ザ!世界仰天ニュース
日本テレビ系のテレビ番組。主に、毎週火曜日夜9時から10時54分の放送。 2017年3月以前は、毎週水曜日夜9:00~9:54の放送。 これまで三度にわたって場面緘黙症を取り上げています。 特に一度目と三度目は大きな話題になりました。 一度目の放送は、2013年2月13日には「静かな少女の秘密」と題する緘黙の少女、 カースティ・ヘイズルウッドさん(後のミス・イングランド2013、ミス英国2014)の話でした。 二度目は、2014年9月24日に放送された4時間スペシャルで、ここでもカースティさんが取り上げられました。 三度目は、2017年3月1日に放送された「無口な少女の心の秘密」で、緘黙を経験された入江紗代さんのお話でした。 入江さんは現在、緘黙をより多くの人に認知してもらうための活動をされており、ご存じの方もいらっしゃるだろうと思います。⇒「ザ!世界仰天ニュース」の詳細を読む
児童心理治療施設
児童福祉法に基づき、家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、 短期間、入所させ、または保護者の下から通わせて、 社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、 あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設。 緘黙児の入所は少ないかもしれません。 昭和36年(1961年)の児童福祉法改正により設置。 平成28年(2016年)の児童福祉法改正により「情緒障害児短期治療施設」から名称変更。⇒「児童心理治療施設」の詳細を読む
児童相談所
児童福祉法第12条に基づく、児童福祉のための機関。 各都道府県と政令指定都市に設置されています。 児童相談所の運営指針では、受け付ける相談の種類の一つに緘黙が挙げられています。⇒「児童相談所」の詳細を読む
社会的場面におけるコミュニケーションが成り立つための階層構造
行動の三つの水準
社会不安障害(social anxiety disorder)
社交不安障害
社交恐怖(social phobia)
社交不安障害
社交不安症(social anxiety disorder)
社交不安障害
社交不安障害(social anxiety disorder)
社交不安症。社交恐怖。社会不安障害。SAD。 社会的場面で他人から注目を浴びたり、否定的な評価を受けたりすることに対して 著しい恐怖を感じたり回避したりして、しかもそうした状態が長期間持続し、 日常生活に支障をきたす障害。 緘黙児・者が合併している場合が多いことが研究の結果明らかになっています。 ⇒「社交不安障害」の詳細を読む
情緒障害
医学用語というより、日本の教育分野などで使われる行政用語。 特別支援教育においては、「状況に合わない感情・気分が持続し、不適切な行動が引き起こされ、それらを自分の意思ではコントロールできないことが継続し、学校生活や社会生活に適応できなくなる状態をいう」と、文部科学省の資料『教育支援資料』にはあります。
また、特別支援教育に関する文部科学省の通知では 「主として心理的な要因による選択性かん黙等があるもので、社会生活への適応が困難である程度のもの」 であると定められています。 かつては、これに自閉症が含まれていました。⇒「情緒障害」の詳細を読む
情緒障害児短期治療施設
>⇒児童心理治療施設
信州かんもく相談室
長野県上田市を拠点に緘黙の相談・支援・啓発・研究を行っていました。 2012年3月設立。代表者は長野大学教授の高木潤野(じゅんや)(2017年3月現在)。 2015年3月に、名称が「信州かんもくサポートネットワーク」から変更。 2023年、活動を終了。 ⇒「信州かんもく相談室」の詳細を読む
スモールステップ
緘黙児支援でスモールステップという場合、発話を促すために段階的な手順を踏んでいくことをいいます。 これには行動療法の考え方が背景にあります。 『場面緘黙児への支援』では「会話力の階段」という表現が登場します。 ⇒「スモールステップ」の詳細を読む
選択性緘黙(selective mutism)
場面緘黙症
全緘黙症(total mutism)
全緘黙。場面緘黙症は特定場面で話ができない状態を指しますが、 全緘黙症はあらゆる場面で話ができない状態を指します。 米国精神医学会による DSM-5 や 世界保健機関による ICD-10 といった正式な疾患分類にはない用語で、 英語圏ではあまり使われない用語です。 全緘黙症の出現率は、場面緘黙症のそれに比べると稀と見られています。 ⇒「全緘黙症」の詳細を読む
田研出版(Taken Publishing)
心理学・教育関係の書籍、知能・学力検査を扱う会社。 『場面緘黙児の心理と指導』『場面緘黙児への支援』『場面緘黙へのアプローチ』もこの出版社。 緘黙の本に関しては、やや専門的な本を上梓しています。
財団法人田中教育研究所直属の出版部門として、1965年に設立。 田中教育研究所初代所長の田中寛一氏は「田中ビネー式知能検査法」などを公刊、心理学者初の文化功労者に。 本社は東京都足立区。代表取締役社長は丸田重人(2015年10月現在)。⇒「田研出版」の詳細を読む
通級指導教室
通級による指導
通級による指導
特別な支援が必要な比較的軽度の障害を持つ児童生徒を対象に、 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校または中等教育学校において、普通学級に在籍しながら、一部、障害の程度に応じて行う特別な指導。 この指導は、「通級指導教室」という特別な場で行われます。 場面緘黙症の児童生徒は、学校教育法施行規則と文科省の通知により、通級による指導の対象とされています。 ⇒「通級による指導」の詳細を読む
つぼみの会
場面緘黙親の会関東。 東京・横浜などでお話会(不定期)や親子交流会(年に1・2回程度)などを行っているそうです。 ⇒「つぼみの会」の詳細を読む
特別支援学級
特別な支援が必要な児童生徒を対象に、小学校・中学校・高等学校または中等教育学校内に開設される学級。 特別支援「学校」という学校がありますが、それとは異なります。
場面緘黙症の児童生徒は、学校教育法と文科省の通知により、特別支援学級の対象とされています。 特に、自閉症や情緒障害者(緘黙の児童生徒含む)を対象とした特別支援学級を「自閉症・情緒障害特別支援学級」と呼びます。 2007年度(平成19)年度から学校教育法の一部改正により、特殊学級より改称。 ⇒「特別支援学級」の詳細を読む
特別支援教育(special needs education)
「障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、 幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、 その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、 適切な指導及び必要な支援を行うもの」(文部科学省)。 特別支援学校、特別支援学級、通級による指導があります。
場面緘黙症の児童生徒は、学校教育法と学校教育法施行規則、文科省の通知により、特別支援学級と通級による指導の対象とされています。 2007年度(平成19)年度から学校教育法の一部改正により、特殊教育より改称。 ⇒「特別支援教育」の詳細を読む
なっちゃん
『なっちゃんの声』『どうして声が出ないの?マンガでわかる場面緘黙』などに登場する、架空の緘黙の少女。 本名は平仮名で書くと「さいとうなつみ」。漢字は不明。小学一年生(1年2組)。
おさげ髪をしていて、青系の色の髪留めをしています。 紫色のワンピースを着ていることが多いです。 性格は穏やかそう。からだを動かすのが大好きで、鉄棒は得意としています。 また、甘いものが大好きです。
交友関係では、みほちゃんという友達がいます。家ではマロンという犬を飼っています。
作者は、はやしみこ。 実は本出版以前にも、ウェブサイト「学校などで話せない子ども達のために」のウェブ絵本に登場していました。 ⇒「なっちゃん」の詳細を読む
肉まんバレンタイン
2月14日のバレンタインデーに、コンビニエンスストアで肉まんを買ってみようという呼びかけ。 緘黙に関わる人たちの交流であり、啓発であり、その発信です。もちろん、強制ではありません。 緘黙当事者の中には、コンビニエンスストアで肉まんを買うこともできない人もいることなどから、この取り組みが行なわれました。 緘黙に関わる人だけでなく、緘黙を初めて知った人、緘黙に関心を持っている人にも呼びかけられました。 毎年何人もの人がこの呼びかけに応じ、SNSで購入した肉まんの写真を投稿されました。 「かんもくの声」の呼びかけにより、2016年に開始。 2021年からは、「かんもくの声」は呼びかけを行っていません。 ⇒「肉まんバレンタイン」の詳細を読む
日本場面緘黙研究会
緘黙の研究、理解啓発、当事者及び支援者相互の連携を目的とした会。 2013年設立。会長は園山茂樹(2022年10月現在)。 これまでに研修会やシンポジウムの開催、ニューズレターの発行などを行なってきたようです。 2023年3月末からは、学術機関誌(オンラインジャーナル)「場面緘黙研究」の発行が予定されています。 ⇒「日本場面緘黙研究会」の詳細を読む
日本全国緘黙症・元緘黙症探し!
ウェブ上にかつて存在したコンテンツ。 一種の名簿で、当時流行った「同盟簿」と同じ役割を果たすものでした。 CGI で動作し、掲示板のように書き込むことができました。
そこに場面緘黙症の当事者、経験者、保護者らが自己紹介を書くわけですが、その際、自分が住んでいる都道府県を選択するところが特徴でした。 一種の名簿なので、書き込みは1人1回までと制限されていました。 全国47都道府県からの書き込み達成を目指していたところ、実現しました。
少なくとも2001年11月には存在したコンテンツでしたが、2014年4月末日をもって、その歴史に幕を降ろしました。 管理者は haru* 氏。一時期、ぴろり氏と共同で管理。 ⇒「日本全国緘黙症・元緘黙症探し!」の詳細を読む
日本ブログ村
ブログ村。日本最大級の人気ブログランキングサイト。 運営会社は、株式会社ムラウチドットコム。 膨大な数のブログが登録されており、カテゴリーの数も豊富です。 その中の「メンタルヘルス」カテゴリーに「場面緘黙症」があります。
日本の場面緘黙症のブログは、結構な割合で、このブログ村に参加しています。 ここにアクセスすることで、緘黙ブログの更新状況や、今どういったブログ記事が人気かを、まとめて見ることもできます。 ⇒「日本ブログ村」の詳細を読む
認知行動療法(cognitive behavioral therapy)
CBT。認知の歪みを修正する心理療法。緘黙児に行うとすれば、やや年上向きか。 ワークブックにより、自分で認知行動療法を行うこともできます。