場面緘黙症Journal

場面緘黙(かんもく)症。選択性緘黙。Selective Mutism。
学校など、特定の場面で話すことができません。

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[過去の更新履歴]

03/09/2010

  • ブログ更新(緘黙者が出てくるインド映画、フィクション本)。

03/06/2010

  • 緘黙基礎知識・「後遺症は」を編集。編集した内容は以下の通り。
  • [変更前]

    いわゆる場面緘黙症の後遺症ですが、学術的な文献で後遺症について触れたものを私はほとんど見たことがありません。おそらく研究が進んでいないのでしょう。もしかすると、「場面緘黙症の後遺症」というもの自体が認めれていないのかもしれません。

    臨床でも、医師や心理士に後遺症の話をしても、理解を得られないことがもしかしたらあるかもしれません。

    後遺症と関係がありそうな数少ない研究としては、ドイツのフィリップス大学の研究グループによるものがあります。

    この研究では、専門機関に紹介されたことのある元場面緘黙症児41人の追跡調査が行われています。調査の対象となった元場面緘黙症児は平均年齢20.5歳、標準偏差6.7歳で、追跡期間は平均12.0年、標準偏差5.2年です。

    41人のうち、16人(39%)に症状の完治が確認されたのですが、一方で、残りの25人(61%)には、何らかのコミュニケーション上の問題が残っていました(知らない状況、見知らぬ人との会話、電話を使うことを恐れるなど)。

    また、精神運動症状(35%)、注意欠陥問題(29%)、うつなどの情緒的問題(19%)、不安な気分状態(10%)、衝動性(48%)などの精神病理学的な問題も発見されました。それから、元場面緘黙症児は、一般の人たちに比べて、自分たちのことを独立、学習面や労働面での意欲、成熟、健康面において、劣っていると表現する傾向があることが分かりました。加えて、ストレス耐性も弱く、心を開く傾向も薄いことも明らかになっています(Remschmidt et al., 2001)。

    私がネットで見たところ、元場面緘黙症児の方の中にはすっかり克服してしまって現在では何も問題がないという方もいらっしゃいますが、その一方で成人しても人付き合いが苦手だとか声が小さいだとかいった問題で悩んでいらっしゃる方も見かけます。中には、大人になっても場面緘黙症が治らない「大人の場面緘黙症」とでも言うべき症状を持つ方を見かけることがあります。こうした方の多くは、本人が満足いくような社会生活を営めていないようです。

    さらなる研究が待たれるところです。

    [変更後]

    いわゆる場面緘黙症の後遺症についてです。

    ■ ドイツの研究

    後遺症と関係がありそうな数少ない研究としては、まず、ドイツのフィリップス大学の研究グループによるものがあります。

    この研究では、専門機関に紹介されたことのある元場面緘黙症児41人の追跡調査が行われています。 調査の対象となった元場面緘黙症児は平均年齢20.5歳、標準偏差6.7歳で、 追跡期間は平均12.0年、標準偏差5.2年です。

    41人のうち、16人(39%)に症状の完治が確認されたのですが、 一方で、残りの25人(61%)には、何らかのコミュニケーション上の問題が残っていました (知らない状況、見知らぬ人との会話、電話を使うことを恐れるなど)。

    また、精神運動症状(35%)、注意欠陥問題(29%)、うつなどの情緒的問題(19%)、 不安な気分状態(10%)、衝動性(48%)などの精神病理学的な問題も発見されました。 それから、元場面緘黙症児は、一般の人たちに比べて、自分たちのことを独立、学習面や労働面での意欲、成熟、健康面において、 劣っていると表現する傾向があることが分かりました。 加えて、ストレス耐性も弱く、心を開く傾向も薄いことも明らかになっています(Remschmidt et al., 2001)。

    ■ スイスの研究

    これとは別に、スイスのチューリッヒ大学の研究グループによる追跡調査もあります。 調査の対象となった元場面緘黙症児は33人で、平均21.6歳、標準偏差3.3歳です。

    この研究グループは、元緘黙症児が何らかの精神疾患の診断基準に当てはまるかどうかを調べ、 緘黙ではなかったが不安障害の人(26人)、緘黙でも不安障害でもなかった人(30人)との比較を行っています。 診断の結果、何らかの精神障害や恐怖性障害を持った元緘黙症児が それぞれ19人(57.6%)、14人(42.4%)いて、 不安障害でも緘黙でもなかった人に比べると有意に多いことが分かっています(Steinhausen et al., 2006)。

    ■ 私が見た印象

    私がネットで見たところ、元場面緘黙症児の方の中にはすっかり克服してしまって 現在では何も問題がないという方もいらっしゃいますが、 その一方で成人しても人付き合いが苦手だとか声が小さいだとかいった問題で悩んでいらっしゃる方も見かけます。 中には、大人になっても場面緘黙症が治らない「大人の場面緘黙症」とでも言うべき症状を持つ方を見かけることがあります。 こうした方の多くは、本人が満足いくような社会生活を営めていないようです。

03/02/2010

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・卒業式後編)。

03/01/2010

  • 「いただいた拍手」を更新。

02/24/2010

  • ブログ更新(自分がこうだから、みんなもこうだ)。

02/23/2010

  • ブログ更新(場面緘黙児の親の会、自助グループについて)。
  • 「緘黙を検索」背景色を試験的に変更しています。

02/18/2010

  • 関連書籍・英語編(専門)の The Selective Mutism Resource Manual の説明を変更しました。

[変更前]

ここで言う「リソース」とは、 私もよく分からないのですが、場面緘黙症を治すための手段、治療法というような意味でしょうか。

[変更後]

場面緘黙症への対応方法を示したマニュアル。 イギリスらしく、行動療法がベースです。平易な英語で書かれています。大きなリング製本。

02/16/2010

  • ブログ更新(日本の緘黙研究を概観した論文)。

02/09/2010

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・卒業式前編)。

02/07/2010

  • 「緘黙を検索」ページを作りました。

02/01/2010

  • ブログ更新(英BBC、デイリーメール紙で緘黙が)。
  • 「いただいた拍手」を更新。

01/28/2010

  • ブログ更新(文科省作成の教職員用資料に、緘黙が)。

01/27/2010

  • 関連書籍「この本にも!」に1件追加。追加した書籍は以下の通り。『教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応』

01/22/2010

  • ブログ更新(「クラスのなかの場面緘黙」)。
  • 「論文情報」を少し修正。松村(1998)を「CiNiiにないもの」から除きました。

01/15/2010

  • ブログ更新(「行動抑制の子どもの生理学と心理学」)。

01/08/2010

  • ブログ更新(緘黙ストーリー・本命校を受験する)。
  • 5月発売予定の洋書の表紙画像を追加。

01/07/2010

  • リンクに J-GLOBAL を追加。
  • 「最近の緘黙関連論文」を更新。Herdener-Pinnekamp ら(2010)、金原ら(2009)を追加。

01/01/2010

  • ブログ更新(英緘黙支援団体代表に、大英帝国勲章)。
  • ブログ更新(緘黙・新春インタビュー2010)。
  • 「いただいた拍手」を更新。
  • ブログ更新(目次・2009年10-12月分)。

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