フルプレイ動画part2「家で、友達とスライム遊び」

動画(8分11秒)

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コメント

スライム遊びについて

家に友達を呼んでスライム遊びをするという方法は、 『どうして声が出ないの?』 などで、はやしみこさんが示されていました。 それをこんなかたちにしてしまって、ごめんなさい。

イギリスの緘黙治療マニュアル The selective mutism resource manual(第2版) では、 取り組みに役立つ遊びがたくさん紹介されています。 遊びを通じてなら、緘黙児への負担は少し軽くなるかもしれません(私は専門家ではないので、よく分からないのですけれども)。

戦闘について(1分56秒頃~)

スライムとの戦闘では、比較的安心できる場面で、仲間とともに身体を動かします。 ぴちぴちの「素早さ」は、3人の中では最も低い設定です。 ただ、それにしても、緘黙児がここまで仲間とうまく連携してスムーズに動けるのだろうかという疑問もないではありません。 ですが、そもそも小学4年生のぴちぴちが「青銅の剣」なんて重いものを操ること自体おかしいですし、戦闘については深く考えないことにします。

私はかんもくガール』 では、著者のらせんゆむさんが緘黙児だった頃、水泳が非常にお得意だったことが描かれてあります。 緘黙児だからといって、みな動作が緩慢で運動が苦手かというと、そうでもないのかもしれません。

緘黙RPG 3D」版では、主人公の武器は剣ではなく弓矢に変更しています。 3D版の戦闘アニメーションを見て気付いたのですが、剣は短距離武器です。 敵の懐に素早く飛び込まないと、攻撃できません。 緘黙児者にそれは厳しいように思えたので、長距離武器に変えたのでした。

学校の環境調整が不徹底に終わる(6分39秒頃~)

学校への環境調整が行なわれ、ぴちぴちが学校で感じる不安が軽減されました。 ですが、まだいじめっ子の存在が残っていて、不安要素は完全に無くなってはいません。

私が子どもの頃を思い起こすと、教師が自分が受け持つクラスのいじめを無くそうとして成功した試しは、私が在籍したクラスでは一度もなかったのではないかと思います。 クラス替えの時にいじめ加害者と被害者を分けることぐらいしか、教師は有効な対策を打てませんでした。 大人が子どもの人間関係に介入することの限界を、子どもながらに感じたものです。

なお、こきょんと君は後半再登場し、またぴちぴちに嫌がらせをします。 彼のことは心配しなくても大丈夫です。

ピックアップ!石版の文

  • 場面緘黙症は、医学の世界で正式に認められている。誰かが適当に作った病気のようなものではない。 世界保健機関の国際疾病分類ICD-10や米国精神医学会による精神疾患の診断・統計マニュアルDSM-5で、「選択性緘黙」として記載されている。
  • 場面緘黙症は、ただの人見知りや引っ込み思案とは違う。 症状が強く、長期にわたることが場面緘黙症の特徴である。
  • 緘黙のある人も色々で、友達となら少し話せるという人もいる。 このゲームの主人公も、友達(みかさ)と一緒だと家族と一緒の時ほどではないにしても、少し不安が和らぐという設定だ。