一般書

本のご紹介 解説
二人静 (光文社文庫)
二人静 (光文社文庫)
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盛田 隆二
光文社 (2012-11-13)

場面緘黙症の少女が登場します。twitter でも話題になりました。

左は安価な文庫版です。単行本はこちら

ブログでご紹介しています。

青い鳥 (新潮文庫)
青い鳥 (新潮文庫)
posted with amazlet at 10.07.20
重松 清
新潮社

場面緘黙症の子を主人公とした短編「ハンカチ」が収録されています(11-56ページ)。

「場面緘黙症」という言葉がはっきり出てきます。

左は安価な文庫版です。単行本はこちら

ブログで取り上げています。

校庭に東風吹いて
校庭に東風吹いて
posted with amazlet at 14.02.23
柴垣文子
新日本出版社

『赤旗』に掲載されたもので、緘黙の少女が主要登場人物の長編小説だそうです。沢口靖子さん主演で映画化しました。

ダンス・フレンド

イギリスの児童書 Call Me Lion の邦訳とみられます。NEW!

声は届かない
声は届かない
posted with amazlet at 14.10.02
夏川 結伊
文芸社

場面緘黙症の中学1年生を主人公としたフィクション小説です。「場面緘黙症」という言葉が、ふりがな付きで何度も出てきます。

主人公・木乃瀬なつは、支援教室に在籍する中学1年生。ストーリーは、緘黙や、それを原因とするいじめ、不登校、自傷行為など、複雑な内容が中心です。

ブログでも取り上げています。

沈黙の闘い―もの言わぬ双子の少女の物語

ノンフィクション。場面緘黙症だったという一卵性双生児の話。

ですが、緘黙をテーマとした本ではありません。 また、この双子は、緘黙としては特異な例だと思います。 原書は英国で出版され、日本でも翻訳書が1990年に出ました。

ブログでも取り上げています。⇒『沈黙の闘い:もの言わぬ双子の少女の物語』

休み時間や学校の外だと話せるけれども、授業中は声を出せない同級生の思い出を書いた作文「ポテトサラダにさよなら」が収録されています(61-88ページか)。 実話。場面緘黙症かどうかは分かりません。

第52回全国小・中学校作文コンクール文部科学大臣賞受賞作。 小学生の作文とは思えない水準の作品です。 作者は現在エッセイスト。

現在絶版ですが、古本として買えるかもしれません。 「ポテトサラダにさよなら」単体は、以下のページで無料で読むこともできます。

左は文庫版です。単行本はこちら

ブログでも取り上げています。

ちゅらさんの本です。

「選択的かん黙」の言葉がはっきり出ています。

いじめの時間 (新潮文庫)
江国 香織 角田 光代 稲葉 真弓 野中 柊 湯本 香樹実 大岡 玲 柳 美里
新潮社

オムニバス小説です。この中に、「かかしの旅」という緘黙の若者の小説が30ページほど収録されています。 「かかしの旅」は映画化もされています。後に DVD も出ました。

ブログでも取り上げています。

ズバリ『緘黙』と題する本で、冒頭の解説ページにも「全緘黙」や「選択性緘黙」といった用語が出てきます。 ですが、全緘黙とも選択性緘黙とも場面緘黙症とも全く関係ない話です。

ブログで取り上げています。

スターツ出版の本

本のご紹介 解説
息ができない夜に、君だけがいた。

ケータイ小説・恋愛小説サイト「野いちご」で知られるスターツ出版のフィクション小説。場面緘黙症の高校生花澄が主人公です。

ブログでも取り上げています。⇒主人公が緘黙設定の小説が出ます

半透明の君へ

「小説サイト ノベマ!」に掲載されたフィクション小説。場面緘黙症の高校生結衣が主人公です。

ブログでも取り上げています。⇒緘黙高校生が主人公『半透明の君へ』

私の世界を変えてくれた君へ。
なぁな
スターツ出版 (2019-10-25)

「ケータイ小説サイト 野いちご」に掲載されたフィクション小説。場面緘黙症の高校生柚葵が主人公です。

ブログでも取り上げています。⇒緘黙少女が主人公の新著『私の世界を変えてくれた君へ。』

「ケータイ小説サイト 野いちご」掲載作。場面緘黙症の高校生冬菜が主人公です。

ブログでも取り上げています。⇒『春が来たら、桜の花びらふらせてね。』予約始まる

漫画

本のご紹介 解説
放課後カルテ(8) (Be・Loveコミックス)
日生 マユ
講談社 (2015-02-13)
放課後カルテ(9) (BE LOVE KC)
日生 マユ
講談社 (2015-07-13)

学校医の牧野という男性小児科医を主人公とした漫画です。 第8巻では、場面緘黙症の少女の話を中心に収録されています。 第9巻では、その少女の話の続きが1話収録されています。

女性コミック誌『BE・LOVE』連載作品ですが、男性にも馴染みやすそうな作風です。

緘黙について、実によく描かれています。

ブログでも取り上げています。 ⇒ 第8巻について  第9巻について

リエゾン-こどものこころ診療所-第15巻

ヨンチャン(原作・漫画)、竹村優作(原作)

『リエゾン』は、週刊漫画雑誌『モーニング』(講談社)連載の医療漫画。

公式X(旧Twitter)アカウントによると、この第15巻では「児童養護施設」「場面緘黙」「訪問看護」の3編を収録とのことです。

⇒ その公式Xアカウントの投稿です。

力の在り処 1 (IDコミックス DNAコミックス)
榎本 ナリコ
一迅社 (2010-07-24)
力の在り処 2 (IDコミックス DNAコミックス)
榎本 ナリコ
一迅社 (2010-07-24)

「緘黙児童」が登場すると紹介されている漫画です。 確かに主要登場人物の一人に声が出ないマコト君という小5男子がいますが、緘黙症かどうかは作中でははっきりしません。

ただ、もしマコト君が緘黙症でなかったとしても、彼が直面する問題は緘黙症の子と通じる部分があります。

上下2巻あり、マコト君はその両方に登場します。青年漫画(成年漫画ではありません)で、やや大人向け。

ブログで取り上げています。