)
『私には言うことがある』 ニュージーランドの緘黙経験者が書いた本です。 著者のウェブサイトがあります。 この本についてはまた、場面緘黙症Journalブログでも取り上げています。
Persona Medusa: A Tale of Selective Mutism & Social Anxiety (English Edition)
調査中。著者はアイルランド生まれの方だそうです。
The Girl Who Doesn't Talk: Beyond Shy - A Journey Through Severe Social Anxiety Disorder
米国の緘黙体験記です。大学を出て以降の話が全体の半分以上を占めています。 ブログで感想を書いています。
Slipping in and Out of My Two Worlds
英国在住の女性による緘黙体験記です。ストーリーは、著者の誕生に始まり、18歳の頃に終わります。 著者は Facebook、Twitter などインターネット上でも活発に活動されています。 この本を読んだ感想をブログにまとめました。
Why Dylan Doesn't Talk: A Real-Life Look at Selective Mutism Through the Eyes of a Child
『なぜ Dylan は話さないのか:子どもの目を通じて場面緘黙症の現実を見る』 少し読んだところ、写真を織り交ぜながら、子どもの視点から場面緘黙症を平易な言葉で解説をした本のようです。 タイトル後半部分の訳が、自信がありません。 この本については、ブログでも取り上げています。
Why Doesn't Your Sister Talk?: Selective Mutism and Me: My Story
『なぜあなたの妹(姉?)は話さないの:場面緘黙症とともに生きる』 場面緘黙症を経験された方の手記です。
Jessi-cat: The Cat That Unlocked a Boy's Heart
『ジェシーキャット:少年の心を開いた猫』 場面緘黙症の少年を助けた猫の話です。 この猫は英国の National Cat of the Year に選ばれ、BBC ほか多数の大手メディアで紹介されました。 日本でもニュースサイト「ナリナリドットコム」で取り上げられ、反響がありました。 Jessi-Cat については、ブログで取り上げています。
The Girl Without a Voice: The True Story of a Terrified Child Whose Silence Spoke Volumes
『声のない少女:沈黙が雄弁に物語るおびえた子の実話』 著者は「行動マネージャー」(behaviour manager)として、ある緘黙児の支援を行ったことがあり、 そのときのことを記しているようです。 著者は緘黙について次のように語っています。 ⇒ 著者のブログ

小説など

After Zero
『アフター・ゼロ』緘黙がある人物が主人公の子ども向けフィクション。著者は緘黙を経験された方です。 著者へのインタビュー記事があります。⇒Q&A and Cover Reveal: After Zero by Christina Collins

Being Miss Nobody (English Edition)
『ミス・ノーバディー』 場面緘黙症の主人公が、「ミス・ノーバディー」というブログをする話らしいです。 イギリスの児童書。なかなか売れているようです。韓国では翻訳書が出ています。
Alvin Ho: Allergic to Girls, School, and Other Scary Things
『Alvin Ho:女の子、学校、その他のこわいものが大の苦手』 Alvin Ho は主人公の子どもの名前ですが、この子は場面緘黙症のようです。 子ども向けの本のようです。
Vengeance Knows No Limits
『復讐はとどまるところを知らない』 主人公の少女は子どもの頃に場面緘黙症だったという設定のようです。 著者のお孫さん Bridget ちゃんは場面緘黙症で、著者のウェブサイトに彼女に関するコンテンツがあります。 著者はミステリー作家。本書は三部作の一つ。
The Weight of Silence
『沈黙の重み』と訳せばいいのでしょうか。 アメリカではわりと売れているらしいです。 場面緘黙症の正確な理解にもとづいて書かれた本かどうか、ちょっと分かりません。
Darker Still: A Novel of Magic Most Foul
舞台は19世紀、主人公はトラウマにより場面緘黙症になったといいます。 アメリカではわりと売れているらしいです。 場面緘黙症の正確な理解にもとづいて書かれた本かどうか、ちょっと分かりません。
(11/11/20213)